完全犯罪の真相を知っているのはこの私、ただ一人であるという事実
完全犯罪、それは「家庭」と「躾」を隠れ蓑にし、親自身が抱える心の葛藤を子供にぶつける虐待行為を指す。幼い子供を恫喝し、恐怖で縛り上げて従順さを求める。…この犯罪行為は先述の通り「家庭」と「躾」によって完全に隠蔽される。当の子供ですら犯罪行為だと気が付かない。そればかりか子供は自分を責めるのである。「自分はなんて至らなくて駄目な子供なんだろう」と。
家庭は神聖にして侵すべからずな場所である。他人の口出しは禁物であり、時に教師や警察であろうと介入出来ないほどの聖域になっている。健全な家庭であればそれでも良い。介入などされずとも子供はまともに育つし、少し個性的な教育方針であっても、その家その家の考えがあって当然なのだから。しかし虐待があっても不可侵の聖域、それが家庭である。
今更、ブログを始めることに抵抗があった。この心の傷をこの歳になって改めてブログに書くことで一体何になるのだろうか。もう十年早く始めるべきだったのではないか。そんな思いがあったけれど、思い切って始めて良かった。
表面的にはごく普通の当たり前の家 しかし私の場合、これが厄介であった
私の家はごく普通の家であった。表面的には。しかしこれが真に厄介な事だったと今になって思うのである。
絶対的父権主義、圧倒的恐怖が渦巻く私の家では兄弟3人が常に怯えて暮らすことを強いられていた。宿題をやっていない、礼儀がなっていない、母親に反抗した…、確かに原因は子供の私にあったのかも知れない。しかしそれに対する罰則は極めて厳格なものであった。正座させられ、延々と非を責め立てられた。もちろん激しい怒声で。
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