俳句と映画のゆうゆう散歩
暫く休養後、久し振りブログに戻って来ました。何だか浦島太郎の気分です。 亦、宜しくご指導願います。
令和2年12月31日(木)大晦日:大つごもり十二月の末日、陰暦、陽暦いずれも用いられる。陰暦で月の末日をつごもり(月隠の変化したもの)というので、この日を「大つごもり」という。つまり一年の終わりの日である。今も昔も何かと忙しい日である。日が暮れると社寺では篝火を焚いて初詣の参詣人を迎える準備をととのえる。年越しといって、大晦日から元旦までの時間とその間の風習を言い、年越し蕎麦を食べる風習が在る。大晦日の夜のことを、「年の夜」という。「除夜」とも言い、夜半の12時から除夜の鐘を打ち鳴らす。各寺院では、百八の鐘が撞かれる。百八の煩悩罪障を鐘の音とともに消滅させるためといわれている。やがて子年も終わりを告げ、丑年を迎える。今年一年、本当に「新型コロナウイルス」に世界中が、恐怖にさらされた。中国の武漢に発生したコロナは...大つごもり
令和2年12月30日(水)小晦日:こつごもり大晦日の前日のことで、(しょうみそか)とは読まない。陰暦では12月29日になるが、現在の陽暦では12月30日今年も後1日になってしまったと、「感慨」もひとしおとなる。我が家のこの日は、例年なら買い出しに出かけ、正月の料理を作っていた。黒豆、田作り、煮しめ、昆布巻きなど、、、黒豆田作り昆布巻き最近では殆ど賄いの「お節料理」を調達する様になっていた。然し、これも数年前から「お節料理」も簡素化した二人用のものをご近所で買ってくる。子供も孫達も殆ど食べなくなり、焼肉(すき焼き)をメーンに、カニ、エビ等をストーブの上で焼いて食べる。以前は肉巻きを作っていたが、これも止めた。雑煮、焼肉に飽きたら「回転すし」がある、、、、。今年は何もせで、と思っていたがカミさんのお供で、買い物へ出...小晦日
令和2年12月29日(火)年用意:春支度新年を迎えるための用意の全てをいう。煤払い、畳変え、障子張り、餅搗き、年の市等の買物床の正月飾り、注連縄張り、松の内の料理準備等などを総称して年用意という。近年は、大掃除なども簡略化されて、餅搗きや料理等はデパートやネット販売等で整ってしまう。我が家もそうだが、和室が少なくなり障子張りなどは必要なく、畳替えなんぞも殆ど見かけない。暮の掃除はもっぱら煤払い、床掃除、トイレ、バスタブ窓ふきなどか、、、最も難儀なのは台所回り、、特にレンジフード(これも業者に依頼)だが、今年は年末の訃報で(言い訳にして)取止めにした。カミさん曰く「年寄り二人、余り油っ濃い物を食べなないから、そんなに汚れてない、、」先ずは、机の周り、ケッコウ要らない書類等や使えぬボールペン等、文具も多い、、状差し...年用意
令和2年12月28日(月)甥の子の死甥の子は、男の子は「大甥」(おおおい)と言い、女の子は「大姪」(おおめい)と言うそうだ。正式には、甥(おい)の子供は、姪孫(てっそん)と言い、(めいまご)とは言わない。この「姪孫」(てっそん)は女性に拘らず男女共通の呼び方である。では、逆に甥の子(本人)から見た私(父親の叔父)は何と言うのだろう。父親の叔父(叔母)は、「叔父祖父」(おおおじ)叔母の場合は「叔母祖母」(おおおば)と言うそうだ。昨日(12月27日)、甥の長男の葬儀が営まれた。26歳になったばかり、突然の悲報に私たちも驚きただ絶句、何と答えてよいのか判らなかった。親たちの悲しみは、如何許りか、、、、、彼は国立大学から大学院へ進み、今年の4月に大手の会社へ就職したばかりである。初任給をそのまま両親の旅行費用として差し...大甥とは、
