「何それ? カツラ?」「ウィッグ」「コスプレとかしてたの?」「違うのよ。 旦那の趣味。 ロングが好きだったの。 わたしは苦手なのよ、重たくて。 で、自分でウィッグ買って来てさ。 着けてくれって。 半分、変態プレイよね。 でも、子作りのために、何
長編レズビアン小説「由美と美弥子」連載中! 「日・月・水・金・土」が投稿日。連載、4,300回超。
赤い花、青い花。黄色い花。ピンクにオレンジ。そして白。様々な色彩の花が、地面を覆い尽くしていた。しかもその花たちは、ひと所に留まってはいなかった。二つ並んで、ほかの花々の間をすり抜けて行く一組。十近く固まって、形を変えながら行進する花の群。この群の前では、ほかの花たちが道を譲っていた。もちろん、おびただしい花邑を縫うようにして進む、たった一つの花もあった。
「何それ? カツラ?」「ウィッグ」「コスプレとかしてたの?」「違うのよ。 旦那の趣味。 ロングが好きだったの。 わたしは苦手なのよ、重たくて。 で、自分でウィッグ買って来てさ。 着けてくれって。 半分、変態プレイよね。 でも、子作りのために、何
目次・ⅩⅩⅩⅩⅥ(4249~)第469章:変身【侑人】現在/主婦の部屋4331 4330第468章:どんでん【侑人】現在/ポケットパーク4329 4328 4327 4326第467章:素敵な散歩道【侑人】現在/ポケットパーク4325 4324 43234322 4321 4320 4319
■ 喉がカラカラだった。 キッチンに直行し、蛇口を捻る。 コップ2杯を飲み干し、ようやく一息ついた。 リビングに入ってみたが、主婦の姿は見えなかった。 もう、チュニックを着ている必要はない。 脱ごうとして布地を掴んだところで、後ろから声がかかった。
「いったん部屋に戻りましょう。 いいこと思いついたの」 悪いことに違いない。「ちょっとここで待ってて。 管理人室の窓が開いてるか見てくる」 主婦はひとりでエントランスを入っていった。 トレーナーとカーゴパンツの後ろ姿は、確かに似合っていた。 管
主婦の視線は、侑人の股間にまつわっていた。 その部分の布地が、持ちあがっているのだ。 思わず手で押さえた。「そんなことしながら歩いたら、余計目立つでしょ。 これで隠れるわ」 主婦はスマホポーチを肩から外すと、侑人に放った。 受け止めたポーチを、
由美と美弥子 4321★Mikiko05/12/2025 05:47:08 AM今日は何の日 5月12日は、『ナイチンゲール・デー』。 1920(大正9)年、赤十字社が……。 イギリスの看護師「フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale/1820~1910)」の誕生日にちなんで制定。 近
コメントだけを抜き出したログファイルです。※ファイルサイズが大きいので、携帯からは表示できない可能性があります。316(4321~4325) 315(4311~4320) 314(4301~4310) 313(4291~4300) 312(4281~4290) 311(4271~4280) 310(4261~42
「返して」「気に入っちゃった。 こういうボーイッシュな格好、初めてしたけど……。 似合うじゃないの、わたし。 カーブミラーの前でポーズ取っちゃったわ。 だから返さない」「冗談! それじゃ、オレはどうすんの?」「これ着ればいいでしょ」 主婦がベン
★゚・*:.。.:*・゜17周年 ありがとうございます ゚・*:.。.:*・゚★
いつもお世話になっております。m(_ _)m 『Mikiko's Room』管理人、Mikikoでございます。 このたび『Mikiko's Room』は……。 2025年5月17日をもちまして、開設17周年を迎えることができました。 ここまで歩んで来られましたのも……。 ひとえに、みなさまのお支
Mikikoのお話、聞いてちょーだい!17周年 ありがとうございます 2025年/あけましておめでとうございます 16周年 ありがとうございます 連載4000回 ありがとうございます 2024年/あけましておめでとうございます わたしの食生活・平日編(10kg痩せた!)
■ 空が見えた。 土が匂う。 侑人は身を起こした。「痛っ」 腕が、植えこみのトゲに触れた。 植えこみとフェンスの細い隙間に寝ていたのだ。「あ」 ようやく我に返って驚いた。 裸だ。 さっきまで着ていたトレーナーとカーゴパンツが消えている。
手が股間を掻き回している。 公共の場での露出で、興奮が沸騰したのだろう。 侑人は、低木の上に載せられたままのスマホポーチを拾いあげた。 中からバイブを取り出す。 スイッチを入れる。 低い駆動音が立ったが、奥の住宅に聞こえるほどではない。 主婦の目
ここから声をかけようとしたら、大声にならざるを得ない。 ポケットパークを囲う住宅に聞こえるかも知れない。 侑人はスマホを取り出し、主婦の番号に架けた。 主婦には、スマホを耳にあてる侑人が見えている。 すぐに電話が繋がった。「何してんのよ!」 押
次の瞬間、主婦は驚きの行動に出た。 スマホポーチを肩から外すと、身を沈めながらチュニックを頭上に抜きあげたのだ。 レギンスは穿いているが、股間が刳り抜かれているから、ほぼ全裸と云っていい。 主婦は、そのまましゃがみこんで膝を抱えた。「それ、外しとい
