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Mikiko's Room https://mikikosroom.com/

長編レズビアン小説「由美と美弥子」連載中! 「日・月・水・金・土」が投稿日。連載、4,000回超。

赤い花、青い花。黄色い花。ピンクにオレンジ。そして白。様々な色彩の花が、地面を覆い尽くしていた。しかもその花たちは、ひと所に留まってはいなかった。二つ並んで、ほかの花々の間をすり抜けて行く一組。十近く固まって、形を変えながら行進する花の群。この群の前では、ほかの花たちが道を譲っていた。もちろん、おびただしい花邑を縫うようにして進む、たった一つの花もあった。

Mikiko
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2016/03/05

  • 由美と美弥子 3796

    男根がスライドする。 ランチャーとなった絵里子の膣壁を、無骨なミサイルが滑っていく。「どう? 引っかからないで動く? そしたら、徐々にスピードをあげてみて。 アッパーカットの連打。 上手い上手い。 ほらもっと。 打つべし! 打つべし!」「あん

  • 単独旅行記Ⅶ(042)

    み「ほとんど、窓に明かりが点いてないね。 今、19時15分だろ。 サラリーマンなら、もう帰っててもおかしくない時間じゃない」ハ「それ以前に……。 部屋に、奥さんとか子供がいたら、電気は点いとるわな」み「単身者ばっかり住んでるってこと?」ハ「もともと、空

  • 由美と美弥子 3795

    挿入される感触が、はっきりと想像できた。 絵里子は、拘束された足指を強く折り畳んだ。 期待してしまう心を、押し殺したかったのだ。「ふふ。 また垂れたわよ。 とんでもない変態おばさんね。 うちの教授といい勝負だわ。 侑人くん、入れて」 侑人の束

  • 由美と美弥子 3794

    腰に回るハーネスがないのは、双頭ディルドゥだからだろう。 万里亜の体内に、対となる男根が埋まっているのだ。 おそらく、その体内の拍動によるのだろう……。 ディルドゥの先端が、小刻みに振れていた。「ふふ。 怒りながら濡らすなんて、ほんと器用よね。

  • コメントログ262(3781~3790)

    由美と美弥子 3781★Mikiko03/29/2023 05:46:38 AM大相撲3月場所総括① まずは、霧馬山関。 初優勝、おめでとうございます。 場所前、この人が優勝するなんて、誰も予想しなかったでしょう。 もちろん、わたしもそのひとりでした。 この人は、目立たないのに最

  • 由美と美弥子 3793

    「侑くん! 正気に戻って! 一生を棒に振るつもり? あんたには、これから素晴らしい未来が待ってるのよ」「まぁ、呆れた。 そのエリートくんを引きこんで、若妻を監禁させて陵辱したのは、どこの誰かしら? あなたと一緒にいた方が、道を踏み外す危険性はずっと

  • 由美と美弥子 3792

    「勝手なこと言わないで。 何で、そんなオヤジに裸見せなきゃならないのよ」「ほら。 やっぱり、正面からのリクルーティングじゃ無理でしょ。 でも、絶対に欲しい人材だったから……。 こういう方法を取らせてもらいました。 侑人くんは、オッケーしたのよ。 と

  • 由美と美弥子 3791

    「そういうことになるわね。 でもね。 美咲さんから話を聞いてて……。 ピンと来たのよ。 適性があるって。 あなたも、そしてこの侑人くんも」「何の適性よ?」「わたしは、一種のショービジネスをやってます。 闇のだけど。 お店は、あなたより、もうちょっ

  • 単独旅行記Ⅶ(041)

    み「ビールを4本しか買わなかったのは、失敗だったな。 もっと飲めた。 やむを得ん。 『氷結無糖レモン』に移行じゃ」ハ「まだ飲むんかい」み「アホたれ。 まだ、5時半ではないか。 日も暮れとらんわ。 これからが本番じゃ」ハ「恐ろしいヤツ」み「それに

  • 由美と美弥子 3790

    「ふふ。 上手くなったものね。 これならいつでも、おじさま会員に貸し出せるわ。 はい、もういいわよ。 精緻なディルドゥだけど、残念ながら感覚まではないから」 侑人が、名残惜しそうにディルドゥを吐き出す。 女の肩から、バスローブが滑り落ちた。 マネ

  • 由美と美弥子 3789

    ■ 矩形に区切られた光の中には、女のシルエットが象られていた。 シルエットは、泰然とした足取りで室内に入ってきた。 室内のありさまが見えているはずなのに、驚く様子もなかった。 それも道理だ。 その着衣を見れば、床に横たわる薫の一党なのは明らかだった