令和2年12月26日(土)善哉:ぜんざい、田舎汁粉関西では粒あんの汁粉、関東では粟餅、道明寺餅、白玉餅に濃い餡をかけたもの。関東では、関西風のぜんざいを田舎しる粉、おしるこ等という。善哉の由来は、仏教用語の「善哉」(よきかな)から。昔、これを食べた僧侶が「実によい」と称賛したことから、また、一休禅師が「善哉此汁」と言った事からとも、、、出雲大社の「神在祭」で、振舞われた「神在餅」が訛って「ぜんざい」となった説等、、、、諸説ふん粉である。大阪道頓堀の法善寺横丁に小さな「夫婦神社」の店がある。法善寺横丁に水かけ不動が在る。苔むした不動様に水をかけて参ると、縁結びのご利益があるといわれている。この直ぐ脇に「夫婦善哉の店」があり、此処に立ち寄り「夫婦善哉」を頂くとよいそうだ。1955年(昭和30年)、東宝映画「夫婦善哉...ぜんざい
令和2年12月25日(金)冬休み:年末休暇12月25日頃から1月7日迄。小、中、高等学校は授業を休み、冬休みに入る。大学では、もっと早くから休暇に入り始業も遅い。官公庁、会社なども12月29日頃から1月3日頃迄は年末年始休暇に入るが、「冬休み」といえば学校が冬季休暇をすることをいう。名古屋市では、今日(25日)が2学期の終業式、学校により、教室毎に生徒が集まり、校長挨拶は室内でTV終業式を行ったところもある。今年はコロナのために春先に、突然一斉休校をした影響で、夏休み、冬休みも短縮された。冬休みは12月26日から来年の1月4日までで、4日短縮となった。冬季休暇が期間が短いが、子供たちにとっては、楽しい休暇となる。家族で故郷へ帰郷したり、スキー旅行に出かけたり、最近では海外旅行等に出かける人も多くなった。中部国際...冬休み
令和2年12月24日(木)クリスマス・イヴクリスマス:キリスト教の開祖、イエス・キリストの降誕祭のこと。クリスマスは、英語のキリストのマス(ミサ)のこと。Xマスは、ギリシャ語のXpiqtouyεvvaの頭文字Xにマスをつけた。キリストは、人類の罪を救うために神が遣わした救世主とされ、北パレスチナのナザレに住む大工のヨゼフとその妻マリアとの子として、ベツレヘムの馬小屋で生まれた事になっているが、その記録はない。キリスト降誕の図古くは、1月6日に降誕祭を行っていたが、4世紀頃にローマ教会が12月25日に行う様にしたといわれる。元は、太陽の神生を祝う「冬至の祭り」がキリスト教化されたのだろうといわれている。この日はキリスト教系の学校などで、降誕祭にちなむミサ、コンサート等が行われる、、、。名古屋のミッションスクールの...クリスマス
令和2年12月23日(水)さらばネズミ年今年(子年)も後1週間余りとなった。コロナ禍の一年、世界中が大混乱となった年であった。子年は日本でも過去の歴史上にも政変の多い年の様である。今年9月、安倍晋三首相が健康上の理由で辞意を表明し、菅義偉首相が誕生した。過去には、2008年、福田康生首相が退陣→麻生太郎内閣発足1996年、村山富市首相退陣→橋本龍太郎内閣発足※1984年は、中曾根康弘首相安定した政権持続1972年、佐藤栄作首相辞意→田中角栄内閣発足1960年、岸伸介首相退陣→池田隼人内閣発足1948年、片山哲内閣→芦田均内閣→吉田茂第二次内閣安倍首相の一族は過去の政変に拘わっている。岸伸介氏は、安倍首相の祖父で、佐藤栄作氏は(岸氏の弟)コロナ禍は未だに世界中で猛威を振るい、イギリスでは感染力が70%も増強したと...さらばネズミ
令和2年12月22日(火)電球、発光ダイオード、光ケーブル等により、淡い光の光源を集めて電飾する事を、イルミネーションという英語では、単に暗い場所を発光させるこをいうと。16世紀に、宗教改革で知られるマルテイン・ルターが考案したといわれ、暗い森の木々に多くのローソクを飾りつけ、夜空の星を再現したといわれる。日本では、明治33年に神戸沖に停泊する軍艦上で夜間に電気を散りばめたのが始まりとされる。明治時代には、東京や大阪での万国博覧会場に夜間、イルミネーションをつけた。近年、発光ダイオードやグリーン電力を使用し、イルミネーションはより一層華やかになったが、さらにはLEDの普及により、各種のイベントは更に大きくなり、加えて一般家庭でもXマス・イルミネーションを施す様になって来た。ご近所のイルミネーション一見、LEDの...Xマス・イルミネーション
