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2015/11/20

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  • 「他人の愛に対する感謝」

    こんなに頑張っているのに認めてくれない。こんなに才能があるのに認めてくれない。こんなに美人なのに認めてくれない。こんなにカッコいい男なのに認めてくれない。こんなに家柄がいいのに認めてくれない。こんなに金持ちなのに認めてくれない―――。こんなことは、たくさん、たくさんあるだろう。しかし、そういうあなたは、他人の何かを認めてあげたことがあるか。一体、何回、何人に対して認めてあげたか。「奪う愛」や「与える愛」という言葉は知っているけれど、こんな言い方をされたら、たちまち立ち止まって、「ウーン」と考え込むのではないか。そういう人たちに私は言いたい。他人に認められたいという心も、一種の「奪う愛」だと。人から賞賛を浴びたいと思う心も、やはり「奪う愛」なのだと。その前にやるべきことがあるだろう。あなたには感謝の心があっ...「他人の愛に対する感謝」

  • 「損得以外の価値観」

    世の中には計算高い人は多い。自分の利益になるかどうかが、まず最初の判断になることも多い。逆に、極力失敗を避けて、責任逃れに徹する人もいる。どちらも、頭がいいと言われて、この世的にはエリートと分類される人たちだ。秀才の大部分は、このどちらかか、その両方を兼ね備えている。他方、世の中には「宗教的人格」と言われる人もいる。努力せずして手に入った幸福は惜しみ、周りの人々にも分福し、未来のまだ見ぬ人たちのために植福をする。人の悲しみを共に分かち、人の福運を祝福する。自分の手柄を吹聴することもなく、他人の欠点を裁かない。こんな人は数少ないので、自然と「徳」が感じられ、周りから押し上げられる。しかし、リーダーになったとしても、ますます謙虚になり、努力家になる人もいる。最も自助努力する人が、最も信仰心あふれる人となる。「...「損得以外の価値観」

  • ハイテクを生み出す産霊(ムスヒ)の力(後編)

    多くの日本企業がいまだに守り神を祀っている理由は?(「神人共働」)冒頭でトヨタの守り神の話をしたが、自動車もまた「結び」の産物である。土の中に眠っていた鉄鉱石が精錬されて鋼板となり、それが成形されて車体となる。その車体に、ゴムのタイヤや、ガラスの窓、プラスチックの内装品、織物のシートなど、多種多様な材料からなる部品が数万点も組み付けられて、自動車が産み出されていくプロセスは、まさに現代版「結び」の力そのものである。このようにモノを生み成し、造り出す「結び」の力への信仰は、モノづくりを尊ぶ姿勢につながる。天照大神も、田の神の姿をした祖霊・穀霊も、そして皇居では天皇も、人々と共に働き、豊かな秋の収穫を目指す。この「神人共働」の神道的意識は、売上げや利益に関わりなく、モノづくりそのものが尊いのだ、という信念を醸...ハイテクを生み出す産霊(ムスヒ)の力(後編)

  • ハイテクを生み出す産霊(ムスヒ)の力(前編)

    多くの日本企業がいまだに守り神を祀っている理由は?(グローバル・ビッグ・ビジネスの守り神)トヨタ自動車は2003年の世界の自動車販売台数で、ついにアメリカのフォード・モーターを抜いて、世界第2位に躍進した。今や、日本経済復活の旗手となった感があるが、このグローバル・ビッグ・ビジネスに守り神がいるのをご存じだろうか。「トヨタ神社」と呼ばれる愛知県豊田市の豊興(ほうこう)神社で、鉄の神様である金山比売(かなやまひめ)、金山比古(かなやまひこ)を祀っている。トヨタ創業の大正14(1925)年に建立された。毎年、年頭にトヨタ自動車や関連グループの首脳、幹部役員が勢揃いして参列する前で、神主が祝詞を奏上し、参拝者全員がトヨタの繁栄と安全を祈る。この年頭神事は神社建立以来、毎年行われている。日本には、トヨタ同様に守り...ハイテクを生み出す産霊(ムスヒ)の力(前編)

  • 世界に愛される"Japan Cool"~ 『世界の日本人ジョーク集』から(後編)

