「百華夢想東京支部」(東京都)流砂に埋もれ幾千年を眠っていてふいに寝姿をあらわにされた楼蘭の少女花開かぬ間にまなこ閉じ金髪小さなフェルト帽ラシャと革とのしゃれた服しなやかな足には靴を履きミイラになってまで恥じらいの可憐さを残し身じろぐあなたから立ち昇るつぶやきああまだこんななのたくさんの風たくさんの星座巡りたくさんの哀しみが流れていたのに(茨木のり子)よさこい讃歌2024⑦「身じろぐあなたから立ち昇るつぶやき」百華夢想東京支部
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よさこい讃歌2024⑦ 「身じろぐあなたから 立ち昇るつぶやき」 百華夢想 東京支部
「百華夢想東京支部」(東京都)流砂に埋もれ幾千年を眠っていてふいに寝姿をあらわにされた楼蘭の少女花開かぬ間にまなこ閉じ金髪小さなフェルト帽ラシャと革とのしゃれた服しなやかな足には靴を履きミイラになってまで恥じらいの可憐さを残し身じろぐあなたから立ち昇るつぶやきああまだこんななのたくさんの風たくさんの星座巡りたくさんの哀しみが流れていたのに(茨木のり子)よさこい讃歌2024⑦「身じろぐあなたから立ち昇るつぶやき」百華夢想東京支部
よさこい讃歌2024⑥ 「きみがぼくのことを 遠くの星のように思うなら」輪紅 ソフトバンク REIKA組
「輪紅」(高知県)「ソフトバンクよさこい部」(東京都)きみがぼくのことを遠くの星のように思うならぼくだってきみのことを遠くの星のように思うでもそれはとてもさみしいことででもそれはとても美しいことでぼくは見惚れながらさみしさで泣いている孤独がなければこれは永遠なのかもしれない雨が降りぼくの涙が洗い流されぼくの眼は熱く永遠よりずっと続く恋の心臓だった(最果タヒ)「dancecompanyREIKA組」(東京都北区)よさこい讃歌2024⑥「きみがぼくのことを遠くの星のように思うなら」輪紅ソフトバンクREIKA組
よさこい讃歌2024⑤ 「今ここにいることが ただ嬉しいと思う」 鴉
「鴉」(千葉県千葉市)私たちがここにこうしていることを疑わず驚かず怯えずにいよう星が光ったりすることをいちいち驚かないように例えもし消えてしまってもそれも驚かずに今ここにいることをただ喜んで私たちがいつかどこかにいたことをためらわず悲しまず驚かずにいよう雨が降ったりすることをいちいち驚かないように例えもし別れてしまってもそれも驚かずに今ここにいることがただ嬉しいとあなたに出会えて良かった静かな気持ちでそう言えるあなたに出会えて良かったこんなに深く愛せるなんて今ここにいることがただうれしいとただ思う(銀色夏生)よさこい讃歌2024⑤「今ここにいることがただ嬉しいと思う」鴉
よさこい讃歌2024④ 「たくさんの寂しさよ サフランとなって咲きなさい」 輝翔連 summer zipper ぬまず熱風舞人
「輝翔連」(千葉県一宮町)寂しい人から寂しさを引いた数だけサフランは開きます木に咲く花のように高い梢を知りません小鳥が飛んできて止まる手ごろな枝も持ちません束ねてリボンを掛けようにも程よい茎さえありませんでも地に低く咲くゆえに空の深みにおいでのお方を瞬きもせず見つめることが出来るのですあの方は一輪一輪に光のまなざしを注いでくださいますたくさんのさびしさよサフランとなって咲きなさいサフランと咲いて癒えなさい(新川和江)「SUMMERZIPPER」(東京都豊島区)「ぬまず熱風舞人」(静岡県沼津市)よさこい讃歌2024④「たくさんの寂しさよサフランとなって咲きなさい」輝翔連summerzipperぬまず熱風舞人
よさこい讃歌2024③ 「君は優しいねと子供のころ」 AND AS 下
「ANDAS」(東京都)恋をしたら綺麗になる恋をしなくても綺麗になる世界の醜さが滅んだら私が私を愛したら私を傷つけたい人がいるのって薔薇に棘があるようなこと君は優しいねと子供のころ言われた言葉が宝石になって体の奥に眠っている私のことを嫌いな人を嫌いにならなくてもいいくらい私は綺麗な赤い薔薇(最果タヒ)よさこい讃歌2024③「君は優しいねと子供のころ」ANDAS下
よさこい讃歌2024② 「恋をしているあなたは 可愛い人になった」 AND AS 上
「ANDAS」(東京都)恋をしているあなたは可愛い人になったあちこちに星を見つけて水をまく人になったつぶつぶの光が遠くまで飛んで行く恋をしているあなたは透明な人になる形さえ今はなくただ甘い香りのみ切れ切れの笑顔が花開くたそがれあなたのようになった人だけが持つ不思議な力がこの世にはあってその時にだけそびえたつ不思議な壁もこの世にはある(銀色夏生)よさこい讃歌2024②「恋をしているあなたは可愛い人になった」ANDAS上
よさこい讃歌2024① 「永遠の約束ができる気がする」 KAGURA
今年ももう11月に入りました。例年続けている年末の「よさこい讃歌」シリーズを、今年も始めることにします。第一回目は「KAGURA」(愛知県名古屋市)一年が終わるときだけ永遠の約束ができる気がする朝が来てまだ諦めていないことがあったと光に照らされそれを反射する鏡のようにとっさに前向きになったその反射した光の先にきみがいるといいな僕の希望が誤解でも美しい光が誰かに届くならぼくとその誰かは遠くから見たら眩しい一つの星なんだ(最果タヒ)よさこい讃歌2024①「永遠の約束ができる気がする」KAGURA
心ふるえる風景 パリ編㉟ 大都会の建築群のかなた 荘厳に沈みゆくパリの夕陽
ある日の夕刻モンパルナスタワーに上った1972年に完成したこの超高層ビルは高さ210mとパリでは飛び抜けて高いここで大都会の夕陽を見てみたいと思いついたためだ海に沈む夕陽は旅先で何度も目にしてきたしかし都市の建築群のかなたに沈んでゆく夕陽の姿を何の障害物もなしに見続けることはなかなかないそれがこのタワーからは可能だと思ったからだ展望台に上るとパリの街が一望できるモンパルナスの丘の上に立つサクレクール聖堂も普段は見上げてきたがここだと見下ろす角度に眺められてしまうそのうちすき間なく建て込んだビル群が次第に夕闇の中に沈んでゆき眩しく輝いていた太陽が刻々と朱色の球となって地平線に近づくさっきまであれほど強い光を発していた球体がもうまるでとろけるかのように暗色の色彩に変化し周囲の空を焦がしながら静寂の中に没して行...心ふるえる風景パリ編㉟大都会の建築群のかなた荘厳に沈みゆくパリの夕陽