由美と美弥子 4311★Mikiko04/28/2025 05:49:21 AM今日は何の日 4月28日は、『四つ葉の日』。 「幸せあふれる未来を創る」を企業理念に掲げ、電力コスト削減に取り組む……。 『四つ葉電力㈱/大阪府大阪市北区』が制定。 日付は、『「よ(4)」「つ(2)」「ば
「どこか、身を隠せるとこない?」 げ。 野糞するつもりか。「ティッシュなら持ってるから」 そういう問題じゃないでしょ。 あ。 閃いた。 あのポケットパークがある。 絵里子たちに、最初に呼び出された場所だった。 その一角だけ、住宅街の並びが途切
「腕組んでるだけなら、犯罪でも何でもないでしょ。 あんたのせいよ」「何が?」「スイッチ、入っちゃったじゃないの」「気に入ったみたいだね。 野外露出。 禁断の果実を囓っちゃった?」「どうしてくれるの」「マンションまで待てない?」「待てない」「こな
「もっとあげて」 主婦は目を泳がせながら、布地をさらに持ちあげた。 臍が現れた。 侑人は口パクで、“もっともっと”と急き立てた。 布地が、乳房を越えた。 持ち重りのする乳房が、白日の下に晒された。 侑人の口角が、ひとりでに持ちあがった。 乳首が、
1階までエレベーターで下り、車椅子のままエントランスを出る。 駐輪場で人の目がないことを確認し、車椅子を降りた。 主婦は、空の車椅子を返しに戻って行った。 ここの駐輪場は、変わった構造だった。 自転車が、ずらっと並んでるわけではないのだ。 コンクリ
■ 背中の冷たさで目を覚ました。 さっきまでの天井が見えていた。 まだ、あのトイレの中だ。 床に直接仰向いていた。 折りたたみベッドに寝かせてくれればいいのに。 身を起こす。 主婦は鏡の前で背を向けていた。 口紅を引き直しているようだ。 そんな
コンドームを押さえながら、腰を煽る。 横からの視線があったら、侑人の腰は無限記号を描いているように見えるだろう。「あ、出そうになってきた」「こっちも」「ちょっと抜いて」「出すまで待って」「待てないわよ」 主婦が直立し、腰を捻った。 あっけなく
思いのほか簡単だった。 中学校の上級生が、彼女との性交でコンドームを使ったときのことを自慢そうにしゃべっていた。 彼女に着けてもらったそうだが、毛が巻きこまれて痛かったと言っていた。 その心配が要らない分、侑人の装着は簡単だったのだろう。 ちょっと
再び主婦の元に戻る。 主婦は、尻を突きあげた格好を保っていた。 肛門からは一筋、薬液が垂れていた。 陰唇まで届いている。 陰唇はねらねらと濡れ光っているが、薬液ではなかった。 自ら分泌した膣液だ。 これだけ濡らしていれば、潤滑も要らないだろう。
「今の季節ならいいけど、冬とか冷たくないの?」「洗面器のお湯に漬けて温めるの」「お燗みたいだね」「ほほ。 そうね」「ただ挿して、握ればいいの?」「そうよ」「何か潤滑が無くてもいいの?」「先っちょから少し液を出して濡らして」 なるほど。 いろいろ
侑人は陰茎を抜き取ると、ぽっかりと口を開いたままの陰唇にバイブをあてがった。 押し入れる。「はぅぅ」 あからさまな反応が憎たらしい。 スイッチを入れる。 バイブがうねりだした。 この程度のモーター音なら、廊下までは聞こえないだろう。 二股に分か
由美と美弥子 4301★Mikiko04/14/2025 05:57:26 AM今日は何の日 4月14日は、『ブラックチョコレートの日』。 乳製品、菓子、食品の製造販売などを手がける『㈱明治/東京都中央区京橋』が制定。 2月14日の「バレンタインデー」、3月14日の「ホワイトデー」に続き…
ブリーフは穿いていない。 ブカブカのカーゴパンツは、ストンと足首まで落ちた。 でも、トレーナーの裾が邪魔だった。 こちらもブカブカなので、捲りあげても落ちてしまう。 脱ぐしかない。 頭上に抜きあげ、洗面台に放る。 全裸だ。 こんな公共の場で全裸に
鏡の中で、主婦の両手が裾を掴んで交差した。 ダークグリーンの布地が、するすると引きあげられる。 サスペンダーレギンスに刳り抜かれた、白い肌が現れた。 無毛の股間部が晒されたのだ。 今日は、BBクリームは塗られていなかった。 大陰唇の肌は、薄茶色に色素
「ここでスカート上げてみて」 小声で囁く。「バカ」「誰も見てないよ」「カメラがあるでしょ」 主婦が顎をしゃくった。 天井に、ドーム型の監視カメラが付いていた。 なるほど。 やっぱり、車椅子を使ったのは正解だ。 普通の親子連れらしい男女が、一緒
「今、始まったばかりだから……。 トイレに来る人はいないよ。 いたって、普通のトイレを使うでしょ」 2人が目指すのは、ユニバーサルトイレだった。 主婦に車椅子を押され、エレベーターに向かう。 開いた扉に入った女性が、壁に手を伸ばしたまま、こちらを見て
そういえば、主婦と一緒に電車に乗るのは始めてかも知れない。 前回は、下りる駅で待ち合わせだったから。 こういうのもいいものだ。 今度、小旅行でもしてみようか。 もちろん、主婦の奢りで。 なにしろ、700万入るのだから。 あっという間に2駅先に着いた。
チェーン店のストアではなかった。 おそらく、昔から薬局だったのだろう。 そこが、ドラッグストア風に改装された感じの店だった。 主婦は、その前で立ち止まった。 少し躊躇した様子に見えたが……。 自動ドアが開くと、招かれるように中に消えた。 店の道路
