薫はキャミの裾をスカートから引っ張り出すと、真上に抜きあげた。 華奢な上半身が剥き出しになった。 ブラは着けていなかった。 裏返ったキャミにも、カップは付いていなかった。 完全ノーブラだったのだ。 だが、いくら貧乳でも、いずれかのやり方で胸を覆う必
長編レズビアン小説「由美と美弥子」連載中! 「日・月・水・金・土」が投稿日。連載、4,000回超。
赤い花、青い花。黄色い花。ピンクにオレンジ。そして白。様々な色彩の花が、地面を覆い尽くしていた。しかもその花たちは、ひと所に留まってはいなかった。二つ並んで、ほかの花々の間をすり抜けて行く一組。十近く固まって、形を変えながら行進する花の群。この群の前では、ほかの花たちが道を譲っていた。もちろん、おびただしい花邑を縫うようにして進む、たった一つの花もあった。
男根がスライドする。 ランチャーとなった絵里子の膣壁を、無骨なミサイルが滑っていく。「どう? 引っかからないで動く? そしたら、徐々にスピードをあげてみて。 アッパーカットの連打。 上手い上手い。 ほらもっと。 打つべし! 打つべし!」「あん
み「ほとんど、窓に明かりが点いてないね。 今、19時15分だろ。 サラリーマンなら、もう帰っててもおかしくない時間じゃない」ハ「それ以前に……。 部屋に、奥さんとか子供がいたら、電気は点いとるわな」み「単身者ばっかり住んでるってこと?」ハ「もともと、空
挿入される感触が、はっきりと想像できた。 絵里子は、拘束された足指を強く折り畳んだ。 期待してしまう心を、押し殺したかったのだ。「ふふ。 また垂れたわよ。 とんでもない変態おばさんね。 うちの教授といい勝負だわ。 侑人くん、入れて」 侑人の束
腰に回るハーネスがないのは、双頭ディルドゥだからだろう。 万里亜の体内に、対となる男根が埋まっているのだ。 おそらく、その体内の拍動によるのだろう……。 ディルドゥの先端が、小刻みに振れていた。「ふふ。 怒りながら濡らすなんて、ほんと器用よね。
由美と美弥子 3781★Mikiko03/29/2023 05:46:38 AM大相撲3月場所総括① まずは、霧馬山関。 初優勝、おめでとうございます。 場所前、この人が優勝するなんて、誰も予想しなかったでしょう。 もちろん、わたしもそのひとりでした。 この人は、目立たないのに最
「侑くん! 正気に戻って! 一生を棒に振るつもり? あんたには、これから素晴らしい未来が待ってるのよ」「まぁ、呆れた。 そのエリートくんを引きこんで、若妻を監禁させて陵辱したのは、どこの誰かしら? あなたと一緒にいた方が、道を踏み外す危険性はずっと
「勝手なこと言わないで。 何で、そんなオヤジに裸見せなきゃならないのよ」「ほら。 やっぱり、正面からのリクルーティングじゃ無理でしょ。 でも、絶対に欲しい人材だったから……。 こういう方法を取らせてもらいました。 侑人くんは、オッケーしたのよ。 と
「そういうことになるわね。 でもね。 美咲さんから話を聞いてて……。 ピンと来たのよ。 適性があるって。 あなたも、そしてこの侑人くんも」「何の適性よ?」「わたしは、一種のショービジネスをやってます。 闇のだけど。 お店は、あなたより、もうちょっ
み「ビールを4本しか買わなかったのは、失敗だったな。 もっと飲めた。 やむを得ん。 『氷結無糖レモン』に移行じゃ」ハ「まだ飲むんかい」み「アホたれ。 まだ、5時半ではないか。 日も暮れとらんわ。 これからが本番じゃ」ハ「恐ろしいヤツ」み「それに
「ふふ。 上手くなったものね。 これならいつでも、おじさま会員に貸し出せるわ。 はい、もういいわよ。 精緻なディルドゥだけど、残念ながら感覚まではないから」 侑人が、名残惜しそうにディルドゥを吐き出す。 女の肩から、バスローブが滑り落ちた。 マネ
■ 矩形に区切られた光の中には、女のシルエットが象られていた。 シルエットは、泰然とした足取りで室内に入ってきた。 室内のありさまが見えているはずなのに、驚く様子もなかった。 それも道理だ。 その着衣を見れば、床に横たわる薫の一党なのは明らかだった
「いくよ。 侑人いくよ」 薫の尻たぶが、輪郭を消した。「あぎゃ」 潰されたような声と同時に、薫の身体が凝固した。 尻たぶだけがまだ、呼吸するかのごとくはためいている。 薫は、真っ白い眼球で宙を睨んでいた。 肩が、ビクンと震えた。 侑人の口中から
2人の股間では、陰茎が屹立していた。 やはり、薫のが一回り大きい。 薫が侑人の方を向いた。 侑人も向かい合う。 陰茎同士が、挨拶するように揺れている。「咥えて」 薫の声に応え、侑人はその場にひざまずいた。 眼前の陰茎を指に掛け、顔を傾ける。 亀
「ふふ。 濡らしてるじゃない。 こんな恰好で縛られながら濡らすなんて……。 あなた、ほんとうはドMなのかもよ」 薫は、股間から引きあげた指を絵里子の眼前に掲げた。 指は天井灯を返し、ねらねらと濡れ光っていた。 その指が眼前を離れ、絵里子の乳首にとま
この『単独旅行記Ⅶ・総集編(4)』は、『単独旅行記Ⅶ(031)』から『単独旅行記Ⅶ(040)』までの連載を、1本にまとめたものです。み「しかし、仙台育英の創設者の碑も……。 鶴ヶ城を向いてるってことだよね」ハ「ほかのお墓も、みんなそうやないか。 ここから