  • 由美と美弥子 3788

    「いくよ。 侑人いくよ」 薫の尻たぶが、輪郭を消した。「あぎゃ」 潰されたような声と同時に、薫の身体が凝固した。 尻たぶだけがまだ、呼吸するかのごとくはためいている。 薫は、真っ白い眼球で宙を睨んでいた。 肩が、ビクンと震えた。 侑人の口中から

  • 由美と美弥子 3787

    2人の股間では、陰茎が屹立していた。 やはり、薫のが一回り大きい。 薫が侑人の方を向いた。 侑人も向かい合う。 陰茎同士が、挨拶するように揺れている。「咥えて」 薫の声に応え、侑人はその場にひざまずいた。 眼前の陰茎を指に掛け、顔を傾ける。 亀

  • 由美と美弥子 3786

    「ふふ。 濡らしてるじゃない。 こんな恰好で縛られながら濡らすなんて……。 あなた、ほんとうはドMなのかもよ」 薫は、股間から引きあげた指を絵里子の眼前に掲げた。 指は天井灯を返し、ねらねらと濡れ光っていた。 その指が眼前を離れ、絵里子の乳首にとま

  • 単独旅行記Ⅶ・総集編(4)

    この『単独旅行記Ⅶ・総集編(4)』は、『単独旅行記Ⅶ(031)』から『単独旅行記Ⅶ(040)』までの連載を、1本にまとめたものです。み「しかし、仙台育英の創設者の碑も……。 鶴ヶ城を向いてるってことだよね」ハ「ほかのお墓も、みんなそうやないか。 ここから

  • 単独旅行記Ⅶ(040)

    み「おー。 5時前スタートじゃ。 長い夜になるぞ」ハ「罰当たりや」み「年に1度の宴だぞ。 いや、年に1度どころじゃないな。 旅行は、コロナ前の2019年以来だから……。 3年振りだ。 感慨深いわい」み「WiFiも無事、繋がったし。 美味しそうな料理動画を

  • 由美と美弥子 3785

    女性はバスローブの紐に手を掛けながら、後ろを向いた。 肩から、バスローブが滑り落ちた。 下には、何も着けていなかった。 華奢な背中。 小さな尻。 いや……。 小さすぎる尻だ。 骨盤の張り出しが、まったくない。 ひと言でいえば、貧相な身体だ。 女

  • 由美と美弥子 3784

    「思いあたるようね。 でも、実はわたしは知らないの。 会ったことないから」「じゃ、なんで……」「ご主人さまのご意向だから」「誰、それ?」「わたしの恩人。 わたしを拾ってくれて、居場所を与えてくれた人。 物理的な居場所もそうだけど……。 それ以上に

  • コメントログ261(3771~3780)

    由美と美弥子 3771★Mikiko03/15/2023 05:45:12 AM今日は何の日 3月15日は、『オリーブの日』。 香川県小豆郡小豆島町の「オリーブを守る会」が、1972(昭和47)年に制定。 1950(昭和25)年3月15日(今から73年前)……。 昭和天皇が、小豆島を巡幸の際、オリー

  • 由美と美弥子 3783

    そうか。 おそらく、あのリビングには、監視カメラが設置されていたのだ。 絵里子が眠りこむのを待つつもりだったが……。 グラスの中身を捨てたのを見て、侑人に電話を架けさせたのだろう。「解いて」「そうはいかないわ。 あなた、強そうだもの」 そうだ。

  • 由美と美弥子 3782

    「ほごっ」 侑人の顔が仰け反った。 勃ちあげた亀頭から、閉め忘れた水栓のように精液が溢れていた。 陰茎は、ねらねらと濡れ光っている。 精液が、鑞涙のごとく伝っているのだ。 流れた筋が、幾重にも重なっているようだ。 どれほどの射精を繰り返して来たのだ

  • 由美と美弥子 3781

    ■ 豚小屋にでもいるのだろうか。 絵里子の幼いころ……。 実家の周りには、まだ養豚場があった。 風向きによっては、それなりの臭いが住宅地まで流れて来た。 小学校の社会科の授業では、養豚場の見学もした。 強烈な臭いの中、豚の鳴らす鼻音が響いていた。

  • 単独旅行記Ⅶ(039)

    み「戻って来ました、マイル~ム~」ハ「まだ、4時20分やで。 この時期やったら……。 日暮れまで、まだ2時間半はあるわ。 もったいないのぅ」み「日の高いうちから飲むお酒は、美味しいのじゃ」ハ「アル中の発言やな」み「さて、まずはお風呂じゃ。 見るなよ」