心ふるえる風景 パリ編㉞ セーヌ河岸で「呼吸するビル」に出会った
セーヌ河岸シュリー橋近くに全面ガラス張りの近代的ビルが建っているアラブ世界研究所で10階建てのスマートな建物だこのビルには他では見られない特別な装置がある名付けて「呼吸するビル」広い壁面全体に張られたガラス窓が差し込む陽の光に合わせて自動的に開いたり閉じたりするというシステムが組み込まれているのだ仕組みを説明すると窓の裏側に光電管が設置されていて日光が当たる場所はカメラの絞りのように窓が閉じられ影の部分は窓が開くというものだこれによって室内の光量は一定に保たれ中の人たちは快適なオフィス生活ができるわけだ建物内に入って窓の裏側(室内側)からみるとこんな具合だただ単に丸い穴があるだけでなく他にもひし形六角形八角形などさらに風車のような形もあり大小さまざまに変化しているそれが日光の当たり具合でまるで自由自在に変...心ふるえる風景パリ編㉞セーヌ河岸で「呼吸するビル」に出会った
心ふるえる風景 パリ編㉝ パリが飲み込んだ 異次元のアールヌーヴォー建築
エッフェル塔の東側にあるラップ通りに何とも奇妙な装飾の建築がある名前はラヴィット邸建築家ジュール・ラヴィットと陶芸家アレクサンドル・ビゴのコンビが完成させたものだ正面入口の扉に周りは明らかに過剰と思える装飾で埋め尽くされている中央上部に据えられた女性像は見るからに憂鬱そうその上方には左にイヴ右にアダムと人類の創世を象徴する二人ファザードは石材鉄木材ガラスなど様々な素材を組み合わせた模様が広がり扉にはクジャクやトカゲなどが奇妙に徘徊しているこの20世紀初頭のアール・ヌーヴォー建築はただ独特という表現では捉え切れない異彩を放つ1905年のパリ市ファザードコンクールで入賞し現在は歴史的建造物に指定されているパリはこれまでも他国の無名芸術家の卵を多数受け入れてきたそして彼らにエッフェル塔建築を許しルーブルの庭にピ...心ふるえる風景パリ編㉝パリが飲み込んだ異次元のアールヌーヴォー建築
心ふるえる風景 パリ編㉜ 夜11時過ぎにようやく捉えた「ヴェルサイユの花火」
歌のショーが終わった午後9時庭園に出たフランスは夏時間を採用していることもあってまだまだ太陽は沈まない庭から見る宮殿はフランス絶対王政時代の栄華を象徴するように堂々としている装飾模様があしらわれた花壇が点在し各所に彫像群も配置されている午後10時過ぎようやく日没が始まりそれに合わせて噴水ショーが始まった11時いよいよ花火の時間が来たがまだ始まらないヴェルサイユからパリ市内へのRER最終電車は11時20分とにかく少しでも花火を見なければせっかくのヴェルサイユ訪問も不完全燃焼になってしまう焦り始めた時ようやく夜空に火柱が上がった一発目の花火だそれから数発続いた後少しの間隔が空くもうやばいとにかく最初の花火がフィルムに映っていますようにと願いながら急ぎ足でRERの駅に直行したパリ13区のホテルにたどり着いたのは...心ふるえる風景パリ編㉜夜11時過ぎにようやく捉えた「ヴェルサイユの花火」
心ふるえる風景 パリ編㉛ ヴェルサイユ宮殿の広間で ルイ王朝時代の歌曲に酔う
よく晴れた7月パリの中心部からRER線に乗ってヴェルサイユに向かった実はヴェルサイユ宮殿で歌と花火の催しがあることを知り予約したためだRER線のリヴゴーシュ駅から歩くこと約15分で宮殿に着いたまず最初はネットで予約していたセレナーデ会場へ宮殿の広間では中世の衣装を着た女性と古楽器奏者が控えていた短い挨拶の後歌唱が始まった女性歌手の澄み切った声が朗々と広間一杯に響き渡る多分この歌はヴェルサイユ最盛期時代17世紀の歌曲なのだろうこの宮殿は太陽王ルイ14世の掛け声で建設が始まった豪華絢爛の館最も有名な鏡の回廊は幅10m奥行き73mの大ギャラリーできわめて高価だった大型鏡が17枚も使用された空間マリーアントワネットとルイ16世の結婚式が行われた礼拝堂やオペラ劇場まで実在した贅の限りを尽くした場所だそんな建築の一角...心ふるえる風景パリ編㉛ヴェルサイユ宮殿の広間でルイ王朝時代の歌曲に酔う
心ふるえる風景 パリ編㉚ 夜でこそ浮かび上がる パリの歴史が凝縮したルーブル美術館の庭
カルーゼル橋近くのホテルに滞在したパリ旅行の時夜ルーブル美術館の前を通った昼にはそれほど注目していないものが照明の下で見ると改めて目に入る状況に気づいた美術館の入口となるガラスのピラミッドが光を放っているイオン・ミン・ペイの設計による現代のピラミッドだ1989年の完成時は賛否両論が巻き起こったものだが今はすっかり定着して何の違和感もない構造物になているその背後に照明を受けてそびえるのが美術館ドゥノン翼ファザードに刻まれた女性像(カリアティード)が夜空にすっくと立ちあがるのが見渡せる手前には騎馬像誰の像なのかわからなかったので昨夜夕食を摂ったレストランでウエイトレスさんに聴いてみたら「ルイ14世よ」と即答してくれたパリの人たちならだれでも知っていることなのかと妙に感心したルイ14世は17世紀後半から18世紀...心ふるえる風景パリ編㉚夜でこそ浮かび上がるパリの歴史が凝縮したルーブル美術館の庭
心ふるえる風景 パリ編㉙ セーヌ河畔近くで 宙に舞うスタイリッシュダンサーを発見!
セーヌ川左岸の国立美術学校を過ぎて少し細い道を歩いていると頭上に見事なシルエットが浮かんでいるのを見つけた若い女性が長い髪をなびかせながら優雅にダンスをしている抜群のスタイル!多分何かの看板でダンススクールでもここにあるのかもちょうど雲一つない晴天の午後だったのでそのシルエットが一層黒く印象的に際立っていた各地を旅していると店の看板がバラエティに富んでいてつい立ち止まって見入ってしまうことがしばしばある例えばモーツアルトの生まれ故郷ザルツブルクの通り「ゲトライデガッセ」精肉店は豚洋服屋は裁ちバサミワインセラーはブドウなどそれぞれの職業を表す看板が街路にせり出すようにたくさん設置されていたいまでもとても楽しかった思い出が残っているパリの看板は職業を直接というよりはいかにスタイリッシュに見せようかという一ひね...心ふるえる風景パリ編㉙セーヌ河畔近くで宙に舞うスタイリッシュダンサーを発見!