み「おー。 5時前スタートじゃ。 長い夜になるぞ」ハ「罰当たりや」み「年に1度の宴だぞ。 いや、年に1度どころじゃないな。 旅行は、コロナ前の2019年以来だから……。 3年振りだ。 感慨深いわい」み「WiFiも無事、繋がったし。 美味しそうな料理動画を
女性はバスローブの紐に手を掛けながら、後ろを向いた。 肩から、バスローブが滑り落ちた。 下には、何も着けていなかった。 華奢な背中。 小さな尻。 いや……。 小さすぎる尻だ。 骨盤の張り出しが、まったくない。 ひと言でいえば、貧相な身体だ。 女
「思いあたるようね。 でも、実はわたしは知らないの。 会ったことないから」「じゃ、なんで……」「ご主人さまのご意向だから」「誰、それ?」「わたしの恩人。 わたしを拾ってくれて、居場所を与えてくれた人。 物理的な居場所もそうだけど……。 それ以上に
由美と美弥子 3771★Mikiko03/15/2023 05:45:12 AM今日は何の日 3月15日は、『オリーブの日』。 香川県小豆郡小豆島町の「オリーブを守る会」が、1972(昭和47)年に制定。 1950(昭和25)年3月15日(今から73年前)……。 昭和天皇が、小豆島を巡幸の際、オリー
そうか。 おそらく、あのリビングには、監視カメラが設置されていたのだ。 絵里子が眠りこむのを待つつもりだったが……。 グラスの中身を捨てたのを見て、侑人に電話を架けさせたのだろう。「解いて」「そうはいかないわ。 あなた、強そうだもの」 そうだ。
「ほごっ」 侑人の顔が仰け反った。 勃ちあげた亀頭から、閉め忘れた水栓のように精液が溢れていた。 陰茎は、ねらねらと濡れ光っている。 精液が、鑞涙のごとく伝っているのだ。 流れた筋が、幾重にも重なっているようだ。 どれほどの射精を繰り返して来たのだ
■ 豚小屋にでもいるのだろうか。 絵里子の幼いころ……。 実家の周りには、まだ養豚場があった。 風向きによっては、それなりの臭いが住宅地まで流れて来た。 小学校の社会科の授業では、養豚場の見学もした。 強烈な臭いの中、豚の鳴らす鼻音が響いていた。
み「戻って来ました、マイル~ム~」ハ「まだ、4時20分やで。 この時期やったら……。 日暮れまで、まだ2時間半はあるわ。 もったいないのぅ」み「日の高いうちから飲むお酒は、美味しいのじゃ」ハ「アル中の発言やな」み「さて、まずはお風呂じゃ。 見るなよ」
絵里子は目をこらし、暗い部屋の隅々まで見通した。 誰もいない。 しかし、侑人の両腕は背中に回っている。 自分では縛れないはずだ。 やはりさっきの女性が縛ったのか。 だが、もしそうだとしても……。 自分が、あの女にどうかされるとは思えない。 絵里子
「もしもし、侑くん? なんか、ヘンな扱い受けてるんですけど。 こっち来てくんない?」「別の部屋にいるんだ。 廊下の突きあたりから入って」 応答しようとしたところで、通話が切れた。 仕方がない。 このまま帰るのも業腹だ。 絵里子は、肩から掛けたポー
しかし、なんであんなに腰紐を絞ってあるのだ。 そんなにも腰の括れを強調したいのか。 悪かったわね。 括れのない女で。 ソファーテーブルにグラスを置くため、女性が前屈みになった。 バスローブの胸元が見えた。 絵里子は、ほくそ笑んだ。 まったく乳房
廊下の奥には、左手から光が射していた。 おそらく光源は、リビングだろう。 廊下との境に、扉がないのだ。 冷暖房効率が悪くなる造りだが……。 セントラルヒーティングならば問題ない。 リビングから射す光に、人形の影が浮かんだ。 続いて影の主が、廊下の
■ エントランスのオートロックパネルで、教えられた部屋番号を呼び出す。 応答はなかったが、すぐに解錠音が響いた。 扉を入ったエレベーターホールは、森の中のような匂いに満ちていた。 フィトンチッドだろうか。 最上階の5階で下りて、内廊下に出る。 エレ
↑写真を撮り忘れてました。『会津若松観光ナビ』さんのこちらのページから、画像をお借りしました。み「お、『白虎隊記念館』か。 入ってみべい」ハ「何語やねん」み「いくらじゃ?」ハ「大人400円やな」み「お主は、タダじゃな」ハ「当たり前や」み「げ。
レギンスを穿いた絵里子は、クローゼットの鏡の前に立った。 ある意味、全裸より卑猥だった。 股間部が強調されていた。 危うく、立ちオナニーを始めそうになった。 もちろん、気を取り直して自粛した。 侑人とその友人が待っているのだ。 ほんとはノーパンの
『絵里子?』「あ、ごめん。 でも、ほんとに行ってもいいの?」『駅前通りから川向こうに行くバスに乗って、2つめだから。 バス下りたら、また電話して』「わかった」 絵里子は、いそいそと支度を始めた。 もちろん、全裸で行くわけにはいかない。 何を着よう
由美と美弥子 3761★Mikiko03/01/2023 05:47:26 AM大相撲3月場所展望① 2月27日(月)、大相撲3月場所(2023年3月12日~26日/大阪府立体育会館)の番付が発表になりました。 まず恒例の、十両と幕内の入れ替え予想の結果から。 わたしは、『由美と美弥子 3736』の
■ 洗濯を済ませると、そのままソファーで昼寝を貪った。 目覚めれば、いよいよやることがない。 絵里子は、乳房を揺らしながら対面キッチンを回りこんだ。 乳房が揺れるのがわかるのは、全裸だからだった。 寒い時期を除き、夫と息子が出かけてからは、全裸で過
