このところ、絵画教室をお休みしている私。 時々、先生とは連絡を取らせていただいています。 7月には作品展もあり、そろそろ出品作のことなど、真剣に考える時期が来ました。 実は、先生との会話のなかで、 「なんと言ってまだまだ初心者ですから・・・」と呟いた時、先生は、 「いやいや、もう初心者やないよ。逆に、自分のことを初心者やって思ってると、作品も初心者の域を出ないんとちがう?」 とおっしゃいました。 このことが、妙に胸に響いた私。 「拙い絵」、「初心者」、「まだまだヘタクソ」、「上手に描けない」 そんな言葉が半ば口癖のようになっていたことに気づかされました。 もちろん、本心からの言葉ではあるけれど…
昨日は、ブログを書く集中力もなく、どよんとした疲労のなかに腰まで浸かったような時間を過ごしていました。 回復したのは、夜になってから。 「あらら。一体、どうしちゃったのかな?」 こういうことは、時が過ぎるとすぐに忘れてしまうので、「自分自身の取り扱い説明書」をかねて、書き留めておこうと思います。 「心の疲労」その直接的な要因は、甥っ子からの相談。 「今の会社を辞めて、海外に出て転職したい」というものでした。 もろもろの職場の状況もあり、かなり追い詰められている状況。 今の日本の閉塞状況、背景にある人口の急減。 日本の将来像を思うと、かねがね若者はどしどし海外に出た方が良いと思っていた私は、彼の…
思いもよらない骨折というアクシデントで、大幅に活動を制限せざるを得なくなった私。 これを逆手に取って、だからこそできることをやりたい! というわけで、お絵かきに勤しむ日々でございます。 動画やテキストをみながら、風景画、静物画を描き散らかしていますが、描けば描くほど、何か違う!全く違う!ハナシにならん! 「う~む」と唸り、うつむき、天を仰ぐ日々。 「やっぱり、基礎がないからダメなんだ」 「もう少し若ければ、吸収も違ったかも」 「還暦過ぎの手習いでは、もうどうにもならんなこりゃ」 「もともと、センスっていうものがないんでしょう。私には」 などと、弱気になることも。 でもねぇ・・。 画集やテキスト…
このところのギプス&松葉杖生活で運動量は激減。 ほとんど椅子に座っている生活が続いています。 この生活で、きっと体重は増えるのではないかと思っていましたが、 「なんか、痩せたなぁ。鳥みたいになってきたでぇ」と、夫の何ともショッキングなご発言。 松葉杖に身体を預けている姿が、止まり木にやっとつかまっている、羽毛も生えそろわないひな鳥に見えるらしい(涙)。 「鳥?鳥ですか?」 まぁ、それ以上深くはつっこまず。 「えっ?そう?」と大人の対応。 ギプスを巻いていて、正確な体重が測れないこともあり、しばらく体重測定はパスしていますが、自分でも筋肉が落ちたのははっきりとわかります。 そんななか、痩せた高齢…
たかが部活、たかが仕事。自分が生きる世界は他にもあると思えることが自分を救う。
昨日の、日本大学アメリカンフットボール部の選手の会見。 多くの方が憤りを感じ、愕然とし、そして重大な過ちを犯したにせよ彼の勇気に拍手を送ったことと思います。 「つぶしてこい」 「できなかったじゃ、済まされないからな」 そんな会話はまるで任侠映画でみる世界の出来事のよう。 学生スポーツの根底に、こんな景色が存在していたなんて。 日本代表を夢見て、青春をかけていた彼の胸中を思うとやるせない気持ちでいっぱいです。 あの試合の前、彼はずい分と精神的に追い込まれていたようです。 練習に参加させてもらえない。 試合に出さないと言われる。 日本代表にも行くなと言われる。 「干される」という状況が彼を追い詰め…
朝丘雪路さんがお亡くなりになりましたね。 何とも言えない華やかで、お育ちの良さがしのばれるような立ち振る舞い。 好きな女優さんの一人でした。 アルツハイマー型認知症を患っておられとは。 最後の日々をご自宅で過ごされたとのこと。 奥様を看取った津川雅彦さんの憔悴ぶりに、胸が痛くなりました。 そんな津川さん。 「すべてに感謝。・・・先に死んでくれたことにも感謝」と述べられたようです。 「なぜ先に逝ってしまったの?」 「自分を残して先に逝ってしまうなんて」というご遺族の声はよく耳にするような気がしますが、「先に逝ってくれてありがとう」というのは、はじめて聞いたフレーズのような気がします。 そこにはき…