令和2年12月21日(月)冬至:一陽来復二十四節気の一つ、太陽の黄経が270度に達した時立冬から45日後。今年は12月21日北半球では太陽が最も遠ざかる、昼間の時間が最短日。この日を境に、また日が長くなってくるところから、「一陽来復」ともいう。古来一年という時間の単位は、種蒔きから収穫までの「一農耕年」で在った。従って暦の一年の初めは収穫の終わりから、次の種蒔き迄の期間をいう。季節の変化の基本は、太陽の地球への照らし方の変化であるから、一年の初めの日は「太陽の照らし方の特別な日」として、各民族の伝統的な暦の正月の多くは「冬至庶月」「春分正月」、冬至と春分の中間の「立春正月」に属している。現行の陽暦の正月は「冬至正月」の流れを汲むものといわれている。「一陽来復」を祝う「冬至祭」は、古くから各民族間に存在し、クリス...冬至
令和2年12月20日(日)暖房器具室内を温めるもの日本では古くから、火鉢、炬燵、囲炉裏等が用いられ、近代では、ストーブや暖炉等も使用される様になった。欧米では、ストーブ、暖炉、ペチカ等が使われている。暖炉型ストーブ最近は、エアコンが普及し都会では火鉢、囲炉裏等は殆ど使われず、ストーブも減りつつある様だ。火鉢囲炉裏エアコン、ストーブは従来、石炭、石油、ガス等を燃料とした物は減り、今では電熱を使用する物が主流となった。会社やホテル等、企業ではボイラーを用いた蒸気、温水等で温めた空気を送る大型暖房設備を利用する。ガス、電気、太陽熱を利用するソーラ・システムが一般家庭に於いても、部屋の隅々まで温めるセントラル・ヒーテイングが普及し始めた。昔は、会社や学校等にも「ダルマストーブ」(鋳鉄製)があり、木炭、廃材、石炭等を燃や...暖房
令和2年12月19日(土)おでん:関東煮おでんは豆腐料理「田楽」の異称で、古くは14世紀に既に存在したと記述される。江戸時代、1782年「豆腐百珍」が発行された頃、豆腐田楽が世に伝わる。豆腐を串に刺し、味噌をつけて炙ったもので、それが後に煮込みとなり「おでん」という様になる。この「おでん」は田楽の「田」におをつけておでんと呼ぶ。関西では蒟蒻の田楽をおでんと呼び、味噌田楽である。この頃に「菜飯田楽」流行ったといわれる。江戸では、芋(さといも)の田楽も売られる様になる。関西から薄味の醤油が江戸に渡り、江戸の初期に醤油を関東(野田醤油)が濃いめの味にし、これから醤油文化が発達し、香り高い醤油に削り節やみりん等を加えて煮込んだ「おでん」を作るようになった。後にはんぺん等の練り物が加わり現在のおでんの形ができていく。関西...おでん
令和2年12月18日(金)勝負の3週間、空回り先月(11月25日)、「3週間が勝負」と感染予防の徹底を訴えた。12月16日の衆院内閣委員会の閉会中審査の場で、西村経済再生担当大臣は「残念ながら全体として感染者数は、減少傾向にない」と答えた。厚生労働省のまとめによると12月15日迄の3週間で感染者数は48,000人超、死者は687人となり、重症者も618人と増えた。GOTOトラベルについて政府の分科会は「ステージ3の(感染急増)相当の地域へのGOTO一時停止を求めたのに対し、菅首相は「感染拡大に繋がるGOTOエビデンス(証拠)はない」と、同意をしなかった。今朝の中日新聞朝刊コラム「中日春秋」に、「南北朝時代50余年の争乱の模様を描いた太平記の中の武将、児島高徳が述べたとされる言葉が後世に称えられる。曰く、「戦に負...勝負の三週間