    自動車・家電、マンガ、アニメなど"JapanCool"が世界の子どもや大人たちに愛されている。(「日本人は世界一勤勉だと聞いていたから期待していたのに」)日本人が素晴らしい自動車や家電製品を作れる理由として、世界の人々は、やはり勤勉さがその原動力だと考える。日本人とフランス人が逮捕され、懲役20年という刑が下された。ひどく落胆した様子の二人に、刑務官が言った。「特別に10年ごとに一つだけ何でも望みを叶えてやろう。それでは、最初の10年のために欲しいものは何だ?」日本人は1000冊の本を頼んだ。フランス人は1000本のワインを頼んだ。それから10年が経ち、再び刑務官がやって来た。刑務官は次の10年のために何が欲しいのかを尋ねた。日本人はまた1000冊の本を頼んだ。フランス人は栓抜きを頼んだ。享楽的で間抜けな...世界に愛される"JapanCool"~『世界の日本人ジョーク集』から(後編)

  • 世界に愛される"Japan Cool"~ 『世界の日本人ジョーク集』から(前編)

    自動車・家電、マンガ、アニメなど"JapanCool"が世界の子どもや大人たちに愛されている。(『世界の日本人ジョーク集』)『世界の日本人ジョーク集』が100万部に達しそうな勢いで、ベストセラーになっている。その帯には、こんなジョークが紹介されている。ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように、指示しなければならなかった。船長は、それぞれの外国人乗客にこう言った。アメリカ人には「飛び込めばあなたは英雄ですよ」イギリス人には「飛び込めばあなたは紳士です」ドイツ人には「飛び込むのがこの船の規則となっています」イタリア人には「飛び込むと女性にもてますよ」フランス人には「飛び込まないでください」日本人には「みんな飛び込んでますよ」各国の国民性を端的に表した傑作ジ...世界に愛される"JapanCool"~『世界の日本人ジョーク集』から(前編)

  • 長寿企業の言い伝え(後編)

    数百年も事業を続けてきた長寿企業に学ぶ。永続的繁栄の秘訣とは。(「絶対に欲を出すな」)暖簾を守るためには、それなりの工夫が必要である。元禄2(1689)年から秋田県仙北郡で酒造りを続けている鈴木酒造店の第18代当主・鈴木松右衛門氏はこう語る。昭和32年に養子になった時、養父から申し渡されたのは、次の二つの約束を守ってくれ、それを守れば事業は必ず永続するからということでした。その二つとは、一つは絶対に欲を出すなということ。売れるからといって極端な増石(増産)をすると、必ず不良品が出て蔵の信用を落とす。先代は一つの目安として前年比105まではよろしいといっていた。二つ目は、自分の蔵で作った酒の8割は仙北郡で消費してもらえるようにせよということです。たしかに地元の人に支持されない酒では仕方がない。うちの地元にこ...長寿企業の言い伝え(後編)

  • 長寿企業の言い伝え(前編)

    数百年も事業を続けてきた長寿企業に学ぶ。永続的繁栄の秘訣とは。(長寿企業の「三方よし」)東京は日本橋堀留町に本社を構える「チョーギン」という会社がある。破綻した日本長期信用銀行ではない。アパレルやインテリア用品の製造・卸小売りを行っている。実はこの会社は創業が寛政10(1798)年で、ゆうに200年を超える歴史を持っている。創業者は丁子屋(ちょうじや)の屋号で麻布などの行商を営んでいた近江商人の小林吟右衛門。丁子屋の吟右衛門を略して、丁吟、すなわちチョーギンとなった。初代は少年時代から行商を始めたが、その子、2代目吟右衛門の時代に京、大坂、江戸に店を構える大商人に成長した。現在の社長は、8代目の小林一雄氏。小林社長が社員によく言うのは「三方よし」という、近江商人の経営理念として必ず出てくる言葉。「売り手よ...長寿企業の言い伝え(前編)

