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2015/11/20

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  • 毛利モンロー主義の誤り ⑧

    今回のシリーズは、毛利元就についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――(毛利モンロー主義の誤り)毛利元就がつくった「*カラカサ連合を主軸にした中国地方経営」は、現在でいえば「地方分権の実現」である。*カラカサ連合:元就がつくった自治経営システム。カラカサ連判状というものを用い、これを地侍や豪族たちに誓いの言葉を囲んで楕円形に署名をさせ、「私はカラカサ連合に参加します」という意思表示をさせたもの。署名連判状が傘を開いたように見えるのでこの名がある。カラカサ状に名前を書くのだから、だれがいちばんエラくてだれがいちばんエラくないという区別はしない。みんな平等である。この連合が扱う問題は、火災の消火・水利権の問題・入会権の問題・土地所有者の境を越えるような大規模な開発の問題・これらの問題...毛利モンロー主義の誤り⑧

  • 毛利元就の三本の矢、本家を補佐するように頼んだ ⑦

    今回のシリーズは、毛利元就についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――ふつう伝えられてきた「三本の矢」の話は、死に面した元就が、三人の息子を呼んで教訓を与えたことになっている。最初、元就は一本の矢を折った。そして、「矢も一本だとすぐ折れる」といって、次に三本まとめて折ろうとした。ところが折れない。元就は「矢が三本集まれば、容易には折れない。おまえたちも兄弟三人が心を合わせてこの矢のように協力してほしい」と伝えたという。だが、長男の隆元は急死していてこの席にはいない。同時に次男の元春も当時合戦中で、父の死には遭えなかったという。そうなると、元就の死をみとったのは、三男の隆景だけだ。それではこの話自体が成立しないのだが、真相は次のようなことだという。長男の隆元に死なれた元就は、すぐそ...毛利元就の三本の矢、本家を補佐するように頼んだ⑦

  • 母親代わりに自分を育ててくれた大方殿にまつわりついた元就 ⑥

    今回のシリーズは、毛利元就についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――元就は違った。六十二歳にもなって、自分の長男に、「親父としてのおれは、子供の頃こんなに不幸だった」と、くわしく書き綴っている。見方によっては、「未練な人だ」と思われる。しかし元就にとって、この幼少年時代の不幸な経験は、「その後の彼を名将に仕立て上げるバネ」になっていた。元就はいつも、「みなし子同様の幼少年時代」を、自分が生きていくパワーの源泉にしていた。「意識して、自分の不幸な経験を前向きに生きるバネにする」というやり方は、現代の私たちにも参考になる.しかし、「母親代わりに自分を育ててくれた大方殿(父毛利弘元の側室。元就の養母)に、始終まつわりついた」という一文は、胸を絞られる。ひたむきな大方殿への思慕の情がし...母親代わりに自分を育ててくれた大方殿にまつわりついた元就⑥

  • 人間に対する不信をもつ元就 ⑤

    今回のシリーズは、毛利元就についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――一言いえば毛利元就は、織田信長のようなタイブとは違う。彼の性格の中には、・人間に対する不信・とくに部下に対する不信・あるいは家族に対する不信・狷介孤高(けんかいここう:自分の意志をかたくなに守って、他と協調しないさま)の性格・それでいてけっこうマイホーム主義・自己領土確保主義・中国地方だけを重視するモンロー主義などが入り込んでいる。したがって、マイホーム主義にしても、ふつうにいわれる家族愛や家族を信じることから生まれたものとは思えない。逆にいえは、「誰も信じられないから、せめて家族だけでも信じさせてくれ」というような必死の気持ちがうかがえる。だから、三本の矢の教訓にしても、・こうしなければならない・こういうこと...人間に対する不信をもつ元就⑤