令和2年12月17日(木)初雪その年、はじめてふる雪北国では秋の半ばに、近くの高い山で初雪が降る。平年、札幌市では11月末頃、東京では12月末、鹿児島市では1月の上旬に初雪を見る。雨まじりの霙(みぞれ)や雪霰(あられ)となって降ることが多い。雪は北国の人達にとっては当然の事であるが、雪があまり降らない都会で暮らす人々には、初雪の便りを耳にすると、正に冬の到来を実感する。我が国は初物に対して「珍しい」「有難い」といったある種の信仰心がはたらくので、鑑賞にあたってては慎重になるようである。「初雪」は単に初めての雪という以上の意味が込められている。東海地方では、15日に初雪を観測した。名古屋市内ではこの日(15日)の日没を迎える頃に雨が霙交じりの雪となり、本格的な冬の到来を告げた。日本列島は15日、西高東低の冬型の気...初雪
令和2年12月16日(水)賀状を書く「賀状」は新年の季題であるが、「賀状書く」は冬の季題となる。十一月頃になると「お年玉付の年賀はがき」が発売をされ、暮の忙しい中で暇を見つけて賀状を書き続けていく。賀状の一枚一枚に色々な思いが込められる。昔は、年賀状に「新年の御恵めでたく申し納め候」を書いていた様であるが、年賀郵便が普及した明治末期頃には、葉書向きの「謹賀新年」等となった。2020年の師走、コロナ禍で慌ただしかった一年も残り半月となった。我が家も何もせではや年の瀬、何となく気ぜわしき中、やっと重い腰を上げ、年賀状を書かねばと、、、、今年も知人、友人等から「喪中につき賀状を失礼、、」の葉書が多く届いている。更には「齢を重ね、そろそろ賀状も書き難く、、、、」等の断り状が年々増えている。又、スマホやPCが発達し、若者...賀状書く
令和2年12月15日(火)阿部、悲願の五輪男子柔道65kg級の東京五輪代表決定戦が、12月13日(日)に東京講道館で行われた。コロナ禍で無観客の中での戦い、阿部一二三が丸山城志郎を破り、初の五輪出場を決めた。中日新聞より立ち上がりから技の応酬で、両者一歩も譲らず4分間の戦いで決着が付かず、延長戦突入、、延長19分後、阿部の「大内刈り」が優勢の判定、、、、、(ビデオ判定は翻らず)過去の両者の戦いはこれで4勝4敗となった。これまでもほゞ互角の戦いで、其の殆どが延長、今回は延長20分の歴史に残る大一番となった。過去にも史上に残る、「ライバルの戦い」は様々あり、いづれもその後五輪で活躍された。1)前回(1963年)の東京オリンピック男子無差別級代表戦、神永昭夫VS猪熊功、神永が勝ち、東京五輪ではヘーシング(オランダ)に...阿部、丸山頂上決戦
令和2年12月14日(月)水鳥:浮寝鳥俳句では鴨、鳰(かいつぶり)、百合鴎、鴛鴦等の冬の水上の鳥を総称して水鳥という。亦、水に浮いたまま寝ている鳥を「浮寝鳥」という。水上で暮らす鳥で、秋から冬にかけて日本に渡ってくる鳥が多い。先に上げた鴨、鳰、ユリカモメや白鳥、鴈、鴛鴦なども水上で暮らす。鴨鳰(かいつぶり)白鳥鴛鴦、雌(左側)、雄(右側)時に、家鴨(あひる)も含まれる様である。水鳥が冬季とされたのは、海や川、湖沼等で冬季に一番多く見られるからである。水鳥の羽毛は密生して居り、油脂腺から出る油を嘴で羽毛の表面に塗って防水の働きをする。和歌では「万葉集」以来、多くの歌人に読み継がれて来た伝統的な季語。近年、自然に対する関心の高まりもあって、水鳥を見に行く人も増えているようだ。鴨やユリカモメなどに、定期的に餌を与えて...浮寝鳥