「おごっ」 喉が詰まったような呻きと共に、男は激しく射精する。 白濁した精液が、女の尻に弾ける。 男たちは次々と女の背後に駆け寄る。 競いながら尻に向かって射精する。 まるで魚類の繁殖行動だ。 女の尻は、真っ白な精液で覆われた。 ヘリコプターの爆
洗濯物を干し終えると、腰壁の前に立って景色を眺める。 珍しくもない、郊外の住宅地の風景だ。 川面が煌めいていた。 その対岸には、マンションが建ち並んでいる。 そのベランダからこちらを見たとしても、絵里子の顔も判別できないだろう。 しかし、望遠鏡を使
み「剣呑じゃのぅ」ハ「この幹やったら、枝もそうとう太いんちゃうか」み「こういう杉が生えてる深山じゃ……。 枝の落下なんて、日常茶飯事なんじゃないの」ハ「かも知れんな」み「しかし、こんな大木じゃ、枝打ちなんて不可能じゃろ」ハ「クレーン車、使ったらどう
■ 絵里子は、スマホをソファーに投げ出した。 さっきから、何回架けても誰も出ない。 侑人も、美咲も、香織もだ。 昼下がりだった。 窓の外は晴れている。 絵里子は、性慾を持て余していた。 夫は勤めに出て、息子も学校に行っている。 マンションの居室
「ふふ。 スゴい量でしょ。 常時、水分補給して、利尿剤も飲んでるから。 おしっこの需要が多いのよ」 ようやく、尿の勢いが衰えた。 顔にかからなくなった。 侑人は目を開いた。 眼前に、膣前庭が開いていた。 黒く穿たれた尿道口からは、まだ湧き水のよう
「ふん。 それなら、こうしてやる」「うっ」 万里亜の2本の指が、鼻の穴に突き入れられた。 引きあげられる。 耐えようとしたが、長い爪が鼻孔に突き刺さりそうだった。 鼻輪を引かれる牛のように、侑人の顔は上を向いた。「ふふ。 いい顔よ。 美少年が台
「そんなに、おしっこ浴びるのが嫌? でも君は、その嫌なことを美咲さんにしたのよ。 そうだ。 自分のを浴びるだけじゃ、罰にならないわね。 人のをかけられて初めて、美咲さんの痛みもわかるはず」 万里亜は長い脚を振りあげ、侑人の顔を跨いだ。 万里亜の両脚
「力、抜かないと……。 痛いわよ」 逆さまのバイブが、ゆっくりと下降する。「う」 亀頭部が、肛門に着地した。 バイブは反復回転しながら、徐々に先端の圧力を増していく。「が」 侑人は仰け反った。 バイブの圧力に負け、括約筋が亀頭の侵入を許してし
【ハーレクイン忌/2023】 ハーレクインさんの正確な忌日は、存じあげません。 2018(平成30)年2月10日の入院と同時に、音信不通になってしまわれたので。 で、わたしが勝手に、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」を、忌日とさせてもらったんです。 「ハーレクイン」
み「さらばじゃ、さざえ堂」ハ「下から上がって来た方が、趣があったんやないか?」み「いまさら言うな」み「昔の子供なら、絶対ここで泳いだよな」ハ「白虎隊の子らもな」み「ひょっとしたら……。 “湧き水飲むな”はそういうことか……」ハ「どういうこっちゃ
「なかなかしぶといわね。 ちょっと、違うとこも刺激してみようか。 薫くん、お尻の穴、舐めてあげて」 薫の顔が、座面の上に現れた。 両手が、尻たぶにかけられる。 左右に割り広げられた。 薫の顔が、水呑み鳥のように倒れた。 柔らかな髪が、太腿で戦いだ
万里亜が、侑人の背後に回った。「薫くん、そっち持って」 侑人の前に立つ薫は、椅子の脚に手を掛けた。 持ちあげられると同時に、背もたれが後ろに傾いた。 背後で万里亜が背もたれを支えているのだろうが、恐怖で身が竦んだ。 傾く光景の中、なぜ腕が前で束ね
由美と美弥子 3751★Mikiko02/15/2023 05:59:42 AM今日は何の日 2月15日は、『次に行こうの日』。 東京都世田谷区に東京本校を置く、日本最大級の音楽学校、音楽専門学校……。 『国立音楽院(くにたちおんがくいん)』を運営する、『㈱国立音楽院』が制定。 日付
「あれは……。 あれは絵里子が……」「自分がやったんじゃないって言いたいの? 同罪よ。 なので君も、ここで縛られたままするの。 自分のおしっこを、顔に浴びながらね」 万里亜が、侑人の後ろに回った。 手首に万里亜の指を感じた。 拘束が解かれていく。
■ 真っ暗な中で目が覚めた。 身じろいでみたが、やはり身体は動かない。 拘束されたままだった。 天井光が灯った。 センサーが、侑人の動きを捉えたのだろう。 眩しさに目が慣れるにつれ、あたりの様子が見えてきた。 やはり、さっきまでと同じ部屋だった。
「ふぅ」 吐息が聞こえた。 一瞬、目をあげると、万里亜の口が開いていた。 マスクから覗く目は細らみ、蕩けそうだった。 本気のオナニーに思えた。「万里亜さん、もうギン勃ちですよ」「ゆーっくり、挿出してあげて」 ローションを掬った薫の手の平が、侑人
み「おー、いつの間にやら、『参拝順路10』じゃ」ハ「最前に見たのは、確か『8』やったぞ」み「細かいことを気にするでない。 だんだん増えていってるんだから……。 間違ってないってことだろ」ハ「細かいことやのうて……。 大事なことなんとちゃうか?」み
万里亜も、下着を着けていなかった。 蝶形のマスク以外は、生まれたままの姿だった。 しかしもちろん、生まれたままのフォルムではない。 大人の身体だ。 見事な乳房だった。 美咲の乳房も形が良かったが、万里亜のはまさに別格としか言いようがない。 乳首が