  • 元就は権限を部下に任せないという不信感をもっていた ④

    今回のシリーズは、毛利元就についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――元就は、重役に対してもある種の不信感を持っていた。つぎの言葉はそのことをよく物語っている。「昔から国を奪う者は、必ずその家の重役に決まっている。したがって賢明なトップは絶対に自分の権限を下にまかせない。下にまかせると、そのまた下の部下は自分の出世や給与が多くなったことを、権限をまかせた重役のおかげだと思い込んでしまう。トップの存在を忘れる。やがては、トップがいるかいないか、その存在が稀薄になってしまう。重役への権限の委譲は、重役の威(い)を高めるのに役立つだけで、決してトップのためにはならない。この現象が進むと、結局は重役が自分の威を頼んでトップを追放し、国そのものを奪い取ってしまう。心すべきだ」この言葉は、毛...元就は権限を部下に任せないという不信感をもっていた④

  • 善人には断は下せない ③

    今回のシリーズは、毛利元就についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――毛利元就は、よくこういうことを言った。「トップが人を用いる時に、考えなければいけないことがある。それは、誰からも誉(ほ)められる者を、決して重い役につけてはならないということだ。その理由は、誰からも誉められる者は、断を下せないからだ。誰からもよく思われようとすると、たとえ悪事をした人間に対しても情け深くなる。そのために、評判はよくなる。しかし、公平を求める人間からは批判される。したがって、真面目な者がしだいに仕事をしなくなる。こういうことを防ぐためには、やはり癖(くせ)があっても、あるいは一部で批判があっても、そういう時に断を下せる者を用いるべきだ」現在のビジネス社会でも、よく″大過なくすごす″ということをモッ...善人には断は下せない③

  • 厳島(いつくしま)の合戦 弘治元年(1555)九月 ②

    今回のシリーズは、毛利元就についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――天文二十年、陶晴賢(すえはるかた)は、主君大内義隆に反旗を翻(ひるがえ)した。大内氏の重臣の大半が晴賢のクーデターを支持したため、義隆は山口から逐(お)われ、九月一日には自刃を余儀なくされた。弘治元年(1555)九月二十一日、晴賢は約二万の兵を率いて厳島(通称は宮島)に上陸。毛利方の宮ノ尾城に攻め寄せた。城内に籠(こ)もる毛利勢は五百にすぎず、晴賢は大軍を率いて攻めかかれば、すぐに降伏すると予測していた。だが、城兵たちは元就(もとなり)の救援の到着を信じ、水の手を絶たれたのちも、頑強に抵抗した。元就は、陶勢上陸の一報を聞くと、ただちに郡山城を出陣。元就は、強敵晴賢との決戦を前に、奇襲戦法以外に勝算はないと考えた...厳島(いつくしま)の合戦弘治元年(1555)九月②

  • 小説 毛利元就 ①

    今回のシリーズは、毛利元就についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――(毛利家を軸にした大きな森を造る)こういう光景を、毛利元就は黙って見詰めていた。このころのかれは、まだ存命中だった*大方様から、「身内をお固めなさい」と助言されていた。大方様のいうには、・毛利家を軸にした大きな森を造ること。・その森は、毛利という大木を中心にすること。・しかし、毛利が大木になるためには、身内の結束が必要なこと。・毛利という大木ができたら、回りに生えている木を、“毛利の森”に加わるように仕向けること。周りの木というのは、いうまでもなく地侍・国人衆であること。・しかし、いままでのありさまを見ていると、毛利家も一本の地域の木なので、まだまだ“毛利の森”に参加させるだけの魅力が、毛利家にない。・“毛利の...小説毛利元就①

  • 大人になれない症候群

    肉体年齢的に大人なのに、いつまでたっても大人扱いしてくれない人がいる。たいていは、子ども時代は無邪気で、わんぱくで、それなりにかわい気があって、ハメを外しても、大人たちが大目に見てくれた人たちである。生活環境は、厳しいというより、豊かであったり、それなりに人手に困らない家庭である。昔から、家貧しゅうして、子は勉学に志し、親孝行に育つという。普通は家が貧しいと、学歴も得られず、就職にも苦労し、出世の目処は立たず、結婚にも、子育てにも苦労する。その人が当たり前だと思っている、生活水準によって、幸・不幸の自覚も変わってくる。だから、人より少しだけ多く努力しても、その結果に甘んじず、人より少しだけ重い責任を、軽々とかつげる人になりなさい。世間では困っている人が多いのだから、早々と自分の「分」を知って、他の人々を助...大人になれない症候群

