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性能とデザイン いい家大研究 https://blog.goo.ne.jp/replankeigo

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です  いい家ってなんだろう、を考え続けます

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2015/10/15

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  • 【議院内閣制権力 予算審議と「コロナ対策」の相関】

    きのう、2020年度国家予算案は衆議院を可決通過した。法が定めるところによって、たとえ参議院が予算を可決しなくてもこの予算案については自動的に衆議院の議決が優先されるので日本国家は4月以降、正常に機能する財政基盤を法的に得た。本来であればこのニュースは議院内閣制国家においては、ある意味、何物にも代えがたいほどに大きなニュースだと思う。逆に言えば三権分立国家で予算案審議は行政府を縛る「立法府」最大の「権力」。極言すれば、予算さえ通れば行政府はかなりの「フリーハンド」を得られる。だから「予算委員会」はもっとも重要な国権の場だといえる。行政府の長は質疑応答のためにそこにいることを義務づけられる。新型コロナウィルスの火が燃えさかっている中、この場に行政府の長を縛り付ける権限を「立法府」は持っている。通常、多数派の与党に...【議院内閣制権力予算審議と「コロナ対策」の相関】

  • 【社会がパンデミックにならない正常な「引きこもり」を】

    きのう、安倍首相から小学校・中学校・高校・特別支援学校を臨時休校する要請が発せられた。その後「春休み」に入るので事実上、4月上旬までの「社会収縮」を打ち出した、と言えるでしょう。こどもたちは未来そのものであり、それを真っ先に守るという社会選択には納得できるものがある。誰しも未来は守りたい。今日の企業でのスタッフ構成を考えれば、働く女性たちが多く、保育園や学童保育は休業しないようにという要請も同時にあったので、経済の主体である企業活動に配慮した内容になっているけれど、多かれ少なかれこの影響は深く多様に広がることが容易に推測できる。「未曾有」の社会体験に突入することになる。わたしたち一人ひとりに直接関わってきた事態ということができる。わたしは戦争を知らない世代ですが、たぶん日本社会としてはそういった歴史時期とも比肩...【社会がパンデミックにならない正常な「引きこもり」を】

  • 【新型肺炎「グローバリズム危機」と地産地消経済】

    現代世界は国民国家がその基礎であることは間違いがない。各国政府は自国民の生命・財産を保護することが基本的な使命であり、そのために必要な範囲で国際的な協調を行い国連などの組織を利用する。あくまでも国民国家が基本であって国際関係が上位ではない。一方で現代世界では、経済はグローバル化し物流サプライチェーンは価格合理性に基づいて先進国から主に中国を中心に移転してきた。この国境を越えた経済的な結びつきは思想的にグローバリズムに結実した。ヨーロッパは単一通貨で統合されEUという共同体が出現した。2000年代初頭に比べ世界の航空機での往来は10倍規模に達しているとされる。グローバリズムが世界を席巻し世界の生産工場は安い人件費を求め中国に流入した。それは先進国での「空洞化」と同時に価格低下のデフレ基調を招いてきた。製造業によっ...【新型肺炎「グローバリズム危機」と地産地消経済】

  • 【コロナウィルス渦中でのデマ情報「戦争」】

    昨日ブログアップ後、ある知人からメール。見たら、よく知っている学究の方から知人へのメールの転送で拡散希望。「◎◎(学究)さんから情報拡散を依頼された」という趣旨で、内容はコロナウィルス禍に対しての「生活アドバイス」というもの。本当であれば、信頼を寄せる学究なのでわたしも内容を確認して信頼性があれば拡散に協力すべきかと咄嗟には思っていました。しかし、内容をチェックすると「武漢研究所に派遣されているアメリカの友人からの文です。ぜひ多くの方に伝達してください」と記されている。「武漢研究所」という組織が実際にあるのかとまず疑問が湧いた。しかも「派遣されているアメリカの友人」とあるけれど、中国とアメリカは今回のコロナウィルス禍で熾烈な情報戦まっただ中であることは普通に考えて誰もが常識的に思っている。実際にトランプ大統領は...【コロナウィルス渦中でのデマ情報「戦争」】

