毛利モンロー主義の誤り ⑧
今回のシリーズは、毛利元就についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――(毛利モンロー主義の誤り)毛利元就がつくった「*カラカサ連合を主軸にした中国地方経営」は、現在でいえば「地方分権の実現」である。*カラカサ連合:元就がつくった自治経営システム。カラカサ連判状というものを用い、これを地侍や豪族たちに誓いの言葉を囲んで楕円形に署名をさせ、「私はカラカサ連合に参加します」という意思表示をさせたもの。署名連判状が傘を開いたように見えるのでこの名がある。カラカサ状に名前を書くのだから、だれがいちばんエラくてだれがいちばんエラくないという区別はしない。みんな平等である。この連合が扱う問題は、火災の消火・水利権の問題・入会権の問題・土地所有者の境を越えるような大規模な開発の問題・これらの問題...毛利モンロー主義の誤り⑧
2022/06/30 07:00