  • 由美と美弥子 3780

    絵里子は目をこらし、暗い部屋の隅々まで見通した。 誰もいない。 しかし、侑人の両腕は背中に回っている。 自分では縛れないはずだ。 やはりさっきの女性が縛ったのか。 だが、もしそうだとしても……。 自分が、あの女にどうかされるとは思えない。 絵里子

  • 由美と美弥子 3779

    「もしもし、侑くん? なんか、ヘンな扱い受けてるんですけど。 こっち来てくんない?」「別の部屋にいるんだ。 廊下の突きあたりから入って」 応答しようとしたところで、通話が切れた。 仕方がない。 このまま帰るのも業腹だ。 絵里子は、肩から掛けたポー

  • 由美と美弥子 3778

    しかし、なんであんなに腰紐を絞ってあるのだ。 そんなにも腰の括れを強調したいのか。 悪かったわね。 括れのない女で。 ソファーテーブルにグラスを置くため、女性が前屈みになった。 バスローブの胸元が見えた。 絵里子は、ほくそ笑んだ。 まったく乳房

  • 由美と美弥子 3777

    廊下の奥には、左手から光が射していた。 おそらく光源は、リビングだろう。 廊下との境に、扉がないのだ。 冷暖房効率が悪くなる造りだが……。 セントラルヒーティングならば問題ない。 リビングから射す光に、人形の影が浮かんだ。 続いて影の主が、廊下の

  • 由美と美弥子 3776

    ■ エントランスのオートロックパネルで、教えられた部屋番号を呼び出す。 応答はなかったが、すぐに解錠音が響いた。 扉を入ったエレベーターホールは、森の中のような匂いに満ちていた。 フィトンチッドだろうか。 最上階の5階で下りて、内廊下に出る。 エレ

  • 単独旅行記Ⅶ(038)

    ↑写真を撮り忘れてました。『会津若松観光ナビ』さんのこちらのページから、画像をお借りしました。み「お、『白虎隊記念館』か。 入ってみべい」ハ「何語やねん」み「いくらじゃ?」ハ「大人400円やな」み「お主は、タダじゃな」ハ「当たり前や」み「げ。

  • 由美と美弥子 3775

    レギンスを穿いた絵里子は、クローゼットの鏡の前に立った。 ある意味、全裸より卑猥だった。 股間部が強調されていた。 危うく、立ちオナニーを始めそうになった。 もちろん、気を取り直して自粛した。 侑人とその友人が待っているのだ。 ほんとはノーパンの

  • 由美と美弥子 3774

    『絵里子?』「あ、ごめん。 でも、ほんとに行ってもいいの?」『駅前通りから川向こうに行くバスに乗って、2つめだから。 バス下りたら、また電話して』「わかった」 絵里子は、いそいそと支度を始めた。 もちろん、全裸で行くわけにはいかない。 何を着よう

  • コメントログ260(3761~3770)

    由美と美弥子 3761★Mikiko03/01/2023 05:47:26 AM大相撲3月場所展望① 2月27日(月)、大相撲3月場所(2023年3月12日~26日/大阪府立体育会館)の番付が発表になりました。 まず恒例の、十両と幕内の入れ替え予想の結果から。 わたしは、『由美と美弥子 3736』の

  • 由美と美弥子 3773

    ■ 洗濯を済ませると、そのままソファーで昼寝を貪った。 目覚めれば、いよいよやることがない。 絵里子は、乳房を揺らしながら対面キッチンを回りこんだ。 乳房が揺れるのがわかるのは、全裸だからだった。 寒い時期を除き、夫と息子が出かけてからは、全裸で過

  • 由美と美弥子 3772

    「おごっ」 喉が詰まったような呻きと共に、男は激しく射精する。 白濁した精液が、女の尻に弾ける。 男たちは次々と女の背後に駆け寄る。 競いながら尻に向かって射精する。 まるで魚類の繁殖行動だ。 女の尻は、真っ白な精液で覆われた。 ヘリコプターの爆

  • 由美と美弥子 3771

    洗濯物を干し終えると、腰壁の前に立って景色を眺める。 珍しくもない、郊外の住宅地の風景だ。 川面が煌めいていた。 その対岸には、マンションが建ち並んでいる。 そのベランダからこちらを見たとしても、絵里子の顔も判別できないだろう。 しかし、望遠鏡を使

  • 単独旅行記Ⅶ(037)

    み「剣呑じゃのぅ」ハ「この幹やったら、枝もそうとう太いんちゃうか」み「こういう杉が生えてる深山じゃ……。 枝の落下なんて、日常茶飯事なんじゃないの」ハ「かも知れんな」み「しかし、こんな大木じゃ、枝打ちなんて不可能じゃろ」ハ「クレーン車、使ったらどう