  • ウクライナ「敗戦」は確定。それでも米国が軍事支援を止めぬ“侵攻の真実”

    ロシア軍との圧倒的な火力の差に直面し、西側諸国にこれまで以上の軍事支援を求めるゼレンスキー大統領。戦争の長期化を予想する専門家の声も聞かれますが、この先ウクライナ紛争はどのような展開を見せるのでしょうか。今回の無料メルマガ『田中宇の国際ニュース解説』では著者で国際情勢解説者の田中宇(たなかさかい)さんが、「ウクライナの敗戦は確定している」としてその根拠を解説。さらに驚くべきウクライナ紛争勃発の真相をリークしています。(2022.06.21『MAG2ニュース』)(すでに負けているウクライナを永久に軍事支援したがる米国)2月下旬に露軍の侵攻で開戦したウクライナ戦争は、4か月近くがたった今、ロシアの勝利とウクライナの敗北が不可逆的に確定している。これまで自分たちは勝っていると(妄想的に)豪語していたゼレンスキー...ウクライナ「敗戦」は確定。それでも米国が軍事支援を止めぬ“侵攻の真実”

  • マスターの条件

    マスターであるということ―――。今の世には難しいが、まず、光と闇の区別が必要だ。これが判(わか)らねば、神と悪魔は同次元になる。心を空(むな)しゅうして、自分のための宇宙を求めず、宇宙のための自分を求めよ。時間の川を飛び超えよ。両手を開いて、右手でダイヤルを空中で回す。右に回せば過去に、左に回せば、未来が視(み)える。左手を開いて、ダイヤルを空中で回す。手のひらの中心から、場所を特定する光線が出る。地球上のある地点も、銀河のかなたのある地点も、特定されて視えてくる。そしてマスターは、過去・現在・未来を透視する。原因と結果の法則を見破るのだ。マスターはその時代において、何が善で何が悪かを定める。悪はフォースで打ち破られる。宇宙に愛と調和をもち来たらすもの、それこそがマスターの条件だ。それには、「超越(ちょう...マスターの条件

  • 心が満たされないあなたへ

    人は誰もが幸福になりたいと思っています。幸福になりたいから他の人からの愛が欲しいと思います。自分が期待しているほどには他の人も自分を愛してくれないと思うからこそ愛ということを起源として人間は一つの苦悩に陥っていくのです。―――――他の人々の存在を肯定するなら、自分自身の存在をも肯定しなさい。そのあなたで良いのですよ、といって仏は許しているのです。そのあなたで良いのです。他の人でなくて良いのです。その名前をもったあなたで良いのですと今世の魂修行を許可されたのですから。あなたはあなたの生き方をしていけば良いのです。―――――本当の自信は正当な自己評価です。それは、自分は仏の子として独自の個性を持ったものであるということを十分に尊重しているものである。絶対価値にかなり近いものです。そのため、本当の自信は他の人に...心が満たされないあなたへ

  • 勉強をする、ほんとうの意味③

    受験勉強に没頭すると、自分のことしか考えないような冷たい人間になっていくことがある。他人はみんなライバルだ、と思って嘘を言って騙したり、偽の情報を流したり、迷わせたり、蹴落としたり、いじめたり、こういうことをする人がたくさん出てくるのだ。しかし、いくら成績がよくても、いくらいい学校に行っていても、そういうふうに人を害するようなことをする人は、人間として尊敬することはできないね。そういうことをしている人は、最終的に多くの人に尊敬されるような偉大な成功を収めることは多分ないだろう。個人の念力が続くところまでは、成功するかもしれないけれど、どこかで限界が出てきて、失敗することも多いだろうね。だから、多くの人たちの力を集めて、理想を実現しよう、という気持ちを持つべきなんだ。---owari---勉強をする、ほんとうの意味③