令和2年12月13日(日)葱:根深、ひともじ(一文字)ユリ科の多年生野菜、中国・シベリアのマルタイ原産古くから栽培されて居り、日本料理に欠かせぬ野菜。「日本書紀」の仁賢紀に、「秋葱」の名で記述され、女房詞で「ひともじ」(一文字)とも呼ばれる。葱は、葉鞘の白い部分を食べる「相深葱と緑色の部分を食べる「葉葱」とがある。一般的に関東では根深と称し、葉鞘の部分を地中深く作り、関西では葉葱と称して、葉を長く作る。東日本では、単にネギは「根深ネギ」を指し、成長とともに土を盛り上げて陽に当てない様にして作った。風味が強く太い根深(長葱、白葱)をいい、他には「ワケギ」「アサツキ」「万能ネギ」「九条ネギ」等の固有名詞で呼び区別している。西日本では、陽に当て作った「葉ネギ」をいい「九条ネギ」を代表に青い葉の部分を指し、細い葱を「青...葱:ねぎ
令和2年12月12日(土)日向ぼこ:日向ぼこり日の短い冬の季節は、日当たりの良い縁側や公園のベンチ等で、暖を取り、日光浴をし、暇を持て余す仲間を誘っておしゃべりも楽しむ事が在る。(女性に殊に、ご年配の方々が多い様である)近年、高齢化社会に移りつつある中、冬の日向はこういった光景をシバシバ目にする。駅のホームの椅子でも、日当たりの良い席は直ぐに一杯となるようだ。「日向ぼっこ」「日向ぼこり」ともいわれる。俳句の世界ではなるべく「省略」したいので、「日向ぼこ」が普通である。日照時間の少ない北欧等では、裸で日向ぼことなるようだが、冬には望めないことだ。益々、高齢化社会が進む日本ではこういう光景は手放しでは喜べない、考えさせられる問題である。名古屋港を散策していると、色々な日向の風景が見えてくる。陽だまりにはノラ(野良猫...日向ぼこ
令和2年12月11日(金)二兎を追い続けた人生先日、物理学者で俳人の有馬朗人さんが亡くなられ、各界からその業績を称え、惜しむ声が相次いでいる。私のブログで拙いメッセエージをお伝えしたが、、、今朝(11日)の中日新聞朝刊コラム「中日春秋」に有馬朗人さんへ賛辞を贈る記述が在ったので紹介する。「私の人生は自転車操業」(有馬朗人)天から才能を授かっ人の思い覚悟を表している様な句がある。二兎を追ふほかなし酷寒の水を飲み物理学者で俳人の有馬朗人さんである。「朗人くんは出句しておいて、隣室で卓上計算機をガラガラ廻していた」。師であり科学者でもあった、俳人の山口青邨は、驚きを込めて有馬青年の東大学生時代を述懐しているという。若い頃から全力で二兎を追い、いずれの世界でも一流になった人である。有馬さんの訃報が先日届いた。90歳だっ...有馬朗人さん2
令和2年12月10日(木)毛糸編む:毛糸玉編針や機械を使って、毛糸のセーターやマフラー手袋等を編むこと。一般的に家庭の主婦や若い女性、老女等が編むのだが、近年では編み物を趣味にする若い男性も居る。待合室や公園のベンチで、日向ぼこをしながら毛糸を編むため、ひたすら編み棒を動かす姿がよく見られた。こういった光景に出会うと、ほのぼのとした安らぎが感じられたものである。一時的に機械編みが大流行した時期も在ったが、近年安価な既製品の普及により、毛糸を編む光景は少なくなった。それでも子供が誕生すると赤子のために、又、若い人等で恋人のためにセーター、マフラー等を編む事もあるようだ。カミさんは趣味のクラフトで色々な物を作っている。以前、この時期になると、孫に毛糸のセーター等を編んでいた。稀に私のマフラー、手袋等も、、、私の手袋...毛糸編む
令和2年12月9日(水)山茶花:姫椿ツバキ科の常緑小高木、日本原産中国、四国地方の山中に自生し、初冬に五弁の白い花をつける。木の高さは、10mを超すものもある。姫椿現在では白色の他、鮮紅、桃色、絞り、八重咲き等改良された園芸品種が普及、盆栽や切り花等も愛好されている。花は椿に似るが、椿よりやや小ぶりで花弁が薄く、椿と違い、一片ずつ散って次々に花を継ぐ様を、さびた印象と捉え、歌人、俳人等が吟じ、読む。季語として、江戸の徘階の頃から用いられ、俳諧連句集の「冬の句」の巻頭に記述がある。「狂句こからしの身は竹斎に似たるかな(芭蕉)「たそやとばしるかさの山茶花(野水)と在る。風狂の旅を行く芭蕉に、初冬の風景を背景にして笠へ散りかかる山茶花の鮮やかな情景を添えた表現である。後に、正岡子規の「山茶花のここを書斎と定めたり」に...山茶花