心ふるえる風景 パリ編㉘ 空の青 街のオレンジ 澄み切ったモンマルトルの夜
モンマルトル巡りのホテルは地下鉄ブランシェ駅近くの通りに決めた部屋は5階だが小さなバルコニーが付いていた夜シャワーを浴びた後そのバルコニーから通りを眺めた通りのビルはすべて7階建てで高さが統一されスカイラインが一直線に伸びるこの日は晴天陽が沈んでも澄み切った空の青が広がり透き通る清涼感が夜の街を包み込んでいる窓から見下ろす通りは見事にオレンジに満たされ走り過ぎる車のライトが幾筋もの光線を描いているなのに不思議なほど騒音は聞こえてこないパリの中心街から少し離れた地区とはいえこれほど落ち着いた黄昏の時間が訪れるとは想像もしていなかった帰りがけにスーパーで買った白ワインを傾けながらしばし更け行くモンマルトルの夜をほろ酔いと共に楽しんだ時間だった心ふるえる風景パリ編㉘空の青街のオレンジ澄み切ったモンマルトルの夜
心ふるえる風景 パリ編㉗ 愛の言葉に埋め尽くされた モンマルトルの壁
モンマルトル・アベス駅前にあるジャン・リクチュス小公園小さな広場だがそこに大きな青い壁が設置されている遠くからではなにやら落書きがたくさんといった雰囲気だったが近づいて見ると全く違った風景が現れた「ジュテームの壁」落書きと思われたのは実はすべて愛のメッセージだったジュテーム(愛しています)を表現する世界中の言葉が記され合計311の愛の言語が40㎡の溶岩タイルの壁一杯に展開する見ると大部分は横に展開する文字なので日本語はすぐに見つかる「愛しています」はいいけれど「君が好だ」はちょっと送り仮名が変日本人じゃない人が書いたんだろうかといっても誰でもそこに書き込んだり消したりは出来ないすでに完成品として陳列されているものだ2000年にアーティストのフレデリック・バロンが構想した作品だとか2000年と言えばロシア大...心ふるえる風景パリ編㉗愛の言葉に埋め尽くされたモンマルトルの壁
心ふるえる風景 パリ編㉖ テルトル広場周辺は どちらを向いても絵画の匂いに満ち溢れている
朝早く出発したのでモンマルトルの丘に到着してもまだ開店前の店が多いその中で観光客を目当てに早々に店を開けたのが絵画のポスターなどの土産物店だった若い女店員がさっそうと店の前に土台となる木枠を据えてそこに絵画作品を次々と並べていく作品はロートレックモネルノワールなどまさにモンマルトルで成長していった作家の作品を中心に幅広い陽光を浴びたその場所がカラフルでまるで花畑のように眩しいそういえばこの店のすぐ後方にあるカフェ「LECONSOLATE」にはロートレックらが集まって芸術論議を闘わせた場所だし少し西に行けばピカソマティスモディリアーニらが暮らしたスタジオ「洗濯船」があった所に行き当たる「洗濯船」と呼ばれた古いビルは灯かりも暖房もなく強風の夜には古びた梁や板がギーギーときしんだそれはまるでセーヌ川に浮かぶ洗濯...心ふるえる風景パリ編㉖テルトル広場周辺はどちらを向いても絵画の匂いに満ち溢れている
心ふるえる風景 パリ編㉕ モンマルトルの急階段で 少女と一瞬の会話!?
「長い坂道と急な石の階段」モンマルトルを地形から言い表せばこの表現が一番ふさわしい気がするどこに向かうにも角度のつかない道はほとんどなく階段を上下せずに目的地につくことは相当難しい朝元気一杯で出発したのだが頂上のサクレクール聖堂に到着する前にもう少し足がだるくなってしまったくねくね曲がる細い道もあちこちに点在し地図を確認しないとすぐに迷いそうになってしまうそれで1つの長い階段を上り切るとついそこで一息ついて上ってきた階段の下を眺めながら小休止することになるそんなある時いつものように下を向くと地元の小学生らしい少女が階段の途中で手を上げて話しかけてきた多分「ジャポネーゼ?」と言っているようだフランス語の知識はゼロなので「シーシー」と答えると「フジサン(富士山)!」と大きな声と笑顔で返してくれた学校で習ったの...心ふるえる風景パリ編㉕モンマルトルの急階段で少女と一瞬の会話!?
心ふるえる風景 パリ編㉔ 風車が思い出させる パリ大改造とモンマルトルの歴史
モンマルトルの丘の西側にムーラン・ド・ギャレトの風車があるここは19世紀後半にオープンしたダンスホールのついた酒場だこの場で思い出されるのは印象派の画家ルノアールの代表作「ムーラン・ド・ギャレットの舞踏会」柔らかな日差しの降り注ぐ広場に集う庶民たちが楽し気にダンスに興じる幸せの風景だルノワールはこの酒場の姿に魅せられ近くにアトリエを借りて毎日ここに通った外光の明るい昼下がりと透き通る陰影との対比を意識しながら酒とダンスに心も弾む人たちの表情を見事に描き切ったモンマルトルはパリの中心部から離れた田舎の地だったなのにこんな豊かな集いがなぜ出現したのだろうかそれには時代の背景が大きくかかわっている当時ナポレオン3世によるパリ大改造計画が進んでいたパリ中心部を再開発して全く新しいパリを造ろうというもの最も影響を受...心ふるえる風景パリ編㉔風車が思い出させるパリ大改造とモンマルトルの歴史
心ふるえる風景 パリ編㉓ モンマルトルの入口に 女流画家の名前を冠した広場があった
サクレクール聖堂へ行こうと地下鉄アベス駅に着いたここからはケーブルカーが出ており一気にモンマルトルの坂の上に行ける駅からケーブルカー乗り場まではほんの数分の距離だ朝早くだったので通路に出ると通学途中の小学生たちに出会った彼らは思い思いに話しかけたり中には歌を口ずさんだりと楽し気に歩いて行く目的の学校はすぐ先の広場に面した場所にあった広場に掲げられた標識を何気なく見たところこんな文字が書かれていた「シュザンヌバラドン広場」この名前どこかで聞いたことがあるそう19世紀に活躍した女流画家の名前だ彼女はまだほぼ男性独占の時代だったフランスパリ画壇の中でルノワールらのモデルを務めながら独学で絵を習得し始めたくましく女性画家の道を切り開いた先駆者だそれにモンマルトル風景を描いて名作を残したユトリロの母でもあった決して...心ふるえる風景パリ編㉓モンマルトルの入口に女流画家の名前を冠した広場があった
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「百華夢想東京支部」(東京都)流砂に埋もれ幾千年を眠っていてふいに寝姿をあらわにされた楼蘭の少女花開かぬ間にまなこ閉じ金髪小さなフェルト帽ラシャと革とのしゃれた服しなやかな足には靴を履きミイラになってまで恥じらいの可憐さを残し身じろぐあなたから立ち昇るつぶやきああまだこんななのたくさんの風たくさんの星座巡りたくさんの哀しみが流れていたのに(茨木のり子)よさこい讃歌2024⑦「身じろぐあなたから立ち昇るつぶやき」百華夢想東京支部
