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2016年4月5日よりバンコクin、インドで抱えた160万円の負債を返上して目的地のセネガルへワープ

元は広告代理店で働くサラリーマン。 2016年4月〜タイのバンコクを出発地に世界旅行へ。 その途中…インドで160万円をぶん取られて帰国、ラフティングガイドなどをしてそれを返済し、2018年7月、西アフリカのセネガルへ突撃した。 あと、パンツ大好き!

はらだりょうじ
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浦安市
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浦安市
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2016/04/06

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  • 懺悔の時間

    西の空が赤く染まる。アフリカ大陸最西端の、夜が始まる。白状しようと思う。ここ最近、僕は「人の話をする」事に夢中になっていた。この人は自分にとって面白い人間かどうか。この人は自分に興味を持ってくれるかどうか。端的に言ってしまうと、ついさっきまでこんなことを考えていた。でも、それはすごくかっこ悪い気がしてきた。心がよごれている。すごく、よごれている。人の話がつまらないのではない、自分がつまらないのだ。相手は自分を写す鏡のようなものだ。相手にとって話をしたくなる自分を作れ、そんな自分を相手に投影しろ。人のことを面白くないと言えばいうほど、きっと自分はつまらない人間になる。自分の半径5メートル以内をいつでも全国放送していると思え。誰に聞かれても、恥ずかしくない話をしろ。大切に言葉を扱え、汚い言葉はいつか自分に返ってくる...懺悔の時間

  • 一生に一度を、何度でも

    朝、陽が昇ったら起きる。走り出す車とクラクションの音。朝日をうける引き戸を全開にして、もはや寒くなってきた空気を部屋に招く。歯を磨いて、キッチンへ向かう。居候仲間のワリが部屋から出てきた。今起きたのだろうか。「おはよう」と挨拶する。コーヒーを淹れ、適当なところに腰を下ろす。しばらくして、ワリがくる。「ジビー(僕のこと)おはよう、すまん、俺どうしても挨拶とかする前に顔を洗いたいんだ、だからさっきは挨拶返せなかった」そんな事を言われる。律儀を絵に描いたような男だ。たまに100円くらい、お使いのお釣りを誤魔化そうとするけど。それは、もう挨拶みたいなモノなのかもしれない。セネガル、ことさらダカールという場所では、挨拶をとても大事にしている印象を受ける。おはよう!元気?仕事どう?儲かりまっか?平和だねぇ朝一番だけでもこん...一生に一度を、何度でも

  • 時計の針は僕たちを待ってくれない

    セネガルのダカールにいる。昨晩、いつか死んでしまうことへの恐怖に耐えられなくなって、マットレスに顔を埋めて全力で叫んだ。数年に一度、こういう事があるのだけれど、この歳になってもまだあるか、と、少し驚いた。こういう事を考えるのは、えてして暇なときなのだが、それはそれで大切にしたい時間だったりする。僕らはいつか死んでしまう、どれだけ必死で守ろうが、どれだけ健康に過ごそうが、死んでしまう事実は変わらない。でも、安心しなよ。と思う。俺も怖いよ、なぁ、だからさ、一緒に生きようぜ。燃やしちまおうぜ、いっちゃいけない事とかさ、あんだろ?言っちまおうぜ!なんて事を思う。なんて事を、自分に言い聞かせているのかもしれない。ガーナ行きが1ヶ月半伸び、年末の人手不足に備え、和食屋で修行!…なんて事はしていない。強調しよう。そんな事は一...時計の針は僕たちを待ってくれない

  • 心の打ちっぱなし

    セネガルのダカールにある兄の家にいる。日射しは強いが、日が落ちればそこそこ肌寒い、といった気温になってきた。日本では見たことのないような鳥を時折見かけ、「おーい」なんて無駄に声をかけたりする。僕は不思議ちゃんか。本来であれば、今頃はガーナのアクラに到着している予定だったのだけれど、ちょっとしたトラブルが重なり、もしかしたらもうしばらくセネガルに滞在することになるのかもしれない。予定通りに物事が進まない時、ましてやそういった事態が重なった時、さして大したことではない事にもやもやとした気持ちが水を得た魚のようにいきいきと成長し、瞬く間に頭の中を埋め尽くしてしまう事がある。昨日まで、もとい先刻まで、僕は肥大した心のもやもやと壮絶なバトルを演じ、そして、勝ったのか負けたのかはわかっていない。ああ、これで1万円は損したな...心の打ちっぱなし

  • さよならはいつだって思ってるより早く来る

    成田から韓国の仁川空港を経由して、エチオピアのアディスアベバへと向かう飛行機の中にいる。機内で買い漁った小説を貪り耽っていると、ふと、窓の外にオレンジの光がひと筋、浮かび上がっていた。さらに下に目線をずらすと、朝日が照らす砂漠が延々と広がる。壮大な景色だなぁ、と思う。飛行機についている地図で確認した所、ここはオマーンとイエメンの境目あたりらしい。よくわからないけれど、坂本龍馬的な感じで、「アラビア半島の、夜明けぜよ」なんて言葉が頭の中に浮かんだ。少し躊躇って、やっぱり口に出すのはやめた。普通に恥ずかしいからね。イエメンに行ったのはもう10年以上前、割と本気でもう一度行きたい数少ない国だなぁなんて、少し思い出をなぞる。ダメだ…ソコトラ島のカニの裏ピースがチャラかった事しか思い出せない。このご時世、街の朝の景色なん...さよならはいつだって思ってるより早く来る

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