令和2年12月8日(火)有馬朗人さん逝去元東大学長で、俳人の有馬朗人氏(90歳)が12月7日にご自宅で亡くなられて居た。中日新聞朝刊より1953年、東京大学理学部卒業1989年~93年まで東大の学長を務められた。1996年、中央教育審議会会長の時に、学校週五日制の実施等「ゆとり教育」の導入を求める答申をまとめた。1998年、参議院選挙で自民党の比例代表名簿一位で当選し、小淵恵三内閣の文部大臣(科学技術庁長官兼務)に就任。一期で引退される。その一方で俳人としても活躍され俳誌「天為」を創刊、国際俳句交流協会会長められ、俳句の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を目指した。ご専門である科学分野でも、原子核理論の研究で、仁科記念賞、米国フランクリン協会賞などを受賞される。その他、日本学士院賞を受賞され、文...有馬朗人さん逝去
令和2年12月7日(月)師走:極月陰暦12月の異称であるが、今(陽暦)でも同じく12月に言われている。師走の師は僧侶のことで、この12月になると僧も彼方此方へ忙しく走り回るところから出た言葉だと俗に言われている。また、師は伊勢の征師と呼ばれる下級神職のことで、この人たちが歳末に伊勢神宮のお札を全国に配り歩いたところから出た言葉という説もある。こちらの方が歳末の習わしを感じさせる言葉として、季節感を色濃くしている様に思われる。今年も12月に入り、はや1週間がし過ぎた。新型コロナウイルスの影響で、師走の風景も様変わり、年末恒例の行事も各地各所で中止となり、街を行き交う人も疎らで、何時もの忙しさが伝わって来ない。デパート、スーパー等でも混雑する事もなく、買い物の慌ただしさが未だない、、、、。週末の水族館も、クリスマス...師走
令和2年12月6日(日)綿虫:雪蛍アブラムシ科のうち、綿油虫類の総称アブラムシ類の多くは植物に寄生して卵をで冬を越すが、翌年卵から孵ったものは全部が雌でこれが卵ではなく幼虫を生み、その幼虫も全て雌で成虫になるとまた幼虫を生む。この様に数を増やす物を「単性生殖」といって、次の秋までこれを繰り返す。夏の間は笹や木の根などに寄生し、秋になると欅の葉に木の実の様な瘤を作ったり、アオダモや金銀木等の葉を巻いた中で冬を越す。その宿移りの頃が、すなわち綿虫が漂う群れとなる。初冬のどんより曇った日に翔ぶ(漂う)様を、雪が降るように見える事から「雪虫」の異名がある。雪虫は、早春に雪の上に現れて動き回る別の虫で、春の季語である。北国の融雪期などに雪の上を這い回る「カワゲラ」「ユスリカ」等で、翅がなく跳び回る虫を雪虫という。句会の1...綿虫
令和2年11月5日(土)忘年会:年忘れ年の暮に血族や朋友、仕事の仲間等が集まって年中の労をねぎらい、一年の無事を祝して合う事室町時代中頃の文献には既に「年忘」の記述がある。忘年会が登場したのは明治以降のようであるが、現在では職場単位、学校やサークル等の集まりが多い。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各企業で自粛ムードが高まっている。東京商工リサーチが企業の約1万社に対し、「忘年会」「新年会」開催の有無についての調査したところ、約9割の会社が開催をしないとの回答があったとの事。都道府県別の調査でも、忘年会をしないと答えたのは奈良県の96%、北海道93%、また大都市の東京や大阪でも90%が忘年会を予定しないと答えた。企業調査(東京商工リサーチによるアンケート)コロナはべつにして、最近の傾向で「会社の飲み会」...忘年会
