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長編レズビアン小説「由美と美弥子」連載中! 「日・月・水・金・土」が投稿日。連載、4,300回超。

赤い花、青い花。黄色い花。ピンクにオレンジ。そして白。様々な色彩の花が、地面を覆い尽くしていた。しかもその花たちは、ひと所に留まってはいなかった。二つ並んで、ほかの花々の間をすり抜けて行く一組。十近く固まって、形を変えながら行進する花の群。この群の前では、ほかの花たちが道を譲っていた。もちろん、おびただしい花邑を縫うようにして進む、たった一つの花もあった。

Mikiko
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2016/03/05

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  • 由美と美弥子 4268

    ビシッ! 再び肉が高鳴った。 張りを失った尻たぶが、ふるふると棚引いた。 おそらく、ボクが気を失ったあと、老人が戻ってきたのだろう。 奥さんには、半ばムリヤリ射精させられたようなものだった。 でも、それで奥さんがこんな罰を受けるのは申し訳ない。

  • 由美と美弥子 4267

    ■「この売女! なんて女だ!」 バシィ!「ひぃぃ」 怒声と悲鳴の狭間を、湿った音が繋いでいた。 景色がゆっくりと降りてきた。 そうか。 ここは、トワイライトエクスプレスの中だ。 バシィ! 湿った音がさらに高まった。 異様な光景が像を結んだ

  • 由美と美弥子 4266

    奥さんは、もう一方の手で、胸のボタンを外し始めた。 花柄のワンピースは、前開きのようだ。 布地の狭間から、濃いピンクのブラジャーが覗いた。 カップは、丸々と膨れていた。 ボタンをみぞおちのあたりまで外した手が、カップを掴んだ。 捲り下ろす。 巨大

  • 由美と美弥子 4265

    「はい、いい子ね」 ブリーフが、足首のズボンに重なった。「シャツも脱いだ方がいいわね。 若いから、飛ぶでしょ。 どのくらい飛ぶ? ひょっとして、天井くらい?」 ボクは頷いた。 実際、部屋の天井まで届いたことがあった。「スゴいわね。 うちの人な

  • 由美と美弥子 4264

    「あ」 奥さんの手は太腿でとどまらず、股間まで這いのぼった。 慌てて奥さんの手を押さえる。 奥さんの手の下で、布地に包まれたペニスが、むくむくと膨らんでしまうのがわかった。「手をどけて」 奥さんは、顎を突き出すようにしてボクを見あげた。 唇が油を

  • 由美と美弥子 4263

    「あの人、ちょっとヘンでしょ」「え?」「少しボケて来てるのよ。 でも、それが自分で理解できないのね。 だから、わたしの方がボケたって思いこんでる。 ちゃんとわかってるわよ。 あなたが、ハルマじゃないってことくらい。 でも、こうしていると、ほんとにハ

  • コメントログ309(4251~4260)

    由美と美弥子 4251★Mikiko02/03/2025 05:53:43 AM今日は何の日 2025年2月3日は、『立春』。 「立春(りっしゅん)」は……。 「二十四節気」の一つで、第1番目にあたります。 現在広まってる定気法では……。 太陽黄経が315度のときで、2月4日ころ。 「立春

  • 由美と美弥子 4262

    客室内は、まるで高級ホテルのようだった。 しかも、片側一面には大きな窓が連なっている。 動き出したら、この窓の景色が流れていくわけだ。 走る高級ホテル。 わくわくした。 明日、降りなければならないのが、ほんとに残念だった。「えーっと、キミ。 う

  • 由美と美弥子 4261

    老人の視線の先をたどると……。 花柄のワンピースを着た女性が、こっちに歩いて来てた。 胸前で、お茶のペットボトルを2本抱えてる。 とても60過ぎには見えない、華やかな雰囲気の女性だった。 でも途中から、その歩みが忍び足みたいに変わった。 笑顔が消え、

  • 由美と美弥子 4260

    ようやく電話が終わり、老人が携帯を差し出した。 通話は、まだ切れていなかった。 母親から、くれぐれも迷惑を掛けないようにと念を押された。 それから、明日停まる駅には、母親が迎えに来るって。 ボクだけ引き取って、老人夫妻には旅行を続けてもらうつもりだ

  • 由美と美弥子 4259

    「今日は、妻と一緒なんだが……。 ほんとは、孫も乗る予定だったんだ。 でも、乗れなくなってね。 だけどその切符……。 キャンセルしないで、持って来てるんだよ」「え、どうして? 子供料金でも、何十万もするでしょ?」「実はね……。 亡くなったんだよ。

