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ホタルの独り言 Part 2 https://blog.goo.ne.jp/hotaru-net

ホタルをはじめとして様々な昆虫と美しい自然風景を追い求めて撮影した写真を「独り言」とともに掲載します

ホタルの独り言 Part 2
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2015/09/15

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  • ハネビロエゾトンボ(ホバリング)

    ハネビロエゾトンボは、2012年に千葉県、2020年と2022年に栃木県で撮影し当ブログにも掲載しているが、産卵の様子は未撮影で、飛翔に関しては、真横からのカットはピントが甘く、ジャスピンのものは斜め後ろからで複眼と胸部の色彩が分からないものばかりであった。これは、生息地がかなり暗い場所であったり、小川に近づけなかったり、個体数が少ないなどの理由による。今年は、何とかして複眼の先の触角から尾部付属器までピントが合っていて他種との区別ができ、エゾトンボ科らしい金属光沢の色彩を写して残したい。しかしながら、ハネビロエゾトンボは、北海道から九州まで分布しているが、環境省版レッドリスト(2020)では絶滅危惧Ⅱ類として記載され、都道府県版レッドリストでは、何と40の都道府県で絶滅、絶滅危惧Ⅰ類、絶滅危惧Ⅱ類、準絶...ハネビロエゾトンボ(ホバリング)

  • オオムラサキ

    オオムラサキSasakiacharondacharonda(Hewitson,1863)は、タテハチョウ科(FamilyNymphalidae)コムラサキ亜科(SubfamilyApaturinae)オオムラサキ属(GenusSasakia)に分類されるチョウで、日本の国蝶である。本種は最初に日本で発見され、学名のSasakiaは佐々木忠次郎博士に献名された。ちなみに、国蝶は、法律や条例で規定されたものではなく、1956年にオオムラサキが記念切手の図案に採用されたことを契機として、その翌年に日本昆虫学会が選んだものである。勇ましく、堂々としていて、華麗である事と日本中に分布していることが理由に挙げられている。日本では北海道から九州まで各地に分布し、翅を広げると10センチ以上あり、日本に分布するタテハチョウ...オオムラサキ

  • 猛暑日はマルタン・ネアカ

    一日の最高気温が摂氏25度以上の日を「夏日」、30度以上の日を「真夏日」、35度以上の日を「猛暑日」と言うが、ここ数日は連日の猛暑で、10年に一度の暑さであるという。昼間は、屋外での運動は危険であり、冷房の効いた室内にいたい。しかしながら、こんな暑い日だからこそ虫撮りに出掛けてしまう。目的は、そう、吸い込まれそうなくらい青い眼が美しいマルタンヤンマである。暑い日中はトンボも涼しい木陰の枝に止まっていて撮り放題なのである。2011年に撮影済(参照:マルタンヤンマ)だが、久しぶりに会いたくなった。目的地までは、自宅から車で40分ほど。午前9時半に到着したが、気温はすでに35℃で容赦なく照り付ける太陽。黒い私の愛車のボンネットで、目玉焼きが作れるに違いない。ポカリスエットを買って、マルタンヤンマの生息域である池...猛暑日はマルタン・ネアカ

  • 山梨のヒメボタル(2009~2024)

    山梨のヒメボタル生息地(一ヵ所)には、2008年からほぼ毎年訪れ、観察と撮影を続けている。当地は標高およそ1,000mで、赤松林とブナ林に挟まれた急斜面の尾根であり、下草は極めて少ない。尾根道は地肌が見えており、豪雨があれば全て流してしまうような環境である。幼虫の生息調査も行ったが、幼虫も餌となる陸生巻貝も発見できなかった。これまで日本各地のヒメボタル生息地を訪れてきたが、このような環境の生息地は他では見たことがない。狭い範囲で様々な環境とヒメボタルの飛翔光景を観察できる貴重な生息地である。以下には、2009年から今年2024年の間に撮影した写真から9枚を選び、さらに動画1点を掲載した。1枚目は、ネガカラーフィルムでの撮影で、他はデジタルカメラで撮影したものである。成虫は、薄暮型で19時半頃にブナ林から発...山梨のヒメボタル(2009~2024)

