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2016/03/09

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  • 誇り高き絆 6

    目を開けると、見覚えのない白っぽい天井がぼやけた視界に入ってきた。ゆっくりと瞬きを繰り返したレインはかすかに身じろぎし、周囲をぼんやり見回す。カーテン越しに差し込む光で辺りはほんのりと明るく、傍らの点滴スタンドや部屋の様相から病室だとわかった。今日はいつで、今、何時だろう……、とレインはぼうっとした頭で記憶を辿ろうとする。そろそろとベッドから身を起こした拍子に、自分がブルーの病衣を纏っていることに気...

  • 誇り高き絆 5

    「魔力の低下によって邪気が体内に入り込んでいるので、ただいま排出、浄化させる点滴を投与しています。また、幻覚症状や睡眠障害等で心身ともにかなり疲弊されているようですので、折を見て疲労回復の点滴も追加するつもりです」エルムリー魔法総合病院最上階のVIP専用フロアにある特別個室で担当医の説明を聞きながら、オーターはベッドの上で静かに眠っているレインを複雑な思いでじっと見下ろした。検査着を纏ったレインはす...

  • 誇り高き絆 4

    第三会議室に入っていくと、ロの字形式にレイアウトされたテーブルには、すでに最年長のライオ以下神覚者たちが勢揃いしていた。レインとオーターが空いた席に座ったのを見て、ライオが前置きなく口を開く。「これで全員揃ったな。例の妖魔族の件で新たな情報が入ってきたので、至急集まってもらった。早速だが、これを見てくれ」そう切り出したライオは、傍らの部下の男に目配せした。眼前には台座にのった大きな水晶玉が置いてあ...

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