木鼻の迫力ある獅子を見ながら、堂宇の外陣げじんで、手を合わせた後は、至る所に奉納された額を眺めます。中には、一枚板に巡礼した地図を施したものもあり、いすみ市の人たちの、密教に心の安らぎを托し、清水寺への人気ぶりも伺えます。昭和20年~数年の奉納金1千園は、今の百万円と想定できるでしょうか。戦後のいすみ市、親潮と黒潮が相まって、さざえ、アワビが宝の山になって、今、貝好きの人たちには、たまらない漁場に・・・千社札には、なんとも言えない、安堵感があります。〆は子安地蔵尊さんで音羽山・清水寺の外陣。千葉県いすみ市。