  • 由美と美弥子 3770

    ■ 絵里子は、スマホをソファーに投げ出した。 さっきから、何回架けても誰も出ない。 侑人も、美咲も、香織もだ。 昼下がりだった。 窓の外は晴れている。 絵里子は、性慾を持て余していた。 夫は勤めに出て、息子も学校に行っている。 マンションの居室

  • 由美と美弥子 3769

    「ふふ。 スゴい量でしょ。 常時、水分補給して、利尿剤も飲んでるから。 おしっこの需要が多いのよ」 ようやく、尿の勢いが衰えた。 顔にかからなくなった。 侑人は目を開いた。 眼前に、膣前庭が開いていた。 黒く穿たれた尿道口からは、まだ湧き水のよう

  • 由美と美弥子 3768

    「ふん。 それなら、こうしてやる」「うっ」 万里亜の2本の指が、鼻の穴に突き入れられた。 引きあげられる。 耐えようとしたが、長い爪が鼻孔に突き刺さりそうだった。 鼻輪を引かれる牛のように、侑人の顔は上を向いた。「ふふ。 いい顔よ。 美少年が台

  • 由美と美弥子 3767

    「そんなに、おしっこ浴びるのが嫌? でも君は、その嫌なことを美咲さんにしたのよ。 そうだ。 自分のを浴びるだけじゃ、罰にならないわね。 人のをかけられて初めて、美咲さんの痛みもわかるはず」 万里亜は長い脚を振りあげ、侑人の顔を跨いだ。 万里亜の両脚

  • 由美と美弥子 3766

    「力、抜かないと……。 痛いわよ」 逆さまのバイブが、ゆっくりと下降する。「う」 亀頭部が、肛門に着地した。 バイブは反復回転しながら、徐々に先端の圧力を増していく。「が」 侑人は仰け反った。 バイブの圧力に負け、括約筋が亀頭の侵入を許してし

  • ハーレクイン忌/2023

    【ハーレクイン忌/2023】 ハーレクインさんの正確な忌日は、存じあげません。 2018(平成30)年2月10日の入院と同時に、音信不通になってしまわれたので。 で、わたしが勝手に、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」を、忌日とさせてもらったんです。 「ハーレクイン」

  • 単独旅行記Ⅶ(036)

    み「さらばじゃ、さざえ堂」ハ「下から上がって来た方が、趣があったんやないか?」み「いまさら言うな」み「昔の子供なら、絶対ここで泳いだよな」ハ「白虎隊の子らもな」み「ひょっとしたら……。 “湧き水飲むな”はそういうことか……」ハ「どういうこっちゃ

  • 由美と美弥子 3765

    「なかなかしぶといわね。 ちょっと、違うとこも刺激してみようか。 薫くん、お尻の穴、舐めてあげて」 薫の顔が、座面の上に現れた。 両手が、尻たぶにかけられる。 左右に割り広げられた。 薫の顔が、水呑み鳥のように倒れた。 柔らかな髪が、太腿で戦いだ

  • 由美と美弥子 3764

    万里亜が、侑人の背後に回った。「薫くん、そっち持って」 侑人の前に立つ薫は、椅子の脚に手を掛けた。 持ちあげられると同時に、背もたれが後ろに傾いた。 背後で万里亜が背もたれを支えているのだろうが、恐怖で身が竦んだ。 傾く光景の中、なぜ腕が前で束ね

  • コメントログ259(3751~3760)

    由美と美弥子 3751★Mikiko02/15/2023 05:59:42 AM今日は何の日 2月15日は、『次に行こうの日』。 東京都世田谷区に東京本校を置く、日本最大級の音楽学校、音楽専門学校……。 『国立音楽院(くにたちおんがくいん)』を運営する、『㈱国立音楽院』が制定。 日付

  • 由美と美弥子 3763

    「あれは……。 あれは絵里子が……」「自分がやったんじゃないって言いたいの? 同罪よ。 なので君も、ここで縛られたままするの。 自分のおしっこを、顔に浴びながらね」 万里亜が、侑人の後ろに回った。 手首に万里亜の指を感じた。 拘束が解かれていく。

  • 由美と美弥子 3762

    ■ 真っ暗な中で目が覚めた。 身じろいでみたが、やはり身体は動かない。 拘束されたままだった。 天井光が灯った。 センサーが、侑人の動きを捉えたのだろう。 眩しさに目が慣れるにつれ、あたりの様子が見えてきた。 やはり、さっきまでと同じ部屋だった。

  • 由美と美弥子 3761

    「ふぅ」 吐息が聞こえた。 一瞬、目をあげると、万里亜の口が開いていた。 マスクから覗く目は細らみ、蕩けそうだった。 本気のオナニーに思えた。「万里亜さん、もうギン勃ちですよ」「ゆーっくり、挿出してあげて」 ローションを掬った薫の手の平が、侑人