腓骨骨折から3週間。ギプス&松葉杖生活13日目でございます。 ギプスも巻いてしまえば、「その時が来るまで外せないんだから仕方ない」と覚悟ができ、それなりに慣れてきました。 夫にはいろいろと面倒をかけてばかりですが、私自身はほとんどストレスとも感じず、過ごしております。 さてさて、最近になって同年代の方がお亡くなりになることが目につくようになりました。 「人生は、限られた時間」であることを実感しはじめた今日この頃。 限られた時間ならば、できるだけ「ご機嫌時間」で彩りたい。 どなたかのブログで、以前、「ごきげんリスト」なるものを見かけた記憶がありますが、どなただったのか・・。 どうしても思いだせな…
昨日のテレビ、ラジオは、亡くなられた西城秀樹さんのことを多く取り上げていましたね。 90歳になる父親も、早朝から電話をかけてきて、「西城秀樹ってのが、脳梗塞で亡くなったんだって」と。 父親は淡谷のり子、藤山一郎、あたりのことは覚えていても、西城秀樹は??。 ところが、この「脳梗塞」っていうワードに大反応。 というのも、母親が脳梗塞で倒れ、現在ほぼ寝たきりで施設入所中。 「西城秀樹は脳梗塞で亡くなったっていうんだけど、母さんは大丈夫だろうか?」 というのが電話の内容。 「脳梗塞」「亡くなる」という単語が頭のなかで結びつき、襲ってくる不安になんともしがたく電話を握りしめる父親。 西城秀樹さんがお亡…
長いお付き合いの末に訪れる曖昧な別れの辛さ:理髪店の店主の場合
昨日、1か月半ぶりに夫が床屋さんで散髪をしてきました。 そう、「床屋さん」という言い方がぴったり似合うようなちょいとレトロな店構え。 移住してからここ5年ほど、ずっとお世話になっています。 その夫が、「いや~、Aさん、突然のことで驚きましたねぇ」と店主に告げると、とても驚いた様子で、「えっ!」と。 そして、「今年になって一度も来られていないので、気になっていたんですが、亡くなられたんですか?」と。 どうやらAさんの訃報をご存知ないようでした。 Aさんは、70代半ばの男性。 わたしたちより5年ほど前に、ご夫婦でこの地に移住して来られた先輩です。 あまりご近所付き合いを好まれず、寡黙なAさんですが…
昨日、無事にギプス生活2週目に突入というわけで、整形外科に受診してきました。 私の通う整形外科クリニックは、地元のお年寄り御用達。 リハビリに励む高齢者で常に大賑わいです。 首、肩、腰、膝、足首に不調を抱えるお年寄りが、牽引やホットパック、マッサージなどの施術を受けにやってきます。 足を引きずっている方、腰が曲がった方、明らかな0脚の方、身体の痛みに耐えながら、治療に向き合っておられます。 それぞれに具合の悪いところを抱えてはおられますが、皆さんおおむねとても元気。 待合室はまさに社交場。 その声の大きいことといったら! 「あれまっ!どないしたん!また、どっか痛くしたん?」 「ありゃりゃ、〇〇…
昨日のエントリー.。 yuuhinooka.hatenadiary.com いだいたコメントのなかに、人生のある時期を過ぎたら、「手に入れることより手放すことが重要」という主旨のコメントをいただきました。 そうだそうだと深く納得。 しかし、人間だれしも、そしていくつになっても、人よりも大きく見せたいという気持ちが働き、「これもあります」「あれもあります」「それもできます」「これもやれます」と見栄を張りたい、とかく自分を盛り過ぎる。 これが、手放すことを難しくさせているのではないでしょうか・・。 この、「盛る」ということ。 「ちょっと話し、盛ってない?」「話し、盛ってるでしょ」 そんな使われ方を…
昨日、ネットで、83歳の男性が、自宅兼工場を放火し、全焼させたというニュースが報じられていました。 放火する直前、「運転免許証の返納を巡り、家族と口論になった」と話していたということで、警察は動機などを詳しく調べているとのこと。 奥様が軽いやけどを負った程度で、他に被害者がいなかったのがせめてもの幸いです。 この事件について、これ以上のことは何もわかりません。 ただ、運転免許証の返納をめぐる家族との口論が放火の要因になったことが確かだとしたら、この男性にとって運転免許証は、自宅・工場よりも存在の重いものだったということ。 どうしても失いたくない、誰に何を言われても、手元に置いておきたいもの、そ…
