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  • 秋の野菜を描く

    ◇カブ、ブロッコリーなど秋の野菜を描くclesterF4先週の水彩画教室のテーマは「秋の野菜(Ⅲ)。旬の蕪(カブ)、サツマイモ、ブロッコリー、ニンジン、シシトウ。里芋は登場しませんでした。ブロッコリーの花芽はむつかしいです。雰囲気でとらえるしかありませんでした。ししとうはハハイライトが不規則でこれも雰囲気の勝負です。カブは肌色の白さが特徴で、結局ガッシュ(不透明水彩)白を置くことにしました。長い根はそのまま。ご愛敬ですが左上の空白部分を埋めてくれました。さつまいもは皮が繊細で実際はところどころ白く剥けていましたが、結局荒れていないままの状態にしてしまいました。(以上この項終わり)秋の野菜を描く

  • ジョン・ハートの『ラスト・チャイルド(下)』

    ◇『ラスト・チャイルド(下)』(原題:TheLastChild)著者:ジョン・ハート(JohnHart)訳者:東野さやか201.4早川書房刊(ハヤカワ・ミステリー文庫)上巻では第2の誘拐事件で誘拐されたティファニーが犯人のバートンを銃で撃って死亡させ、ジョニーも重傷を負うというショッキングな出来事で驚いたが、後半でもショッキグな事態が続々という展開で驚く。神との対話という異世界に生きるリーヴァイ・フリーマントルの存在は言動が不可解だがジョニーは彼が奴隷解放時代のインデアンの奴隷の末裔(ラストチャイルド)であることを知っている。彼は母親と娘が神の祝福を受けずに埋葬されたことを悔やんでいてた。不思議とジョニーとは心が通じ合っている。驚いたことにバートンの隣接地に女児の死体がいくつも見つかった。アリッサの死体は...ジョン・ハートの『ラスト・チャイルド(下)』

  • ジョン・ハートの『ラスト・チャイルド(上・下)』

    ◇『ラスト・チャイルド(上・下)』(原題:TheLastChild)著者:ジョン・ハート(JohnHart)訳者:東野さやか2010.4早川書房刊(ハヤカワ・ミステリー文庫)この小説は文句なしに面白い。2008年『川は静かに流れ』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞、英国作家協会賞最優秀スリラー賞を受賞している。面白さのポイントは3つある。第1点は主人公のラスト・チャイルド(双子で残された一人の子)ジョニーの幾多の困難にめげない妹アリッサ探索力である。ジョニーは警察の捜索が手ぬるいとばかりに自力で妹を探す。警察が調べた性犯罪常習犯の最近の日常行動、近隣全ての住民の日常をも調べ上げる。揚句、キリストは助けてくれないと先住民の呪術に頼り魔力を得る儀式を行ったりする。第2点は少女誘拐事件担当班の刑事ハント。捜...ジョン・ハートの『ラスト・チャイルド(上・下)』

  • 手賀沼「道の駅しょうなん」で写生

    ◇改装なった「道の駅しょうなん」(沼南)写生会clesterF8(中目)水彩画の同好会秋の写生会は改装なった「道の駅しょうなん」(沼南)で写生会ということでしたが、なんと集まったのは男性4名だけ。好天に恵まれ、絶好の写生会日和でしたが、ほかの予定と被った人、風景の写生が苦手の人などいろいろ事情があると思いますが、残念でした。手賀沼ではこれまでも手賀大橋、水の館、ボート乗り場、湖面の船などずいぶん写生しましたが、今回はボート乗り場から我孫子市側の家々などの遠景を描きました。描き始めの時は雲一つない青空でしたが、気が付いたら大きな雲の塊が現れていて慌てて青空にグァッシュで雲を描きました。普段は画用紙の青空を白抜きする技法だったのでやや抵抗感がありましたが、何とかくもらしくなりました。遠方のビルなどはできるだけ...手賀沼「道の駅しょうなん」で写生

  • 黛まどかの『引き算の美学 物言わぬ国の文化力』

    ◇『引き算の美学物言わぬ国の文化力』著者:黛まどか2012.2毎日新聞社刊俳人黛まどかの書下ろし(一部過去の寄稿を含む)文化論。筆者が言う「引き算」とは何か。一言で絵言えば、日本のあいまい文化。日本国内では美徳であっても白黒明確を求める合理主義の欧米では悪弊、不可解とされる日本特有の文化のことである。しかしながら日本が世界に誇る伝統文化の多くはこの「引き算の美学」の上に成り立っているというのが筆者の指摘である。筆者は諸外国での見聞を経て日本人の引き算、省略、余白から生まれる文化の生み出した力を高く評価する。もちろん俳人としての感性で自然への畏怖・畏敬を基盤とする日本文化の特性を古人の和歌・俳句などから証明しているのであるが、韓国釜山からソウルまでの五百キロ踏破、北スペイン・サンティアゴ巡礼道八百キロ踏破な...黛まどかの『引き算の美学物言わぬ国の文化力』

  • A・E・W・メースンの『矢の家』

    ◇『矢の家』著者:A・E・W・メースン(A・E・W・MASON)訳者:福永武彦1959.5東京創元社刊文豪福永武彦翻訳になるメースンの代表的長編。この作品は1924年に上梓された。作品の構成上は謎解き探偵もののようでもあるが、探偵と犯人の心理合戦のようでもある。(世界推理小説全集)から30版を重ね2017年に再版されたものなので翻訳上古典に属するかもしれない。表現が古色蒼然とまでは行かないが、幾分古めかしいところがある。物語はフランスの顧客からの依頼を受けた英国の某法律事務所が若手の弁護士ジムフロビッシャーを送り込むところから始まる。フランスの資産家の女性ジャンヌが自邸のグルネル荘で死亡した。その養女であるベティという女性から殺人者として告発されたので窮地を救ってほしいという手紙が舞い込んだ。ジムという弁...A・E・W・メースンの『矢の家』

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