  • 日本における道理の伝統

    布教のためにやってきたフランシスコ・ザビエルは、キリスト教の不合理な面をつく日本人に悩まされた。(「日本へ行けば、人々は理性豊かである」)1547年12月、キリスト教の東洋への布教のためにマレー半島のマラッカにやってきたフランシスコ・ザビエルは、日本人・池端彌次郎と出会う。彌次郎は武士であったが、商売の争いから殺人を犯してしまい、かねて交渉のあったポルトガル商人に頼んで、マラッカに逃れてきたのだった。自分の犯した罪に苦悩していた彌次郎は、そのポルトガル商人から、高徳の聖人ザビエルに会って、懺悔(ざんげ)と安心の道を求めるが良いと勧められた。ザビエルは彌次郎と出会った印象を次のようにローマのイエズス会あてに報告している。(原文は正漢字、正仮名遣いだが、本稿では常用漢字、現代仮名遣いに改めさせていただく)__...日本における道理の伝統

  • 黒化勢力に勝つ方法 ~ 北野幸伯『黒化する世界~民主主義は生き残れるか』を読む

    今日は「国際派日本人養成講座」(編集長・伊勢雅臣さん)からお伝えします。―――――――黒化勢力すなわち独裁国には、独裁主義からくる3つの弱点がある。それは自由民主主義の強い点でもある。(北野氏の国際情勢判断と健全な国家観から学ぶ)ウクライナ侵攻が始まって、もう7が月。欧米の膨大な軍事支援を受けて、ウクライナが善戦を続け、侵攻したロシア軍を押し戻し始めています。それにしても、今回は多くの国際政治評論家がロシアの侵攻はありえない、と予測していました。予測が外れるということは、国際政治の動きを理解していない、ということで、それでは国際政治を論ずる資格はないのでは、と思います。その中で、「ロシアの侵攻はありうる」と正しく予測していた数少ない論者の一人が北野幸伯氏です。その北野幸伯氏の待望の新著が出ました。題して『...黒化勢力に勝つ方法~北野幸伯『黒化する世界~民主主義は生き残れるか』を読む

  • 和の家、和の心

    日本の伝統家屋には、社会や自然との和を創り出す智慧が込められている。(「子供の頃から見慣れた座敷」が「神々しい空間」に)福岡県の小倉から唐津に至る唐津街道沿いに築140年の町屋造りの家がある。2階建ての瓦葺き、白壁に格子窓の簡素な佇(たたず)まいが、両側の近代的ビルとはまったく別世界の気品を醸し出している。福岡市の都市景観賞を受賞している建物である。この家は、東京世田谷で「日本の風土と文化に根ざした家造り」を目指す伊佐ホームズの福岡事務所として使われているが、その創業者・伊佐裕(いさ・ひろし)社長の生家でもある。伊佐さんは、毎年元日、その生家の神棚に向かう。__________元旦、その家を護る神棚に餅を供えて蝋燭(ろうそく)に灯をともすと、子供の頃から見慣れた座敷はゆらめく明かりに照らされて神々しい空間...和の家、和の心

  • 日本語が生み出す思いやり社会

    日本語では子供が親に向かって「あなた」とは言わないのはなぜか。(グローバル化と「日本語放棄論」)オンラインショッピングで有名な「楽天」が、社内の公用語を英語にすると発表して、話題を呼んでいる。「世界27カ国・地域への進出」「海外取扱高比率70%」といった大胆な国際戦略の一環だが、まず役員会議の英語化から始め、段階的に英語化を進めて、2012(平成14)年度までに楽天グループの公用語を英語にするという。グローバル化の波が押し寄せると、必ず「日本語でやっていてはダメだ」という議論が出てくる。言語社会学を専門とする鈴木孝夫・慶應義塾大学名誉教授は、これを「日本語放棄論」として、その系譜を紹介している。明治初期、初代の文部大臣になった森有礼(ありのり)は、遅れた日本語では、進んだ西洋文明を取り入れて国を進歩発展さ...日本語が生み出す思いやり社会

  • 永遠の愛はあるのです!

    (第二章恋愛をうつす鏡⑬)二人の関係は、時の経過と共に深まっているのでしょうか?冷めだしているのでしょうか?それまで気がつかなかったお互いの欠点や、価値観の違いに気づいたときに、二人の関係が真実の愛か、それとも、気まぐれの愛だったのか、判断の分かれ道に立たされます。また、ときめきが落ちついた後ではじめて気がつくことがあります。それがいとおしさです。相手に対していとおしさを感じたのなら、二人の関係が恋の時期から、愛を育てていく時期へと移行したことを伝えています。時の経過にそって二人の愛を深めていくには、植物を育てるように愛を育てていくことが大切です。十分な光と水、そして養分。恋愛においての光とは希望です。同じ夢を温めていけば、愛は確かなものになっていきます。水とは、潤いのこと。あなたが何歳であっても、子供の...永遠の愛はあるのです!