  • 【新型肺炎の報道記述表現への疑問】

    連日報道され続けている「新型肺炎」ですが、毎日アナウンスされる「感染確認者数」について報道がかなり違う。いちばん上の表はフランスの通信社・AFPの最新の発表数。これをみると日本の感染者数は、クルーズ船の感染者数を除外して()付きでいわば別枠扱いとして表現されている。(2/25(火)3:25配信)これによると、日本国内の感染者数は146人であり、イタリアの219人よりも少ない。香港の79人、シンガポールの90人と比較して対中交流度合いから考えてそう大きな偏差はないように思われる。ちなみにSouthCorea韓国は833人。それに対して2番目の記事スクリーンショットは日本の通信社、共同通信の配信記事。記事タイトルに明瞭に「851人」と記載している。AFPはクルーズ船と日本国内感染者数を分けて発表しているのにこちらで...【新型肺炎の報道記述表現への疑問】

  • 【鹿島神宮「神鹿」奈良の都への集団移住イベント】

    きのう鹿島神宮と香取神宮のことを書いたら好評の様子。ということでコメントへの返信としても書いたのですが、鹿島神宮境内で見かけた「神鹿縁起譚」からのスピンアウトテーマ。神社の縁起というのは神代のお話しなのでその信憑性をあれこれはしにくいのですが、この東国の神社は「国譲り」説話に於いてヤマト朝廷側に立って出雲大社の勢力に強談判して政権移譲を実現したということになっている。たぶん、古代の権力闘争に於いて東国の産土神が大きな役割を果たした。実際に軍事出征して出雲側がその兵力差を悟って和議としたのでしょう。そこで「宮中での四方拝」の対象にいまでもなっているのでしょうか。そういえば鹿島の国宝「直刀」は全長約3メートルで奈良時代の作と伝わり、国内最大最古の直刀として有名であり、また鹿島は剣法の流儀としても有名。武神とされる祭...【鹿島神宮「神鹿」奈良の都への集団移住イベント】

  • 【香取神宮と鹿島神宮】

    わたしは全国の神社の参詣を趣味としてきています。別段、神社本庁の回し者というわけではなく、古寺社巡礼的な時空間に身を置くと、日本人的な「つながり」意識が再確認できてある種清々しい気分になれる、という程度の崇神意識からであります。わが家の神棚空間にはそういった全国の神さまのお札が鎮座しています(笑)。コレクションとして家人がわたしの死後も敬ってくれるかどうかは定かではありません(笑)。そういう期待はありません。高校生のときに学生運動で退学処分寸前になったときに親が案じて子どもの時からの家業の手伝い・アルバイト名目で貯めてくれていたお金を使ってヨーロッパ旅行に行かしてくれました。それはそれでたいへんいい体験記憶であるのですが、帰ってきてすぐに奈良京都を巡っていたことがあります。なぜなのか、古い歴史をもったヨーロッパ...【香取神宮と鹿島神宮】

  • 【落ちそで落ちない がんばる屋根雪ハラハラ】

    2月も20日が過ぎて、陽射しは完全に春めいてきている。終盤に来てのドカ雪傾向から、まだ1−2回は大雪があるようにも思うのですが、陽射しがあれば屋根雪は溶け出してくるほどの気温。で、そういう時期にはいろいろな「雪の造形」が見られるようになる。写真の屋根のように、徐々に「ずり下がってくる」岩盤上の雪庇が相当のかたまりになっても、落ちずに頑張り続けるのです。こちらは駐車場を借りている近隣の「教会」の建物。北海道住宅では屋根の瓦葺きが最初からほとんど採用されなかった。開拓使の建設した住宅群では、柾板葺きが採用されその後、金属屋根が主流になった。こうした金属屋根では、積層した屋根雪がこのように「ずり下がる」。その年の雪質の積層ぶりには差異があって、たとえば最初に湿った雪が積もった後、軽い乾燥した雪が降りそのあともいろいろ...【落ちそで落ちないがんばる屋根雪ハラハラ】