太腿の爪の感触が消えた。 薫の手が、自らの男根を掴んでいた。 そのまま、にじり寄って来る。 尻たぶに、薫の腸骨を感じた。 亀頭の一つ目が、侑人を睨んでいた。 亀頭は、ゆっくりと押し下げられ、視界から消えた。「ひぃっ」 肛門に、弾性のある熱いもの
「や、やめて!」「何されるかわかってるみたいね。 大丈夫。 痛いのは最初だけだから」 薫は顎を引き、バスローブの紐に手を掛けた。 上目でちらりと侑人を見る。 口角があがっていた。 拘束から逃れようと身を捩るが、縄は緩もうとさえしなかった。 薫の
「あなたのトイレはここよ。 大丈夫、汚したって。 ほら、あれ見える?」 万里亜が、天井を指差した。「スプリンクラーに見えるかも知れないけど……。 違うの。 ジェット洗浄のノズルよ。 ひとつじゃないわよ。 ほら、あそこにも、そこにも。 つまりここ
■ トイレにドアノブがなかった。 膀胱が張っているのに、ドアが開かない。 もどかしくて、トイレの扉を手の平で撫で回す。 もちろん夢だった。 そこで目が覚めた。 夕方だろうか。 そんな明るさだった。 現実に膀胱が張っていた。 だからあんな夢を見た
み「残念ながら……。 車椅子の人は、見学できそうにないね」ハ「当たり前やがな」み「しかし、子供がすっ転んだら……。 一番下まで転げ落ちるんじゃない?」ハ「頭、ボコボコやで」み「集団で転けたら……。 出口で、パチンコの出玉みたいになるんじゃないの」
「はなから痛い思いをすると……。 トラウマになっちゃうかもね。 やっぱり最初は、快感にしてあげるわ。 薫くん、花束ね。 これ使って」 画角に入った万里亜が、透明なボトルを薫に手渡した。 薫はそれを持って、侑人の間近まで歩み寄った。 侑人の股間の上
目次・ⅩⅩⅩⅩ(3659~)第372章:筺の中の悦楽【侑人】現在/コンクリートの部屋3755 37543753 3752 3751 3750 3749第371章:ダークチェンジ【侑人】現在/女性のマンション3748 3747第370章:邪(よこしま)な街角【侑人】現在/侑人の住む街
思ったとおり、薫の乳房は小振りだった。 いや。 小振りどころではない。 ほとんど膨らみがなかった。 香織より真っ平らだ。 しかも香織の胸とは、明白な相違点があった。 香織の乳首は大きかった。 しかも昂奮すると突出した。 ブラは、その乳首を隠すた
由美と美弥子 3741★Mikiko02/01/2023 05:54:30 AM今日は何の日 2月1日は、『ケンハモ「メロディオン」の日』。 教育楽器、ハーモニカ、メロディオン、ハモンドオルガンなどの製造販売を行う……。 『㈱鈴木楽器製作所/静岡県浜松市中区』が制定。 日付は、同社
薫の指が、陰茎の皮を引き下げた。 皮の先端が剥けたのがわかった。 薫の舌先が、その空隙を突いて潜りこむ。 亀頭に舌を感じた。 唾液に塗れた舌が、海綿体を撫で回す。 手淫では決して得られない快感が、背筋を這いあがる。「う」 堪えようとしたがダメだ
「ね? だから、承諾手続きは割愛させていただきました。 安心して。 作品は、市場に流通されるわけじゃないから。 ごく一部の、身元も人となりも確かな会員に提供されるだけ。 もちろん、画像データを渡すわけじゃないから。 個室で鑑賞していただくだけよ。
「思いあたることがあるようね。 でも誤解しないで。 彼女に頼まれたわけじゃないから。 わたしが勝手にやってることよ。 君のことも、彼女に聞いたんじゃないわ。 人を使って調べたの」「帰して」「大丈夫。 まだ外は日が高いわ」 女性は紡錘形の目を細め
み「しかし、この千社札は……。 どういう料簡なのかね。 ここは、国指定の重要文化財だよね。 そういうところに千社札を貼るのは、法律違反なんじゃないの? ちょっと、調べて」ハ「ふむ。 どうやら、『文化財保護法』に抵触するようやな。 札を剥がす際に、
腕は、椅子の後ろで束ねられているようだった。 縄目を探ったが、届かない。 この状況には、既視感を覚えた。 記憶の中を探る。 そうだ。 美咲と香織だ。 2人を、この恰好で拘束したのだ。 縛ったのは、絵里子だったが。 侑人は、唯一自由に動かせる顔を
■ 目が覚めると夜だった。 いや。 夜じゃないのかも知れない。 外光とは異なる明かりが灯っていた。 半眼の侑人の視線が、宙をさまよった。 天井は、コンクリートのようだ。 ここは……。 そうだ。 道でぶつかった女性を送って……。 彼女のマンショ
女性は、対面キッチンを回りこんだ。 侑人はキッチンを背に、白いソファーに腰を下ろした。 座面の質感を見ると、これもレザーのようだ。 ほどなくして、女性はグラスを2つ載せたトレーを持って戻ってきた。 侑人の前に、グラスがひとつ置かれる。「どうぞ」
■ 女性はオートロックを操作し、エントランスのガラス扉を開けた。 女性の顔を盗み見たが、真意はわからない。 女性に続いてガラス扉を抜け、エレベーターの前に立つ。 かごは1階にあったようで、扉はすぐに開いた。 乗りこむと、女性は5階のボタンを押した。
乗客は、お年寄りが数人だけだった。 なるほど本数が少ないはずだ。 女性は、最後列のロングシートを指差した。 並んで座る。 歩いているときは、侑人より頭半分は高い女性だったが……。 座ると、顔の位置が侑人と同じくらいだった。 よほど脚が長いのだろう