人通りが多くなってきた。 空は綺麗に晴れている。 明るい商店街は、レトロなフィルム写真を見るようだった。 いよいよだ。 ドラッグストアが見えてきた。 ここなら、コンドームと浣腸が一緒に買えるはずだ。 しかし主婦は、その前を素通りした。 どういうつ
■「エレベーター出たら、ひとりで先に歩いて」「なんでよ?」「連れだって歩いてたら、管理人がヘンに思うかも知れないから」「知ってるでしょ、隣同士だって」「幸恵のお尻を見ながら歩きたいから」「変態ね」「どっちが。 ノーパンのくせに」「あんたのリクエ
しかし、床から見あげる侑人には、ベッドの縁に隠れてしまって、主婦の股間は見えなかった。 侑人は、顔を踏んでいる脹ら脛に手を掛け、手前に引いた。 腰を前に動かしてほしいという意図だった。 主婦はすぐに気づいたようだ。 主婦が腰を煽った。 尻が、ベッド
「AV?」「そんなの持ってないわよ。 普通のドラマ。 イケメン俳優の顔見ながらね」「変態だね」「悪い?」「やってみてよ」「ここで?」「ここで」「そんなに見たい?」「見たい」「だったら、お願いしなさい。 土下座」 侑人は、喜んで主婦の脚元に這い
由美と美弥子 4291★Mikiko03/31/2025 05:56:56 AM今日は何の日 3月31日は、『山菜の日』。 山菜料理の『出羽屋/山形県西村山郡西川町』が制定。 日付は、雪の多い山形県西川町では、春の山菜が待ち遠しいこともあり、3月最終日のこの日に……。 「春ですよ」と
引き出しを引いてみる。 がらんとした底に、赤い布がかかっていた。 布地は、中央部が盛りあがっている。 下に何かがあるようだ。 捲ってみる。 侑人の口角が吊りあがった。 自分の嗅覚を褒めてやりたい。 見るのは初めてだが、それが何かははっきりとわかっ
「お化粧、忘れてた」「そんなのいいよ」「下のお化粧。 後で、BBクリーム塗らなきゃ」「そんなとこまで見せるつもり? 捕まっちゃうよ」「万が一のため。 マリリン・モンロー対策」 スカートが捲れあがることを言っているのだろう。 そんなことになる確率よ
侑人は、主婦の手を取った。 そのまま手を引き、寝室に向かう。 クローゼットは、開いたままだった。 扉の裏側に、大きなミラーが貼りつけてある。 アクリル製とかで、落ちても割れないそうだ。 鏡は横幅もあり、画角には主婦と侑人がすっぽりと収まっていた。
「これから買いに行こう。 駅前のドラッグストア」「そんなに欲しけりゃ、自分で買って来なさいよ」「買えないでしょ。 浣腸はともかく、コンドームは。 ほら、服着て。 それとも、裸で行く?」 2人とも裸だった。 それが、主婦の家で過ごすときの定番スタイ
■ 前回、潤滑ゼリーまで用意しておきながら……。 結局、アナルでの交合は試していなかった。 なんだか、課題を終えられてないような未達感が残っていた。「ねえ。 コンドーム、買ってくれない?」「は?」 この日は土曜日。 友達の家に行くと母親に告げて
主婦の尻が、自ら前後動を始めた。 2本の陰茎は、縦に重なっている。 しかし、少年の陰茎の方が太いので、上からでも2本に見えた。 どちらも白い陰茎だ。 それが、赤黒い主婦の陰唇に呑みこまれている。 陰茎の肌は、膣液を纏ってラメみたいに光っていた。「あ
侑人は陰茎を握ったまま、ソファーに膝で乗りあげた。 しかし少年の脚が、座面に真っ直ぐ伸びている。 この格好では、肛門を責めるのは難しい。 少年の腰の上には、巨大な主婦の尻が据わっている。 マヨネーズのチューブを置いたようだ。 そうだ。 まずは主婦
ショーツは、けっこう際どそうなのもあった。 ひょっとしたら、これも潤いを補うアイテムだったのかも。 いや。 むしろ、ご主人の勃ちを補助するアイテムだったのかも知れない。 なんだかいじらしくなった。 あの主婦らしく、中は綺麗に整頓されていなかった。
「何してんの?」「ちょっと、潤滑」 主婦の瞳に疑問符が浮いていた。 少年の顔は、主婦の顔の向こうに伏せられている。 股間の感覚に夢中になっているようだ。 侑人は少年を指さしながら、声には出さず、“お・し・り”と口を動かした。 しかし、主婦の目の疑問
主婦は顔をうねらせていた。 少年の舌を吸っているのだろう。 少年は、さぞ酒臭いと思うのだが……。 引いている様子には見えなかった。 初めてのキスの興奮の方が大きいのかも知れない。 ま、いいか。 侑人は、少年の真後ろに座りこんだ。 少年の小さな尻
由美と美弥子 4281★Mikiko03/17/2025 05:56:38 AM2025年春の選抜高校野球展望① 2025年、春の選抜高校野球は、明日開幕です。 さて、さっそく恒例の、各校の戦力分析を始めたいと思います。 今回は、『ドラフト会議』さんの……。 『2025センバツ出場校のスポー
侑人は少年の脇から起ちあがり、主婦の前に回った。 両手を肩に置き、ソファーへのベクトルをかける。 乗らないと言っておきながら、主婦は素直に従った。 身を捻って座面に仰向くと、両脚を持ちあげた。 しかし、脚の置き場には少年が座っていた。 主婦は片脚を
■「すごい体験をしたものね」 主婦が、少年の陰茎をいじくりながら嘆声を漏らした。 カウチソファーの上だった。 少年が真ん中。 主婦と侑人が、その両脇に寄り添っていた。 少年が話している間、主婦はずっと少年の陰茎を弄んでいた。 少年はずっと、侑人の
「あっふぅ。 あぁいぃ」 しずくが、ボクの胸に滴った。 温かい滴だった。 天井から落ちたものじゃなかった。 奥さんの顎の先からだ。 奥さんの胸のあわいにも、幾筋もの汗の川が流れている。 その川を挟んで、赤黒い乳首を実らせた乳房が垂れ下がって揺れて