  • 【EVの消費電力はどう作る?「自分だけ環境派」エゴ】

    マツダが「電気自動車(EV)自体は確かにCO2を出さないが、発電時に排出されるCO2を含めてみるべきだ」という至極まっとうなアピールをしていて、その声に賛同する動きが官民で出てきているという報道。EVは「CO2排出ゼロではない」風向きを変えたマツダの主張っていうか、住宅建築の分野では「LCCO2」という考え方、具体的には「<ライフサイクルCO2>の略で、建築物などの建設に伴って発生する二酸化炭素(CO2)の排出量を削減するために、建物寿命1年あたりのCO2排出量を算出して評価する手法のこと。手順は、まず、評価対象となる建築物の資材消費量や、建設時の物資輸送距離、冷暖房や照明などのエネルギー消費量を算定する。」っていう「揺りかごから墓場まで」の全ライフサイクル期間を対象にCO2削減をみる考えが当然の大前提と思って...【EVの消費電力はどう作る?「自分だけ環境派」エゴ】

  • 【札幌積雪 急激な「帳尻合わせ」進展中】

    昨日も朝には積雪が多く20cmくらいの体感。カミさんも除雪に復帰してくれて、2人掛かりでやるとスムーズ。しかし、積層する肉体疲労は限度まであと少し(笑)。昼過ぎには思わず横にならざるを得ないほど体力消耗。そろそろ勘弁してもらいたい。少雪暖冬と言い続けたことへの意趣返しか。図はいつもの気象台発表の札幌「積雪深」「積雪量」下の積雪量では、昨年291cmを超えて327cmと平年435cmに近づきつつあり、積雪深では、昨年54cmを超えて73cmと平年77cmまであとひと息。この折れ線グラフの通り、少雪傾向が2月になって急激に解消されこの趨勢で行けばほぼ平年並みに近づきつつある、というところ。やはり目先ではなく、長期的な変動の範囲内で季節は進行している。「2月に入ってドカ雪が襲ってくる」と歴年降雪観測データから予測を教...【札幌積雪急激な「帳尻合わせ」進展中】

  • 【ジワリ 新型肺炎での安全保障危機拡大】

    いまや世界的な「パンデミック」と呼ぶべきではないかと思える武漢肺炎・新型肺炎ですが、いよいよ日本経済に影響が懸念される段階。ごく身近な北海道の工務店グループ・アース21のキクザワ・菊澤社長のFacebookを見ていたら、以下のような要旨の案内。「新型コロナウィルス(COVID-19)による、出荷遅延(可能性)のお知らせ2020年02月14日世界各地で大きなニュースとなっている新型コロナウィルスによる影響で、以下メーカーより「中国から材料を輸入している製品において船舶が日本に入ってくることが出来ないため、製品出荷の遅れの可能性がある」というお知らせがありましたので一足早くお知らせいたします。・LIXIL・Panasonic・TOTO・クリナップ・太陽光関連製品(デルタ電子)これより以後の製品で納品遅延の可能性があ...【ジワリ新型肺炎での安全保障危機拡大】

  • 【明治13年北海道鉄道敷設での米国技術支援】

    しばらく「北海道住宅始原の旅」を書き込んでおりませんが、けっして終わりたいわけではありません。資料収集は順調に進んでいて、とくに北大図書館の写真データベースはたいへんありがたく参照させていただいております。しかしそこは研究者ではない身の上ですので、時間的にどうしても「割ける時間」に限りがあるというところ。明治の開拓にとって明治14年の天皇行幸というのは、多くの意味でまさにエポックだったように思われます。時限的に設置された「開拓使」という中央政府官庁にとって、ひとつの盛大な区切りでもあったようです。有望な石炭資源の発見と産業化構想が立案されて、国家プロジェクトとして札幌本府の「外港」機能を担っていた小樽から札幌を通っていまの三笠にあった「幌内炭鉱」までの鉄路の開削事業が推進された。人口密集地である東海道線もまだ全...【明治13年北海道鉄道敷設での米国技術支援】

