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2015/11/28

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  • エンゲルス『反デューリング論』(4)

    ・当初の社会主義思想が空想的であることに終始したのは、つまりは、それを具体的に論ずるための社会的要素が成熟していなかったため。 その前提は、資本主義的な大工業生産の成立。 大工業と呼ばれるものは、ようやく1800年ごろにイギリスで姿を現した。 フランスはそれ

  • エンゲルス『反デューリング論』(3)

    ・経済学とは、生産と交換に関する諸法則を研究する科学、と定義されている。 今はそこまでシンプルなものでもなさそうだし、「経済学なんて意味がない」と話す経済学者もいるくらいなので、学問としての定義が曖昧なままなのだろうか。 マルクスの場合は、経済学といいな

  • エンゲルス『反デューリング論』(2)

    ・剰余価値の発見はマルクスの成果だったと述べられる。 (剰余価値って今となっては常識的だと思うのだが、調べたところ、体系的に論じたところにマルクスの成果があったそうで、それ以前から古典経済学では言及されていたらしい)・剰余価値が資本に還元されて、さらに再

  • エンゲルス『反デューリング論』(1)

    エンゲルス(粟田賢三 訳)『反デューリング論 ――オイゲン・デューリング氏の科学の変革――(上・下)』(岩波文庫、1984年)・初版が1877年で、最後の改版が1895年。 初版が上梓されてから数年で各国の版が出ていたらしく、社会主義思想の当時の勢威を窺わせる。 この

  • 「藤戸竹喜 アイヌであればこそ」

    「木彫り熊の申し子 藤戸竹喜 アイヌであればこそ」(東京ステーションギャラリー、会期 2021/07/17 - 09/26)・「木彫り熊ねえ……、Wikipediaにも載ってない人だしなー、どんなもんかね」 とか思いながら見に行ったが、とんでもなかった。・3階はキャリアとしては前半の

  • 「聖林寺十一面観音」

    「特別展 国宝 聖林寺十一面観音 ―三輪山信仰のみほとけ」(東京国立博物館、会期 2021/06/22 - 09/12)・国宝の仏像にすばらしい作品は多いが、これほどに偉大さを感じさせる像はない。 「神聖」といった表現はあたらない。 仏教も然り、神道はいうまでもないが、もと

  • 「篁牛人展」

    「生誕120年記念 篁牛人展~昭和水墨画壇の鬼才~」(大倉集古館、会期 2021/11/02 - 2022/01/10)・篁牛人は「たかむら・ぎゅうじん」と読む。 中国人かと思ったぜ。・戦前から戦後にかけて活動した日本画家。 現代アートの要素ももちろん取り入れているわけだが、現代ア

  • 「聖徳太子 日出づる処の天子」

    サントリー美術館 開館60周年記念展 千四百年御聖忌記念特別展「聖徳太子 日出づる処の天子」(サントリー美術館、会期 2021/11/17 - 2022/01/10)・四天王寺の所蔵品を中心にした展示だったが、四天王寺って7回も燃えているのか。 7世紀の布の残欠なんかが残っているの

  • 「奥村土牛」

    「【開館55周年記念特別展】奥村土牛 ―山﨑種二が愛した日本画の巨匠 第2弾―」(山種美術館、会期 2021/11/13 - 2022/01/23)・日本画家。 1990年に101歳で亡くなったが、38歳でようやく院展に当選したそうで、経歴としてはかなり遅い。・40〜60歳ごろの文章に、 「色彩

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