誇り高き絆 6
目を開けると、見覚えのない白っぽい天井がぼやけた視界に入ってきた。ゆっくりと瞬きを繰り返したレインはかすかに身じろぎし、周囲をぼんやり見回す。カーテン越しに差し込む光で辺りはほんのりと明るく、傍らの点滴スタンドや部屋の様相から病室だとわかった。今日はいつで、今、何時だろう……、とレインはぼうっとした頭で記憶を辿ろうとする。そろそろとベッドから身を起こした拍子に、自分がブルーの病衣を纏っていることに気...
2024/07/30 14:32
2024年7月 (1件〜100件)
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