ギプス生活6日目を迎えております。 むくみ予防のために、「なるべく足を上げて」の生活が続くなか、ふと見ると、視線の先には、ギプスから出た5本の足の指が鎮座することの多い今日この頃。 顔のシミやシワ、タルミは気になって、毎日何回かは鏡を見るのに、これほど長時間、しかも連日、足の指の1本1本をくまなく見つめたことはかつてなく、「初体験」の日々でございます。 考えてみれば、この足の指。 若かりし頃は、ぎゅうぎゅうと靴のなかに詰め込んで、朝から晩まで長時間放置していたことも数知れず。 ブーツが流行った頃には、高温多湿の環境下、カビの餌食にしてしまったこともありました。 足の健康が言われて久しく、うすう…
もうすぐ今年も「母の日」がやってきますね。 少し早めのプレゼントを渡して、お母様に感謝のお気持ちを伝えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 実は、先日、母の日をめぐって友人たちとこんな会話になりました。 「母の日って、ほんま憂鬱やわぁ、好きやないねん」と口火を切ったのは、お子さんのいらっしゃらないA子さん。 「ふむふむ・・」と頷く一同。 「そやなぁ、子どもがおらへんかったら、母の日は寂しいやろうなぁ」とB子さん。 そこへC子さんが、 「いやいや、子どもがおっても母の日、寂しい人もいてるで。ここに。うちんとこの息子たち、もう何年も、母の日やからって特別な連絡は一切なし。でもこっちは、母の日や…
人間は、2足歩行。 左右交互に足の裏をしっかと大地につけて移動するのが常ですね。 ところが、先日の腓骨骨折以来、患側の足(私の場合、右足)をつくことができないばかりか、一日中、つまり昼夜を問わず右足を高く上げていなければならないという非常事態に突入いたしました。 というのも、骨折により、ダメージを受けた組織の毛細血管が破れ、血液やリンパ液をはじめとする体液の循環が滞り、骨折した足は、とてもむくみやすい状態。 そのうえ、ギプスで固定された足は、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの筋肉もほとんど動かないため、ポンプがうまく作動しない状態です。 ギプスのなかで足の浮腫みがひどくなれば、痛むのはもちろんの…
店主の善意がどうぞ生かされますように!まるかつ無料食堂の試み
昨日、奈良県奈良市のまるかつ食堂さんのお店の前に、 「もしとうしても、お腹がすいても、お家にお金がないときや・・」( 原文ママ)で始まる張り紙がお店の壁や看板に貼られたそうです。 店主からのメッセージはこちら。 marukatsu912.com 張り紙のメッセージは、平易な文字と文章。 お子さんが読めるように配慮されているのがわかります。 例えば、給食のない土曜日や日曜日、お腹を空かせて通りかかった店の前で、 「店長のおごりでコソッと無料」 「お腹いっぱい食べてもらいます」 そんな文章が目に入ったら、空腹を抱えた子どもはきっと天にも昇る気持ち。 どれほど嬉しいことか、想像しただけで胸が熱くなり…
今朝、実は別のことを書こうと思っていましたが、ゆきにーさんのこちらのエントリー拝見し、気持ちが変わりました。 (ゆきにーさん、ご了解いただいていないままの引用ですみません。不都合がございましたら、すぐに削除いたします) www.ituki-yu2.net ブログを長く続けていると、自分を偽り続けるのはほぼ不可能。そこには書き手の本性が現れるというエントリーでした。 これには深く同意です。 私も、はてなブログを始めて1年余り。 読者登録をさせていただいている方や、日本ブログ村でご一緒させていただいている方のブログを拝見していますが、記事に、そのブロガーさんなりのお人柄がにじみ出ているのを感じます…
介助される側になって実感した夫との微妙なズレ。でも、これって老親介護でもあったこと。
