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約束 少年院の空 https://blog.goo.ne.jp/namenori

少年非行の代弁者。少年の心の疵を社会へ問題定義してみた。彼らの悲しみとは。一体誰が彼らの悩みに社会へ

約束 少年院の空
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2015/12/27

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  • 1月3日(日)のつぶやき

    獄中十三年記@keimusho13nen00:07次の@YouTube再生リストに動画を追加しました:youtu.be/PyNjH0PKwhg?a?afromGoogle返信リツイートお気に入りFollow@keimusho13nen1月3日(日)のつぶやき

  • 煙草

    1981年4月5日。沢村旬竜洋中学校入学その日就業時間の後の下校時の事だった。クラブの野球部の部室に忘れ物を取りに行くと友達に告げた時間であった。部室には3年生の先輩が屯していた。いきずらいが行くしかなかった。「失礼します!」と先輩たちに挨拶を交わした。挨拶にうるさい野球部では先輩のいう事は絶対であった。部室の中では3年生の不良の先輩が煙草の煙を吹かしていた。部室に入って行った旬はジット睨まれた。目を逸らしながらロッカーから忘れたリュックサックを取り出した。1980年代時代は全共闘時代の幕を引き若者は暴力への道を模索しながら進んでいった。所謂「暴走族」時代を創り上げていった。それと同時に「校内暴力」を社会問題として取り上げ過剰な若者を刺激した。荒れた学校とは社会がメディアリズムに乗っかって出来上がった社会の恥部...煙草

  • ザリガニ

    「お母さん。今日たけし君とザリガニを捕りに行くからね。」旬は元気な声で言った。光代は笑って旬に目をやった。笑いながら「早く帰っツて来なさいよ」と言った。。旬は小学生になった。遊びも友達と公園へ行くようにもなった。人と関わるという社会の関係をきずかずに遊ぶという事で覚えていった。小さな進歩と父一郎は考えていた。人と人との関わりを持つという人間関係の大事なことを知ってもらいたかったから旬に外で遊ぶことを全面的に許していた。友達を作るという作業は大事な事であり大切さを一郎は知っていた。一郎にも休日になると宛てもなく一郎の沢村家に雑談を講じる幼馴染の友達が顔を合わせる。一郎は友達を大切にした。そして友達を信じぬいた。一郎はそのリーダー格であったが威張る事のないいわゆるマサオさんであった。映画「三丁目の夕日」がそこにはあ...ザリガニ

  • 貝拾い

    7歳の誕生日から3週間目が過ぎようとしていた暑い夏の日朝早くから皆を旬は布団をまくって起床の役目を買って出たというより自分で嬉しさのあまりに目が早く冷めて居ても立っても居られない旬の暴走であった。沢村家はお祖母ちゃんからお爺ちゃんまで旬の布団捲りに起こされて嘆いていた。今日、朝早くから沢村家は弁天島の海水浴場へと一家総出で貝拾いをしに行くことになぅっていた。敏感な旬のテンションに一家が巻き添えを食らったのである。子供の旬には居ても立っても居られないというのが本当の所である。母光代は疲れの残った体を起こして旬を抱き寄せた。可愛かったのであろう。光代は兎角旬に甘かった。愛情の全てに満ち溢れていたのも旬は子供心に感じていた。「ママ・ママ!」旬は片時も母の膝から離れなかった。母の愛情は僕のものだと肌で感じたのだろう。旬...貝拾い

  • 誕生

    5月3日午前7:00生命の誕生の意識が動き出した。小さく大きな人間の生命の誕生であった。「沢村旬」の出生であった。運命の開始である。浜松市南区本郷町の沢村家では長男の「旬」の誕生のお祝いで酒の飛び散る近所・親戚の方々で笑いが飛び交う午前を刻んでいた。長男の存在とは家族の輝きたし家族の誕生であった。家族とはこうして出来るんだ。長男誕生とは今も昔もこういう物だろう。次男の筆者はいつもそう思ったものである。兄貴と上手く行かない筆者は何かにつけて兄貴と比べてしまうんだ。利口に生きた兄貴は今では日産プリンスの営業課長をしている。サラリーマンの姿を恨んだものである。でも写真に映る兄貴はとても格好が良かった。鯛がテーブルを泳いでいた。何匹も何匹も。赤いめでたいである。酒が樽事と用意され父となった一郎は満遍の笑顔で笑いを振る舞...誕生

  • 序章

    静岡県浜松市。その日昭和の空は青かった。雲一つない快晴であった。5月3日(憲法記念日)のことだった。沢村家にとっては、その日家族総出でお祝いの支度に大忙しであった。長男の誕生であった。遠州病院の産婦人科に大きな産声が院内にこだましていた。「命の瞬間」であった。浜松市では五月の連休は「凧祭り」(浜松祭り)で市内が大賑わいの最中であった。街の何処でもハッピを着こなした市民が酒を片手に屋台の周りを練り歩くのが目についた。五月である。凧あげ合戦が中田島砂丘(五代砂丘の一つ)で午前10時の合図とともに大凧を大空へと舞い上がる。これが浜松市の「凧祭り」の合図であった。浜松市市長が開催の合図を取る。市長の名誉である。浜松中央警察署の署長が体格の良い警察官の神輿に乗って登場する。見せ場である。その日青空に舞い上がった凧を主人公...序章

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