■ 夢で洞窟を彷徨っていた。 腰まで水に浸かり、歩けない脚で懸命に身体を進める。 頭上の岩から、滴が雨のように滴ってくる。 顔をあげる。 滴が額を打つ。「う」 見あげてたのは、岩じゃなかった。 保養所の大浴場の天井だ。 再び滴が額に落ちる。
「おぉぉ」 老人の両手が、ボクの頭を挟んだ。 猛禽の鉤爪に掴まれたようだった。 老人が腰を前後に振り始めた。「おご。 ごっ」 口中をペニスが擦過する。「我慢できない。 わたしもいただいちゃお」 奥さんが老人の後ろに回り、両脚の間を潜った。
老人の股間から、ペニスが鎌首をもたげていた。 大きな頭の毒蛇のようだった。「まぁ、そんなになったの見るの、何年ぶりかしら」「ほしいか?」「なんてこと言うの、ハルマの前で」「ほー。 それじゃこれは、ハルマにやるかな」 老人は、その場に起ちあがった
「わたしにも、ハルマ洗わせて」 奥さんは、ボクの傍らに膝を着いた。 鏡の下のカウンターに手を伸ばし、ボディソープをタオルに絞った。 タオルを泡立てながらボクに向き直り、にじり寄ってきた。 もう我慢できなかった。 ペニスが茹で卵の殻を剥くように、きょ
■ 目が覚めると、ボクは天井を見あげていた。 仰向いている。 天井には、無数の湯気のしたたり。 そうか。 ここはまだ、あの風呂の中だ。 ボクの傍らに老人があぐらをかいている。 ボクの身体は、老人の手によって泡だらけになっていた。「お、目が覚めた
「しかも、おまえには素質がある」「え?」「男同士のだよ。 実はわが社には、その気風があってね。 はは。 男の社員同士でここに来て、よく楽しんだものさ。 そんなに勃ってしまってたら、一旦抜かないと落ち着かないだろ。 わたしがやってやろう。 脚、開い
老人が後ろに回り、車椅子を押してくれた。 脱衣所と洗い場の間に、段差はなかった。 車椅子は、何の障壁もなく洗い場に進んだ。 老人は車椅子を湯船の際まで付けると、カランの並ぶ壁際から桶を持って戻った。 しゃがんで湯船から湯を汲み、自らの身体に流す。
由美と美弥子 4271★Mikiko03/03/2025 05:45:56 AM今日は何の日 3月3日は、『骨の健康デー』。 乳酸菌飲料カルピスで培った長年の菌研究から、さまざまな健康に役立つ製品を開発、提供する……。 『カルピス健康通販』を運営する『アサヒグループ食品㈱/東京都墨田
「これに乗り換えてくれないか。 そっちのは、濡れると困るだろ。 こいつは、防水シートに張り替えてあるから。 うちの会長は、風呂からの眺めが好きでね。 脚を悪くしてからも、これに乗って入ってたんだ。 もちろん、わたしか誰かが介助してだがね。 だから、
「ハルマ。 この一週間、どうしてた? わたしのこと、少しは思い出してた?」 奥さんが、車椅子の傍らにしゃがみこんだ。 ボクの顔を覗きこむ。「毎日、思い出してました」「まぁ、嬉しい。 わたしのどこを思い出してたの?」 股間が膨れてきた。 奥さん
保養所は、高台を切り開いたようなところに建っていた。 山を崩したからだろうか、周囲は石垣で囲われていた。 別荘のような一戸建てではなく、小さなホテルみたいだった。 エントランス前に、三段くらいの石張りの階段があった。 タクシーの運転手と老人で、ボク
■ 翌日、母親の車で熱海に向かった。 母親はネットで、ボクが乗る列車のことを調べたらしい。 その料金に打ちのめされたようで、お礼をどうしようかと悩んでいた。 あの老夫婦は、そんなこと望んでないって言ったんだけどね。 母親もそれはわかってるみたいなん
■ 翌日の停車駅で、ボクはトワイライトエクスプレスを降りた。 ホームには、母親が迎えに来ていた。 母親は、老夫婦に何度も頭を下げていた。 夫婦は、そのまま列車に戻っていった。 翌週、定期テストが終わった夜、携帯に電話が入った。 あの老人からだった
「あとで……。 また話すから。 1回、抜いてもらえますか? 侑人くんも出しちゃって」 少年は頸を伸ばし、再び侑人の陰茎を咥えた。「呆れた。 こんな子だとは思わなかった。 でもいいわよ。 いっぱい出しちゃって」 主婦は尻をうねらせ始めた。 マヨ
少年の頭が上下に振れた。 リズミカルな吸引は、ほんとに気持ちよさそうだった。 学校で、上級生にされるフェラを思い出した。 男のフェラは、吸引力が強くて気持ちいいんだ。 我慢できない。 侑人は、ソファーの座面に立ちあがった。「オレの、咥えて」 少
■ 少年の話が、どうやら一区切り付いたようだ。 主婦は、思い出したみたいに缶ビールを煽った。「スゴい体験したのね」 主婦と少年は、ソファーに並んで座っている。 侑人は2人と対面する位置で、センターテーブルに尻を落としていた。 少年の話の途中から、
「う」 陰茎の先が、奥さんの陰裂に咥えこまれた。 亀頭が、熱い泥に包まれたみたいだった。 さっき、ボクの陰茎を熱いって言ってたけど……。 そこが熱く感じるんだから、奥さんの性器はもっと熱いはずだ。 陰茎が、ずぶずぶと呑みこまれていく。 奥さんの尻が
「ふふ。 可愛いお人形さん。 でも、1箇所、可愛くないところがあるわね」 奥さんは、ボクの傍らにしゃがみこんだ。 わざとなんだろうけど、股間が丸見えだった。 白髪交じりの陰毛に埋もれて、グロテスクな赤黒い性器が捲れていた。 奥さんは、ボクの陰茎に手
