社格の高い企業とは何ぞやという話を中心にはしつつ、それに限らず、企業経営全般について徒然に綴ります。
大っっっ変久しぶりでございます。 なんせ、直前の更新が1年以上前ですから..... 色々と忙しくしておりました。 特にこの1年で、「ビジネスと人権」にすっかり詳しくなってしまいました。 ちなみに。最後の更新の時に書いた内容も「ビジネスと人権について」でした。 その後...
前回、日本における外国人労働者の労働搾取の問題に対する海外の人権NGO/NPOの懸念について書きました。 企業のサプライチェーン上の労働問題は、現在、グローバルな課題として大きな注目を集めています。例えば英国では、「Modern Slavery Act(現代奴隷法)」が昨年策...
前回までに、事例をあげ、以下のロジックについて説明をしてきました。ここで再度整理をしておきます。 ① 少子高齢化という課題には、日本が、他国に先んじて直面している。労働力の不足は表面化してきており、こうした事実は世界でも有名である。 ② 日本における「外国人労働者の問題」...
前回までに、以下のことについて紹介してきました。 ・メガスポーツイベントでは、開催国やスポンサー企業の人権侵害事例が攻撃を受ける。 ・日本における海外からの技能実習生や留学生の労働実態が、世界で問題視されている。 今迄は、この2つの問題が結びつくことはありませんでした。...
オリンピックと難民の話から始め、 ↓ アジアの難民問題 ↓ 人権とは、そもそも? ↓ ビジネスと人権のつながり ↓ 人権問題で攻撃された日本企業 ↓ 日本における外国人労働者の労働環境の問題 ↓ メガスポーツイベントと人権侵害 という流れで前回まで話を...
前回、海外のNGO/NPOが、日本で働く外国人労働者の労働実態に注目している事実について書きました。そして、その背景にある理由の一つが、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会であることも。 オリンピックやサッカーのワールドカップのような、いわゆるメガスポーツイベント...
ここ数回、以下の流れでビジネスと人権(Human Rights)のつながりについて説明してきました。 ・前々前回は、欧米企業のグローバルな事業と人権のつながり ・前々回は、日本企業のグローバルな事業と人権のつながり ・前回は、日本企業の日本における事業と人権のつながり ...
中小企業のビジネスと人権(Human Rights)って関係あるの?
ここ数回、ビジネスと人権(Human Rights)の関係について記してきています。 前回は、日本企業が市民社会の攻撃を受けた事例をいくつか紹介しました。 しかし、それらは「大企業」が「海外」で攻撃を受けた事例でした。 当然ながら、疑問が浮かぶはずです。 『日本のみで事...
日本企業のビジネスとHuman Rightsって関係あるの?
前回、ビジネスと人権のつながりについて書きました。 グローバルな大企業を中心に、人権尊重への意識は確実に高まってきています。 その契機となった企業の「苦い」経験として「NIKEに対する不買運動」、そして「ダッカのビル崩落事故」を紹介しました。一方で、近年、日本企業もこの種の...
前回、「人権って何だっけ?」という話をしました。 さらに企業が、人権尊重に対する存在感の発揮を求められていることも書きました。 ・財政的に疲弊している国家の力は、益々弱まっています ・国家自体が、そもそも人権を侵害している例があります ・企業のサプライチェーンは、もはや...
前々回、前回と難民問題の話をしました。要は「人権」の話です。 では、「人権」とは一体何でしょうか?人権問題と中小企業の繋がりについて書く前に、まず「人権とは何か」について押さえておきたいと思います。 日本では、「人権=思いやり、配慮」といった解釈をする人が多いようです。会...
前回は、現在EUを大いに悩ませている難民問題について少し触れました。 ずっと前に当ブログで、「別に中小企業が、途上国の人権問題に貢献する必要性もありません」と書きました。 が、考えを改めました。もはや途上国の人権問題と無関係ではいられないようです。 まず、難民問題が発生し...
4年に1度の祭典、オリンピックが幕を閉じました。 今回の大会に五輪史上初の「難民選手団(10名)」が参加していたことはご存知でしょうか? 彼ら彼女らは、難民となり、母国から五輪に出場できなかった選手達です。出身国は、内戦や政情不安が続く、シリア...