  • 勉強をする、ほんとうの意味②

    世の中で大きな成功を成し遂げた人は、みんな因果の理法、原因結果の法則を知っていて、それを信じているということなんだ。因果の理法というのは、種をまいて育てれば、やがて刈り入れの時が来る。しかし、まかない種は生えない、という法則のことだ。大きな成功をした人はこの法則を知っているんだ。なぜ自分が成功したのかということをよく知っているんだね。そのことを他の人には話さないかもしれない。だけど、大きな成功をした人は、みんななぜ自分が成功したのかをよく知っている。現在の成功は自分がどんな種をまき、どんな努力をして育てた結果なのか、ということをよく分かっているんだ。---owari---勉強をする、ほんとうの意味②

  • 勉強をする、ほんとうの意味①

    人生には仏の力や他の人々の力を借りることが大事なときがあるけれども、ただ、少年期や青年期においては、自分を鍛えるということがとても大切だ。訓練をして自分を鍛える。意志の力を鍛え、習慣の力を鍛え、自分自身をつくり上げていくことを学ぶことはとても大事なんだ。特に大人になるまでの二十年間は、勉強やスポーツなどで自分を鍛えることが非常に大きな大きな力になるんだ。今は寿命が長くなり、人生八十年時代に入っているため、二十年間の勉強だけでは足りなくなってきている。ただ、少なくとも二十歳までの人生の入り口において、自分を鍛えておくことは本当に大事なことなんだ。---owari---勉強をする、ほんとうの意味①

  • 使命を果たす②

    人生には一つの秘訣があります。それは自分が死ぬときのことを連想してみる、ということです。自分が死ぬとき、何を考え、何を感じるだろうか、ということを常々連想して見ることです。そのときに、ああ生きていてよかった、人生は本当に素晴らしいな、と思える人は、幸福な人生を生きた人だと言えます。死ぬときに今のような生き方であなたは恥ずかしくはありませんか。悔いは残りませんか。自分の良心に照らして見ても、どうでしょうか。人生の時間をダイアモンドのように輝かせるには、こういった意識と発想の転換が必要だと言えます。自分がいかに生きるべきかではなく、自分はいかに死ぬべきか、を考えればよいのです。どのような一生を生き、どのような死に方をしたいのか、どのような最期をとげたいのか、どのような人間として、死んでいきたいのか。自分が死ん...使命を果たす②

  • 使命を果たす①

    自分自身の内から、どうしてもどうしても止められない衝動が出てくることがあります。何度も繰り返し出てくる行為、否定しても否定しても、やはり自分はこの職業に就きたい、という思いが出てくることがあります。例えば、上空を飛ぶ飛行機を見るたびに、どうしてもあの飛行機に乗りたいと思う。また、空港に行ったときに首にスカーフを巻き、紺のスーツを着た女性たちが歩いているのを見ると、もうたまらない感じがして、どうしてもキャビンアテンダントになりたい、どうしてもあきらめることはできないと思う。その思いが、心の奥底から出てきて、止まらない場合は、やはり、そういう使命がある可能性は高いと思います。---owari---使命を果たす①

  • 光と影

    情報社会には特有の罠がある。知り過ぎた人は疑いが多くなる。長所よりも短所のほうが目につきはじめる。そして、他人との比較から苦しみを覚え、常に自分を責めさいなみ続ける。ふと気がつくと、自分が不幸であることを確認している自分がある。周りが明るく照らし出されると、暗い影もくっきりとしてくる。影だけを取り除こうとしても、それは、無理な相談だ。光があるかぎり、影はでき続けるのだ。すべてが闇に包まれる以外に、影を消す方法はない。果たしてあなたは、本当にそれを望むのか。影を心に留めるな。光ムーブを見つめよ。人の心は同時に二つのことを思えないのだ。---owari---光と影