  • 由美と美弥子 4258

    ■ ボクはよく、話がくどいって言われるんだけど……。 でも、ちゃんと順を追って話したいから。 あ、侑人くん、だよね。 学生証見て、キミらしい名前だと思った。 はは。 さっそく脱線しかけた。 ちょっと、ボクのバッグ取ってくれるかな。 あ、ありがとう

  • 由美と美弥子 4257

    ■ 見覚えのある天井のクロス。 一瞬、家にいるのかと思った。 いや違う。 ようやく、頭から靄が晴れてきた。 侑人が見あげている天井は、隣の家のリビングだ。 背中の感触は、毛足の長い絨毯。 床に仰向いているのだ。 傍らに、ソファーの座面が立ちあがっ

  • 由美と美弥子 4256

    「ふぅ。 どう? 女の人の中は。 感想くらい言って」「気持ちいい」「でしょう。 おばさんも気持ちいいわ。 この状態で射精すれば、みごと童貞は卒業ってこと。 じゃ、いくわよ。 いつでも出していいからね。 でも、出るときはそう言って。 出るって」

  • 由美と美弥子 4255

    「じゃ、ここに寝て」 見あげると、少年はすでに着衣を失っていた。「脚、持ちあげてやって」 少年の両脚を束ね、ソファーに載せる。 少年は自ら上体を捻り、座面に仰向いた。 肋の浮いた白い胴体。 人形みたいだった。 しかし一箇所、人形にはあってはなら

  • 由美と美弥子 4254

    主婦の片脚を、ソファーに載せる。 少年の腰が、丁度いい突っかえになった。 股間に、にじり寄る。 陰茎を倒し、大陰唇の精液を亀頭に塗り着ける。 取り切れなかった精液は、指の腹でこそげて陰裂に落としこんだ。 亀頭をその奈落に向ける。 主婦は、寄り目に

  • 由美と美弥子 4253

    「あらあら。 まだ入ってないのに。 もったいない」 主婦は身を反転させ、少年と向き合ってしゃがみこんだ。 陰茎を鑞涙のように伝う精液を、手で扱き取った。「濃いわ。 この子の。 でも、昨日より量が少ないわね。 昨日なんて、口いっぱいになったのよ」

  • コメントログ308(4241~4250)

    由美と美弥子 4241★Mikiko01/20/2025 05:50:37 AM今日は何の日 2025年1月20日は、『大寒』。 「大寒(だいかん)」は、「二十四節気」の一つで……。 第24番目にあたります。 現在広まってる定気法では……。 太陽黄経が300度のときで、1月20日ころ。 「大寒

  • 由美と美弥子 4252

    「布地で擦れちゃうのよね。 じゃ、自由にしてあげましょう」 主婦が、ブリーフに両手を掛ける。 侑人は、少年の腕ごとしっかりと抱きしめた。 やはり少年は、脚を動かせないようだ。 この状態では、抵抗のしようがない。 主婦の手が、ブリーフを引き下げる。

  • 由美と美弥子 4251

    「相変わらず、呆れるほど手際がいいわね」「脱ぎ慣れてるんで。 休み時間、短いから」「呆れた学校でしょ。 10分の休み時間中に、3人くらいフェラ抜きするんだって。 体育用具室で。 しかも、最後はちゃんと自分も射精するのよ。 異常よね」 主婦は、しゃべ

  • 由美と美弥子 4250

    「ふふ。 子供みたいな身体なのに……。 背中にあたってる。 おちんこ。 ビンビン」 全裸の中年女が、制服姿の少年を背負っている。 異様に扇情的な光景だった。 侑人の陰茎も、ブリーフの中で硬直していた。「あの……。 あんまり揺らさないで」「ふふ

  • 由美と美弥子 4249

    ■ ほどなくして、主婦が廊下に姿を現した。 驚くことではないが、全裸だった。 しかし主婦の方は、少しは驚いたようだ。 当然だろう。「あらやだ。 お客さんならそう言ってよ」「覚えてない? 昨日のトイレの子」「あ……。 でも、どうして?」「学生証

  • 携帯端末用目次

    携帯端末用目次目次・ⅩⅩⅩⅩⅥ(4249~)目次・ⅩⅩⅩⅩⅤ(4154~4248)目次・ⅩⅩⅩⅩⅣ(4055~4153)目次・ⅩⅩⅩⅩⅢ(3956~4054)目次・ⅩⅩⅩⅩⅡ(3858~3955)目次・ⅩⅩⅩⅩⅠ(3756~3857)目次・ⅩⅩⅩⅩ(3659~3755)目次・ⅩⅩⅩⅨ(355

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