  • 【再び大雪到来の今朝の札幌 除雪出動】

    先週末まで札幌はまた暖気が上昇して市内各所で「水たまり」も発生。いわば雪融け時期の様相を呈していましたが、どっこいやはり「少雪の揺り戻し、帳尻合わせ」がぶり返し。本日月曜朝にかけて、夜中いっぱい降り続いたようで5時過ぎに見てみたら、15-20cmくらいの積雪があったようです。これは、ゆっくりブログを書いていられないので、申し訳ありませんが、その状況を写真でお伝えして、あわせてのどかな首都圏で撮影した梅の満開の様子。二つの写真で、この時期らしい「季節感」を表現して、さっそく除雪作業に邁進したいと思います。というのは、諸般の事情からわたしひとりで、この除雪に立ち向かわねばならないのであります。さて、ということで、気合いを入れてジミジミと、時間をかけて作業を開始したいと思います。終わったら写真報告します。って、いつま...【再び大雪到来の今朝の札幌除雪出動】

  • 【現代ストレスと住宅「癒やし効果」の指数化】

    「21:6:11期間:移動:出張」ここ3週間の間の移動日と、実質出張日の構成です。しばらくの間、こういう頻繁な出張日程は組まなかったので、自分の体力を実験するような感覚で自己チェックをはじめている。で、ストレスを明確化して、それとの体感の相関関係をなるべく明確な指数化できないだろうかというアイデア。まぁとくにデータ的なものはなく、主に自分の感覚であります(笑)。だいたいわたしの場合、家に帰れば週末には日課のように近くの「日帰り温泉」に浸っておりまして、そのはじめの温泉浴槽入浴のときに感じる体感が目安になる。そこで「積層疲労感」がしみじみとカラダに伝わってくるのですね。これは物理体感なのか、精神性疲労体感なのか不明ではあります。たぶん物理的(雪かき作業・移動歩行など)と精神作業の絡み合いでしょう。で、昨日出張から...【現代ストレスと住宅「癒やし効果」の指数化】

  • 【関東高速網、便利。でも難は事故通行止】

    ここのところ、雪の札幌と首都圏を往復する日々。公共交通機関利用も、特定少数の限定訪問先では効率的ですが、特定でも多数の移動を考えれば、やはりクルマ移動が便利。で、最後は「え、ここ通れってか(汗)」のような狭小道路にも入る。押し並べて首都圏の建築関係者は地方農家とは別の理由で軽トラックが主力移動運搬手段になっていますね。まぁいろいろの情報が一気に集中的に叩き込まれてきています。きのうも、神奈川県相模原近辺でのホテル宿泊から栃木県の方へ移動を開始したのですが、ごらんのような高速道路網なのでカーナビに情報を入れて「圏央道」を北上スタート、約160kmほどの移動距離。まぁこれくらいは北海道ではごくふつうの距離スパン。なんですが、数十キロ北上した時点で「狭山ー入間」間で事故通行止め、というアナウンスであります。圏央道とい...【関東高速網、便利。でも難は事故通行止】

  • 【新型肺炎報道の情報操作危惧】

    報道というのは、非常に難しいとつくづく思わされます。今回の「新型肺炎」報道で常に日本の「感染者数」が公表されるけれどその中身について正確に報道されることはほとんどない。2月10日段階で96人とされる「日本の」感染者数が、実は例のクルーズ船での感染者が70人であり、さらに政府のチャーター機で武漢から帰国したなかの感染者が10人で、実質的な「国内での感染者」は16人である、というように正確に報道している既成メディアはほとんどない。実質的な国内感染者数は16人であり、中国との距離的・経済的な近さ、観光客の多さや人口比率なども考えれば、情報公開された民主主義国家として相当レベルで十分にコントロールされていると言えるのではないか。しかもクルーズ船についてはその乗客をまだ上陸させていないワケで、いわば「日本国が水際で管理コ...【新型肺炎報道の情報操作危惧】

