オウム真理教に関連する事件の概要 森達也監督の著書『A マスコミが報道しなかったオウムの素顔』(角川文庫)の内…
『ただしさに殺されないために 声なき者への社会論』(大和書房)御田寺 圭 著 ② – ベラルーシの放った人権ミサイル –
「多様性・多文化共生」という名の片務的責務を利用したベラルーシの放った人権ミサイル 不正選挙によって大統領の座…
『ただしさに殺されないために 声なき者への社会論』(大和書房)御田寺 圭 著 ① – 西欧的「正しさ」が孕む矛盾や問題 –
今回から紹介するのが、「御田寺圭 みたてら・けい」名義で言論活動を行う著者の『ただしさに殺されないために 声な…
【13店舗】ゆる言語学ラジオが選んだ言語学出版社フォーラムの本フェア
車の移動の際によく聞いているpodcast番組の一つ「ゆる言語学ラジオ」が紀伊國屋書店にて「言語学フォーラムの…
リスクに直面した場合、どの様な論理でこのリスクに対処していくのかということについて、「選択の論理」と「ケアの論…
ケアの論理と選択の論理 ① – リスクが極度に個人化された社会 –
『文化人類学の思考法』(世界思想社)松村圭一郎/中川理/石井美保 編の中の「ケアと共同体」という一章に相模原市…
『神は詳細に宿る』(青土社)養老孟司 著 ⑦ – 唯識と「羅生門」 –
客観的な世界が存在するのではなく、私たちの認識が世界を形成しているという仏教の「唯識」という考え方がありますが…
『神は詳細に宿る』(青土社)養老孟司 著 ⑥ – 「同じ」にする能力の行き着く果に待つ「音痴」 –
今回もまた言葉に関する話題です。私たちは、認識する対象の細かい差異を削ぎ落とし、「同じもの」と受容する特徴があ…
『神は詳細に宿る』(青土社)養老孟司 著 ⑤ – 自己を維持し続ける脳の機能 –
詳細は書かれていませんが、『神は詳細に宿る』(青土社)養老孟司 著の中で、脳出血を起こした自らの体験を記した神…
『神は詳細に宿る』(青土社)養老孟司 著 ④ – 連続的な現実を切断する言葉 –
養老孟司さんが書かれた書籍を色々読んでいると、いかに言葉に関心を持っているかが分かります。色々な媒体に寄稿した…
『神は詳細に宿る』(青土社)養老孟司 著 ③ – 矛盾に陥る自己言及 –
以前、下記の記事でもご紹介した矛盾に陥る自己言及についてのお話です。「私の言う事は全て嘘である」という発言は自…
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オウム真理教に関連する事件の概要 森達也監督の著書『A マスコミが報道しなかったオウムの素顔』(角川文庫)の内…
以前、このブログで辻野弥生氏の著書『福田村事件』(株式会社五月書房新社会)所収の当該事件と、この事件を映画化し…
これまで、著者がビジネス思考の果てにうつ病を発症し、その経験を契機として考察した内容をご紹介してまいりました。…
一言で「強さ」と言っても、何が強みとなるのかは、その人が置かれた環境との兼ね合いによって決まります。たとえば、…
言葉の用法によって生まれる意志の概念 著者である井上氏は、自由意志を多元的に捉えることで、「自由と責任はセット…
文化による「論理性」の違いが示される『「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル』 NewsPicks…
自己監視の時代に生きる――経済的規範と評価制度の交差点 現代社会は、経済の論理が個人に深く影響を及ぼす構造を持…
著者は、うつ病を発症する以前から一貫して「経済」に対する問題意識を抱いていました。一方で、病気を発症する前は、…
これは次回の記事でも触れる内容ではありますが、現代に生きる私たちは、経済の論理に強く規定されているといえます。…
「強い自分」を演じ続けた代償~うつ病を発症した経緯 前回も触れましたとおり、著者の井上氏がうつ病を発症した原因…