み「でたー。 さざえ堂。 よくもまぁ、こんな奇天烈な建物を考えたもんだよな。 でも、待てよ……。 栄螺(さざえ)って、海に棲んでるんだよね」ハ「あたり前やがな」み「会津に、海はないじゃない。 名前を付けるとしたら……。 タニシ堂とか、カタツムリ堂
「ふーん。 でも、頭の中では考えてるよね。 お年ごろなんだもの。 ううん。 むしろ、考えてない方が異常よ。 でも男子校なら……。 男子が好きな子もいるかもね。 君、華奢で可愛いから、もてるんじゃない?」「そんなことないです」「えー、ほんとかな。
「なんか君、ぎこちないね。 歩き方が」 仕方がない。 皮を脱ぎ落とした亀頭に、布地が擦れないよう歩いているのだ。 ヘタすると、歩きながら射精しかねない。「ひょっとして……。 女の人と腕を組むの、初めて?」 侑人は頷いた。 ウソではない。 性交
由美と美弥子 3731★Mikiko01/18/2023 05:39:59 AM今日は何の日 1月18日は、『愛するチンチラの日』。 『(社)日本チンチラ協会(Japan Chinchilla Association:通称JCA)』が制定。 日付は、一生歯が伸び続けるチンチラは、歯の健康がそのまま身体の健康と直結し
「どうしたの?」「飲み物、買って来ます」「いいわよ。 もう少しで歩けるようになると思うから。 座って」 女性が、ベンチの座面をタップした。 侑人は、陰茎が再び折れないよう、慎重に腰を下ろした。「脈を診てくれる?」「え?」 女性は、袖のニットを
「飲み物でも買ってきましょうか……。 ちょっと、時間かかるけど。 自販機とか、ここらにないんで」「いいわ。 少し休めば落ち着くから。 君、試験の最終日なら、今日はヒマ?」「ヒマっていうか……。 予定はないです」 試験の最終日の午後は、いつもなら秋
「すぐ近くにベンチがあります」「連れてってくれる? 立つから」 女性は、アスファルトに手をついて立ちあがった。 足元が定まらないようで、侑人の腕を掴んだ。 スクールシャツの袖越しに、か弱い握力を感じた。「あっちです」 歩き出すと、自然と腕を組む
み「しかし、仙台育英の創設者の碑も……。 鶴ヶ城を向いてるってことだよね」ハ「ほかのお墓も、みんなそうやないか。 ここから鶴ヶ城やと、南西の方角になる。 山を背負っとるから、冬の季節風もあたらんわな。 住み良いお墓やないか」み「夏はカンカン照りでは
侑人は女性に歩み寄った。 道路に伸ばした腕に頬を載せ、眉をしかめている。 若い女性だった。 女性の年齢はよくわからないが、おそらくは二十歳前後だろう。 香織と同年代の雰囲気があった。 痩せぎすなところも似ていた。 しかし、香織とは比べものにならな
■ 侑人は、スマホに保存した動画を見ながら、その夜もオナニーに耽っていた。 もちろん、美咲を撮った動画だった。 それを見ていると、何回でも抜けた。 机に向かっていても、脳裏に美咲の痴態が浮かんで集中できなかった。 その度に、ベッドに転がって抜くのだ
この『単独旅行記Ⅶ・総集編(3)』は、『単独旅行記Ⅶ(021)』から『単独旅行記Ⅶ(030)』までの連載を、1本にまとめたものです。み「あ、改札前からも見えた」ハ「今度こそ、見納めやな」み「よし、目に焼きつけた。 さぁ、改札、出るぞ」み「うーむ。 会
しかし、診察はなしだった。 性交直後に、受胎の有無を知ることは出来ないそうだ。 代わりに渡されたのは、緊急避妊薬という薬だった。「知らなかった? アフターピルとも言うのよ。 性交後に飲む避妊薬。 本来は、コンドームが破れてしまったりしたときに用い
■ 翌日。 夫はもう、ひとりで身支度をして出社しているだろう。 改めて申し訳なさを覚えた。 専業主婦をさせてもらっているのに、見送りさえ出来なかった。 今夜は、美味しいものを作って夫を待とう。 万里亜が出してくれた朝食は、シリアルだった。 泊めて
「それじゃ、これはどうかしら?」 万里亜の腰の動きが立体的になった。 平面のオーバルが、無限記号のような8の字に変わっていた。 目を見開き、ガラス窓を凝視する。 美咲の尻の上で、万里亜の腰が躍動していた。 どこかで見たことがある動き……。 そうだ。
ハ「生き残った飯沼貞雄の墓やな」み「幾つまで生きたの?」ハ「こっちに書いたあるがな。 亡くなったのは、昭和6(1931)年2月12日。 78歳とあるのは、数え年やな。 満で計算すれば、76や」み「当時としては、長生きだよね」ハ「せやな。 飯盛山で助けられて
「ふふ。 可愛い」 万里亜の乳房を背中に感じた。 体位を変えたのかと思った。 しかし、違ったようだ。 顔の前方で音がした。 目を向けると、カーテンが開いていた。 今の音は、カーテンレールをフックが滑る音だったようだ。 窓の外に、街の明かりが見えた
「いくわよ」 ディルドゥの先端が、陰唇を割り入って来た。 美咲の両脚は、ぴったりと閉じている。 侑人に犯されそうになったとき、美咲は防御のため、咄嗟にこの姿勢を取ったのだ。 正常位しか知らなかった美咲は、前を守ることしか頭になかった。 しかしその姿
由美と美弥子 3721★Mikiko01/04/2023 06:13:28 AM今日は何の日 1月4日は、『仕事始め』。 官公庁では、「御用始め」とも呼ばれます。 年末年始の休日が明けて、その年の最初の事務を執ることを意味します。 また、多くの民間企業でも、この日が「仕事始め」とな