  • さあ、新しい一歩を踏み出しましょう

    (第二章恋愛をうつす鏡⑫)新しい交際がスタートするとき、また、新しいことをはじめるときに大切なことは、気楽な気持ちで力まないということです。それは、上手に水に浮くためには、力を抜く必要があることと似ています。強く心配しすぎたり、注意すべき点に焦点を合わせたりすると、力むことになってしまい、新しい流れにうまく乗れません。恋愛、そして人生にはタイミングが大切です。チャンスが巡ってきたときには飛び込まなくてはいけません。チャンスだと感じたら、躊躇(ちゅうちょ)したり、戸惑ったりしないでください。気負わずに、そして不真面目なことと思わずに、軽い気持ちではじめることが、物事のスタート時には必要なのです。ただ、チャンスと分かっていてもどうしても気が乗らないことなら、見送ることが、あなたにとって正しい選択かもしれません...さあ、新しい一歩を踏み出しましょう

  • 古いものは手放しましょう

    (第二章恋愛をうつす鏡⑪)もしあなたが、過去と同じ過ちを繰り返してしまうのではないかと心配しているのなら、その心配を手放していく必要があります。もちろん、反省すること、注意深くなることは良いことです。ただ、心の中に未練や後悔の念を抱き続けていると、失敗が教える教訓を見落としてしまいます。失敗や不快な記憶は、あなたがそれを気にしている間中、ネガティブな影響力を持つのです。また、あなたは気がついているのでしょうか?思い通りにいかなかった経験を持つということは、少なくともその時点のあなたより、今のあなたのほうが賢くなっているということを。あなたが後悔していること、やり直したいと思っていること自体が、今のあなたが、以前より誠実で優しい人物になったことを示しているのです。過去から何かを学んだのなら、後はあなたの気持...古いものは手放しましょう

  • 理想や期待が大きいと、恋愛を壊します

    (第二章恋愛をうつす鏡⑩)もし相手が、あなたの何気ない言葉や行動にとてもがっかりし、混乱するのならば、あなたにかなりの期待があったことを示しています。理想や条件を相手に望み、それが整えば自分は満たされると思うことは、多くの人が陥っている錯覚の一つです。そんなときは、期待通りに演じないことが、恋愛を長続きさせていくコツです。『相手の望みに応えないと嫌われるのでは?』と不安になるかもしれませんが、自分らしさを二の次にし、関係を持続させることに一生懸命になると、恋愛を楽しめなくなるばかりか、人そのものを愛せなくなる恐れがあるのです。そもそも、相手に期待をするとき、人は自分の中に自由の欠乏を感じていて、その欠乏を相手に埋めてもらおうとしています。それは、接する人にとっては多大なエネルギーを注ぐこととなり、とても疲...理想や期待が大きいと、恋愛を壊します

  • あなた自身を放棄していませんか?

    (第二章恋愛をうつす鏡⑨)私たちは、人を助けるときとそうでないときがあります。相手を助け、支えるときとは、相手の成長の役に立つときです。そんなときは、すがすがしい開放感があります。また、相手もあなたの好意をありがたく受け取ってくれていることでしょう。しかし、もしあなたが、相手に否定的な扱いを受けていたり、支配されていたり、一方的な要求を突きつけられていたりするのなら、一歩下がって、二人の関係を見直してみるときです。あなたが相手のためにと思って我慢していることは、相手の成長を阻(はば)んでいるかもしれません。あなたが相手の要求に応えれば応えるほど、相手の良くない面が強化されてしまうかもしれないのです。自分の思い通りにしようとする人は、本当は、一人になるのが恐い人です。相手に自分のあり方を振り返る時間を与えて...あなた自身を放棄していませんか?