前回までで、CSVの話に一段落をつけました。 「CSVとCSRとは別物」という論調が昨今盛んですが、いずれにしても私個人は、その論には与しません。CSRの定義は進化しています。進化形のCSRとCSVのロジックは、ほぼ同義だと考えています。それにも係らず「別物」とか言ってしまう...
CSVという言葉ではなく、社会課題への感度を高めればそれでOK!
「CSVって何?」っちゅう話をずっとしてきました。 繰り返します。CSVとは、 『企業がその本業を通じ、社会課題に貢献しながらしっかりと経済的利益も得て、社会価値と経済価値を共創する』ことであり『自社を差別化して収益を最大化するための、競争のための経営戦略』 のことです...
ここまで「CSVって何?」っちゅう話をしてきました。 繰り返しますが、CSVとは、 『企業がその本業を通じ、社会課題に貢献しながらしっかりと経済的利益も得て、社会価値と経済価値を共創する』ことであり『自社を差別化して収益を最大化するための、競争のための経営戦略』 のこと...
引き続き「CSVって何?」っちゅう話です。 繰り返しますが、CSVとは、 『企業がその本業を通じ、社会課題に貢献しながらしっかりと経済的利益も得て、社会価値と経済価値を共創する』ことであり『自社を差別化して収益を最大化するための、競争のための経営戦略』 のことです。 ...
CSV(Creating Shared Value)って何なの?(その⑥)
「CSVって何?」っちゅう話の続きです。 しつこいですが、CSVとは、 『企業がその本業を通じ、社会課題に貢献しながらしっかりと経済的利益も得て、社会価値と経済価値を共創する』 ことであり、 『自社を差別化して収益を最大化するための、競争のための経営戦略』 のことで...
CSV(Creating Shared Value)って何なの?(その⑤)
引き続き「CSVって何の事?」っちゅう話です。 繰り返しますが、CSVとは、 『企業がその本業を通じ、社会課題に貢献しながらしっかりと経済的利益も得て、社会価値と経済価値を共創する』 ことであり、 『自社を差別化して収益を最大化するための、競争のための経営戦略』 のこ...
CSV(Creating Shared Value)って何なの?(その④)
引き続き、「CSVって一体何の事?」っちゅう話です。 CSVとは、 『企業がその本業を通じ、社会課題に貢献しながらしっかりと経済的利益も得て、社会価値と経済価値を共創する』 ことであり、 『自社を差別化して収益を最大化するための、競争のための経営戦略』 のことです。 ...
CSV(Creating Shared Value)って何なの?(その③)
前回、前々回と「CSVって最近良く耳にするけど、これって一体何の事?」という趣旨で書いてきました。 CSVとは、 『企業がその本業を通じ、社会課題に貢献しながらしっかりと経済的利益も得て、社会価値と経済価値を共創する』 ことであり、 『自社を差別化して収益を最大化するた...
CSV(Creating Shared Value)って何なの?(その②)
前回、CSVの定義とは、 「企業がその本業を通じ、社会課題に貢献しながらしっかりと経済的利益も得て、社会価値と経済価値を共創する」 ことであり、言い換えると、 「自社を差別化して収益を最大化するための、競争のための経営戦略」 である、という話をしました。 これを実現...
CSV(Creating Shared Value)って何なの?(その①)
前回「CSVという言葉にこだわりすぎることに益なし」という考えについて書きました。 では、CSVって一体何なんでしょう?今回は、それについて、私なりの解釈も踏まえて解説してみたいと思います。 まず、マイケルE. ポーター教授本人は、何と言っているのでしょう。一番確実な手段は...
押さえとく必要は特になし...「CSV(Creating Shared Value)」
突然ですが、CSVという言葉があります。 CSVと言っても、テキスト形式のファイルのことではありません。「Creating Shared Value」の略で、CSVとなります。 この言葉は、診断士なら誰もが知っている「5フォース分析」や「バリューチェーン」等、数々の競争手...
さて、前回まで「本業を通じた社会価値と経済価値の同時創造」ついて書いてきました。 そのための一連のステップのスタートこそ「自社が求められるニーズを探る」ことでした。 そしてそのためには、社会にある課題を広く把握すること、社会からのニーズを捉えることが必要です。さらに、そのた...
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