由美と美弥子 4261★Mikiko02/17/2025 05:47:04 AM今日は何の日 2月17日は、『千切り大根(切り干し大根)の日』。 乾燥野菜食品メーカーの『こだま食品㈱/広島県福山市』が制定。 日付は、千切り大根(切り干し大根)の生産が、2月に最盛期を迎えることと……。
「こ」 あぶくを吐くように唇を尖らせたまま、老人の身体が真下に沈んだ。 尻が絨毯でバウンドしたが、老人の瞳は戻らなかった。 そのまま背中が、キャタピラーみたいに床に伸べられていった。 陰茎は、まだ勃起したままだった。 奥さんの体液と自らの精液を纏い
ハーレクインさんの正確な忌日は、存じあげません。 2018(平成30)年2月10日の入院と同時に、音信不通になってしまわれたので。 で、わたしが勝手に、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」を、忌日とさせてもらったんです。 「ハーレクイン」というハンドルネームが…
ハーレクインさんの創作集です。ありがとうハーレクイン忌/2025 精霊馬、2024年 ハーレクイン忌/2024 精霊馬、2023年 ハーレクイン忌/2023 精霊馬、2022年 ハーレクイン忌/2022 精霊馬、2021年 ハーレクイン忌/2021 精霊馬、2020年バージ
老人は腰を使いながら直立し、黒いワイシャツのボタンを外していった。 脱いだワイシャツを、闘牛士のように投げあげた。 ワイシャツは天井近くで翼を広げ、大鴉みたいに羽ばたいた。 下に着ていたのは、いかにも“肌着”という感じの白の半袖シャツだった。 それ
「この変態が。 なんだ、この乳首は」 老人の手が、後ろから乳房を掴んだ。 指の間から、腐肉が食み出ていた。 老人の無骨な指が、乳首を捻りあげた。「あひぃぃ」 奥さんは、再びテーブルに上体を伏せた。 自立できなくなったのだろう。「ほら、しゃんと
老人の両手が、奥さんの胸前に回った。 前開きのワンピースのボタンは、すでに半分外されていた。 さっき、ボクに乳房を見せるため、奥さん自ら外してたんだ。 残りのボタンを下まで外した老人は、さらにワンピースの裾を鷲掴みにした。 引っぱりあげる。 老人の
ビシッ! 再び肉が高鳴った。 張りを失った尻たぶが、ふるふると棚引いた。 おそらく、ボクが気を失ったあと、老人が戻ってきたのだろう。 奥さんには、半ばムリヤリ射精させられたようなものだった。 でも、それで奥さんがこんな罰を受けるのは申し訳ない。
■「この売女! なんて女だ!」 バシィ!「ひぃぃ」 怒声と悲鳴の狭間を、湿った音が繋いでいた。 景色がゆっくりと降りてきた。 そうか。 ここは、トワイライトエクスプレスの中だ。 バシィ! 湿った音がさらに高まった。 異様な光景が像を結んだ
奥さんは、もう一方の手で、胸のボタンを外し始めた。 花柄のワンピースは、前開きのようだ。 布地の狭間から、濃いピンクのブラジャーが覗いた。 カップは、丸々と膨れていた。 ボタンをみぞおちのあたりまで外した手が、カップを掴んだ。 捲り下ろす。 巨大
「はい、いい子ね」 ブリーフが、足首のズボンに重なった。「シャツも脱いだ方がいいわね。 若いから、飛ぶでしょ。 どのくらい飛ぶ? ひょっとして、天井くらい?」 ボクは頷いた。 実際、部屋の天井まで届いたことがあった。「スゴいわね。 うちの人な
「あ」 奥さんの手は太腿でとどまらず、股間まで這いのぼった。 慌てて奥さんの手を押さえる。 奥さんの手の下で、布地に包まれたペニスが、むくむくと膨らんでしまうのがわかった。「手をどけて」 奥さんは、顎を突き出すようにしてボクを見あげた。 唇が油を
「あの人、ちょっとヘンでしょ」「え?」「少しボケて来てるのよ。 でも、それが自分で理解できないのね。 だから、わたしの方がボケたって思いこんでる。 ちゃんとわかってるわよ。 あなたが、ハルマじゃないってことくらい。 でも、こうしていると、ほんとにハ
由美と美弥子 4251★Mikiko02/03/2025 05:53:43 AM今日は何の日 2025年2月3日は、『立春』。 「立春(りっしゅん)」は……。 「二十四節気」の一つで、第1番目にあたります。 現在広まってる定気法では……。 太陽黄経が315度のときで、2月4日ころ。 「立春
客室内は、まるで高級ホテルのようだった。 しかも、片側一面には大きな窓が連なっている。 動き出したら、この窓の景色が流れていくわけだ。 走る高級ホテル。 わくわくした。 明日、降りなければならないのが、ほんとに残念だった。「えーっと、キミ。 う
老人の視線の先をたどると……。 花柄のワンピースを着た女性が、こっちに歩いて来てた。 胸前で、お茶のペットボトルを2本抱えてる。 とても60過ぎには見えない、華やかな雰囲気の女性だった。 でも途中から、その歩みが忍び足みたいに変わった。 笑顔が消え、
ようやく電話が終わり、老人が携帯を差し出した。 通話は、まだ切れていなかった。 母親から、くれぐれも迷惑を掛けないようにと念を押された。 それから、明日停まる駅には、母親が迎えに来るって。 ボクだけ引き取って、老人夫妻には旅行を続けてもらうつもりだ
「今日は、妻と一緒なんだが……。 ほんとは、孫も乗る予定だったんだ。 でも、乗れなくなってね。 だけどその切符……。 キャンセルしないで、持って来てるんだよ」「え、どうして? 子供料金でも、何十万もするでしょ?」「実はね……。 亡くなったんだよ。