  • 会話のときのあなたに気づきましょう

    (第二章恋愛をうつす鏡⑧)会話のとき、相手の話をさえぎって、自分ばかりが喋(しゃべ)っていることはありませんか?相手に、自分のことを分かって貰いたい気持ちからでしょうが、それは、あなたが愛を受け取る機会を、自ら遠ざけてしまうことです。愛を受け取るには、聴くことが必要です。聴くとは、相手の話すことをただ聞き流すのではなく、相手がどんな世界観の持ち主で、どんな気分かに焦点を合わせ、会話に参加していくことです。そして、相手の意見や話す内容が、たとえ自分の考えと違っていても、相手のことを低く見たり、無視したりしないことです。聴くことに集中すれば、次第に愛されることが多くなってきます。また、信頼関係の第一歩は目にあります。相手の目を見て会話してください。あなたの想いを伝えるときにも、言葉より、実は、目の表情にその命...会話のときのあなたに気づきましょう

  • 心の痛みを癒してください

    (第二章恋愛をうつす鏡⑦)悲しみや寂しい気持ちを繰り返しているなら、決してそのままにしていてはいけません。誰かに慰めてもらっても、気分が良くなるのは一時的です。特に、あなたの心が、喪失感や、裏切られたという気持ちを持つのなら、病気で弱っている人と接するように、自分自身と接することです。自分自身に対して、優しく繊細でいることです。そして、速(すみ)やかに癒していかなければいけません。心の苦しみを和らげていくための助けは、あなたの内にあります。受けた心の痛みを癒すには、少し時間がかかりますが、あなたが自分自身に『この気分を変えてみよう』と言い聞かせるのならば、癒しが効果的に進むことでしょう。ほんの2~3分間で出来る、良い方法があります。まず、深くゆっくりとした呼吸を、数回繰り返してみましょう。そして、自分の心...心の痛みを癒してください

  • 真理によって「学問の限界」を踏み越えよ(後編)

    (真理は強くなければならない)地上の人間の数によって、つまり、彼らが合意し、応援し、賛成した数によって、真理が決まるわけではありません。真理は、天上界においてのみ決まっています。それを、地上の人間が受け止めることができるかどうかです。この地上では、ときに、十億人を超える人間が、一人の悪魔に支配されることすらあります。その一人の悪魔に支配された国家に対して、無力な学生たちが立ち向かうというようなこともあるのです。その結果、「強制力」という名の暴力装置においては絶対に勝ち目がないために、彼らの自由を求めた戦いは敗れ去り、排除される事態も出てきています。しかし、戦ったことが無駄になるわけではありません。戦ったこと自体は、「その悪を明らかにした」という歴史的な行動になり、また、「他の国に対する多くの教訓をそこに示...真理によって「学問の限界」を踏み越えよ(後編)

  • 真理によって「学問の限界」を踏み越えよ(前編)

    (この世の「常識」は「神の真実」とかけ離れている)二十一世紀初頭において「常識」とされていることが、実は「神の真実」とは非常にかけ離れています。教育においても、高等教育になってきたら、「教育の場からは、信仰や神、真理という宗教的なるものは追い出し、サイエンスの名においてまとめられるような学問以外は教えてはならない」というようなことが、普通になりつつあります。もしかしたら、その考え方は、タリバンに怯(おび)えているイスラムの少女たちにとって福音になるかもしれません。彼女たちが、「顔を隠し、勉強することに怯えなければならない」という世界から逃れることができるならば、それは福音となりましょう。しかし、教育のなかから信仰を放逐(ほうちく)してしまうのであれば、これもまた、大きなものを見失うことになるのではないかと...真理によって「学問の限界」を踏み越えよ(前編)

  • イエスの時代に神の声を聞いたのは、イエスただ一人

    かつて、『旧約』の預言者の時代にも、神の声を聞いた預言者は、ただ一人でした。そのただ一人が、神の声を聞き、宣(の)べ伝え、それを信じた人たちが弘(ひろ)めたからこそ、その内容が現代まで伝わっているわけです。イエスの時代においてもそうでしょう。神の声を聞いたのは、イエスただ一人です。そして、「イエスが聞き、イエスのなかにて、神は語った」ということを宣べ続けています。「私の業(わざ)を見て、天なる父の業を知れ」というようなことを、イエスは述べましたが、弟子たちが、まったく同じことをできたわけではありません。つまり、イエスを通してのみ、神はその言葉を語られ、それを聞いた人たちのなかで、その言葉を信じた者たちが押し広げていったわけです。イエスが生まれたところは、現在で言う中東のパレスチナやイスラエルあたりだとされ...イエスの時代に神の声を聞いたのは、イエスただ一人