「輪紅」(高知県)「ソフトバンクよさこい部」(東京都)きみがぼくのことを遠くの星のように思うならぼくだってきみのことを遠くの星のように思うでもそれはとてもさみしいことででもそれはとても美しいことでぼくは見惚れながらさみしさで泣いている孤独がなければこれは永遠なのかもしれない雨が降りぼくの涙が洗い流されぼくの眼は熱く永遠よりずっと続く恋の心臓だった(最果タヒ)「dancecompanyREIKA組」(東京都北区)よさこい讃歌2024⑥「きみがぼくのことを遠くの星のように思うなら」輪紅ソフトバンクREIKA組
「鴉」(千葉県千葉市)私たちがここにこうしていることを疑わず驚かず怯えずにいよう星が光ったりすることをいちいち驚かないように例えもし消えてしまってもそれも驚かずに今ここにいることをただ喜んで私たちがいつかどこかにいたことをためらわず悲しまず驚かずにいよう雨が降ったりすることをいちいち驚かないように例えもし別れてしまってもそれも驚かずに今ここにいることがただ嬉しいとあなたに出会えて良かった静かな気持ちでそう言えるあなたに出会えて良かったこんなに深く愛せるなんて今ここにいることがただうれしいとただ思う(銀色夏生)よさこい讃歌2024⑤「今ここにいることがただ嬉しいと思う」鴉
「輝翔連」(千葉県一宮町)寂しい人から寂しさを引いた数だけサフランは開きます木に咲く花のように高い梢を知りません小鳥が飛んできて止まる手ごろな枝も持ちません束ねてリボンを掛けようにも程よい茎さえありませんでも地に低く咲くゆえに空の深みにおいでのお方を瞬きもせず見つめることが出来るのですあの方は一輪一輪に光のまなざしを注いでくださいますたくさんのさびしさよサフランとなって咲きなさいサフランと咲いて癒えなさい(新川和江)「SUMMERZIPPER」(東京都豊島区)「ぬまず熱風舞人」(静岡県沼津市)よさこい讃歌2024④「たくさんの寂しさよサフランとなって咲きなさい」輝翔連summerzipperぬまず熱風舞人
「ANDAS」(東京都)恋をしたら綺麗になる恋をしなくても綺麗になる世界の醜さが滅んだら私が私を愛したら私を傷つけたい人がいるのって薔薇に棘があるようなこと君は優しいねと子供のころ言われた言葉が宝石になって体の奥に眠っている私のことを嫌いな人を嫌いにならなくてもいいくらい私は綺麗な赤い薔薇(最果タヒ)よさこい讃歌2024③「君は優しいねと子供のころ」ANDAS下
「ANDAS」(東京都)恋をしているあなたは可愛い人になったあちこちに星を見つけて水をまく人になったつぶつぶの光が遠くまで飛んで行く恋をしているあなたは透明な人になる形さえ今はなくただ甘い香りのみ切れ切れの笑顔が花開くたそがれあなたのようになった人だけが持つ不思議な力がこの世にはあってその時にだけそびえたつ不思議な壁もこの世にはある(銀色夏生)よさこい讃歌2024②「恋をしているあなたは可愛い人になった」ANDAS上
今年ももう11月に入りました。例年続けている年末の「よさこい讃歌」シリーズを、今年も始めることにします。第一回目は「KAGURA」(愛知県名古屋市)一年が終わるときだけ永遠の約束ができる気がする朝が来てまだ諦めていないことがあったと光に照らされそれを反射する鏡のようにとっさに前向きになったその反射した光の先にきみがいるといいな僕の希望が誤解でも美しい光が誰かに届くならぼくとその誰かは遠くから見たら眩しい一つの星なんだ(最果タヒ)よさこい讃歌2024①「永遠の約束ができる気がする」KAGURA
ある日の夕刻モンパルナスタワーに上った1972年に完成したこの超高層ビルは高さ210mとパリでは飛び抜けて高いここで大都会の夕陽を見てみたいと思いついたためだ海に沈む夕陽は旅先で何度も目にしてきたしかし都市の建築群のかなたに沈んでゆく夕陽の姿を何の障害物もなしに見続けることはなかなかないそれがこのタワーからは可能だと思ったからだ展望台に上るとパリの街が一望できるモンパルナスの丘の上に立つサクレクール聖堂も普段は見上げてきたがここだと見下ろす角度に眺められてしまうそのうちすき間なく建て込んだビル群が次第に夕闇の中に沈んでゆき眩しく輝いていた太陽が刻々と朱色の球となって地平線に近づくさっきまであれほど強い光を発していた球体がもうまるでとろけるかのように暗色の色彩に変化し周囲の空を焦がしながら静寂の中に没して行...心ふるえる風景パリ編㉟大都会の建築群のかなた荘厳に沈みゆくパリの夕陽
セーヌ河岸シュリー橋近くに全面ガラス張りの近代的ビルが建っているアラブ世界研究所で10階建てのスマートな建物だこのビルには他では見られない特別な装置がある名付けて「呼吸するビル」広い壁面全体に張られたガラス窓が差し込む陽の光に合わせて自動的に開いたり閉じたりするというシステムが組み込まれているのだ仕組みを説明すると窓の裏側に光電管が設置されていて日光が当たる場所はカメラの絞りのように窓が閉じられ影の部分は窓が開くというものだこれによって室内の光量は一定に保たれ中の人たちは快適なオフィス生活ができるわけだ建物内に入って窓の裏側(室内側)からみるとこんな具合だただ単に丸い穴があるだけでなく他にもひし形六角形八角形などさらに風車のような形もあり大小さまざまに変化しているそれが日光の当たり具合でまるで自由自在に変...心ふるえる風景パリ編㉞セーヌ河岸で「呼吸するビル」に出会った
エッフェル塔の東側にあるラップ通りに何とも奇妙な装飾の建築がある名前はラヴィット邸建築家ジュール・ラヴィットと陶芸家アレクサンドル・ビゴのコンビが完成させたものだ正面入口の扉に周りは明らかに過剰と思える装飾で埋め尽くされている中央上部に据えられた女性像は見るからに憂鬱そうその上方には左にイヴ右にアダムと人類の創世を象徴する二人ファザードは石材鉄木材ガラスなど様々な素材を組み合わせた模様が広がり扉にはクジャクやトカゲなどが奇妙に徘徊しているこの20世紀初頭のアール・ヌーヴォー建築はただ独特という表現では捉え切れない異彩を放つ1905年のパリ市ファザードコンクールで入賞し現在は歴史的建造物に指定されているパリはこれまでも他国の無名芸術家の卵を多数受け入れてきたそして彼らにエッフェル塔建築を許しルーブルの庭にピ...心ふるえる風景パリ編㉝パリが飲み込んだ異次元のアールヌーヴォー建築
歌のショーが終わった午後9時庭園に出たフランスは夏時間を採用していることもあってまだまだ太陽は沈まない庭から見る宮殿はフランス絶対王政時代の栄華を象徴するように堂々としている装飾模様があしらわれた花壇が点在し各所に彫像群も配置されている午後10時過ぎようやく日没が始まりそれに合わせて噴水ショーが始まった11時いよいよ花火の時間が来たがまだ始まらないヴェルサイユからパリ市内へのRER最終電車は11時20分とにかく少しでも花火を見なければせっかくのヴェルサイユ訪問も不完全燃焼になってしまう焦り始めた時ようやく夜空に火柱が上がった一発目の花火だそれから数発続いた後少しの間隔が空くもうやばいとにかく最初の花火がフィルムに映っていますようにと願いながら急ぎ足でRERの駅に直行したパリ13区のホテルにたどり着いたのは...心ふるえる風景パリ編㉜夜11時過ぎにようやく捉えた「ヴェルサイユの花火」