  • 十八歳になったら大人という自覚を持たせよ

    日本人は、「子どもは神の子仏の子」と言って親よりも大切にしてきました。たとえば、七五三は、神様に「ちゃんとこの歳まで育ちました。大きくなりました」と報告に行く儀式なんです。それまでは赤ちゃんとして、かわいいかわいいといって育てていた。だから何かを仕込んだり鍛えたりするのは七つ八つ過ぎてからでした。それからしばらくあって、十五歳になると、武士の子どもであればお殿様のところへ挨拶に行く。そこからはもう大人として見られました。十五歳でお殿様に挨拶をしたら一人前の武士として一身を捧げたわけです。そこにケジメがあったんです。ところが、最近の親はケジメもないままいつまでも子離れしない。前述したように二十歳過ぎても子ども扱いしています。これはかなり情けないことです。今の日本で、十八歳で選挙権を与えていいのかと思ってしま...十八歳になったら大人という自覚を持たせよ

  • 尊敬する人を持たせなさい

    子どもを成長させるには、尊敬できる人を持たせることが大切です。そのためには両親や祖父母がそれぞれ尊敬する先生を持っていることが必要です。たとえば、尊敬する人の本をたくさん持っている。そして、話の合間合間にそれが出てくると、子どもも読んでみようかと思うようになります。子どもは先輩の話を聞くのは嫌いじゃないんですよ。たとえば、おじいさんでも、どっかよそのおじいさんなら、なおさら興味を持って話を聞くものです。そして、このおじいさんとうちのおじいさんの言うことを聞き比べて、いろいろ考えるようになります。それもおじいちゃん、おばあちゃんの役目でしょう。(日下公人著書「『日本大出動』トランプなんか怖くない(2016年6月発刊)」から転載)---owari---尊敬する人を持たせなさい

  • 地球と人類はなぜアセンションするのか

    今日は少し変わったお話です。常識外の展開になることをご了解ください。近年、米国防総省がUFO担当部署を新設して、飛行制限空域における未確認飛行物体(UFO)などの調査を詳しく行うと発表しました。英国防省には「UFOデスク」という部局が存在し、市民からUFO情報を集めていました。日本でも、最近はUFOを目撃するといったニュースが多くなってきました。これらのことは何を物語っているのでしょうか。奈良時代以前の古代の日本では宇宙との交流があったというお話もあります。例えば、天照大神(あまてらすおおみかみ)に関する話のなかでも、「天磐船(あまのいわふね)が降りてきた」という、実に興味深い記述が文書に出てきます。これは、「UFO」と見てもいいような不思議な書き方で、「かつての日本では、宇宙との交流をしていた時期もあっ...地球と人類はなぜアセンションするのか

  • 七十点取ったら勉強なんてやめさせろ

    どんな家庭教育をすればいいのかわからないという親がいますが、家庭教育は、それぞれの家庭でそれぞれにやればいいんです。その前提が偏差値を基準にしないということです。とにかく今の親は偏差値を気にしすぎです。それを優先するから、家庭教育の時間がなくなるわけでしょう。だから「偏差値なんか並でいいんだ。学校のテストは七十点以上取るな」と言えばいいんですよ。だいたい、学校の勉強なんて普通に授業を聞いていれば誰だって七十点ぐらいは取れるようになっています。それ以上取ろうと思うと、時間ばかりかかってなかなか点数は上がらない。だから、「七十点取ったら、もう勉強はやめて、たくさん遊べ」と言えばいいんです。ある人が自分の子どもにそう言ったら、「七十点くらいじゃ受かる大学はないよ」と言われたそうですが、まあ、あまり「勉強、勉強」...七十点取ったら勉強なんてやめさせろ