「素晴らしいお尻。 張りといい、形といい、完璧だわ」「……」 万里亜の両手の平を、尻たぶに感じた。 褒められながら触られる。 心地良かった。「ふふ」 万里亜の両手に、左右へのベクトルがかかった。 尻たぶが割られている。 膣内に室温を感じた。
「これ見て」 万里亜は、外装部のディルドゥを前に倒した。「ここが段々になってるでしょ」 “ここ”とは、ディルドゥが体内に埋もれようとする根元のところだった。 確かに、凹凸が付いて盛りあがっていた。 生身の男性器にはないものだ。「突くたびに、これ
「でも、ご主人のせいじゃないわよ。 あなたのが良すぎるのよ。 だけど、今日は大丈夫。 ディルドゥは、決して萎れることがないから。 行くわよ」 腰にかかる万里亜の手に力が籠もった。 パン! 肉音が立った。 美咲の尻と万里亜の腰が、打ち合わされた音
み「これは、白虎隊の歌か?」ハ「脇に、『嗚呼 忠烈白虎隊』とあるな。 一番の歌詞は……。戦雲暗く 陽は落ちて弧城に月の 影悲し誰が吹く笛か 識らねども今宵名残の 白虎隊 やな」み「メロディは?」ハ「知らんがな」み「YouTubeにあるだろ」ハ「また
「どうやらもう……。 下のお口の方が、これを欲しがってるみたいね。 じゃ、入れてあげるから、ベッドに四つん這いになって。 ほら」 美咲の身体は、暗示にかかったようにひとりでに動いた。 ベッドに膝を乗りあげる。「お尻、こっちよ」 声に従いつつも、
「咥えて」「え?」「お口で」 夫との性生活で、フェラチオをしたことは一度もなかった。 夫が要求しなかったからだ。 自分から求めることもできなかった。 ほんとはしてみたかったのだが。 美咲が、男性と性行為まで進んだのは夫だけだった。 つまり、男性
「さっきの場所、突いてあげるから」 掛け布団を捲られた。 まだ裸のままなのは、肌の感触でわかっていた。 思わず胸に両手を回した。「ダメ。 隠しちゃ」 万里亜に腕を掴まれ、引き下げられる。 露出した乳房に、万里亜が顔を埋めた。「むぅ」 それだ
■「ねぇ」 身体を揺さぶられている。 ここは……。 そうだ。 万里亜という若い女性のマンションだった。 しかし、さっきまでのリビングではない。 電球色の、調光された薄明かりが灯っている。 その視界に、万里亜の顔が現れた。 瞳には、美咲が映ってい
「くぅ」 今度は万里亜の声だった。 美咲の股間から唇が離れた。 感じてくれているのだ。 美咲は、クリトリスを口に含んだ。 舌先で舐め回す。 股間に、再び万里亜の舌を感じた。 万里亜の舌が、陰唇を割ってきた。 舐められる刺激には、耐性があるようだ。
み「さっき見あげた場所が、たちまち眼下にある。 250円の価値あり!」ハ「自分を納得させようとしとるな」み「でもまだ、ちょっと登るけど」ハ「このくらい何や」み「自分で登らんやつが言うな!」み「お、出たな、『参拝順路3』。 あれ? 『2』って、何
万里亜は、宙で透明なボールを抱えるように両手を対面させると、ボールを横回転させた。 ようやく意図がわかった。 反対向きに重なれと言っているのだ。 すなわち、美咲の股間を万里亜の顔の上に持ってこいと云うことだ。 ほんの数時間前までは見ず知らずだった相
「擦って」「え?」 “吸って”と言われたのかと思ったが、アクセントが違った。 すぐに得心した。 膣壁を擦ってほしいと言うのだろう。「こう?」 美咲は指を動かした。「もっと上。 指、3本にして」 1本でもやっとなのに、3本も入るだろうか。 美咲
由美と美弥子 3711★Mikiko12/18/2022 05:26:59 AM今日は何の日 毎月18日は、『防犯の日』。 日本で初めての警備保障会社として、1962(昭和37)年に創業した……。 『セコム㈱/東京都渋谷区神宮前』が制定。 日付は、「18」の「1」を棒に見立てて「防」……。
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薫はキャミの裾をスカートから引っ張り出すと、真上に抜きあげた。 華奢な上半身が剥き出しになった。 ブラは着けていなかった。 裏返ったキャミにも、カップは付いていなかった。 完全ノーブラだったのだ。 だが、いくら貧乳でも、いずれかのやり方で胸を覆う必
目次・ⅩⅩⅩⅩⅢ(3956~)第419章:虜囚の宿【奈美】現在/奈美のマンション4048 4047 4046 4045第418章:魔物の係累【奈美】現在/奈美のマンション4044 4043第417章:暴虐な水仙たち【奈美】現在/奈美のマンション4042 4041第416章:獣たちの
この『単独旅行記Ⅶ・総集編(9)』は、『単独旅行記Ⅶ(081)』から『単独旅行記Ⅶ(090)』までの連載を、1本にまとめたものです。み「おー、歴代城主の家紋か。 蒲生氏が、3と5になってるのは……。 4の上杉氏が、関ヶ原で転封になったからだね。 蒲生氏が、
Mikikoが実際に行った旅行の記録です単独旅行記Ⅶ・総集編(9) 単独旅行記Ⅶ・総集編(8) 単独旅行記Ⅶ・総集編(7) 単独旅行記Ⅶ・総集編(6) 単独旅行記Ⅶ・総集編(5) 単独旅行記Ⅶ・総集編(4) 単独旅行記Ⅶ・総集編(3) 単独旅行