  • ホソミモリトンボ(2024その1)

    ホソミモリトンボは、北海道と本州に生息しているが、本州での確実な生息地は数か所しかない。古い文献に掲載されている生息地も、実際に行って見た所、現在では尾瀬と上高地以外はほとんど絶滅状態であると言える。それは、高山性トンボであり、高層湿原にのみ生息していることで、温暖化と湿原の植生遷移により生息できなくなってきていることが原因と思われる。これまで、この極めて希少な種を写真に収めようと試みてきたが、尾瀬と上高地は撮影できる状況ではなく、探し始めて10年目の昨年に、ようやく間近で撮影できる生息地を自力で見つけることができた。当地には4回通い、オスの老個体の飛翔写真は満足できるレベルのもの残すことができた。(参照:ホソミモリトンボ(ホバリング))しかしながら、まだまだ課題を多く残しているため、今年も訪れることにし...ホソミモリトンボ(2024その1)

  • 東京のヒメボタル(ブナ林編)

    東京のヒメボタルの発生が始まって一週間。発生数の状況確認のため7月9日と同じ生息地を訪れた。結果から言うと、前回と発生数はほとんど変わらず、50mくらいの範囲で、30頭余りであった。杉林は間伐と下草狩り、ブナ林では乾燥が懸念材料であったが、12日金曜日には雨が降り、訪れた13日も夕方に雨が降ったので、乾燥が原因ならば発生数が増えるだろうと期待したが、思ったほど増えていなかった。ただし、メスが確認できなかったことから、まだこれからが発生のピークになる可能性もある。あるいは、ヒメボタルは成虫になるまで2年を要するため、小規模な生息地では2年周期で発生数が増減するため、今年は少ない年とも考えられるが、環境の急変で減少したならば、復活にはゲンジボタル以上に時間がかかる。飛ぶことができないメスが産卵する場所は局所的...東京のヒメボタル(ブナ林編)

  • 東京のヒメボタル(林道編)

    東京のヒメボタルの発生が始まった。多摩西部の標高700m以上の山間部には、居所的ではあるが、かなり広範囲にヒメボタルが生息している。2004年から観察を続けているが、どの生息地も概ね19時半頃から発光を始め、21時頃までの活動で、生息地ごとの標高やその年の気候によって発生の時期は多少差があるが、全体では7月6日から20日までの2週間が発生時期である。今回は、2021年から毎年定点観察を行っている生息地を訪れた記録である。当地は、標高1,000mを越えるブナとミズナラ、シラカンバの原生林と杉林からなる秩父多摩甲斐国立公園の一角である。知人T氏によれば、今年は7月7日から発生。前日夕方の雷雨が地上に出てくるためのサインとなったようである。例年では7月10日が初見日であるから、若干早いようである。翌日も観察に訪...東京のヒメボタル(林道編)

  • ホタルの谷(東京)

    ホタルの谷は、東京都内にもある。そういった名前の場所があるわけではなく、私が勝手にそう呼んでいるだけだが、多摩西部の標高約300mの山間部にある。吸い込まれそうな細い深谷の底を流れる渓流にゲンジボタルが生息しているのである。多摩地域は、2019年10月12日に通過した台風19号が1日で550mmを超える大雨を降らし、川は濁流と化した。10月一か月の平年降水量が200mm前後であるから、たった1日でそれを大きく上回る雨が降ったのである。これにより、各地で大きな被害が出たが、多摩西部の渓流に生息するゲンジボタルの幼虫やカワニナの多くが流され、翌2020年の発生は激減し、わずか数頭しか飛ばなかった。2022年7月4日に訪れた際は、5~6頭が飛翔しており復活の兆しが見え始めていた。そこで今年、7月2日と4日に様子...ホタルの谷(東京)

  • 沖縄のトンボたち(2024)