よく晴れた7月パリの中心部からRER線に乗ってヴェルサイユに向かった実はヴェルサイユ宮殿で歌と花火の催しがあることを知り予約したためだRER線のリヴゴーシュ駅から歩くこと約15分で宮殿に着いたまず最初はネットで予約していたセレナーデ会場へ宮殿の広間では中世の衣装を着た女性と古楽器奏者が控えていた短い挨拶の後歌唱が始まった女性歌手の澄み切った声が朗々と広間一杯に響き渡る多分この歌はヴェルサイユ最盛期時代17世紀の歌曲なのだろうこの宮殿は太陽王ルイ14世の掛け声で建設が始まった豪華絢爛の館最も有名な鏡の回廊は幅10m奥行き73mの大ギャラリーできわめて高価だった大型鏡が17枚も使用された空間マリーアントワネットとルイ16世の結婚式が行われた礼拝堂やオペラ劇場まで実在した贅の限りを尽くした場所だそんな建築の一角...心ふるえる風景パリ編㉛ヴェルサイユ宮殿の広間でルイ王朝時代の歌曲に酔う
カルーゼル橋近くのホテルに滞在したパリ旅行の時夜ルーブル美術館の前を通った昼にはそれほど注目していないものが照明の下で見ると改めて目に入る状況に気づいた美術館の入口となるガラスのピラミッドが光を放っているイオン・ミン・ペイの設計による現代のピラミッドだ1989年の完成時は賛否両論が巻き起こったものだが今はすっかり定着して何の違和感もない構造物になているその背後に照明を受けてそびえるのが美術館ドゥノン翼ファザードに刻まれた女性像(カリアティード)が夜空にすっくと立ちあがるのが見渡せる手前には騎馬像誰の像なのかわからなかったので昨夜夕食を摂ったレストランでウエイトレスさんに聴いてみたら「ルイ14世よ」と即答してくれたパリの人たちならだれでも知っていることなのかと妙に感心したルイ14世は17世紀後半から18世紀...心ふるえる風景パリ編㉚夜でこそ浮かび上がるパリの歴史が凝縮したルーブル美術館の庭
セーヌ川左岸の国立美術学校を過ぎて少し細い道を歩いていると頭上に見事なシルエットが浮かんでいるのを見つけた若い女性が長い髪をなびかせながら優雅にダンスをしている抜群のスタイル!多分何かの看板でダンススクールでもここにあるのかもちょうど雲一つない晴天の午後だったのでそのシルエットが一層黒く印象的に際立っていた各地を旅していると店の看板がバラエティに富んでいてつい立ち止まって見入ってしまうことがしばしばある例えばモーツアルトの生まれ故郷ザルツブルクの通り「ゲトライデガッセ」精肉店は豚洋服屋は裁ちバサミワインセラーはブドウなどそれぞれの職業を表す看板が街路にせり出すようにたくさん設置されていたいまでもとても楽しかった思い出が残っているパリの看板は職業を直接というよりはいかにスタイリッシュに見せようかという一ひね...心ふるえる風景パリ編㉙セーヌ河畔近くで宙に舞うスタイリッシュダンサーを発見!
モンマルトル巡りのホテルは地下鉄ブランシェ駅近くの通りに決めた部屋は5階だが小さなバルコニーが付いていた夜シャワーを浴びた後そのバルコニーから通りを眺めた通りのビルはすべて7階建てで高さが統一されスカイラインが一直線に伸びるこの日は晴天陽が沈んでも澄み切った空の青が広がり透き通る清涼感が夜の街を包み込んでいる窓から見下ろす通りは見事にオレンジに満たされ走り過ぎる車のライトが幾筋もの光線を描いているなのに不思議なほど騒音は聞こえてこないパリの中心街から少し離れた地区とはいえこれほど落ち着いた黄昏の時間が訪れるとは想像もしていなかった帰りがけにスーパーで買った白ワインを傾けながらしばし更け行くモンマルトルの夜をほろ酔いと共に楽しんだ時間だった心ふるえる風景パリ編㉘空の青街のオレンジ澄み切ったモンマルトルの夜
モンマルトル・アベス駅前にあるジャン・リクチュス小公園小さな広場だがそこに大きな青い壁が設置されている遠くからではなにやら落書きがたくさんといった雰囲気だったが近づいて見ると全く違った風景が現れた「ジュテームの壁」落書きと思われたのは実はすべて愛のメッセージだったジュテーム(愛しています)を表現する世界中の言葉が記され合計311の愛の言語が40㎡の溶岩タイルの壁一杯に展開する見ると大部分は横に展開する文字なので日本語はすぐに見つかる「愛しています」はいいけれど「君が好だ」はちょっと送り仮名が変日本人じゃない人が書いたんだろうかといっても誰でもそこに書き込んだり消したりは出来ないすでに完成品として陳列されているものだ2000年にアーティストのフレデリック・バロンが構想した作品だとか2000年と言えばロシア大...心ふるえる風景パリ編㉗愛の言葉に埋め尽くされたモンマルトルの壁
朝早く出発したのでモンマルトルの丘に到着してもまだ開店前の店が多いその中で観光客を目当てに早々に店を開けたのが絵画のポスターなどの土産物店だった若い女店員がさっそうと店の前に土台となる木枠を据えてそこに絵画作品を次々と並べていく作品はロートレックモネルノワールなどまさにモンマルトルで成長していった作家の作品を中心に幅広い陽光を浴びたその場所がカラフルでまるで花畑のように眩しいそういえばこの店のすぐ後方にあるカフェ「LECONSOLATE」にはロートレックらが集まって芸術論議を闘わせた場所だし少し西に行けばピカソマティスモディリアーニらが暮らしたスタジオ「洗濯船」があった所に行き当たる「洗濯船」と呼ばれた古いビルは灯かりも暖房もなく強風の夜には古びた梁や板がギーギーときしんだそれはまるでセーヌ川に浮かぶ洗濯...心ふるえる風景パリ編㉖テルトル広場周辺はどちらを向いても絵画の匂いに満ち溢れている
「長い坂道と急な石の階段」モンマルトルを地形から言い表せばこの表現が一番ふさわしい気がするどこに向かうにも角度のつかない道はほとんどなく階段を上下せずに目的地につくことは相当難しい朝元気一杯で出発したのだが頂上のサクレクール聖堂に到着する前にもう少し足がだるくなってしまったくねくね曲がる細い道もあちこちに点在し地図を確認しないとすぐに迷いそうになってしまうそれで1つの長い階段を上り切るとついそこで一息ついて上ってきた階段の下を眺めながら小休止することになるそんなある時いつものように下を向くと地元の小学生らしい少女が階段の途中で手を上げて話しかけてきた多分「ジャポネーゼ?」と言っているようだフランス語の知識はゼロなので「シーシー」と答えると「フジサン(富士山)!」と大きな声と笑顔で返してくれた学校で習ったの...心ふるえる風景パリ編㉕モンマルトルの急階段で少女と一瞬の会話!?