  • 単独旅行記Ⅶ(035)

    み「おー、いつの間にやら、『参拝順路10』じゃ」ハ「最前に見たのは、確か『8』やったぞ」み「細かいことを気にするでない。 だんだん増えていってるんだから……。 間違ってないってことだろ」ハ「細かいことやのうて……。 大事なことなんとちゃうか?」み

  • 由美と美弥子 3760

    万里亜も、下着を着けていなかった。 蝶形のマスク以外は、生まれたままの姿だった。 しかしもちろん、生まれたままのフォルムではない。 大人の身体だ。 見事な乳房だった。 美咲の乳房も形が良かったが、万里亜のはまさに別格としか言いようがない。 乳首が

  • 由美と美弥子 3759

    太腿の爪の感触が消えた。 薫の手が、自らの男根を掴んでいた。 そのまま、にじり寄って来る。 尻たぶに、薫の腸骨を感じた。 亀頭の一つ目が、侑人を睨んでいた。 亀頭は、ゆっくりと押し下げられ、視界から消えた。「ひぃっ」 肛門に、弾性のある熱いもの

  • 由美と美弥子 3758

    「や、やめて!」「何されるかわかってるみたいね。 大丈夫。 痛いのは最初だけだから」 薫は顎を引き、バスローブの紐に手を掛けた。 上目でちらりと侑人を見る。 口角があがっていた。 拘束から逃れようと身を捩るが、縄は緩もうとさえしなかった。 薫の

  • 由美と美弥子 3757

    「あなたのトイレはここよ。 大丈夫、汚したって。 ほら、あれ見える?」 万里亜が、天井を指差した。「スプリンクラーに見えるかも知れないけど……。 違うの。 ジェット洗浄のノズルよ。 ひとつじゃないわよ。 ほら、あそこにも、そこにも。 つまりここ

  • 由美と美弥子 3756

    ■ トイレにドアノブがなかった。 膀胱が張っているのに、ドアが開かない。 もどかしくて、トイレの扉を手の平で撫で回す。 もちろん夢だった。 そこで目が覚めた。 夕方だろうか。 そんな明るさだった。 現実に膀胱が張っていた。 だからあんな夢を見た

  • 単独旅行記Ⅶ(034)

    み「残念ながら……。 車椅子の人は、見学できそうにないね」ハ「当たり前やがな」み「しかし、子供がすっ転んだら……。 一番下まで転げ落ちるんじゃない?」ハ「頭、ボコボコやで」み「集団で転けたら……。 出口で、パチンコの出玉みたいになるんじゃないの」

  • 由美と美弥子 3755

    「はなから痛い思いをすると……。 トラウマになっちゃうかもね。 やっぱり最初は、快感にしてあげるわ。 薫くん、花束ね。 これ使って」 画角に入った万里亜が、透明なボトルを薫に手渡した。 薫はそれを持って、侑人の間近まで歩み寄った。 侑人の股間の上

  • 目次・ⅩⅩⅩⅩ

    目次・ⅩⅩⅩⅩ(3659~)第372章:筺の中の悦楽【侑人】現在/コンクリートの部屋3755 37543753 3752 3751 3750 3749第371章:ダークチェンジ【侑人】現在/女性のマンション3748 3747第370章:邪(よこしま)な街角【侑人】現在/侑人の住む街

  • 由美と美弥子 3754

    思ったとおり、薫の乳房は小振りだった。 いや。 小振りどころではない。 ほとんど膨らみがなかった。 香織より真っ平らだ。 しかも香織の胸とは、明白な相違点があった。 香織の乳首は大きかった。 しかも昂奮すると突出した。 ブラは、その乳首を隠すた

  • コメントログ258(3741~3750)

    由美と美弥子 3741★Mikiko02/01/2023 05:54:30 AM今日は何の日 2月1日は、『ケンハモ「メロディオン」の日』。 教育楽器、ハーモニカ、メロディオン、ハモンドオルガンなどの製造販売を行う……。 『㈱鈴木楽器製作所/静岡県浜松市中区』が制定。 日付は、同社

  • 由美と美弥子 3753

    薫の指が、陰茎の皮を引き下げた。 皮の先端が剥けたのがわかった。 薫の舌先が、その空隙を突いて潜りこむ。 亀頭に舌を感じた。 唾液に塗れた舌が、海綿体を撫で回す。 手淫では決して得られない快感が、背筋を這いあがる。「う」 堪えようとしたがダメだ