令和2年12月4日(金)菰巻:藪巻雪折れの恐れの在る庭の樹木や竹などを筵や縄等でぐるりと巻く。曲げるべき枝は曲げて縛り付け、竹などを添えて補強する。丹念な作り、大雑把な形などそれぞれに味わいがある。菰巻きは江戸時代から、大名屋敷の庭園で行われてきたとされる害虫の駆除予防である。松などに多い松毛虫等の幼虫は、冬になると地上に降り枯葉等の下で越冬する習性があり、11月頃になると松や杉等の幹に、地上から2m位の所に藁で出来た菰を巻き付ける。冬の間この菰の中で越冬した幼虫を、春に菰と伴に焼却する。これが本来の「菰巻」の目的であるが、樹木ににより、防寒の意味もある。近年、様々な研究によると菰巻による害虫駆除には余り効果が得られないとの指摘もあり、皇居や京都御苑などでは菰巻の中止をされて居るようだ。名古屋市の徳川園ではこの...菰まき
令和2年12月3日(木)公園の落ち葉掻き今年最後の「公園の落葉掻き」が行われた。先月(11月)の25日、中部電力と名古屋市土木事務所が、公園の樹木伐採を実施されたが、公園の西南側の樹木は何故か手付かずで、遅れて紅葉した枯葉が盛んに降りしきる。例年、1月~3月は裸木となり、雑草が目立つのは4月頃それ迄は、公園の清掃はお休みとなる。今年最後の公園清掃日、「公園愛護会」を中心に15名が参加した。全体的には落ち葉は少ないが、西南を中心に熊手、箒等で落葉を搔き集め、収集袋(45L用可燃ごみ用)に入れる。木の根本やベンチの周り等には、枯れ草しぶとく蔓延って「せっかくベンチへ座ろうとしても雑草が在っては、、」とご婦人方が小型の鍬などで掻き採っていく。今回は1時間程で30袋程、、、、(先月は50袋)「1年間、有難う御座いました...落葉掻き2
令和2年12月2日(水)地元の映画館の閉鎖名古屋市港区に在る、「イオンモール名古屋みなと」に併設する映画館「TOHOシネマズ名古屋ベイシテイ」が、2020年11月30日をもって閉館した。券売所飲食物コーナースクリーン1999年に「ヴァージン・シネマズ」として開館し、2004年に「TOHOシネマズ名古屋ベイシテイ」に改名し、現在に至った。「イオンモール名古屋みなと」が来年(2021年)3月に閉店するのに伴い、先行して閉館した。開館以来、21年の歴史の幕を閉じた。2階建て、12スクリーンの全2671シートシネマ・コンプレックスとして、名古屋で初期に誕生した映画館で、内外の数々の名作を観せていただいた。今回の閉館は誠に残念である。この映画館で最初に観たのは、高倉健さんの「鉄道員」(ぽっぽや)、、続いて洋画の「グリーン...映画館の閉館
令和2年12月1日(火)干し柿:吊し柿渋柿の皮を剥いて日に干したもの竹や木の串で貫いて干し晒したものを串柿。縄(紐)で蔕(へた)の上の小枝の部分を結び吊した柿。その柿を軒下に簾の様に吊したものを柿簾という。弱火で燻(いぶし)たり日に乾した柿は色が真黒くなり「烏柿」ともいわれる。一個づつに製したものを結露柿と言い、真っ白く粉をふいているのが良品といわれる。今日、一般的に行われている渋柿の食べ方は、皮を剥いて干し、肉が締まり表面に白い粉がふいて甘くなるのを待つこと。今年もカミさんの干し柿作りが始まった。何時もなら既に11月の上旬に行われていたが、今年は干し柿に使う「筆柿」の届くのが遅く、先日やっと届いた。筆柿は、岐阜県山縣市の伊自良地区の特産の渋柿で、干し柿専用として栽培されている。大きさは普通の柿の倍位あり、大き...干し柿を作る
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