モンマルトルの丘の西側にムーラン・ド・ギャレトの風車があるここは19世紀後半にオープンしたダンスホールのついた酒場だこの場で思い出されるのは印象派の画家ルノアールの代表作「ムーラン・ド・ギャレットの舞踏会」柔らかな日差しの降り注ぐ広場に集う庶民たちが楽し気にダンスに興じる幸せの風景だルノワールはこの酒場の姿に魅せられ近くにアトリエを借りて毎日ここに通った外光の明るい昼下がりと透き通る陰影との対比を意識しながら酒とダンスに心も弾む人たちの表情を見事に描き切ったモンマルトルはパリの中心部から離れた田舎の地だったなのにこんな豊かな集いがなぜ出現したのだろうかそれには時代の背景が大きくかかわっている当時ナポレオン3世によるパリ大改造計画が進んでいたパリ中心部を再開発して全く新しいパリを造ろうというもの最も影響を受...心ふるえる風景パリ編㉔風車が思い出させるパリ大改造とモンマルトルの歴史
サクレクール聖堂へ行こうと地下鉄アベス駅に着いたここからはケーブルカーが出ており一気にモンマルトルの坂の上に行ける駅からケーブルカー乗り場まではほんの数分の距離だ朝早くだったので通路に出ると通学途中の小学生たちに出会った彼らは思い思いに話しかけたり中には歌を口ずさんだりと楽し気に歩いて行く目的の学校はすぐ先の広場に面した場所にあった広場に掲げられた標識を何気なく見たところこんな文字が書かれていた「シュザンヌバラドン広場」この名前どこかで聞いたことがあるそう19世紀に活躍した女流画家の名前だ彼女はまだほぼ男性独占の時代だったフランスパリ画壇の中でルノワールらのモデルを務めながら独学で絵を習得し始めたくましく女性画家の道を切り開いた先駆者だそれにモンマルトル風景を描いて名作を残したユトリロの母でもあった決して...心ふるえる風景パリ編㉓モンマルトルの入口に女流画家の名前を冠した広場があった
「横浜百姫隊」(神奈川県横浜市)だいくさんおとうちゃん一ばんやりょうりおばあちゃん一ばんやごはんたきおかあちゃん一ばんやおひゃくしょうおじいちゃん一ばんやぬいもんおねえちゃん一ばんやとりのえさやりおにいちゃん一ばんやおかねためんのんわたし一ばんやおとうとといもうとはあそぶんが一ばんや(前田鈴代)「高知県よさこいアンバサダー絆国際チーム」(海外)「溝沼連合町内会朝霞溝連」(埼玉県朝霞市)よさこい讃歌2023⑦「みんな一ばんや」横浜百姫隊アンバサダー絆朝霞溝連
「法政大学YOSAKOIソーランサークル鳳遙恋」(東京都千代田区)何気ない毎日が風のように過ぎて行くこの街で君と出会いこの街で君と過ごすこの街で君と別れたことも僕はきっと忘れるだろうそれでもいつかどこかの街で会ったなら肩をたたいて微笑んでおくれさりげない優しさが僕の胸をしめつけたこの街で僕を愛しこの街で僕を憎みこの街で夢を壊したことも君はきっと忘れるだろうそれでもいつかどこかの街で会ったなら肩をたたいて微笑み合おう(喜多条忠)「早稲田大学よさこいチーム東京花火」(東京都新宿区)「早稲田大学踊り侍」(東京都新宿区)よさこい讃歌2023⑥「何気ない毎日が風のように過ぎて行く」法政大学鳳遙恋早稲田大学東京花火早稲田大学踊り侍
「andAs」(東京都)心の底に強い圧力をかけてしまってある言葉声に出せば文字に記せばたちまちに色褪せるだろうそれによって私が立つところのものそれによって私が生かしめられているところの思念人に伝えようとすればあまりにも平凡すぎて決して伝わっては行かないだろうその人の気圧のなかでしか生きられぬ言葉もある一本のロウソクのように熾烈に燃えろ燃え尽きろ自分勝手に誰の眼にも触れずに(茨木のり子)よさこい讃歌2023⑤「一本のロウソクのように熾烈に燃えろ」andAs
「北里大学よさこいチーム北里三陸湧昇龍」(神奈川県相模原市)心をさみしさ色に染めて吹きぬく夕風に廻ります風車言い出せない聞き出せない愛はすれ違いくるくる廻る花びら越しに二人のためらいが絡み合う夕暮れどきよ白い花の命が散り行く前に好きなら好きだと聞かせてほしい夕陽に赤々と照らされて悲しみ知らぬ気に風車廻り続けますこんなに胸は焦がれていても寄り添うきっかけがつかめない一人と一人白い花の命が散り行く前に好きなら好きだと聞かせてほしいこの手を差し伸べるすべもなく季節の指先で風車廻り続けます(麻生香太郎)「千葉工業大学よさこいソーラン風神部」(千葉県習志野市)よさこい讃歌2023④「季節の指先で風車」北里大学北里三陸湧昇龍千葉工業大学風神部
KAGURA(愛知県名古屋市)夕立のあとの街はきれいに洗われたようで緑の匂いがよみがえります忘れようとつとめて少しは忘れかけてたあなたの思い出が急に鮮やかに戻ってきました夕立の多い夏に愛して別れた人です風さえあの日と同じようです通りすぎる小さな軒先風に揺られて小さな風鈴が遠い夢を呼びかすかに鳴りました夕立のあとの街はなぜか優し気なすがた心に悲しく響いてきます生きていれば季節は巡って夏があなたの思い出呼び覚まし過ぎたあの頃に戻ってゆきます(山上路夫)よさこい讃歌2023③「夕立のあとの街は」KAGURA
朝霞なるこ遊和会(埼玉県朝霞市)木々はいまひっきりなしに葉を散らしている私たちもあのように払い落とすことができたら・・・悲しい思い出やときに胸をさす悔いを吹き寄せられた落ち葉の上では子供たちが明るく笑いそこだけは風も落ち葉も陽気に騒いでいる(高田敏子)よさこい讃歌2023②「吹き寄せられた落ち葉の上で」朝霞なるこ遊和会