  • 「この道しかない」と言えるのは、神のみ

    ノーベル平和賞を受賞した17歳のマララさんは、「宗教の呪縛(じゅばく)から逃れて、女性にも自由が与えられ、教育が受けられるような社会が望ましい」「将来は首相にもなりたい」「来年の夏休みには、母国へ帰省したい」というようなことを述べていました(注。マララさんは、2012年の銃撃事件後、故郷のパキスタンからイギリスに亡命している)。ところが、タリバンの過激派の人々は、「帰ってきたら、おまえを暗殺する」と言って、すでに予告しているわけです。非常に恐ろしい対立ではありますが、本当に混沌(こんとん)とした世界です。私たちが生きている世界は、何かが完璧な理想として存在するのではなく、それぞれに欠けたものがあり、また、満ちているものがあります。そういう世界のなかに生きているのです。日本では、ある政治家が、「この道しかな...「この道しかない」と言えるのは、神のみ

  • アメリカの大学で起きた「学問」と信仰」の対立(後編)

    (『聖書』に基づいて「神の存在証明」をした主人公)映画「神は死んだのか」では、主人公の学生は、初めのうちは大学内で孤立して戦っていたのですが、だんだんに教会も絡んできて、信仰を持つ仲間たちが応援していくかたちになりました。そして最後には、八十人ぐらいのクラスのほぼ全員が、「神は死んでいない」「神は生きている」ということを言います。要するに、その学生は教授とのディベートに勝って、授業は崩壊するわけです。映画の冒頭では、彼がその講義にエントリーする際、事務の人が「このクラスに入るのは、やめておいたほうがいい」と言って、ほかの二人の教授を勧めていました。「これは、コロッセウムでライオンと戦わされるようなものだから、もう“命はない”と思ったほうがいい。だから、入らないほうがいいですよ」と話していました。主人公が十...アメリカの大学で起きた「学問」と信仰」の対立(後編)

  • アメリカの大学で起きた「学問」と信仰」の対立(前編)

    (映画に描かれた、大学での「信仰」をめぐる論争)アメリカの映画で、「神は死んだのか」(2014年公開)という作品があります。日本語のタイトルとしては、そのように訳されていましたが、英語の原文では、“GOD’SNOTDEAD”と題されていました。つまり、英語では「神は死んでいない」ということですが、日本語では「神は死んだのか」と訳されており、ニーチェの言葉(「神は死んだ」)によく似ていたのです。この映画は、主人公である男子学生がアメリカの大学で哲学のコースを履修するに当たり、教授から、「まず、“Godisdead”(神は死んだ)と書き、署名せよ」と要求され、そうしないと次の授業には進めないというものでした。実際にアメリカの大学で起きた、訴訟も絡んだ事件を題材にして製作された映画のようです。教授が講義の最初の...アメリカの大学で起きた「学問」と信仰」の対立(前編)

  • 「先進国の学問」に潜む一つの問題

    2014年にノーベル平和賞を受賞した、十七歳のイスラムの女性マララ・ユスフザイさんが、受賞演説で述べたことが印象に残っています。イスラムの国においては、過激な人たちが、「伝統的なイスラムの戒律を守って、保守的に生きるべきであるから、少女が顔を隠さずにバスに乗って学校へ通うなど、もってのほかである」と言って、四百校ぐらいの学校を壊しました。そのようなこともあって、彼女のノーベル賞受賞演説では、「なぜ、銃を与えることはとても簡単なのに、本を与えることはとても難しいのでしょうか。なぜ、戦車をつくることはとても簡単で、学校を建てることはとても難しいのでしょうか」と述べていたのです。そのように、ある種の宗教に属している人々は、今、「自由な教育を受けて、さまざまな職業に就く権利」と「職業選択の自由」を求めて、活発に活...「先進国の学問」に潜む一つの問題

  • 失敗から何を学ぶか(後編)