  • 【永き日中関係史と「新型肺炎」】

    中国現代は共産党が支配する独裁体制国家ではあるけれど、しかし民の歴史は、日中ではるかな歴史年代にわたって続いてきた。中華思想という他国にはやっかいで理不尽な思想を持ち続ける国ではあるけれど、卑弥呼の時代から国際関係はながく続いている。政権は今後も変動していくだろうけれど、東アジア世界でのパートナーとして相互関係は継続するだろう。われわれ日本人としては、国家関係と民の関係は分けて民同士の関係は永続性を志向すべきだと思う。きょうのニュースで上のイラスト写真が紹介されていた。中国国内のSNSで拡散されているものだそうで、中国人が受け止めている、世界各国の現在の関係を表現したもの。ベッドで寝込んでいるのは中国の人々であり、壁を隔て窓外から世界中の国々が奇異の視線を向けているなか、ひとり日本だけが同じ病室で見守っていると...【永き日中関係史と「新型肺炎」】

  • 【WHO 新型肺炎を「COVID―19」中国忖度命名】

    本日の話題は、いまや世界中がその蔓延に恐怖する新型コロナウィルス肺炎。中国国内ですら知識人たちが「言論の自由」の声を上げ始めている。〜中国知識人、肺炎情報統制で声明「言論封殺による人災」【北京共同】中国の著名学者ら少なくとも50人以上が11日までに、当局が新型肺炎に関する情報を統制したことで感染拡大につながったとして、言論の自由を保障するよう中国政府に求める連名の声明を出した。新型コロナウイルスのまん延は「言論の自由の封殺によって引き起こされた人災だ」と非難している。声明は、肺炎の存在にいち早く警鐘を鳴らして当局に摘発された男性医師、李文亮さんが新型肺炎で7日に死去したことを受けインターネット上に公開された。北京大の憲法学者、張千帆教授らが署名。「人民の知る権利が奪われた結果、数万人が肺炎に感染し、死者は千人に...【WHO新型肺炎を「COVID―19」中国忖度命名】

  • 【雪まつり最終日 札幌積雪昨年レベル到達】

    帳尻合わせの見事さに感嘆する思いであります(笑)。ことしはすっかり「暖冬」で積雪がサッパリ進まず、空を見上げても関東並みの「晴天」つづきで冬という感じがしなかった。ところが、雪まつりの時期を迎えて忘れていたのを思い出したようにドカッと一気に帳尻合わせが始まった。2020年2月10日午前9時段階で積雪量は今年度277cm、昨年度281cm、平年度390cm同じく「積雪深」は今年度68cm、昨年度62cm、平年度73cmという状況に至っております。積雪量(累計の降雪量)と比較して積雪深が大きくなっているのは、直近で多く降っていることを表現している。道の研究者の方から警告していただいたままに「2月に入ってから大雪のパターンの冬」という状況が顕著。まさに冬の「帳尻合わせ」そのものであります。で、同じ方から、このパターン...【雪まつり最終日札幌積雪昨年レベル到達】

  • 【「北海道」命名の江戸末期探検家・松浦武四郎】

    松浦武四郎という人は、江戸末期から明治にかけての人物。1818年から1888年までの命を生きた。北海道を探検して歩き、その後明治政府がこの地を開拓する号令を発したとき、一時期は政府の役職にも就いていたし、地名を北海道とすることにしたその地名発案者であったとされているので、北海道人には馴染みが深い。この松浦さんというひとの来歴を見ていると面白い。江戸時代というのは、武士が「支配階級」という建前の社会だけれど、社会発展とはあまり関係のない階級で、この松浦さんも郷士・庄屋という階層の4男として生まれた存在だけれど、むしろこうした階層の方が経済的には恵まれていて自由気ままな生き方を選択している。学問をある程度受けて、16歳のときから全国を旅して生きている。その果てに当時の化外の地であった蝦夷地を探査する旅をしている。そ...【「北海道」命名の江戸末期探検家・松浦武四郎】