    3年連続の沖縄遠征(6/26~29)。今年は、自己満足の範疇であるが充実した4日間であり、コノハチョウ、カラスヤンマ、天の川という主要な撮影目標をすべて達成し、その他の昆虫、特にトンボ類に関しては多くの写真を撮ることができた。これは、過去2回の知識と経験があってこその成果であった。沖縄には、那覇市内に妹が移住して住んではいるが、時期になると自宅近くでホタルが出たと連絡があるくらいで、トンボチョウなどの生息場所を知っている訳でもない。また、現地に昆虫に詳しい知人もおらずガイドを頼むこともできない。したがって、トンボやチョウの生態や生息環境を学んだ上で、現地の自然環境をインターネットの情報やGoogleMapのストリートビューなどから調べて計画を立て、後は実際に行って見てみるしかない。過去2回これを繰り返し、...沖縄のトンボたち(2024)

  • オオキイロトンボ(飛翔と産卵)

    オオキイロトンボHydrobasileuscroceus(Brauer,1867)は、トンボ科(FamilyLibellulidae)オオキイロトンボ属(GenusHydrobasileus)で、沖縄本島の他、渡嘉敷島、久米島、石垣島、西表島に分布する国内のトンボ科では最大種である。平地や丘陵地の挺水植物がよく繁茂する池沼や水田・水路に生息している。翅全体が黄橙色に着色しており、後翅の広角部に褐色の部分があり、サイズと独特の翅の模様で他種とは簡単に区別できる迫力あるトンボである。オオキイロトンボは、昨年の7月7日に沖縄で撮影し本ブログに「オオキイロトンボ」として掲載しているが、タンデム飛翔2カットのみであった。そこで、今年も同じ生息地に行って、今回は2回訪問してみたところ、たいへん個体数が多く、朝7時頃か...オオキイロトンボ(飛翔と産卵)

  • カラスヤンマ

    カラスヤンマChlorogomphusbrunneusbrunneusOguma,1926は、ミナミヤンマ科(FamilyChlorogomphidae)ミナミヤンマ属(GenusChlorogomphus)のトンボで、沖縄本島北部のやんばる地域にのみ分布している。山間の渓流源流域に生息し、4月中旬~8月下旬(5月中旬~6月下旬に多い)に出現する体長70㎜~83㎜内外の大きなヤンマである。メスの翅がカラスのように黒褐色であることが名前の由来であるが、翅色には個体差があり、翅全体が黒褐色のものや透明部分が現れる個体もいる。ミナミヤンマ科は、国内では1属3種2亜種が分布しており、四国南部、九州南部、薩南列島、トカラ列島、奄美大島、徳之島にはミナミヤンマが、沖縄本島にはカラスヤンマとオキナワミナミヤンマが、慶良...カラスヤンマ

  • コノハチョウ

    コノハチョウKallimainachuseucercaFruhstorfer,1898は、タテハチョウ科(FamilyNymphalidae)タテハチョウ亜科(SubfamilyNymphalinae)コノハチョウ族(TribeKallimini)コノハチョウ属(GenusKallima)のチョウで、翅の裏面が枯葉のように見えることが和名の由来である。模様は個体変異が多く、1頭ずつ模様が異なると言ってもよい。コノハチョウ属はインド、東南アジア地域を中心に10種が知られ、コノハチョウは、インド北部からヒマラヤ、インドシナ半島、中国、台湾に、そして日本国内では沖縄本島、沖永良部島、石垣島、西表島、徳之島などの南西諸島の島々に分布しており、日本に分布するものは7亜種に内のKallimainachuseucerc...コノハチョウ

  • オキナワトゲオトンボ

    オキナワトゲオトンボRhipidolestesokinawanusAsahina,1951は、トゲオトンボ科(FamilyRhipidolestidae)トゲオトンボ属(GenusRhipidolestes)のトンボ。トゲオとは「棘尾」の意味で、オスの腹部第9節背面にトゲ状の小さな突起があることに因んでいる。昨年は、沖縄本島に分布する同属のヤンバルトゲオトンボRhipidolestesshozoiIshida,2005を撮影しているが、2005年までは、オキナワトゲオトンボとヤンバルトゲオトンボは、同一種のリュウキュウトゲオトンボとされていた。しかしながら、トゲオトンボ属の分類整理及び種の細分化がなされ、またDNAを使った分子系統解析が行われ、沖縄本島北部の山原(やんばる)だけに分布すえう種をヤンバルトゲ...オキナワトