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東の遊覧船 http://momomin0206.blog.fc2.com/

東方神起、ユノとチャンミンが主役の妄想ホミンBL小説です。R18仕様記事有り。

こんな設定のこんな2人ならいいな(≧∇≦)という妄想を小説仕立てにしたサイトです。切ないシーンも多いですが、甘くなるためには欠かせません^ ^キャラ設定はホストや教師、これからもいろんな職業についてもらう予定です(笑)メインは会話でお話が繋がっていきます。 現実世界から逃避して美しい2人に癒されたくて書いています

百海
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2015/10/01

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  • この世の果て 31

    ソン医師からの報告書をパク刑事はコーヒーを飲みながら眺めていた難しい話はよくわからないこれは自分の領域ではなく別の部署に回そうパサッと書類をテーブルに戻しパク刑事は、先日自分を訪ねてきたある男を思い返していたチェ・ドンホ「名前はそうでも、君は韓国人ではないね」「難民だったのを今のご主人に引き取っていただきました」「ほぅ、なぜ君を?」「え?」意外なパク刑事の言葉にドンホは顔をあげた「いや、なぜわざわ...

  • この世の果て 30

    チャンミンが病院に戻ると血相を変えてユノが駆けつけたところだった「チャンミン!」「母さんが、死んだよ」ひどく落ち着いたチャンミンがユノの手をとる「ごめんね、ヒョン」「……」病室が並ぶ廊下でユノはまじまじとチャンミンを見つめた信じられない、と言いたげなユノの表情それは、美しいチャンミンの恐ろしい仕業に対してだ「ちょっとおいで、チャンミン」ユノはチャンミンの手を引いて廊下の隅に来た誰にも聞こえないように...

  • この世の果て 29

    「ドンホ?どうしたの、その顔」チャンミンが驚いたようにドンホを見た「ユノ先輩に殴られたよ」さらりとドンホは答えた「え?ヒョンに?どうして?」チャンミンは一瞬驚いたユノが誰かを殴るなんてことは初めてだ「…あ…まさか」「バレてるよ、ユノ先輩には。チャンミンが何をしようとしてるか」「……」チャンミンが不安そうな顔をした「それでも…チャンミンを庇おうと…」「僕を庇う?」「悪いのは、この僕ってことで。チャンミンは...

  • この世の果て 28

    今朝もチャンミンは自分の洗面のついでに母の歯ブラシに小さなスプレィで液体をかけるなんてことはない、すでに毎朝のルーティーンのひとつだ「母さん、今日も仕事休み?」「ええ、だるくて…どうしたのかしら」「お医者様はなんて言ってるの?」「いろいろな数値は確かに悪いけれどその原因がわからないって」「もう少し、きちんと調べたほうがいいんじゃない?」「そうね…」チャンミンはベッドに横になる母をチラッとみやり大学へ...

  • この世の果て 27

    出勤したユノは愕然とした「ごめんな、ユノくん、すごく良く働いてくれてたのに」「あの…よく意味がわからないんですけどどうして僕がクビなんですか?」「君さ、いいとこの坊ちゃんだったんだね」「……」「こんなところで、働かなくたって大丈夫でしょもう、こっちが拉致したみたいな言い方されてさ」「誰に…何を言われたんですか」「君のママ」「あ……」「辞めさせてくれってさ」「あ、母は僕が説得しますからですから、あの…」「...

  • この世の果て 26

    母からチャンミンに話があるという進学の事でチャンミンの意向を聞きたいらしいそれはチャンミンにとって、嫌な予感しかなく母の自室に行く足取りは重い「そろそろ大学を決めないといけないわね」「僕、このまま付属の大学に行くから」母は、大学のパンフレットをめくる手をとめてチャンミンを見た「チャンミンたら、おかしなことを言うのね」「なにか、おかしい?」「そんなこと、許されるわけないじゃないの」「どういうこと?」...

  • この世の果て 25

    泊まりたいのを我慢してチャンミンはユノの部屋から出て行くユノが駅まで送ろうとするのをチャンミンはやんわりと拒否した「明日、仕事でしょう?」「だから?」「だから…ヒョンはもう寝なよ」ユノは笑う「何言ってんの、お前」「だってさ…」「ギリギリまで一緒にいたいのは…俺」「……」「終電なんかで帰ったら、母さんが心配するから早く駅に行こう」2人は連れ立って駅まで歩くゴミが風に舞うような町決して品の良い町ではないその...

  • この世の果て 24

    遊具で遊ぶ子供たちをチャンミンが無表情で見つめているユノが一通り、母に言われた話をした2人の関係を知られていることロンドンへの留学という名目で2人を離そうとしていること「そんなこと…僕が耐えられると思う?」「……俺だって、耐えられない」「それでもヒョンはロンドンに行くつもりなんだね」「俺…母さんを裏切るわけには行かないと思ってるでも…」でも、と言ったユノをチャンミンが見た「チャンミン、俺、大学に行くのは...

  • この世の果て 23

    母は今日も出勤していた専業主婦で、傲慢な夫の元でビクビクしながら暮らしていた日々が嘘のようだ仕事はやりがいもあり次第に、チャンミンとユノに会社を引き渡すことが惜しくなってきたりもしている自分も何かしらの地位をもらってこれからも張り切って仕事がしたいそう思っていた1人でランチをすることにも慣れたそれはとても自立してカッコいいことに思えて気分がいい今日も、洒落たカフェで簡単なランチをとる「あら?お母様...

  • この世の果て 22

    チェ・ドンホはユノに呼び出されたランチの時間がはずれたレストランの個室たぶん、特別に開けてもらったのだろう自分の連絡先をどうやって知ったのかチャンミンが教えるとは思えずあのユンホ先輩なら喜んで教える人間もいるだろうけれど自分の連絡先なんていったいどのくらいの生徒が知っていたというのか「科学部の部長に無理言って教えてもらったんだ悪く思わないでほしい」それがユノの答えだった凛とした佇まい男でも惚れ惚れ...

  • この世の果て 21

    電話の向こうでチャンミンは泣きわめいていた「落ち着いて、チャンミン」声にならない叫び声をあげるチャンミンにドンホの声は届かない「いい?よく聞いて!」ドンホがさらに大きな声を出すとチャンミンは少しだけ黙った電話の向こうから強い呼気の音がする「救急車は呼ばないで心臓が動いているのは確認したね?」「う、うん…」「家には誰もいない?」「お手伝いさんとか…いるけど」「気付かれてない?」「うん」「そのまま待って...

  • この世の果て 20

    季節が変わり、父の容体は次第に悪くなってきた原因を探ってもわからず薬を変えても一向に良くなる気配はなかった身体機能の様々な数値がゆっくりと落ちていく、という調子で医師たちも原因を断定できずにいた父はもう文字盤で意思表示をする、などということもできず、ただ息をしているという状態だった結局、パク刑事もどうすることもできずチャンミンたちを気にかけながらも日々の仕事に追われて時が過ぎていたそうして、また冷...

  • この世の果て 19

    ドンホはゴムの手袋をはめて丹念に薬草を選別していた主人から頼まれたいくつかの茶や軟膏を作るためにそして、チャンミンのためにチャンミンはドンホの作業を少し離れた場所でじっと見ていたドンホはチャンミンが衝動的に事件を起こしてしまうのではないかと恐れ、放っておくことができなかったそんな危うさがチャンミンにはあったのだドンホはチャンミンのために結局は、力を貸したチャンミンが犯罪者になってしまうのなら自分が...

  • この世の果て 18

    帰宅したユノとチャンミンを母が出迎えたその顔が緊張している「どうしたの?母さん」「刑事さんが…いらしてるのよ」「……」母の笑顔が引きつっていたリビングに入ると、パク刑事がソファから立ち上がった「やぁ、ユンホ君、チャンミン君すっかり大人になって」「……」チャンミンは挨拶をせずに、なんてことない風にソファに足を組んで座ったユノは訝し気な表情で軽く頭をさげた母がお茶をいれながら話はじめる「なにかね、お父様が...

  • この世の果て 17

    ユノのベッドの中でチャンミンは目覚めたとてもじゃないけれど身体中が痛くて起き上がれない「イタタ…」ぐーっと伸びをしたチャンミンはそんな自分に苦笑するなんとも言えず…幸せだふと見ると隣にいたはずのユノはいなかったシャワーの音が聞こえているユノの音だ…チャンミンは薄っすらと微笑むこの上ない幸せな気持ちが溢れてまた布団に潜り込んだユノがシャワーから出てきてベッドに近いた「チャンミン?」ユノの長い指が布団を...

  • この世の果て 16

    チャンミンと連れ立って帰宅したユノ時間が経つにつれ落ち込みがひどくなり早々に自室に入ろうとしたチャンミンが、そっと引き留める「ヒョン、ドンホのことは本当に大丈夫だから僕が勉強サボってたからヒョンが怒ったとかなにかそんな風に話しておくよ」「……ああ、頼む申し訳なく思ってると、伝えてくれるか?」「その…ミンスさんのフォローはヒョンに任せるけど」「ミンス?…ああ、うん」チャンミンは呆れたようにため息をついた...

  • この世の果て 15

    「ねぇ、ユノ」「なに?」一生懸命に財布を選ぶユノの側で退屈そうにミンスが声をかけた週末のショッピングモールは家族連れやカップル、学生のグループなどでごった返している店内にはクリスマスソングが響き渡り赤、緑、金色に彩られた飾りつけが煌くユノはチャンミンへのクリスマスプレゼントを選ぶのに熱中していた。お目当ては財布だった「さっきから、私はその黒いのがいいって言ってるけど」「でもさ、これ、小銭入れが狭い...

  • この世の果て 14

    ドンホはこのところ、毎日ドキドキしながら、下校するそれは…「おーい、ドンホ」いきなり呼び掛けられてドンホは驚いて振り返ったみれば、あのチャンミンがドンホに向かってにこやかに微笑みかけている「チャ、チャンミン…」まただ…今日もまたチャンミンが自分に声をかける「こっち来いよ!」仲間に囲まれて、校庭で話をしているチャンミンがなぜ自分を呼んでいるのかドンホはチャンミンが理解できないその証拠に、チャンミンの周...

  • この世の果て 13

    チャンミンはいつものように仲間たちに囲まれて下校するワイワイと楽しそうに本当は…ユノとミンスに会わないように気を使いながら歩を緩めたり、少し急いだりいつまでたっても、2人を冷静に見ることができず2人の仲良さそうな姿には慣れることができないチャンミンだったそのうち、仲間の1人が、科学部の活動をするドンホに気づいた「またドンホのやつ、汚い草をいっぱい拾ってる」チャンミンがふと見るとドンホは籐でできたカゴに...

  • この世の果て 12

    季節の変わり目のせいかチャンミンは発熱をして寝込んでしまった今月の父の見舞いには体調を崩していたチャンミンは同行せずユノと母だけで見舞いに行った帰宅したユノは寝ているチャンミンの様子を見に行った発熱をして、顔色が優れないチャンミンの寝顔をユノはじっと見つめた思わずその丸い頬に触れそうになりその手を止めた思い直して汗で額に張り付いた前髪をそっとかきあげてやり、手をあててみたまだ少し熱いうん、と言って...

  • この世の果て 11

    母が少し苛立っている「2人ともよく聞いて」それは食卓の席だった「お父様、少しだけ回復の兆しがあるらしいの」「……」ユノとチャンミンは固まった箸を持つ手が止まる「ずっとリハビリをしているとは聞いていたけどね」「……」「そうは言っても、完全に元に戻るなんて思えない。心配することないわ」母は自分に言い聞かせるようにつぶやく「……」「ただ…意志表示なんかできるようになったら困るわね」「……どうしたらいい?」ユノが母...

  • この世の果て 10

    ミンスとユノの付き合いは学生らしく爽やかに続いた本当にユノはミンスとのデートにチャンミンを連れて行くことがあった。チャンミンも、毎回断るのもいかがなものかと思われたとえば映画とか、あまり2人に関わらなくて良さそうな誘いには乗ったりもしていたけれどそれだって、チャンミンにとっては苦痛以外のなにものでもない時間何が苦痛かといえば青年へと成長したユノは男らしい精悍さに溢れ、爽やかな色気があって眩しいくら...

  • この世の果て 9

    チャンミンはめでたくユノと同じ名門校に合格し晴れて、中学生となったいつのまにか、チャンミンも少年から成長しただ可愛い男の子から、美しい貴公子のような青年へと変貌を遂げていた身長の伸びが凄まじくユノとほとんど変わらないところまで成長した。「ヒョン、待ってよ」「遅刻するぞ、チャンミン」「膝が痛くて、早く歩けないよ」「急に大きくなったからじゃないか?」「成長痛ってやつかな」「そうだと思う。いくら成長期っ...