今年はコロナ禍の鎮静に伴って「よさこい」も全面的に再開され、多くの場所でイベントが行われました。それで、今回は前年より多めにチーム紹介を行いたいと思ってます。「天嵩~amata~」(北海道千歳市)ぼくの価値きみにはきっと関係ないものぼくの価値きみが例えいようといなかろうと確定されているものきみが生きていることぼくには本当は関係がないことだこの時間を愛という言葉でごまかしてしまってはいけないわずかな嫌悪わずかな死んでしまうという気持ちそれを打ち消し合う視線きみがひとつの尊い命であるということをぼくは人間だから理解できたんだ生まれてきてよかった(最果タヒ)よさこい讃歌2023①「生まれてきてよかった」天嵩~Amata~
「コロッセオが崩れる時ローマは滅びるローマが滅びるとき世界は滅亡する」起源80年に完成した円形闘技場はローマ帝国を代表する建築として2000年にわたってその雄大な姿で人々を魅了し続けてきたある晴れた日の夕刻コロッセオに向かうと雲一つない空を背景にライトアップが始まろうとしていた照明は建物の内側に設置されているためアーチの続く外壁から光が漏れ出してくる暗い青一色の世界にポツリポツリと暖かい灯があふれ出し堅牢な円から柔らかな微笑みが生まれ出るようなほのぼのとした空間が演出された2000年余の歳月を経た夜の入口巨大な建造物にもホッと一息をつく時が訪れるのかと思わせるオレンジ色の光だった心ふるえる風景イタリア編㉚コロッセオの外壁からオレンジの光がこぼれ出す
天使が女性の胸を突き刺す何と凄惨な場面だでもこれは殺人事件ではない聖テレジアが夢に見たという聖書に記載された神秘体験をバロックの天才ベルニーニが彫刻で表現したものだ苦悩よりも喜びが勝るという奇跡の出来事を天才はこんな形で華麗に具体化してしまった颯爽と金の槍を振り下ろす天使まるで待っていたかのように受け止めて喜びに震える聖テレジア大理石から彫りだされた二人のきらめく姿はまぶしいほどの光を放ってそこに存在する凡人には理解不可能な出来事がベルニーニの手にかかれば至上の芸術に仕上がっててしまうそうした魔法のような出来事を目の前に体験出来るそれが悠久の歴史を重ねたローマという唯一無二の都が持つ底知れぬ魅力なのだろう心ふるえる風景イタリア編㉙バロックの天才ベルニーニが造り出した神秘体験の現場
ローマ中心部に高く広く大きな階段があるその空間にしばしば人は集う中段まで上って腰を下ろし歓談し合う若者たちザックを背中から降ろして一休みする旅行者のグループ落ち着いた雰囲気を漂わせて階段を踏みしめるカップルどこか優雅な目的地に向かうのか紳士らの乗った馬車がしゃんしゃんと鈴を鳴らしながら通り過ぎて行く様々な人たちがここに集い思い思いの印象を心に刻んでまた新たな場所へと旅立つ悠久の歴史を重ねたローマという場所ならではの大らかに開かれた空間の持つ魔力があらゆる世代を引き寄せるオーラとなってそこに漂っているからなのだろうか心ふるえる風景イタリア編㉘ローマの大階段は人が集い、語り合い、旅立つ基点になっている
サンピエトロ大聖堂の広場から上を見上げるともう夕焼け空が始まっていたわずかに残った青空を背景に雲たちはピンクに染まり夜の始まりを知らせているでもまだまだ活動を終えようとしない集団を見つけた大聖堂の屋根にたたずむ聖人たちだ「今日はイエス様の貴重なお話が聞けた良い一日だったなあ」「いやいやあんたは説教の最中に居眠りしてたじゃないか」「そんなことないよ目をつぶって瞑想していたんだよ」「でもこっくりしてたよ」「深くうなずいてただけだよそれよりあんたこそ聖書の下にアニメ本を隠して読んでたよね」「またまたあ・・・」シルエットになった聖人たちの体がリラックスしたポーズをとっている一日の終わりどんな聖人たちでもたわいのないおしゃべりをしながら過ごすひと時があると思わせる楽し気なボディアクションが屋上で展開されていた心ふるえる風景イタリア編㉗大聖堂屋上での聖人たちのおしゃべりが聞こえてきたような・・・
永遠の都ローマそのもっとも重要な日キリスト誕生の当日燃えるような夕焼けが上空に広がった紅の空間を女神が行く二頭立ての馬車を率い大きく翼を広げて前方を見据えるのは勝利の女神ニケさえぎるものは何もない空は淡いイエローから次第に熱を帯びたオレンジに変わりさらに濃く炎の色彩を変化させながら馬車を包み込んで燃え上がる熱気の只中をひたすら前を向いて無心に走り抜けて行くその先で栄光の勝利の到着を待つ人は果たして誰なのだろうか心ふるえる風景イタリア編㉖ローマの華麗な夕焼けを勝利の女神が行く
クリスマス当日サンピエトロ大聖堂に向かったこの日はローマ法王の特別ミサが大聖堂前の広場で行われる朝広場に着いたときはそれほどでもなかったがミサ開始30分前ころから続々と信者たちが集まってきたこの広場には最大40万人もが集合できる広さを持つというがそれに近い人々が続々と集まり身動きも出来ないくらいの超満員騎兵隊の行進などがスタートしいよいよ法王の登場だベネディクト16世が大聖堂のバルコニーに姿を見せると一斉に拍手が巻き起こった法王による世界各国の言葉でのクリスマスのメッセージが始まった最初はイタリア語の「BUONNATALE」ここから英語フランス語と続き日本語は40番目「クリスマスと正月おめでとうございます」とわかりやすい発音で日本語が広場に響いたまた法王は世界の情勢にも触れた「救い主の生まれた地に平和がも...心ふるえる風景イタリア編㉕サンピエトロ大聖堂前広場で法王のクリスマスミサを聴いた