来月拙寺にご出講くださる宗秀融氏のご法話を探していたところ、毎年ご出講くださっている松月博宣先生の海徳寺You…
今回からご紹介する書籍は、ディスカヴァー・トゥエンティワン、ダイヤモンド社を経て、ソーシャル経済メディア「Ne…
苦難を共有することの意味――儀式と社会的結束 痛みを伴う儀式は、古今東西の社会において見られる現象であり、単な…
社会学者ソースティン・ヴェブレン「顕示的消費」 何かしらの犠牲を受けることで、その人自身にも利益がもたらされる…
Google が提供する NotebookLM は、ユーザーがアップロードした情報をもとにチャット形式の応答を…
2025年5月3日(土)の永代経に、広島県より服部法紹先生がご出講くださいました。法話のないようをいくつか書き…
創られた伝統――ヤンチェンマンガ村の火渡り儀式の起源 芸術に対する大胆な意見で知られているデニス・ダットンとい…
人類の黎明期における儀式と共同体の誕生 人類は、約六〇〇万年から七〇〇万年前にチンパンジーと分岐したと考えられ…
通過儀礼における三段階 儀式の研究者は、「通過儀礼」という用語を用いて、人生における主要なライフステージや変化…
ストレスの功罪:進化の恩恵と健康への脅威 ストレスは、間違いなく機能の進化に寄与してきた、生存のための重要なメ…
生物学的性とジェンダー(社会的に規定された性別的な振る舞い) 一般的に、社会学者は「性」という言葉を、女性と男…
再定義される死 前回の記事までは、福岡伸一さんの著書から、私たちを構成する各器官は全体の部品でなく、各細胞が隣…
マップヘイター的に振る舞う細胞 人間を構成する要素は予めDNAという設計図で決定しており、その設計図どおりに各…
生物学者の福岡伸一先生の書籍の内容は法話の中でもよく耳にいたしますが、大方、物事に実体はなく、全ての現象は相互…
PC関係のコード類が乱雑になってきたので、収納グッズを購入し、PC周辺を整理・整頓いたしました。この写真では見…
1990年代以降、日本社会において「教化」の動きが顕在化しました。特に今世紀に入ってから、その動きは法律の変更…
人口急増に対応するために増設された高校普通科と垂直的序列化の関係 1970年頃を境として、高校教育制度の水平的…
日本国憲法・教育基本法の中の「能力」 この見出しでは、第二次世界大戦敗戦から1980年代までの時期に、日本社会…
垂直的序列化と水平的多様化の相互抑制 戦前、富裕層や士族出身者を中心して「受験競争」が過熱してゆく現象は局所的…
「能力」という言葉の磁場がもたらす影響 日本の教育における垂直的序列化の支配について、これまで様々に指摘されて…
前回の記事の内容 前回の記事では、本書の問題意識と仮説が述べられています。 私たちの社会における人の評価基準は…
本書の目的 今回から、『教育は何を評価してきたのか』(岩波新書)本田由紀 著についてご紹介します。以前、見てい…
ここ15年ほど、浄土真宗に関する研鑚は、講義の音源を法事の間の移動中や家事の間に拝聴するか、末註(浄土真宗の教…
法事によって伸長される時間間隔 前回に引き続き、東青僧設立60周年の記念講演のパネリストとして出講してくださっ…
死では終わらない物語に支えられる 先日、東青僧設立60周年について報告しましたが、記念行事としてパネルディスカ…
今更感があるのですが、2024(令和6)年1月22日(月)に、東京教区の青年僧侶の会(東京教区青年僧侶協議会〈…
先日(2024年5月17日)、麻布台ヒルズの地下で開催されている会田誠展と東京国立博物館(上野)で開催されてい…
各地で布教をなさる布教使の中には鉄板の法話をお持ちの方もいらっしゃいますが、私の場合、鉄板の法話というものがあ…
ミシェル・フーコーの権力論に則って、「カツアゲ」と同様に、相手が嫌がる便所掃除をさせる状況について考えてみます…
念仏と同じように能動態(する)と受動態(される)で表現するのが難しい事態の一つである「カツアゲ」を解説する前に…