  • 集団生活の大切さ

    最近の子どもは小学生の頃から個室を与えられているようです。自立心を育てることが大切だということらしいですね。でもちっとも自立心なんて育っていない。大学に行かせてもらい、大学院に行かせてもらい、入社式にも親や祖父母についてきてもらい、やっと就職しても親から生活費をもらっているなどというケースもあるようです。だいたい、親が子どもに対して、「勉強して、いい成績を取ればなんでも買ってあげる」なんて言っているから、自立できないんです。それに集団生活を知る機会が亡くなっているのも大きな問題でしょう。ないものねだりになりますが、たとえば海軍兵学校とか陸軍士官学校とかに行って、集団の中で切磋琢磨(せっさたくま)すれば、たちまち自立心がつきます。そういう意味では、一年間くらいの共同生活を、徴兵の代わりにボランティアでいいか...集団生活の大切さ

  • 戦後教育の過ちを糺す

    大東亜戦争終結後、日本の教育は大きく変わってしまいました。いわゆる「日本は戦争を起こした悪い国だ」という戦後教育です。さらに、個人としては教科書に書いてあることを一生懸命覚えていい大学に入るのが最大の目的になってしまいました。それに最近では、小学一年生から英語教育しようとしていますが愚の骨頂です。英語が上手になるより、ちゃんとした日本人になるのが先でしょう。そもそも戦前、日本がヨーロッパに追いつき追い越せと、頭のいい者を集めて教育したものの、西洋かぶれの出来損ないがいっぱいできてしまったことを思い出すべきでしょう。ちょっとヨーロッパのことをかじっただけで、「あちらでは、あちらでは」と自慢するので、“出羽守(でわのかみ)”と言われました。多くは東大を出て官僚になりました。その弊害に気がついたのが早稲田大学を...戦後教育の過ちを糺す

  • 世界の歴史の中で変わっていった日本の教育

    戦前の教育は、親の責任は小学六年生までで、後は自分自身で身につけていくものだというものでした。だから、もっと勉強したい者は自分なりに頑張ったし、たとえば大学まで行くにしても、何のために行くのか、何を学びたいのかという目的意識を持っていました。日本の大学の走りは、1858年に福沢諭吉がつくった慶応義塾ですが、そもそも個人的な塾でした。その頃は、失業した武士がつくった私塾だらけだった。そうした学校の中でも特に西洋医学を教える医学専門学校がドッと増えました。それは、戊辰(ぼしん)戦争のとき、怪我人が出るからと医者を集めたら、漢方薬の医者しか集まらなかったからです。「怪我人に対して飲み薬を煎じていたらとても間に合わない。戦争をするのに役に立つのは外科医だ」ということで、明治政府が少ない予算の中から金を出して外科の...世界の歴史の中で変わっていった日本の教育

  • 情緒で自分を鍛えよう

    数学者としてたいへんな業績を残した岡潔(おかきよし)さんの話をしておきましょう。岡さんは京都帝国大学卒業と同時に同大学講師に就任し、1929年に同大学助教授に昇進すると、1929年から3年間、フランスに留学しました。そこで何をやるかですが、ヨーロッパでは何百年間、誰も解けなかった問題が三つあった。彼は、それでもやるかと取り組みました。当然、どうやって解くか教えてくれる先生はいないし、解くための参考書もない。ただ解けないとわかっている問題が目の前にあるだけです。そのとき彼は、まずは何冊か持っていっていた松尾芭蕉の俳句の本を寝転がって読んだそうです。そこには絶対答えは書かれていませんが、まずはゆっくり、のびのびしようということだったのでしょう。そうして芭蕉の俳句の本を一年間読んでいたら、ある日突然、三つとも解...情緒で自分を鍛えよう

  • 教育レベルの低下で表現力も低下した日本人

    今の日本には、ものごとを数字でないと表現できない人や、whowhenwherewhyでしか表現できない人たちが増えています。それも教育レベルの低下のせいでしょう。たとえば作文の授業では、まず五つのWとHを書けと教えられました。「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」です。その結果、子どもたちが書く文章がすっかり固定観念に嵌(はま)ってしまったものになっています。新聞記者だって同じです。上役が「これがないぞ、Whereが落ちとるぞ」と指摘する。そのとき「Whereなんてどこでもいいんじゃないの。一番大事なことはWhoなんだ」とか反論する人は出世しない。それでは、型に嵌った新聞記事しか書けなくなるのも当然でしょう。だいたい、アメリカ...教育レベルの低下で表現力も低下した日本人