  • 【東京・関東でのクルマ活用「最適解」探究】

    このところ東京、というか関東出張を集中させています。やはりエリアが広域なので行動スタイルの最適解も手探りしながら。とりあえず8日間行動して、昨日ふたたび札幌帰還。その間で行動したのは、神奈川県・東京都・埼玉県・茨城県の4地域。当然ながら関係先は広域点在型であります。東京だけであれば公共交通手段活用もアリ、ではありますが、広域になると、やはりクルマでの移動が必然化する。昨日も大宮から同じ「埼玉県内」の県西北端まで移動した。地点to地点で90kmちょっとの距離。当然「関越道」経由。はじめての訪問先でもあるので念のため、2時間半前に出てクルマ発進後、5分ほどで高速に乗った。一端、南下して「外環道」を経由して関越道に移動する経路。って、カーナビが基本的には「最適解」を選択してナビしてくれる。そこから魔の行軍が始まった(...【東京・関東でのクルマ活用「最適解」探究】

  • 【古代豪族古墳石室 死後のインテリア空間】

    北関東というのは遺跡群のけっこうな宝庫。昨日、予定の合間の時間ができたので、生来の考古の研究にと「埼玉県立歴史と民俗の博物館」を駆け足で見学してみた。展示の中でつい見とれてしまっていたのが、埼玉県秩父郡皆野町大字金崎字大堺3号墳の再現玄室の様子。人間は生きている間、いろいろな空間を志向する。多くの場合は伝統に従った住空間とその生活文化にくるまれて過ごす。そして死を迎えると、墓に葬られることになるけれど、権力を握った人間は、その死を荘厳に飾り立てたくなるものなのでしょう。あるいはその権力を継承する肉親者にとって、その死者の死を飾ることで自分の権力の正統性を証し立てようとする。そのような初源的で非民主的な死の装飾は現代ではいわゆる唯物論に由来するとされる「社会主義」国で平然と行われる。毛沢東はその遺体が永久保存され...【古代豪族古墳石室死後のインテリア空間】

  • 【唐招提寺丸瓦がアタマに判子スタンプ】

    やはり関東は人口も多いので情報量も圧倒的に多い・・・。出張しての多数接触なので、情報収集型の動きになるのですがしかし話しているウチに「縁」が膨らんでくる瞬間がある。たまたま建材流通の企業を訪問したら、創業が明治4年で日本の「建材ガラス流通業」の草分けだというお話しが飛び出してちょうどわたしのライフワーク「北海道住宅始原期」情報掘り起こしで開拓期の北海道が日本全体でガラスの特異的最大消費地だったことと連関することが判明してしまった(!)。北海道内だけでは情報の掘り起こしには限界もあったのですが、こういった新たな情報発掘でさらに研究が進みます。いろいろと会話して情報を突き合わせると、知見が複層化して深まる。たしかに「開拓使」も北海道と東京の二元機構だったのでその両方でいろいろな動きが同時進行したのが実際なのでしょう...【唐招提寺丸瓦がアタマに判子スタンプ】

  • 【虚を突かれる北海道方言「食べらさる」】

    わたしは食事作りがそこそこ好きなので「社長食堂」とか、番外編とか、家族料理とか、なにくれとなく毎日、食事作りをするライフスタイル。これが性に合っているというか、習い性というかであります。で、そういう様子をブログでアップしたりすると、いろいろな「ツッコミ」がやって参ります(笑)。高校時代以来の友人知人であるShigeruNarabeさんからはそういうきびしいツッコミが多数寄せられるので、いつも戦々恐々としているのですが、無上の楽しみでもある。ふだんはある程度は予想が付くのでこころの準備は整っているのだけれど、つい先日のツッコミで、食後感想で「いくらでも食べられる」という意味合いのことを書いたら、「北海道では正しくは『なんぼでも食べらさる』が正しい」と断定的にツッコまれてしまった。内心深く「おお」であります。まった...【虚を突かれる北海道方言「食べらさる」】