■ ボクはよく、話がくどいって言われるんだけど……。 でも、ちゃんと順を追って話したいから。 あ、侑人くん、だよね。 学生証見て、キミらしい名前だと思った。 はは。 さっそく脱線しかけた。 ちょっと、ボクのバッグ取ってくれるかな。 あ、ありがとう
■ 見覚えのある天井のクロス。 一瞬、家にいるのかと思った。 いや違う。 ようやく、頭から靄が晴れてきた。 侑人が見あげている天井は、隣の家のリビングだ。 背中の感触は、毛足の長い絨毯。 床に仰向いているのだ。 傍らに、ソファーの座面が立ちあがっ
「ふぅ。 どう? 女の人の中は。 感想くらい言って」「気持ちいい」「でしょう。 おばさんも気持ちいいわ。 この状態で射精すれば、みごと童貞は卒業ってこと。 じゃ、いくわよ。 いつでも出していいからね。 でも、出るときはそう言って。 出るって」
「じゃ、ここに寝て」 見あげると、少年はすでに着衣を失っていた。「脚、持ちあげてやって」 少年の両脚を束ね、ソファーに載せる。 少年は自ら上体を捻り、座面に仰向いた。 肋の浮いた白い胴体。 人形みたいだった。 しかし一箇所、人形にはあってはなら
主婦の片脚を、ソファーに載せる。 少年の腰が、丁度いい突っかえになった。 股間に、にじり寄る。 陰茎を倒し、大陰唇の精液を亀頭に塗り着ける。 取り切れなかった精液は、指の腹でこそげて陰裂に落としこんだ。 亀頭をその奈落に向ける。 主婦は、寄り目に
「あらあら。 まだ入ってないのに。 もったいない」 主婦は身を反転させ、少年と向き合ってしゃがみこんだ。 陰茎を鑞涙のように伝う精液を、手で扱き取った。「濃いわ。 この子の。 でも、昨日より量が少ないわね。 昨日なんて、口いっぱいになったのよ」
由美と美弥子 4241★Mikiko01/20/2025 05:50:37 AM今日は何の日 2025年1月20日は、『大寒』。 「大寒(だいかん)」は、「二十四節気」の一つで……。 第24番目にあたります。 現在広まってる定気法では……。 太陽黄経が300度のときで、1月20日ころ。 「大寒
「布地で擦れちゃうのよね。 じゃ、自由にしてあげましょう」 主婦が、ブリーフに両手を掛ける。 侑人は、少年の腕ごとしっかりと抱きしめた。 やはり少年は、脚を動かせないようだ。 この状態では、抵抗のしようがない。 主婦の手が、ブリーフを引き下げる。
「相変わらず、呆れるほど手際がいいわね」「脱ぎ慣れてるんで。 休み時間、短いから」「呆れた学校でしょ。 10分の休み時間中に、3人くらいフェラ抜きするんだって。 体育用具室で。 しかも、最後はちゃんと自分も射精するのよ。 異常よね」 主婦は、しゃべ
「ふふ。 子供みたいな身体なのに……。 背中にあたってる。 おちんこ。 ビンビン」 全裸の中年女が、制服姿の少年を背負っている。 異様に扇情的な光景だった。 侑人の陰茎も、ブリーフの中で硬直していた。「あの……。 あんまり揺らさないで」「ふふ
■ ほどなくして、主婦が廊下に姿を現した。 驚くことではないが、全裸だった。 しかし主婦の方は、少しは驚いたようだ。 当然だろう。「あらやだ。 お客さんならそう言ってよ」「覚えてない? 昨日のトイレの子」「あ……。 でも、どうして?」「学生証
携帯端末用目次目次・ⅩⅩⅩⅩⅥ(4249~)目次・ⅩⅩⅩⅩⅤ(4154~4248)目次・ⅩⅩⅩⅩⅣ(4055~4153)目次・ⅩⅩⅩⅩⅢ(3956~4054)目次・ⅩⅩⅩⅩⅡ(3858~3955)目次・ⅩⅩⅩⅩⅠ(3756~3857)目次・ⅩⅩⅩⅩ(3659~3755)目次・ⅩⅩⅩⅨ(355
「待って。 今の時間、電車、わりと混むでしょ。 福祉タクシー、呼ぶから。 場所、どこ? あの人の家の」 侑人は、マンションの最寄り駅を告げた。 少年は、侑人のバッグ下の自分のカバンからスマホを取り出した。「あ、はい。 英信中学の前です」 普段
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「何それ? カツラ?」「ウィッグ」「コスプレとかしてたの?」「違うのよ。 旦那の趣味。 ロングが好きだったの。 わたしは苦手なのよ、重たくて。 で、自分でウィッグ買って来てさ。 着けてくれって。 半分、変態プレイよね。 でも、子作りのために、何
目次・ⅩⅩⅩⅩⅥ(4249~)第469章:変身【侑人】現在/主婦の部屋4331 4330第468章:どんでん【侑人】現在/ポケットパーク4329 4328 4327 4326第467章:素敵な散歩道【侑人】現在/ポケットパーク4325 4324 43234322 4321 4320 4319
■ 喉がカラカラだった。 キッチンに直行し、蛇口を捻る。 コップ2杯を飲み干し、ようやく一息ついた。 リビングに入ってみたが、主婦の姿は見えなかった。 もう、チュニックを着ている必要はない。 脱ごうとして布地を掴んだところで、後ろから声がかかった。
「いったん部屋に戻りましょう。 いいこと思いついたの」 悪いことに違いない。「ちょっとここで待ってて。 管理人室の窓が開いてるか見てくる」 主婦はひとりでエントランスを入っていった。 トレーナーとカーゴパンツの後ろ姿は、確かに似合っていた。 管
主婦の視線は、侑人の股間にまつわっていた。 その部分の布地が、持ちあがっているのだ。 思わず手で押さえた。「そんなことしながら歩いたら、余計目立つでしょ。 これで隠れるわ」 主婦はスマホポーチを肩から外すと、侑人に放った。 受け止めたポーチを、