  • 由美と美弥子 3752

    「ね? だから、承諾手続きは割愛させていただきました。 安心して。 作品は、市場に流通されるわけじゃないから。 ごく一部の、身元も人となりも確かな会員に提供されるだけ。 もちろん、画像データを渡すわけじゃないから。 個室で鑑賞していただくだけよ。

  • 由美と美弥子 3751

    「思いあたることがあるようね。 でも誤解しないで。 彼女に頼まれたわけじゃないから。 わたしが勝手にやってることよ。 君のことも、彼女に聞いたんじゃないわ。 人を使って調べたの」「帰して」「大丈夫。 まだ外は日が高いわ」 女性は紡錘形の目を細め

  • 単独旅行記Ⅶ(033)

    み「しかし、この千社札は……。 どういう料簡なのかね。 ここは、国指定の重要文化財だよね。 そういうところに千社札を貼るのは、法律違反なんじゃないの? ちょっと、調べて」ハ「ふむ。 どうやら、『文化財保護法』に抵触するようやな。 札を剥がす際に、

  • 由美と美弥子 3750

    腕は、椅子の後ろで束ねられているようだった。 縄目を探ったが、届かない。 この状況には、既視感を覚えた。 記憶の中を探る。 そうだ。 美咲と香織だ。 2人を、この恰好で拘束したのだ。 縛ったのは、絵里子だったが。 侑人は、唯一自由に動かせる顔を

  • 由美と美弥子 3749

    ■ 目が覚めると夜だった。 いや。 夜じゃないのかも知れない。 外光とは異なる明かりが灯っていた。 半眼の侑人の視線が、宙をさまよった。 天井は、コンクリートのようだ。 ここは……。 そうだ。 道でぶつかった女性を送って……。 彼女のマンショ

  • 由美と美弥子 3748

    女性は、対面キッチンを回りこんだ。 侑人はキッチンを背に、白いソファーに腰を下ろした。 座面の質感を見ると、これもレザーのようだ。 ほどなくして、女性はグラスを2つ載せたトレーを持って戻ってきた。 侑人の前に、グラスがひとつ置かれる。「どうぞ」

  • 由美と美弥子 3747

    ■ 女性はオートロックを操作し、エントランスのガラス扉を開けた。 女性の顔を盗み見たが、真意はわからない。 女性に続いてガラス扉を抜け、エレベーターの前に立つ。 かごは1階にあったようで、扉はすぐに開いた。 乗りこむと、女性は5階のボタンを押した。

  • 由美と美弥子 3746

    乗客は、お年寄りが数人だけだった。 なるほど本数が少ないはずだ。 女性は、最後列のロングシートを指差した。 並んで座る。 歩いているときは、侑人より頭半分は高い女性だったが……。 座ると、顔の位置が侑人と同じくらいだった。 よほど脚が長いのだろう

  • 単独旅行記Ⅶ(032)

    み「でたー。 さざえ堂。 よくもまぁ、こんな奇天烈な建物を考えたもんだよな。 でも、待てよ……。 栄螺(さざえ)って、海に棲んでるんだよね」ハ「あたり前やがな」み「会津に、海はないじゃない。 名前を付けるとしたら……。 タニシ堂とか、カタツムリ堂

  • 由美と美弥子 3745

    「ふーん。 でも、頭の中では考えてるよね。 お年ごろなんだもの。 ううん。 むしろ、考えてない方が異常よ。 でも男子校なら……。 男子が好きな子もいるかもね。 君、華奢で可愛いから、もてるんじゃない?」「そんなことないです」「えー、ほんとかな。

  • 由美と美弥子 3744

    「なんか君、ぎこちないね。 歩き方が」 仕方がない。 皮を脱ぎ落とした亀頭に、布地が擦れないよう歩いているのだ。 ヘタすると、歩きながら射精しかねない。「ひょっとして……。 女の人と腕を組むの、初めて?」 侑人は頷いた。 ウソではない。 性交

  • コメントログ257(3731~3740)

    由美と美弥子 3731★Mikiko01/18/2023 05:39:59 AM今日は何の日 1月18日は、『愛するチンチラの日』。 『(社)日本チンチラ協会(Japan Chinchilla Association:通称JCA)』が制定。 日付は、一生歯が伸び続けるチンチラは、歯の健康がそのまま身体の健康と直結し

  • 由美と美弥子 3743

    「どうしたの?」「飲み物、買って来ます」「いいわよ。 もう少しで歩けるようになると思うから。 座って」 女性が、ベンチの座面をタップした。 侑人は、陰茎が再び折れないよう、慎重に腰を下ろした。「脈を診てくれる?」「え?」 女性は、袖のニットを