  • 日本語の教育を徹底せよ

    日本の文明力を支えてきたのは教育です。日本人は、江戸時代から外国の書物はどんな大金をふっかけられても買って読んでいました。そして、その本を学ぶと同時に、原本も大切に伝えてきました。だから世界中の昔から良い本は、多くが古本として日本に残っています。世界中見渡してもこんな国はありません。インドに行っても古いお経は木の葉に書かれたものが残っているだけです。中国に行ってもインドから買ってきたお経はありません。翻訳後は捨ててしまったからです。この世界中の優れた文献が残っているということに加え、それらを日本語で読めるということがポイントです。だから私は、渡部昇一先生から「将来の国際語はなんになると思いますか」と聞かれたとき、「それは日本語です」と答えました。まあ、渡部先生は英語の専門家ですから、当然、英語になると思っ...日本語の教育を徹底せよ

  • 愛や情熱を維持していくための秘訣(後編)

    (神は無限に近い時間をかけて、宇宙を創り、人類を育んでいる)自分の本当の望みがどこにあるのか。「限りなく人々をよくしていきたい。幸福にしていきたい」と思うならば、それは地上生命が燃え尽きるまで続くことであるはずです。あるいは、地上を去った後(のち)も続くことです。そこまで続けていくためには、どうしなければならないか。それは静かに行くことです。その目的がはっきりしたならば、静かに行くこと、静かに自己発揮していくことです。他の人に気づかれようとするな。自分自身を満足させようとするな。ただ、その行為を積み重ねていこうと思うことです。これがポイントです。ですから、常に自戒(じかい)して、炎が強すぎないかどうか、周りを焦(こ)がしてしまうところまで行っていないか、炎が大きすぎるなら調整して、長く長くそれを続けていこ...愛や情熱を維持していくための秘訣(後編)

  • 愛や情熱を維持していくための秘訣(前編)

    (遠くまで行こうとする者は静かに行くこと)小さな灯火(ともしび)は長く続くのですが、大きく派手に燃え上がりますと、それはあっという間に燃え尽きてしまう。これはどういうことを意味しているのか。結局、「愛」の行為、まあ、「情熱」も含めて言ってもよいのですけれども、それを自分がやっているとしても、その炎(ほのお)が一時的にものすごく大きなものであったならば、あっという間にいろいろなものが燃え尽きるでしょう。それは、自分自身だけではなく周りのものをも焼いてしまうような、熱と光を放つことがあるでしょう。それはどういうことかというと、その炎の大きさを見て自己満足したい気持ちが一つあるのと、周りの人に注目されたいという気持ちが、そこにあるのだと思います。大きな炎を燃え立たさねばならない理由は、「多くの人に、その情熱を、...愛や情熱を維持していくための秘訣(前編)

  • 理想と現実の間にギャップがある場合の心の持ち方

    (一年前、二年前、三年前と区切って、今と比較してみる)自分が掲げる理想と、現実に自分が手に入れている実績との間に“ギャップ”があり、その部分が不満感になっている場合があります。これを解決する即効薬みたいなものは、実際にはないんですね。そこで、私はいつもやっているのですが、「ああ、自分はもう一丁だな。まだまだだな。なかなか思ったとおりにいかないな」と思うことがあると、一年前、二年前、三年前というかたちで、一年ずつ輪切りに切って、比較して見ているのです。「今年の正月はもう一丁かな」と思っても、「去年の正月はどうだったかな」と思って、そのときの自分の考え方と境遇を今と比べてみる。「二年前の正月だったら、どうだったかな。三年前はどうだったかな」と比べてみる。輪切りにして一年ごとに切ってみると、「どの正月よりも、や...理想と現実の間にギャップがある場合の心の持ち方

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