由美と美弥子 4321★Mikiko05/12/2025 05:47:08 AM今日は何の日 5月12日は、『ナイチンゲール・デー』。 1920(大正9)年、赤十字社が……。 イギリスの看護師「フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale/1820~1910)」の誕生日にちなんで制定。 近
コメントだけを抜き出したログファイルです。※ファイルサイズが大きいので、携帯からは表示できない可能性があります。316(4321~4325) 315(4311~4320) 314(4301~4310) 313(4291~4300) 312(4281~4290) 311(4271~4280) 310(4261~42
「返して」「気に入っちゃった。 こういうボーイッシュな格好、初めてしたけど……。 似合うじゃないの、わたし。 カーブミラーの前でポーズ取っちゃったわ。 だから返さない」「冗談! それじゃ、オレはどうすんの?」「これ着ればいいでしょ」 主婦がベン
いつもお世話になっております。m(_ _)m 『Mikiko's Room』管理人、Mikikoでございます。 このたび『Mikiko's Room』は……。 2025年5月17日をもちまして、開設17周年を迎えることができました。 ここまで歩んで来られましたのも……。 ひとえに、みなさまのお支
Mikikoのお話、聞いてちょーだい!17周年 ありがとうございます 2025年/あけましておめでとうございます 16周年 ありがとうございます 連載4000回 ありがとうございます 2024年/あけましておめでとうございます わたしの食生活・平日編(10kg痩せた!)
■ 空が見えた。 土が匂う。 侑人は身を起こした。「痛っ」 腕が、植えこみのトゲに触れた。 植えこみとフェンスの細い隙間に寝ていたのだ。「あ」 ようやく我に返って驚いた。 裸だ。 さっきまで着ていたトレーナーとカーゴパンツが消えている。
手が股間を掻き回している。 公共の場での露出で、興奮が沸騰したのだろう。 侑人は、低木の上に載せられたままのスマホポーチを拾いあげた。 中からバイブを取り出す。 スイッチを入れる。 低い駆動音が立ったが、奥の住宅に聞こえるほどではない。 主婦の目
ここから声をかけようとしたら、大声にならざるを得ない。 ポケットパークを囲う住宅に聞こえるかも知れない。 侑人はスマホを取り出し、主婦の番号に架けた。 主婦には、スマホを耳にあてる侑人が見えている。 すぐに電話が繋がった。「何してんのよ!」 押
次の瞬間、主婦は驚きの行動に出た。 スマホポーチを肩から外すと、身を沈めながらチュニックを頭上に抜きあげたのだ。 レギンスは穿いているが、股間が刳り抜かれているから、ほぼ全裸と云っていい。 主婦は、そのまましゃがみこんで膝を抱えた。「それ、外しとい
由美と美弥子 4311★Mikiko04/28/2025 05:49:21 AM今日は何の日 4月28日は、『四つ葉の日』。 「幸せあふれる未来を創る」を企業理念に掲げ、電力コスト削減に取り組む……。 『四つ葉電力㈱/大阪府大阪市北区』が制定。 日付は、『「よ(4)」「つ(2)」「ば
「どこか、身を隠せるとこない?」 げ。 野糞するつもりか。「ティッシュなら持ってるから」 そういう問題じゃないでしょ。 あ。 閃いた。 あのポケットパークがある。 絵里子たちに、最初に呼び出された場所だった。 その一角だけ、住宅街の並びが途切
「腕組んでるだけなら、犯罪でも何でもないでしょ。 あんたのせいよ」「何が?」「スイッチ、入っちゃったじゃないの」「気に入ったみたいだね。 野外露出。 禁断の果実を囓っちゃった?」「どうしてくれるの」「マンションまで待てない?」「待てない」「こな
「もっとあげて」 主婦は目を泳がせながら、布地をさらに持ちあげた。 臍が現れた。 侑人は口パクで、“もっともっと”と急き立てた。 布地が、乳房を越えた。 持ち重りのする乳房が、白日の下に晒された。 侑人の口角が、ひとりでに持ちあがった。 乳首が、
1階までエレベーターで下り、車椅子のままエントランスを出る。 駐輪場で人の目がないことを確認し、車椅子を降りた。 主婦は、空の車椅子を返しに戻って行った。 ここの駐輪場は、変わった構造だった。 自転車が、ずらっと並んでるわけではないのだ。 コンクリ
■ 背中の冷たさで目を覚ました。 さっきまでの天井が見えていた。 まだ、あのトイレの中だ。 床に直接仰向いていた。 折りたたみベッドに寝かせてくれればいいのに。 身を起こす。 主婦は鏡の前で背を向けていた。 口紅を引き直しているようだ。 そんな
み「あ、新潟の銀行があった。 新潟で唯一の地銀」ハ「北越ちゅうのは、新潟のことやな。 『北越雪譜』の。 せやけど、なんや新潟で4番目の銀行みたいやないけ」み「新潟市の第四銀行と、長岡市の北越銀行が合併したの。 地銀同士の合併」ハ「“だいしぎんこう”
■ ガラス窓の死角から、突然、その女性は現れた。 長身だった。 高いヒールを履いていたが、それがなくても170㎝くらいはあるのではないか。 女性は、ほぼ全裸だった。 しかし、3箇所が覆われていた。 ひとつは、脚元。 膝上まで編みあげられた漆黒のロング