かつてはローマの玄関口だったポポロ門その入口にあるのがポポロ教会だカラヴァッジョの出世作となった作品を見に前日もここに足を運んだただもう1度見直したいと翌日の午前中に再度訪れたすると昨日と違ったことが起きていた聖母子の絵が飾られた教会の主祭壇その前方に置かれた椅子の上でゆりかごに入った赤ちゃんがにっこりと微笑んでいる祝福するように体をねじる2体の天使たち昨日はただポツンと椅子があるだけでその上は空っぽの状態だったそうこの日は12月25日キリストの誕生日だ両手を広げこの日を待ち焦がれたようにのびのびと新しい世界のスタートを全身で表現する赤子のキリストこの日はローマのいやイタリア中の教会で祭壇に用意された椅子やキリスト誕生の物語を模した工作物プレゼビオに赤ちゃんキリストが供えられた日だった何か貴重な贈り物をも...心ふるえる風景イタリア編㉔イタリア中の教会の主祭壇に赤ちゃんキリストが登場した特別な日
サンピエトロ大聖堂の中に入ったとにかくその大きさに圧倒される世界最大級の教会建築だ入口から最奥までの距離211m100m走のコースが2つも取れてしまう長さだもちろん高さも半端じゃないクーポラの高さは120m中央奥まで進んで上を見上げるそこに「バルダッキーニ」がそびえているねじねじの柱を持つ部屋のようなスペースは教皇の説教壇バロックの天才ベルニーニの造り上げたブロンズ天蓋が載っており天井には精霊のハトが飛んでいるのがわかるさらにその上方にあるのがミケランジェロ設計のクーポラだただならぬ緊張をも漂わせる躍動感見上げれば見上げるほどバロックの渦に飲み込まれそうになる少し首を下げて休息しなければならないほどのパンチを食らった日だった心ふるえる風景イタリア編㉓バチカン大聖堂の中央にはバロックの天才が造り上げた驚異の造形物がそびえる
バチカン市国・サンピエトロ大聖堂キリスト教の総本山である大聖堂が燃えているサンタンジェロ城の屋上に上った時時刻は午後6時を過ぎたころだった太陽は地平に隠れ残り香のような紅の灯かりが中空を一色に染めているその中心に悠然と存在する大聖堂のクーポラミケランジェロが設計した巨大な半円の姿が濃く深い赤の炎にすっぽりと包まれて今にも溶けて崩れ落ちそうにも見えるただただ息を殺して眺め続けた数分間その炎は次第に勢いを失って闇へと変化していった昼の大聖堂はその威光を誇るかのようにクーポラの突端を空に向けて突き出しているしかし一日の終わり近く失われて行く明るさに耐え切れずに祈りの姿をとる瞬間があることをさえぎるもののない間近の空間で見つめて初めて感じた晩秋の夕闇だった心ふるえる風景イタリア編㉒夕刻バチカン大聖堂のクーポラに祈りの時が訪れる
燃えるような日差しの下サンタンジェロ城に向かった城へ行くにはローマの歴史を見つめ続ける母なる川テヴェレ川を渡る架かる橋はサンタンジェロ橋だこの橋の手前までがイタリア・ローマ市橋を渡り切ればキリスト教の総本山サンピエトロ大聖堂のあるバチカン市国になる大聖堂が建設されて以来イタリアだけでなくキリスト教世界の無数の信者たちがその場所を目指して巡礼を続けてきた巡礼の最後がこの橋そこである洗礼の儀式が待っている橋には10体の天使が立ち並ぶただ並んでいるだけではなく彼らはそれぞれに特別なものを持っている茨の王冠ムチ聖衣槍そして十字架そのものキリストが十字架に架けられて刑死した時かかわった受難の品々だ信者たちはバチカンに入国するその場所で改めてキリストの受難を心に刻んでサンピエトロに向かうのだ澄み切った青空の下十字架を...心ふるえる風景イタリア編㉑
フィレンツェの市庁舎ヴェッキオ宮はかつて共和国の政庁だった当時のフィレンツェはミケランジェロやダ・ヴィンチなど名だたる天才たちが競って腕を振るいルネサンスの花を開花させた場所だその広場に夜出かけると大きなポスターが立てかけてあったよく見るとそれはシモネッタの肖像画彼女は当時を代表する美人として知られる1475年共和国の大イベントだった馬上槍試合が開催されメディチ家の当主の弟ジュリアーノが優勝すると彼にスミレの花冠を贈る役を担ってシモネッタが壇上に上がった当代随一の美男美女のカップルが晴れの舞台で実現国中の人々から永遠の恋人として賛美されたシモネッタはその翌年23歳の若さで病死したがボッティチェリは彼女の肖像画を何枚も描きその誇り高き美貌が後世まで語り伝えられることとなったたまたまある企画のために彼女の大き...心ふるえる風景イタリア編⑳フィレンツェ中心部の広場に絶世の美女が出現した
ウフィツィ美術館近くの道を歩いていると若い女性が路上に絵を描いていた手前に画集を開いて全く通行人の目も気にせず一心に手を動かし続ける見る見るうちに路上に聖母子の顔が浮かび上がったそうこの構図はラファエロの作品「大公の聖母」だ伏し目がちに物思いに沈む表情が思慮深さと慈愛を感じさせる見事ラファエロらしさの特徴も上手に捉えて素晴らしい思わずつたないイタリア語で女性に聴いてみた「絵の勉強をしているんですか?」「ええ美術学校に通っていますラファエロが好きなんですよ」外国からフィレンツェに留学して1年ようやく生活にも慣れてきてちょっとした腕試しで今日初めて路上絵に挑戦したのだという初々しい表情で語る彼女の顔が路上絵の聖母の口元とどこか似ていることに気づいた瞬間だった「心ふるえる風景イタリア編⑲若い女性の手元から「ラファエロの聖母」が浮かび上がった
パラティーノ美術館見学を終えた後ヴェッキオ橋を渡って共和国広場に通じるサンタマリア通りに出た時はもう夜の佇まいになっていた前方に紺碧の空が広がり両側に建つ建築は照明に照らされて金色の衣をまとっているくっきりと色分けされた陸と空とのコントラストがヨーロッパの古都らしい悠然とした輝きとゆとりを感じさせる手前にはルネサンスの彫像愁いを秘めたかのような影に包まれて今にも闇に溶けかかるようだ時に若者たちの歓声が響くのを除けば夜のしじまは静けさが支配している今さっきまで眺めてきたラファエロの聖母子がこの空間にポッと現れて微笑んでもおかしくないくらいと思えるようなそれが秋も深まるフィレンツェ・チェントロの宵だ心ふるえる風景イタリア編⑱フィレンツェ中心部の静寂に包まれたトワイライトタイム