営業写真館のバカでかいカメラで撮られるこちら側は、魂までとられるようにかんじられました。写されるこちらは、狙われるカメラらによって、感情?が変わります。ーーー映画制作の現場でのカメラは主に米国製のNCミッチェルか仏製パルボなど、大きなカメラで撮影されます。出演する俳優さんは、劇場の観客を意識しながらも目の前のカメラに向かって演技をします…。ーーー出演する俳優さんにとって目の前のカメラが大きくて威圧感があれば、あるほど演技に力が入るのではないでしょうか。ーーー次回に、劇場用の大型カメラとテレビ映画制作用の16㍉カメラを比べて見ます…。カメラの威圧感について
カメラの形態について、一言…昔、記念写真は街の写真館で撮ってもらっていました。写真館の写場のカメラは、物々しいかたちをしていました…ーーー何所の写場でもアンソニーという大きなカメラで撮影されていました。感光材料は、4×5判の乾板(かんぱん…ガラス板)で撮影されますーーー写真館の技師(カメラマン)は厳かに「ハイ撮ります…」と合図します。その大きなカメラを見ているとこちらの魂まで獲られるうに感じられました…ーーー写されるカメラが小さなデジカメやスマホなどで、撮られるときは何も緊張しないのですが…カメラの形や大きさによって写される我々の気分は大きく変わります。カメラの形によって!
撮影所の知り合いにいま、どんな仕事をしていると聞いたことがありました。その知り合いは、いまはテレビ映画制作と云います。ーーー撮影所で制作するのは劇場用映画でしたから…、劇場用映画のスタッフは本編(ほんぺん)制作と云っていました。本編にくらべてテレビ映画制作は何となく軽く聞こえました…ーーー劇場用映画の制作は35㍉フィルムを使ってミッチェルカメラで撮影します。一方、テレビ映画制作は35㍉フィルムの約半分、巾の16㍉フィルムカメラで撮影します。ーーー撮影現場で35㍉カメラ(本編)と16㍉カメラ(テレビ映画)を比べて見ると16㍉カメラは小型で軽々しく見えます。テレビ映画撮影現場では軽々しく見える16㍉カメラを見て、スタッフ、俳優さんには仕事自体も軽々しく見えるのかも知れません…本編とテレビ映画
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