窓の向こうの客は、いったい今、何をしているのだろうか。 唾を飲みこみながら、窓にかじりついている客もいるだろう。 いや、すでに陰茎を取り出し、扱き始めている客がいないとは限らない。 変態性の強い客の中には、個室の中で全裸になっている者もいるのではない
「待ってました!」 対岸の壁から声が掛かった。 やはり、あの矩形に穿たれた窓の向こうには客が入っていたのだ。 奈美は赤面した。 ひとつひとつの窓の向こうに、1本ずつ陰茎が勃ちあがっている光景を想像してしまっていた。 ひときわ拍手が高まった。 部屋側
■ 部屋の照明が明るくなった。 ラテンぽいミュージックが流れてきた。 「むせび泣くテナーサックス」といった、いかにもな曲だった。 瀟洒な店の雰囲気には似つかわしくない。 しかし、窓の向こうの客の期待が、いやが上にも高まりそうな曲調だった。 奈美は
由美と美弥子 4061★Mikiko05/06/2024 05:25:48 AM今日は何の日 5月6日は、『万太郎忌』。 大正から昭和にかけて活躍した、俳人で小説家、劇作家の……。 久保田万太郎(くぼた まんたろう)の、1963(昭和38)年の忌日。↑クリックすると、大きい画像が見られま
水槽の中には、華やかな色合いの小さな熱帯魚が無数に泳いでいた。 その水槽の前に、長椅子が置かれている。 まさに、長椅子としか表現のしようがない。 ロングソファーの一種だろうか。 背もたれのある革製らしい黒いソファーが、水槽に対峙している。 すなわち
み「やっぱり雪国だね。 いわゆる“雁木(がんぎ)通り”の進化形だ。 歩道が広いわ」ハ「冬は助かるやろな」み「こっちは旧道だね。 歩道は狭いし、雁木もないし……。 冬は大変だろうな」ハ「ますます寂れてまうがな」み「横断歩道まで消えかけてる。 で
■ 入ったところは、何の変哲もない応接室のような造りだった。 ベージュの壁紙。 薄茶のローテーブルが置かれ……。 それを挟んで、サーモンカラーの表地を貼ったソファーが向き合っている。 正面の壁には、花瓶の花の静物画。 受付嬢は2人を先導して、ソファ
侑人がカウンター前に立つと同時に、カウンター脇から女性が現れた。 人感センサーでも設置されているのだろうか。 カウンター越しなので、上半身しか見えないが……。 女性は、エステサロンのユニフォームのような黒い上着を纏っていた。 腰が細く絞られていて、
■ 侑人と2人で外出するのは……。 侑人が私立中学に合格して、制服の採寸に行ったとき以来だった。 あのころは、ほんとにまだ子供だった。 それが今や、まるで愛人気取りだ。 もちろん、腕を組んだりはしてないが。 2人で電車に乗って下り立ったのは、巨大な
いつもお世話になっております。m(_ _)m 『Mikiko's Room』管理人、Mikikoでございます。 このたび『Mikiko's Room』は……。 2024年5月17日をもちまして、開設16周年を迎える運びとなりました。 ここまで歩んで来られましたのも……。 ひとえに、みなさまのお支
「がっ。 がが」 指が止まり、色が変わるほど強く押しつけられた。 茹で肉のように開いた陰唇から涎が伸びて、コンクリートを汚した。「かはぁ」 指の力が抜けた。 同時に、膣前庭が膨らんだ。 穿たれた尿道口から、しずくが零れた。 コンクリートを点々と
『あ』 声の出かかった口を、慌てて手の平で覆う。 隣の主婦がしゃがんだのだ。 こちらを向いて、和式トイレを使う姿勢になった。 そしてその姿は、まさしくトイレを使うに相応しいものだった。 下半身に着衣が無かった。 この主婦は、下半身裸でベランダに出て
み「またバリケードだ。 これは、車止めじゃないよね。 しかし立派な建物だな。 何だったんだろ?」ハ「はいはい。 調べるわけやな。 なるほどなるほど。 立派なわけやで。 旧・会津若松市役所や。 1937(昭和12)年に建てられとるな」み「でも、バリケー
「あ」 思わず漏れた声に、慌てて手で蓋をする。 隣のサッシ窓が開いたのだ。 そこから現れた素足が、サンダルに伸びた。 隣家の主婦だ。 顔を合わせれば挨拶する程度の付き合いしかない。 ご主人の顔は、見たことがないかも知れない。 しかし、決して悪い関
侑人の挿出が止まった。 射精近くなったボルテージを鎮めているのだろうか。 しかし、腰で尻を押された。 前につんのめりそうになる。 顔の脇に侑人の指が現れた。 指先は、前方を差していた。 前に歩めと言っているようだ。 膝を進めると、侑人の腰もついて
どうするつもりか、侑人に聞こうと思ったが……。 言葉を呑みこんだ。 もし、仕切り板の向こうに隣の人が出てたら、聞こえてしまうだろうから。 侑人も、それはわかっているようだ。 無言のまま、腰壁の上に渡る金属の手すりを握った。 奈美の手を引く。 奈美
ベランダの手すりは腰壁だった。 正面には、ほかのマンションなども建っていない。 視線を怖れる必要がないことは確かだった。 角部屋なので、隣家との仕切り板は、片側にあるだけだ。 隣から覗くとしたら、手すりから身を乗り出し、仕切り板の向こうから顔を出す
由美と美弥子 4051★Mikiko04/22/2024 05:38:43 AM今日は何の日 4月22日は、『肩コリを労わる日』。 医療衛生用品、健康食品、ヘルスケア用品などの卸販売、自社開発商品の製造販売を行う……。 『ピップ㈱/大阪府大阪市中央区』が制定。 夏目漱石が執筆した朝日