由美と美弥子 4041★Mikiko04/08/2024 05:52:34 AM今日は何の日 4月8日は、『虚子忌』。 明治、大正、昭和の3代にわたり、俳人で小説家だった……。 高浜虚子(たかはま きょし)の、1959(昭和34)年の忌日。↑クリックすると、大きい画像が見られます。 椿を
コメントだけを抜き出したログファイルです。※ファイルサイズが大きいので、携帯からは表示できない可能性があります。288(4041~4045) 287(4031~4040) 286(4021~4030) 285(4011~4020) 284(4001~4010) 283(3991~4000) 282(3981~39
薫がスマホを侑人に渡した。 侑人がレンズを奈美に向ける。「やめて」 奈美は懸命に顔を逸らした。「侑くん、正面から撮って。 目一杯逸らしたって、横顔がバッチリだから。 あ、先にこれ、動かそうか。 そっち持って」 薫と侑人が、ソファーの間にある
み「おー、野点の席じゃな。 しかし、あの傘は……。 ほとんど、日陰を作る役目してないじゃない。 2倍くらい大きくなきゃ無理だよ」ハ「運べんがな」み「秋田の『竿燈まつり』の人を雇うか。 やっぱり、日陰を作る機能ではテントの圧勝だね」ハ「もともと、和傘
「侑人! どうして! どうしてこんな真似を!」「薫に話したんだ。 実の母親とやってるって。 そしたら、どんな女がそんなことしてるのか……。 顔見てみたいって言われて」「酷い……。 でも、顔を見るだけなら、どうしてこんなことするの! すぐに解いて」
■ 目が開いた。 流れていた視界が次第に定まり、焦点を結んだ。 さっきまでと変わらない2人が、目の前のソファーにいた。 しかしその姿は、最前までとは異なっていた。 侑人が全裸になっていた。 隣の薫は着衣のままだったが、その手が侑人の股間に伸びていた
紅茶のカップをトレーに載せて戻り、2人の前に置く。 女性は軽く頭を下げた。 かなりな美貌だが、瑕疵もあった。 黒いニットの胸に、まったく膨らみがないのだ。 ニットは、ぴったりとしたシルエットではないが……。 そうとうな貧乳であることは間違いない。
■ 侑人はやはり、利口な子供だった。 夫がいるときの態度は、これまでとまったく変わらなかった。 感心するほどだった。 間違いなく夫は、何も気づいていない。 しかし、夫がいないときの侑人は……。 魔物だった。 陽太と呼ばれた少年は、あれから幾度も侑
由美と美弥子 4031★Mikiko03/25/2024 05:41:36 AM今日は何の日 3月25日は、『笑顔表情筋の日』。 シワやたるみを改善して、笑顔が素敵になる笑顔表情筋トレーニングを指導する……。 『笑顔表情筋協会/東京都品川区東品川』が制定。 日付は、『「み(3)」んな
「う」 少年の身体が奈美に押しつけられると……。 陰核に、硬い殻のようなものを感じた。 少年の恥骨だろう。 侑人が、両腕を回し始めた。 粘土を捏ねるごとく、少年の尻が練られていく。「あひぃぃぃ」 声が抑えられなかった。 こんな子供に犯されながら
み「いかにもな和庭だな。 剪定に草取り。 金がかかってしょうがないわ」ハ「風情のためや。 いたしかたないやろ」み「そう考える人は……。 今は、めっきり少なくなってるんだろうね。 最近の建売住宅なんて……。 土の部分は、みんな覆っちゃってるから。
■ 目覚めると、侑人はまだ奈美の上に重なっていた。 しかし、微妙な違和感があった。 顔をもたげる。 侑人は、乳房に顔を埋めていた。 その頭が、心なしか小さくなっているように思えた。 いや。 違う。 髪の毛が違う。 侑人の髪には、天然のウェーブが
膝立ちのままショーツを下げ……。 脚から抜こうとしたところで、バランスを崩した。 カーペットに横倒しに転がる。 毛足が肌を刺激する。 そのまま仰向く。 侑人に股間を向けていた。 両脚を持ちあげ、ショーツを外したが……。 脚は下ろさなかった。 開
奈美は、裾に近いボタンから外し始めた。 それを見下ろしながら侑人は、上のボタンから手伝ってくれた。 2人の手がシャツの真ん中で触れあい、布地はモーゼの海のように左右に開いた。 半袖のスクールシャツは、侑人自らの手により、宙に羽ばたいた。 残るは、ノー
■ あの日以来、侑人との性交が日常となった。 場所はもちろん、居住するマンションの自室だ。 時間は、平日の夕方がほとんどだった。 夫がいなくて侑人がいるのは、その時間しかなかったのだ。 夫は、19時より早く帰ってくることは、まずなかった。 しかし、万
鳶の鳴き声が聞こえた。 近くの河川敷だろうか。 侑人が、構えていたスマホを下ろした。 奈美の顔を真っ直ぐに見下ろしている。 今さら目を逸らしても仕方がない。 奈美も真っ直ぐに見あげた。 侑人はスマホを芝に置くと、老人の身体に手を掛けた。 両手を使
男根がスライドする。 ランチャーとなった絵里子の膣壁を、無骨なミサイルが滑っていく。「どう? 引っかからないで動く? そしたら、徐々にスピードをあげてみて。 アッパーカットの連打。 上手い上手い。 ほらもっと。 打つべし! 打つべし!」「あん
み「ほとんど、窓に明かりが点いてないね。 今、19時15分だろ。 サラリーマンなら、もう帰っててもおかしくない時間じゃない」ハ「それ以前に……。 部屋に、奥さんとか子供がいたら、電気は点いとるわな」み「単身者ばっかり住んでるってこと?」ハ「もともと、空
