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↑小説『stray sheep』先頭へ ← 前話へ 次話へ→ 「落合さん」 「はい?」 「もう…
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ええとですね、また性懲りもなく小説を載せるようなので、この方に来ていただいてます。 あ、どうも、佐藤です。 はい、よろしくお願いいたします。 で、また小説…
いやぁ、晴れるとやっぱり気持ちいいニャ。戻り梅雨の晴れ間ってのもなんだか面倒臭い感じだけど、それでも晴れてるのはいいことニャ。 ・・・・・・ん?あれって? …
やあ!エピクロス!昨日は悪かったね。さ、つづきを話そうか。 つづきねぇ。しかし、そんなに話すことなんてあるか? あるよ。だって、一国のトップだった人が殺さ…
政治家の死① ~悲惨なる真実よ。何と時宜を失して現れたものか
なんだかちょっと前からいろいろと騒がしいニャ。いったいなにが起こったのニャ? って、そんなことも知らなかったのか? あっ、エピクロス!相変わらず物騒な顔し…
ふう、やっと終わったニャ。あまり面白くなかったから途中から読み飛ばしていたけど、とにもかくにも終わりになったのは、・・・・・・あっ、 ・・・・・・ いつか…
それからも二人は話しつづけた。子供の頃のこと(青いネズミについてもだ)、それぞれの初恋がどんなものであり、そしてどうなったのか、などなど。ハーブティがな…
涙を拭い、ミカは立ち上がった。幾つかのハーブを選び、ティポットに入れていく。ローズペタル、レモンバーム、カモミール、それからすこし考え、パッションフラワ…
「でも、」 「でも、なに?」 「自信がないの」 ユキはまた泣きはじめた。さめざめと、しくしくと。ミカは息をゆっくり吐き出した。――まったく何パター…
「ミカちゃん」 「なに?」 「ちょっとだけいい?」 「いいわよ、入って」 一歩踏み出すとユキは崩れるように泣きだした。でも、それだってわかってい…
これからのこと――ユキの存念を「可及的速やかに(と父親は言った)」聴いて、それを「建設的な方向に」持っていくことをとりあえずの約束にして藤田吉之助を帰す…
ユキは怯えたような表情をしていた。見つめる目を避けるように背を向け、ブーツを脱いでいる。藤田吉之助は手を伸ばしかけた。しかし、そのまま項垂れてしまった。…
閉じられたドアは当たり前のことに平面だった。ミカはそれを見つめていた。声はくぐもって聞こえてくる。 「ああ、君は。いや、ユキはまだ帰ってないんだ」 …
父親はだいぶ早くに帰ってきた。 「連絡はとれたのか?」 「まだなの。あの子、何度電話しても出てくれないのよ」 「そうか」 肩を落とし、父親は部…
休みの日に本を読んでると家の電話が鳴った。電話はリビングにあるものだから気づかないことはよくあった。ただ、その日――十一月頭の月曜日だった――にはしっか…
「で、もう一人いたでしょ?」 「ああ、お姉さんね」 声は変化なしだった。――できれば顔を見ながら話すべきだったな。でも、しょうがない。これだけは早い…
結論から言って、両親は彼を気に入ってくれたようだ。 「誠実そうな人ね」 母親はそう言ってきた。――そうなの。誠実そのものの人よ。 「けっこういい…
5 ユキが謎のヒステリーを起こしたのは九月半ばのことだった。それから幾日かミカは姉と顔を合わせることもなかった。ただ、それは普段からよくあることだった。…
ミカは激しく混乱した。同じように混乱してそうな両親をおいてシャワーを浴びると、時間をかけて階段をあがった。姉の部屋には『YUKI』と書かれたネームプレー…
「なんてこと! あなた、聴いた? こんなことってある? 娘たちが同じ時期に結婚するのよ! なんて素敵なんでしょう! ――ミカ、あなたのことだから大丈夫だと…
こうしてミカの気持ちは固まった。後は実際的なことをするばかりだ。 ただ、姉の結婚話にかまけてる両親はもう一人娘がいることすら忘れかけてるようだった。…
姉の結婚話に影響を受けたのかわからないけれど、ミカも山内くんとのことを真剣に考えるようになっていた。つきあいはじめて一年近くなるし、その間に観察をつづけ…
「とくにミカさんのことをよく聴きますね」 「え? どんなことです?」 「子供の頃からかわいくて、頭も良くて、スポーツもできて、自慢の妹だって。どっちが…
「これから家に?」 「ええ、お食事に呼ばれてるんです。あまり度々ってのもご迷惑かもしれませんが」 信号が変わった。風が吹き、雨は無軌道に流れてる。そ…
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