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お気楽先生のほぼ毎日私感 https://okiraku.fc2.net/

小学校の先生をやっています。教育の現場で日々思うことから、子どもが明るく楽しく学校生活を送るためには親として教師としてどう接していったらよいか、深く考えていきたいと思っています。

小学校の先生をやっています。 無駄にキャリアが長いわけですけど、 日々思うことを広く発信できたらな…と思い ブログを立ち上げました。

お気楽
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2016/05/05

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  • 2時間怒りに支配されるか、6秒で怒りの呪縛から離れるか

    ◎怒りの感情から逃れる方法 3クラスの子に話した洞窟の話 つづき「拗ねている時っていうは、暗くジメジメした洞窟の中で一人ぼっちだよね。一人ぼっちで洗濯機の中をぐるぐるしている。でも、そこから一歩踏み出して、お日様がサンサンと輝く外に出る。優しい人達がニコニコと笑っている外に出る。洞窟の外に出ていこうっていう意志がとても大事なんだ。例えば、怒りっていうのは2時間続くと言われています。拗ねている人は、...

  • 怒ったり泣いたりしているのは自分だけ。なんて馬鹿らしいことなんだろう、、、

    ◎怒りの感情から逃れる方法 2怒りの持続時間は 2 時間なのだそうです。扁桃体ハイジャックとも言われますが、瞬間的に脳が怒りにハイジャックされてしまうようです。でもたった6秒、その怒りを抑えることができたら怒りの感情がおさまるのだそうです。怒りを感じ時に6秒数を数えるだけでも効果があるようで、怒りの対象から意識を逸らすことで怒りはある程度沈静化されるのだそうです。大抵の子どもは、怒りの6秒ルールという...

  • どこに怒りのスイッチがあるか...

    ◎怒りの感情から逃れる方法 1ナオト君は毎日のように怒って拗ね、怒っては拗ね、を繰り返していたのですが、どこに怒りのスイッチがあるか、私には分かりませんでした。まぁ、私に注意されたら怒るって感じ。当時は、なんでもかんでも怒り、拗ねていましたから。怒ったり泣いたりするというのは、相手をコントロールして自分の思う通りにしたいという事だと思っているので、怒りの原因を探るということは特にしませんでした。私は...

  • 暴れて自分の殻に閉じこもるナオト君

    ◎暴れて自分の殻に閉じこもるナオト君ナオト君は、とにかく大変な子で・・・・「ナオト君の担任なんだって? そりゃぁ大変だねぇ。でもお気楽先生ならきっと大丈夫だよ・・・」半ば慰めのような励ましの言葉を同僚からもらい担任したのがナオト君でした。ナオト君がどういう子だったかというと、何か気に障る事があると、大声で怒って暴れ、最後は自分の殻に閉じこもるように小さく丸まって何時間も動かなくなってしまう、そんな...

  • 心が解放されたら多くの子がもっと力を発揮できるようになる

    ◆できないという呪縛から脱出したクミコさん 11練習というのは行動です。この行動というものが、現状維持の壁を破ったり、心の鎧を脱ぐために必要なのでしょう。行動しなければ、実体のない妄想で悩むばかり。それは、自分はできないという心の鎧を頑丈なものにしてしまうし、現状維持の壁も厚くしてしまう。でも行動したら、そこには現実的な課題しか存在せず、妄想的な悩みはしなくて済みます。目の前に現れた課題を解決して...

  • 行動できるようになったら、できることが増えていった。

    ◆できないという呪縛から脱出したクミコさん 10「できない、わからない、といって逃げないで、わからなくても、できるようになる道を歩む。そうしたら、いつか理解が追いついてくる。」こんなことをクミコさんに言い続けました。不思議なもので、行動できるようになったら苦手な算数でも他の教科でも、できることが増えていきました。これは考えてみたら当然のことで、それまでは、「できない・わからない」という心の鎧で自分...

  • 理解は後からやってくる

    ◆できないという呪縛から脱出したクミコさん 9クミコさんに繰り返し話したこと練習しても、当然すぐにはできないでしょう。全然分からないって思うことでしょう。でも、何度も何度も”できない”、”わからない”って思うことが実は大事で、その都度、私や友達に教えて貰えばよい。そうしたら、いつか分かるときがくる。授業を聞いて”わからない”、”できない”って思うのは1回だけです。1回だけで諦めてしまう人が多すぎです。でも...

  • 低い階段を1段ずつ登って「できる」を目指す。それが算数の授業。

    ◆できないという呪縛から脱出したクミコさん 8クミコさんに繰り返し話したこと「算数の教科書ってね、すごくすごく簡単に勉強を教えてくれているんだよ。例えば、掛け算の筆算なら、まずは2桁×1桁、しかも繰り上がりがないものからはじまって、ゆっくりゆっくり誰でもできるようになっている。いきなり3桁×3桁なんて、無理な事は書かれていません。だから、クミコさんが1時間の授業で学ぶ事って、とっても低い階段を上るよ...

  • 問題は、分からないと自己否定に向かってしまい量をこないしていないこと

    ◆できないという呪縛から脱出したクミコさん 7「量が質に変わる」クミコさんの問題は、分からないからと自己否定に向かってしまって量をこないしていないこと。そう考えて、クミコさんにとにかく「できる」を目標にしていこうと話をしました。特に実践しやすかったのは、算数でした。クミコさんは算数には特に苦手意識があって、算数の時間にはいつも暗い顔をしていたました。でも算数は時間さえ味方につけたら乗り越えられると...