  • 【雪まつり期間中に本格的積雪 2020年冬さっぽろ】

    昨日は人の往来が活発になっておりました。さっぽろ雪まつりが先週1.31から来週の2.12までの期間開催。で、札幌周辺の雪不足状況に断続的な積雪で、けさは写真のようなわが家周辺の積雪状況。さっそく本格的な除雪をしなければならない。ある人からは、この冬はこれからが積雪と寒冷の本番という説。なんでも過去の「似たような年」を探してみると、よく似た状況の年もあると言うことなのですね。さらに翌年は大雪に見舞われた記録があるというのですね。で、冬が遅れてやってきて、立春過ぎから本格的な冬になるということ。すこし季節がずれてしまっている。日本海の海水温と偏西風が忘れずに働いて日本西海岸側は積雪する。ただ偏西風の気温がその年ごとで若干上下するので、総トータルの積雪量はそれに連れて前後することになる。ということで、ただいま除雪完了...【雪まつり期間中に本格的積雪2020年冬さっぽろ】

  • 【江戸・東京の都市建築文化「銭湯」の景色】

    わたしは大学から就職したての頃、東京生活しておりました。家風呂のないアパート暮らしだったので、銭湯通いの日々。東京の街はそういう銭湯が無数に存在している街だったと思います。で、その銭湯は公共的な衛生設備空間であり、多数の人間が参集する。一度にたぶん100人くらいの人間が集う空間でありそれなりに大型建築にならざるを得ない。面積的にも天井高という意味でも一般建築とは規模が違っていた。したがって街区の中でランドマーク的な存在になっていた。そのような建築の「用途」が定まっているので、おのずと外観的には「風呂屋っぽい」という既視感が刷り込まれてくる。東京の住宅街を巡っていると写真のような建築が目に入りその規格性に吸い込まれるような印象を受ける。けっこう永い時間見続けていたが、そう大きな印象を持っていなかった。しかしふり返...【江戸・東京の都市建築文化「銭湯」の景色】

  • 【人間環境「オモテ」ガラスオフィス 「ウラ」の住は?】

    東京の変貌ぶりはいろいろに参考になるので、ときどきはチェックするようにしているのですが、今回「オフィス」の環境をチェックする機会も得られた。いわば伝統的な田の字型の「オフィス環境」というのはパワハラの根源、みたいな印象を受けるのか、あるいは「働き方改革」への対応から環境を考え直す、という動きが強まっている。この「オフィス環境」と人間の住宅環境とはいわばコインの「ウラオモテ」のような関係なのだと思います。オモテの変容はやがてウラの変化につながっていく。いわば伝統的な一企業の占有環境というオフィスのありようからシェアオフィス型の環境が徐々に多数派を占めてきている。とくに地域としての渋谷はGoogleが日本支社を開くなど「先端型オフィス環境」というイメージを刷り込ませつつある。息子たちの世代にして見ると、そういう一種...【人間環境「オモテ」ガラスオフィス「ウラ」の住は?】

  • 【暖冬のニッポンを襲う新型コロナウィルス】

    昨日東京羽田から札幌に帰還しました。しかしここ1両日は雪の予想だったのに反して「雨だった」ということで、いよいよ暖冬の様相が極まってきているようです。通行量の多い幹線道路では高速道路も含めて積雪はなく路面乾燥。そして住宅街の道路は雪融け時期の「グチャグチャ」状態。ある情報ではことしは季節は「跛行」しているので、過去の気象と照らして例年の「春先」に一気に大雪が来るのではないかとか、いろいろな情報が駆け巡ってきておりますが、さてどうなのか。そしてそうした、目先的にはラクな暖冬異変のさなか、もっぱら関心は中国発の「コロナウィルス」恐怖。気候変動とコロナウィルスという、恐怖の魔王が降りてきたようです。写真は帰りがけに見学した「出雲と大和」展で撮影可だった「法隆寺金堂壁画」。複製ですが、これは現状の画像と3次元データから...【暖冬のニッポンを襲う新型コロナウィルス】

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