  • この世の果て 8

    数日たって、母は父の担当医から呼ばれた神妙な面持ちの担当医から聞かされたのは父の命は助かった。けれど、いわゆる打ち所が悪いという状態で首から下が全く動かすことができなくなった。首も動かせず、話をすることもできないというそんな話だった。家族としては衝撃的な話のはずで担当医は言葉を選んで、わかりやすくマイルドに話したつもりだったが比較的、母の態度は落ち着いていた「治る…の…ですか?」「なんとも言えません...

  • この世の果て 7

    病院の待合室のベンチ夜で真っ暗なそこは、非常灯だけがやけに眩しくあたりを照らす「いいかい?チャンミン」ユノはコソコソとチャンミンに話したチャンミンがまん丸の目でユノをしっかりと見つめるユノの言葉をひとことも聞き漏らすまいとするように真剣な表情でユノを見つめたユノはごくりと唾を飲み込んだそしてポケットから小さな紙切れを取り出すとゆっくりと広げて、小さな声で読み始めた「僕たちは、僕の部屋で2人で寝てい...

  • この世の果て 6

    〜〜現在チャンミンは冷たいドリンクをユノに渡した「まずは、火照った身体を冷やして、水分補給してください」「サンキュ」ユノはチャンミンからドリンクを受け取ると蓋を開けて、そのまま飲み干した顎をあげて、ドリンクを飲むユノをチャンミンはじっと見つめたその長い首には汗が光り、その喉は美しく波打ちながら飲料がユノの体内に流れ込んでいく様をチャンミンは見つめた「さ、チャンミンは何が食べたい?」2人は地下の駐車...

  • この世の果て 5

    今夜はいつもと違った空気の食卓だった。父が仕事関係で飲みに行っているとのことで穏やかな夕食だ母とユノとチャンミン今日あった出来事などを楽しく話して笑顔溢れる食卓だった父がいないと、こうも家の雰囲気が変わるものなのかチャンミンは幼心にそれを感じとっていた「今夜はユノヒョンと一緒に寝るからね!」いつもは言えないその一言を今夜は大きな声で言ってみるチャンミン「今夜はですって?今夜だけじゃないでしょ?いつ...

  • この世の果て 4

    チャンミンが大暴れしたことでユノと父が険悪な空気になったことは印象が薄まりそれからも変わらぬ日々が続いたいや、少し空気は変わった父もユノには自分の考えを押し付けるだけの帝王学が通じなくなり、イライラする反面たまに理路整然と口ごたえをするようになったユノを父は満足げに見ていたゆくゆくは子会社をユノにまかせチャンミンの後ろ盾としていけそうだ。父にとってのユノはそれ以上でも、それ以下でもなかった父はユノ...

  • この世の果て 3

    食事のマナーというものは皆が気持ちよく食事をするためのものそういった概念は父親にはなかった食事のマナーとは、自らの育ちの良さとその毛並みの良さをアピールする例えれば上質なスーツと同じだったそれを幼いユノとチャンミンにも厳しく躾けたナイフとフォークの持ち方食事を口に持っていく所作それが上手くできないと叱咤されるそれに加えて食事の合間に次々と父から質問をされうまくかわしながら食事をする口に食べ物が残っ...

  • この世の果て 2

    チャンミンの母とユノの母は名門の旧家に生まれ、なに不自由なく育った姉妹だった。実業家の男性と結婚が決まったチャンミンの母の影で姉は、ある企業の若き重役と恋に落ちていたそれは妻子ある男性だった姉は不倫関係にあるその男性の子を身籠ってしまい、体裁を気にした両親や親戚によって、遠い地へと隔離されそこで生み育てたのがユノだったユノの母は、実家の世話になることを嫌い、1人でユノを育てようと頑張ってはみたもの...

  • この世の果て

    この想いの終点はどこなのだろうあなたを想う心はあまりに熱く深く、重い透明で透きとおるダイヤモンドより硬いこの想いは氷のナイフとなってやがては自分をもキズつけるだろう何が正しくて、何が間違っているのかそれさえ僕にはわからないひとつだけ言えるのはユノ…あなたを死ぬほど愛してるこの世の果てがたとえ地獄であったとしてもどこまでもあなたと落ちていくそれが僕の極上の幸せだこの想いの終着駅はどこなのだろう心とか...

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