  • 由美と美弥子 3742

    「飲み物でも買ってきましょうか……。 ちょっと、時間かかるけど。 自販機とか、ここらにないんで」「いいわ。 少し休めば落ち着くから。 君、試験の最終日なら、今日はヒマ?」「ヒマっていうか……。 予定はないです」 試験の最終日の午後は、いつもなら秋

  • 由美と美弥子 3741

    「すぐ近くにベンチがあります」「連れてってくれる? 立つから」 女性は、アスファルトに手をついて立ちあがった。 足元が定まらないようで、侑人の腕を掴んだ。 スクールシャツの袖越しに、か弱い握力を感じた。「あっちです」 歩き出すと、自然と腕を組む

  • 単独旅行記Ⅶ(031)

    み「しかし、仙台育英の創設者の碑も……。 鶴ヶ城を向いてるってことだよね」ハ「ほかのお墓も、みんなそうやないか。 ここから鶴ヶ城やと、南西の方角になる。 山を背負っとるから、冬の季節風もあたらんわな。 住み良いお墓やないか」み「夏はカンカン照りでは

  • 由美と美弥子 3740

    侑人は女性に歩み寄った。 道路に伸ばした腕に頬を載せ、眉をしかめている。 若い女性だった。 女性の年齢はよくわからないが、おそらくは二十歳前後だろう。 香織と同年代の雰囲気があった。 痩せぎすなところも似ていた。 しかし、香織とは比べものにならな

  • 由美と美弥子 3739

    ■ 侑人は、スマホに保存した動画を見ながら、その夜もオナニーに耽っていた。 もちろん、美咲を撮った動画だった。 それを見ていると、何回でも抜けた。 机に向かっていても、脳裏に美咲の痴態が浮かんで集中できなかった。 その度に、ベッドに転がって抜くのだ

  • 単独旅行記Ⅶ・総集編(3)

    この『単独旅行記Ⅶ・総集編(3)』は、『単独旅行記Ⅶ(021)』から『単独旅行記Ⅶ(030)』までの連載を、1本にまとめたものです。み「あ、改札前からも見えた」ハ「今度こそ、見納めやな」み「よし、目に焼きつけた。 さぁ、改札、出るぞ」み「うーむ。 会

  • 由美と美弥子 3738

    しかし、診察はなしだった。 性交直後に、受胎の有無を知ることは出来ないそうだ。 代わりに渡されたのは、緊急避妊薬という薬だった。「知らなかった? アフターピルとも言うのよ。 性交後に飲む避妊薬。 本来は、コンドームが破れてしまったりしたときに用い

  • 由美と美弥子 3737

    ■ 翌日。 夫はもう、ひとりで身支度をして出社しているだろう。 改めて申し訳なさを覚えた。 専業主婦をさせてもらっているのに、見送りさえ出来なかった。 今夜は、美味しいものを作って夫を待とう。 万里亜が出してくれた朝食は、シリアルだった。 泊めて

  • 由美と美弥子 3736

    「それじゃ、これはどうかしら?」 万里亜の腰の動きが立体的になった。 平面のオーバルが、無限記号のような8の字に変わっていた。 目を見開き、ガラス窓を凝視する。 美咲の尻の上で、万里亜の腰が躍動していた。 どこかで見たことがある動き……。 そうだ。

  • 単独旅行記Ⅶ(030)

    ハ「生き残った飯沼貞雄の墓やな」み「幾つまで生きたの?」ハ「こっちに書いたあるがな。 亡くなったのは、昭和6(1931)年2月12日。 78歳とあるのは、数え年やな。 満で計算すれば、76や」み「当時としては、長生きだよね」ハ「せやな。 飯盛山で助けられて

  • 由美と美弥子 3735

    「ふふ。 可愛い」 万里亜の乳房を背中に感じた。 体位を変えたのかと思った。 しかし、違ったようだ。 顔の前方で音がした。 目を向けると、カーテンが開いていた。 今の音は、カーテンレールをフックが滑る音だったようだ。 窓の外に、街の明かりが見えた

  • 由美と美弥子 3734

    「いくわよ」 ディルドゥの先端が、陰唇を割り入って来た。 美咲の両脚は、ぴったりと閉じている。 侑人に犯されそうになったとき、美咲は防御のため、咄嗟にこの姿勢を取ったのだ。 正常位しか知らなかった美咲は、前を守ることしか頭になかった。 しかしその姿

  • コメントログ256(3721~3730)

    由美と美弥子 3721★Mikiko01/04/2023 06:13:28 AM今日は何の日 1月4日は、『仕事始め』。 官公庁では、「御用始め」とも呼ばれます。 年末年始の休日が明けて、その年の最初の事務を執ることを意味します。 また、多くの民間企業でも、この日が「仕事始め」とな