    (失敗のなかから「成功の種子」をつかみ出そう)「失敗のなかから何を学んでいくか」ということが、成功学に取って最も大事なことでもあります。失敗のなかから、単に、自己卑下(ひげ)や劣等感、世を呪う言葉といったものしか引き出せないならば、やはり、成功者の仲間に入ることは困難です。あなたは、失敗のなかから何を学びますか。「失敗した」ということは、「挑戦した」ということです。挑戦しなければ失敗するはずはありません。挑戦した結果、失敗したのならば、「そこから何を学ぶか」ということが大事です。失敗の事実は、「自分に何が足りなかったのか。どうして成功しなかったのか」ということを考える材料を与えてくれているわけです。例えば、能力や才能が足りなかったのかもしれません。環境が悪かったのかもしれません。何か事情があったのかもしれ...失敗から何を学ぶか(後編)

  • 失敗から何を学ぶか(前編)

    (「失敗にどう対処するか」が成功への道)大きな理想を抱(いだ)き、それを心に刻(きざ)みつけて、繰り返し考え続けると、人間は、その方向に向かって成長し、発展していきます。それは間違いありませんが、その過程で、ライバルや敵が現れたり、悪口や批判などの攻撃を受けたりするようになります。しかし、それらをかいくぐっていかなければ、成功の軌道に乗っていくことはできません。そういう意味では、「悪口を言われたり批判を受けたりしたことが一度もない」ということは、「小成(しょうせい)に甘んじている」ということでもあるわけです。大きな成功を求めようとすれば、必ず、人の目について、批判を受けるようになりますから、当然、成功学としては、ある程度、このことを織り込んでおかなければいけないでしょう。成功の道に入った人のなかには、「自...失敗から何を学ぶか(前編)

  • 嫉妬への対処法(後編)

    (批判する側には「甘え」もある)政治家や経営者、タレント、その他の有名人等として大きな成功を収めると、週刊誌やテレビ、新聞等で批判されるようになってきます。ただ、これも同じで、「批判されている」ということは、成功している証拠でもあるのです。そのときに大事なことは、「自分に対する百の批判があれば、そのなかには、当然、当たっている批判も幾つかあるので、認めるべき批判については認め、自分を改善するために役立てたほうがよい」ということです。そして、まったく当たっていない批判については、できるだけ受け流しつつも、それが単なる「批判」の域を超えて、根も葉もない誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)にまで踏み込んできた場合には、断固として反論する姿勢も必要でしょう。ただ、そのような批判のなかには、たいていの場合、甘えがあります...嫉妬への対処法(後編)

  • 嫉妬への対処法(中編)

    (ライバルは「自分の姿を映し出す鏡」でもある)特に、ライバルや敵が現れてきたときには、厳しい局面が必ず出てきます。ライバルや敵に当たるものは、早ければ十代で出てくるでしょう。それは、十代で人それぞれの才能が出てくるからです。例えば、陸上選手には陸上選手のライバルや敵が現れます。また、ピアノを弾(ひ)くのがうまい人にも、絵を描(か)くのがうまい人にも、水泳の選手にも、勉強ができる人にも、英語ができる人にも、英会話がうまい人にも、スピーチがうまい人にも、何であれ、才能が出てくるときにはライバルや敵が現れてきます。このときの身の処(しょ)し方には非常に難しいものがあります。ただ、振り返ってみると、学生時代、あるいは、職業に就(つ)いてからもそうですが、ライバルや敵と目(もく)される人の目は意外に正確であり、恐る...嫉妬への対処法(中編)

  • 嫉妬への対処法(前編)

    (成功の過程で、ライバルや敵の出現は避けられない)成功を目指している人は、頭角を現していくにつれ、しだいに目立ってくるので、他の人から嫉妬(しっと)を受けるようになります。そのため、ライバルや敵の出現は避(さ)けられません。「自分には、ライバルも敵も、まったく出てこなかった」という人の場合、成功していないと断定してよいでしょう。もしかしたら、成功者のなかにも、そういう人がいるかもしれませんが、おそらく、その人は神経が“切れて”いて何も感じない人であるか、忘却する速度が異常に速く、物事をケロッと忘れてしまう人だろうと思います。そういう人以外で、「ライバルも敵もまったく出てこなかったが、大きな成功をした」と言う人がいたら、その人を「嘘(うそ)つきである」と断定して、ほぼ間違いありません。成功するかぎり、必ず嫉...嫉妬への対処法(前編)

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