  • 「量」を積み上げたら、追々理論もわかるようになっていける

    ◆できないという呪縛から脱出したクミコさん 7「量が質に変わる」。車の運転でも同じなのでしょう。いくら理論を知ったからといって、実際に練習を重ねないとできるようにならない。だからサーキットに行って練習を重ねる必要がある。そうやって行動に移さないと、人は思考を深められないのだと思います。これは学校の学びも同じで、算数の理論を学んだからといって出来る子ばかりではありません。むしろ、出来ない子が大多数で...

  • 「量が質になる」という考え方が現状維持の壁を打ち破った

    ◆できないという呪縛から脱出したクミコさん 6クミコさんは、「私は勉強ができない」という強固な鎧を心に身にまとって「勉強ができない自分」を肯定して、現状維持の壁を破ることができませんでした。学習活動が遅いのは、完璧主義の問題もあると思っています。チューリップを植えるのが遅かった1年生は、失敗を恐れる心理があったのでしょう。クミコさんも、問題ができないことが怖い。失敗したらどうしよう、、、と思ったら...

  • 単純な話、行動が早ければ経験数は増え、学びも増える

    ◆できないという呪縛から脱出したクミコさん 5丁寧に板書をノートに写すクミコさん。丁寧書いていたら、本人も勉強した気分になるから自分を否定することにもなりません。そこに落とし穴がある。クミコさんの問題は、できるようになる努力をしていないことと、苦手なことから逃げてしまう心にあると思いました。クミコさん自身は、「できる自分」になりたいと思っていることでしょう。でも、その未来に向かって歩き出す勇気がな...

  • 丁寧に書くことで考えることから逃げている

    ◆できないという呪縛から脱出したクミコさん 4クミコさんの授業での様子を見ていると、とにかく、なんでも丁寧なのです。板書を写す時も、とても丁寧にノートに書いていきます。丁寧すぎて、時間が掛かるのが問題で。。。その姿は、私には”逃げ”のように感じました。丁寧に書くことで、考えることから逃げている。授業では考えることや分かることが大切ですが、丁寧に字を書くことで、思考することを拒否しているのでしょう。以...

  • 現状維持なら、自分は傷つくことはない。

    ◆できないという呪縛から脱出したクミコさん 3現状維持なら、自分は傷つくことはない。お母さんの話では、クミコさんは家では宿題ができなくて泣いているとのことなので、勉強ができないことで自分自身を責めているのでしょう。なら勉強したらいいじゃんって思うし、そんな風に苦しんでいるのは地獄のようだものだと思うのですが、そういう思考が常態化していると、抜け出せないんですね。クミコさんの問題も、「勉強ができない...

  • 実際にやってもないのに不安感に襲われて現状維持を選んでしまう

    ◆できないという呪縛から脱出したクミコさん 2心の話には素直に反応して、しっかり話を聞くことができるクミコさんですが、授業となると、とたんに不安そうな顔となります。漢字は以前担任した時にかなり特訓をしたので、止め・はね・払いも完璧に書くことができるし、漢字小テストは、半分くらいは〇になっていたので、全然できないというレベルではないので、違和感がありまくりです。漢字が読めないという話はいったいなんだ...

  • 自分自身の能力に悲観して泣いている子は学校にはかなりの数いるのだろう

    ◆できないという呪縛から脱出したクミコさん 1クミコさんは、前年度の担任からの申し送りで、文章は拾い読みで漢字も読めない、算数の文章題も全く解けないという子でした。前年度の成績は学年の中で最下位層に位置していました。以前に担任もした子で、当時も勉強が苦手だな、、、とは思っていたのですが、何度かお母さんから「お気楽先生が担任の時はやる気があったのに…」という相談を受けていたのです。再び担任した時は、(...

  • 一歩を踏み出せない自分がいる。

    『人生とは自転車のようなものだ。 倒れないようにするには走らなければならない。』これはアインシュタインの名言です。最近、この言葉に出会ってかなり衝撃を受けました。同様な名言は数多く存在していて、泳ぐ魚は沈まない、回る駒は倒れない、など、このブログでも以前に書いた記憶があります。でもなぜ、再びアインシュタインなのか?それは自分自身にとって、「動けない」ことが大きな課題であると最近意識するようになって...

  • 「自分が変われば周りの景色も変わる。いい人戦略で幸せを掴むんだよ」

    ◆『いい人戦略』でいこう!3クラスで話したことまだまだ未熟な私たちだから、いい人を目指して努力していく。そんな話をしていたら、子どもから「嫌なことをした人にも、親切にするのですか?」という質問がありました。これには少し困ってしまったのですが、他の子がさっと手を挙げて「オキシトシンは、相手にもでるから…」と助け船を出してくれました。毎日、いろいろな話をしていますが、子ども達なりに知識をつなげる努力をし...

  • 自分はたぶんいい人じゃない。だから、いい人のフリをする。

    ◆『いい人戦略』でいこう! 2クラスで話したこと「いい人であることは難しいです。だってね、悪口を言われたと思ったら心の中では、怒り爆発状態だものね。私だって同じです。でもね、戦略なんですよ。自分はたぶんいい人じゃない。だから、いい人のフリをする。いい人のような演技をする。例えば、人の顔って口の端…口角というけれど、そこをちょっと上に上げたら、笑顔だと思われる。逆に下げたら機嫌が悪いように見える。だっ...

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