挿入される感触が、はっきりと想像できた。 絵里子は、拘束された足指を強く折り畳んだ。 期待してしまう心を、押し殺したかったのだ。「ふふ。 また垂れたわよ。 とんでもない変態おばさんね。 うちの教授といい勝負だわ。 侑人くん、入れて」 侑人の束
腰に回るハーネスがないのは、双頭ディルドゥだからだろう。 万里亜の体内に、対となる男根が埋まっているのだ。 おそらく、その体内の拍動によるのだろう……。 ディルドゥの先端が、小刻みに振れていた。「ふふ。 怒りながら濡らすなんて、ほんと器用よね。
由美と美弥子 3781★Mikiko03/29/2023 05:46:38 AM大相撲3月場所総括① まずは、霧馬山関。 初優勝、おめでとうございます。 場所前、この人が優勝するなんて、誰も予想しなかったでしょう。 もちろん、わたしもそのひとりでした。 この人は、目立たないのに最
「侑くん! 正気に戻って! 一生を棒に振るつもり? あんたには、これから素晴らしい未来が待ってるのよ」「まぁ、呆れた。 そのエリートくんを引きこんで、若妻を監禁させて陵辱したのは、どこの誰かしら? あなたと一緒にいた方が、道を踏み外す危険性はずっと
「勝手なこと言わないで。 何で、そんなオヤジに裸見せなきゃならないのよ」「ほら。 やっぱり、正面からのリクルーティングじゃ無理でしょ。 でも、絶対に欲しい人材だったから……。 こういう方法を取らせてもらいました。 侑人くんは、オッケーしたのよ。 と
「そういうことになるわね。 でもね。 美咲さんから話を聞いてて……。 ピンと来たのよ。 適性があるって。 あなたも、そしてこの侑人くんも」「何の適性よ?」「わたしは、一種のショービジネスをやってます。 闇のだけど。 お店は、あなたより、もうちょっ
み「ビールを4本しか買わなかったのは、失敗だったな。 もっと飲めた。 やむを得ん。 『氷結無糖レモン』に移行じゃ」ハ「まだ飲むんかい」み「アホたれ。 まだ、5時半ではないか。 日も暮れとらんわ。 これからが本番じゃ」ハ「恐ろしいヤツ」み「それに
「ふふ。 上手くなったものね。 これならいつでも、おじさま会員に貸し出せるわ。 はい、もういいわよ。 精緻なディルドゥだけど、残念ながら感覚まではないから」 侑人が、名残惜しそうにディルドゥを吐き出す。 女の肩から、バスローブが滑り落ちた。 マネ
■ 矩形に区切られた光の中には、女のシルエットが象られていた。 シルエットは、泰然とした足取りで室内に入ってきた。 室内のありさまが見えているはずなのに、驚く様子もなかった。 それも道理だ。 その着衣を見れば、床に横たわる薫の一党なのは明らかだった
「いくよ。 侑人いくよ」 薫の尻たぶが、輪郭を消した。「あぎゃ」 潰されたような声と同時に、薫の身体が凝固した。 尻たぶだけがまだ、呼吸するかのごとくはためいている。 薫は、真っ白い眼球で宙を睨んでいた。 肩が、ビクンと震えた。 侑人の口中から
2人の股間では、陰茎が屹立していた。 やはり、薫のが一回り大きい。 薫が侑人の方を向いた。 侑人も向かい合う。 陰茎同士が、挨拶するように揺れている。「咥えて」 薫の声に応え、侑人はその場にひざまずいた。 眼前の陰茎を指に掛け、顔を傾ける。 亀
「ふふ。 濡らしてるじゃない。 こんな恰好で縛られながら濡らすなんて……。 あなた、ほんとうはドMなのかもよ」 薫は、股間から引きあげた指を絵里子の眼前に掲げた。 指は天井灯を返し、ねらねらと濡れ光っていた。 その指が眼前を離れ、絵里子の乳首にとま
この『単独旅行記Ⅶ・総集編(4)』は、『単独旅行記Ⅶ(031)』から『単独旅行記Ⅶ(040)』までの連載を、1本にまとめたものです。み「しかし、仙台育英の創設者の碑も……。 鶴ヶ城を向いてるってことだよね」ハ「ほかのお墓も、みんなそうやないか。 ここから
み「おー。 5時前スタートじゃ。 長い夜になるぞ」ハ「罰当たりや」み「年に1度の宴だぞ。 いや、年に1度どころじゃないな。 旅行は、コロナ前の2019年以来だから……。 3年振りだ。 感慨深いわい」み「WiFiも無事、繋がったし。 美味しそうな料理動画を
女性はバスローブの紐に手を掛けながら、後ろを向いた。 肩から、バスローブが滑り落ちた。 下には、何も着けていなかった。 華奢な背中。 小さな尻。 いや……。 小さすぎる尻だ。 骨盤の張り出しが、まったくない。 ひと言でいえば、貧相な身体だ。 女
「思いあたるようね。 でも、実はわたしは知らないの。 会ったことないから」「じゃ、なんで……」「ご主人さまのご意向だから」「誰、それ?」「わたしの恩人。 わたしを拾ってくれて、居場所を与えてくれた人。 物理的な居場所もそうだけど……。 それ以上に
由美と美弥子 3771★Mikiko03/15/2023 05:45:12 AM今日は何の日 3月15日は、『オリーブの日』。 香川県小豆郡小豆島町の「オリーブを守る会」が、1972(昭和47)年に制定。 1950(昭和25)年3月15日(今から73年前)……。 昭和天皇が、小豆島を巡幸の際、オリー
そうか。 おそらく、あのリビングには、監視カメラが設置されていたのだ。 絵里子が眠りこむのを待つつもりだったが……。 グラスの中身を捨てたのを見て、侑人に電話を架けさせたのだろう。「解いて」「そうはいかないわ。 あなた、強そうだもの」 そうだ。