  • 由美と美弥子 3733

    「素晴らしいお尻。 張りといい、形といい、完璧だわ」「……」 万里亜の両手の平を、尻たぶに感じた。 褒められながら触られる。 心地良かった。「ふふ」 万里亜の両手に、左右へのベクトルがかかった。 尻たぶが割られている。 膣内に室温を感じた。

  • 由美と美弥子 3732

    「これ見て」 万里亜は、外装部のディルドゥを前に倒した。「ここが段々になってるでしょ」 “ここ”とは、ディルドゥが体内に埋もれようとする根元のところだった。 確かに、凹凸が付いて盛りあがっていた。 生身の男性器にはないものだ。「突くたびに、これ

  • 由美と美弥子 3731

    「でも、ご主人のせいじゃないわよ。 あなたのが良すぎるのよ。 だけど、今日は大丈夫。 ディルドゥは、決して萎れることがないから。 行くわよ」 腰にかかる万里亜の手に力が籠もった。 パン! 肉音が立った。 美咲の尻と万里亜の腰が、打ち合わされた音

  • 単独旅行記Ⅶ(029)

    み「これは、白虎隊の歌か?」ハ「脇に、『嗚呼 忠烈白虎隊』とあるな。 一番の歌詞は……。戦雲暗く 陽は落ちて弧城に月の 影悲し誰が吹く笛か 識らねども今宵名残の 白虎隊 やな」み「メロディは?」ハ「知らんがな」み「YouTubeにあるだろ」ハ「また

  • 由美と美弥子 3730

    「どうやらもう……。 下のお口の方が、これを欲しがってるみたいね。 じゃ、入れてあげるから、ベッドに四つん這いになって。 ほら」 美咲の身体は、暗示にかかったようにひとりでに動いた。 ベッドに膝を乗りあげる。「お尻、こっちよ」 声に従いつつも、

  • 由美と美弥子 3729

    「咥えて」「え?」「お口で」 夫との性生活で、フェラチオをしたことは一度もなかった。 夫が要求しなかったからだ。 自分から求めることもできなかった。 ほんとはしてみたかったのだが。 美咲が、男性と性行為まで進んだのは夫だけだった。 つまり、男性

  • 由美と美弥子 3728

    「さっきの場所、突いてあげるから」 掛け布団を捲られた。 まだ裸のままなのは、肌の感触でわかっていた。 思わず胸に両手を回した。「ダメ。 隠しちゃ」 万里亜に腕を掴まれ、引き下げられる。 露出した乳房に、万里亜が顔を埋めた。「むぅ」 それだ

  • 由美と美弥子 3727

    ■「ねぇ」 身体を揺さぶられている。 ここは……。 そうだ。 万里亜という若い女性のマンションだった。 しかし、さっきまでのリビングではない。 電球色の、調光された薄明かりが灯っている。 その視界に、万里亜の顔が現れた。 瞳には、美咲が映ってい

  • 由美と美弥子 3726

    「くぅ」 今度は万里亜の声だった。 美咲の股間から唇が離れた。 感じてくれているのだ。 美咲は、クリトリスを口に含んだ。 舌先で舐め回す。 股間に、再び万里亜の舌を感じた。 万里亜の舌が、陰唇を割ってきた。 舐められる刺激には、耐性があるようだ。

  • 単独旅行記Ⅶ(028)

    み「さっき見あげた場所が、たちまち眼下にある。 250円の価値あり!」ハ「自分を納得させようとしとるな」み「でもまだ、ちょっと登るけど」ハ「このくらい何や」み「自分で登らんやつが言うな!」み「お、出たな、『参拝順路3』。 あれ? 『2』って、何

  • 由美と美弥子 3725

    万里亜は、宙で透明なボールを抱えるように両手を対面させると、ボールを横回転させた。 ようやく意図がわかった。 反対向きに重なれと言っているのだ。 すなわち、美咲の股間を万里亜の顔の上に持ってこいと云うことだ。 ほんの数時間前までは見ず知らずだった相

  • 由美と美弥子 3724

    「擦って」「え?」 “吸って”と言われたのかと思ったが、アクセントが違った。 すぐに得心した。 膣壁を擦ってほしいと言うのだろう。「こう?」 美咲は指を動かした。「もっと上。 指、3本にして」 1本でもやっとなのに、3本も入るだろうか。 美咲

  • コメントログ255(3711~3720)

    由美と美弥子 3711★Mikiko12/18/2022 05:26:59 AM今日は何の日 毎月18日は、『防犯の日』。 日本で初めての警備保障会社として、1962(昭和37)年に創業した……。 『セコム㈱/東京都渋谷区神宮前』が制定。 日付は、「18」の「1」を棒に見立てて「防」……。

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