懺悔の時間
西の空が赤く染まる。アフリカ大陸最西端の、夜が始まる。白状しようと思う。ここ最近、僕は「人の話をする」事に夢中になっていた。この人は自分にとって面白い人間かどうか。この人は自分に興味を持ってくれるかどうか。端的に言ってしまうと、ついさっきまでこんなことを考えていた。でも、それはすごくかっこ悪い気がしてきた。心がよごれている。すごく、よごれている。人の話がつまらないのではない、自分がつまらないのだ。相手は自分を写す鏡のようなものだ。相手にとって話をしたくなる自分を作れ、そんな自分を相手に投影しろ。人のことを面白くないと言えばいうほど、きっと自分はつまらない人間になる。自分の半径5メートル以内をいつでも全国放送していると思え。誰に聞かれても、恥ずかしくない話をしろ。大切に言葉を扱え、汚い言葉はいつか自分に返ってくる...懺悔の時間
2019/11/26 22:51