松葉杖生活1週目の先日、借りたい本があり、図書館へ行ってまいりました。 実は夫。 私が松葉杖生活になってから、やたらと張り切っています。 介護士さん向き?頼りにされるのが好きなタイプ? いえいえこれ以上、相棒にトラブルが発生して、面倒なことが自分にふりかからないよう、リスクマネジメントに努めているのだとか。 トイレにいくにも、どこに行くにも、「どこへ行くの?大丈夫?」と声かけを怠りません。 そんな夫。 図書館では、車いすを借りるのだと事前に車椅子置き場を調べ、車は近くの駐車場へ。 一足先に車椅子を借りて、車まで戻ってきました。 さっとドアを開け、車椅子を斜めに寄せ、「はい、どうぞ」。 ちょっと…
腓骨を骨折した右足。 少しは腫れがひいてきた感じ。 明日は、予定通り、ギプスが巻けるのでしょうか? そんな期待?もふくらむ月曜日の朝でございます。 何とかこのアクシデントを「災い転じて福となす」にしたいと企む私。 まず手始めに、なかなか腰を落ち着けて取り組めなかった水彩画に、チャレンジすることにしました。 水彩画は、絵画のジャンルのなかでも取り組まれる方が最も多いと聞いています。 小学校から親しんだ絵具、画材がリーズナブルで扱いが簡単。 そんなことも人気の秘密だと聞いていますが、皆さんはどうやって水彩画の基本的な技術を身に着けられるのでしょうか? 都市部ならば、たくさんの水彩画教室が開催され、…
階段を踏み外して腓骨を骨折したのが、先週の日曜日。 今日で1週間が経過しました。 まだまだ足の腫れは引かず、あと2~3日はシーネ固定のまま。 これからギブスを巻く段階ですから、治療のスタートラインにも立てていません。 骨折したのは、足のくるぶし近くの細い骨。 レントゲンでみると、斜め方向に骨折ラインが写っています。 それは、ほんの1、2センチ程度に見えますが、その影響は絶大。 たったこれだけのことですが、足は未だ内出血のあとが痛々しく、腫れあがっています。 痛めた方の足をつくことができないので松葉杖を使っていますが、松葉杖を支える両腕から肩にかけては筋肉痛。 日常生活のあらゆることに制限を受け…
あの人も、「立派に飲める肝臓に戻してもらってリッパに飲む」ことを繰り返していたのだろうか。アルコール依存症の治療について考える。
先日のTOKIOの記者会見で、松岡さんから、「アルコール依存症だとは気づいていたけれど、診断書に書いてなかった」 そんな主旨の発言がありました。 アルコール依存症だということがわかっていたら、もっとご本人とも向き合い、メンバー全員でサポートする方法もあったのに・・。 そんな無念さを感じました。 先日もお話ししたように、私の周囲にも、お酒で苦しんだ人がいます。 そのなかで、アルコール依存症の専門治療機関につながったのはたった一人だけ。 あとは、内科病棟に入退院を繰り返し、帰らぬ人となりました。 「お酒で肝臓がやられてますね。入院して治療しましょう」 という医師からの説明はあっても、「あなたはアル…
ネット情報に溺れそうになって気づいた。やっぱり主治医でしょう!
一昨日、腓骨骨折の事実が判明した私。 昨日も、受診してまいりました。 もしやギブス固定かと思って診察室に入りましたが、まだまだ足は腫れた状態で、ギブスを巻くには早かったようです。 シーネの固定と松葉杖の使い方についてチェックを受け、1週間後に受診予定です。 この骨折騒動で、まず試みたのがネットでの情報収集。 「腓骨骨折」で検索すると、でるわでるわ! やはり「患者」として知りたいのは、治療、リハビリを含んだ今後の経過。 そして、松葉杖生活の工夫や体験された方からのアドバイス。 ネットがない時代には、「家庭の医学」などという本を引っ張りだして読んだり、周りに体験した方がいらっしゃれば、せいぜい1人…
痛みはさほどないのに、腫れ方が普通じゃない。 もしかしたら折れてるかも? 少々心配になり、整形外科を受診。 「ああ、ずいぶん腫れたねえ」 「こことここが痛い?、ああ、典型的ですね・・・」 そんな医師の呟きの後はレントゲン。 台に起き上がろうとする私に、 「歩いてはりますけど、折れてますよぉ」と。 診断名は、右腓骨の剥離骨折。 足の外くるぶしの細い骨が靭帯によって急激に引っ張られ、縦方向に骨折線が入っていました。 ずれはないので、手術の適用はなく、ギブス固定の保存療法でいくとのこと。 今日はまだひざ下からつま先までの腫れが引かないので、シーネと呼ばれるプレートの固定のみ。 腫れが引き次第、ギブス…
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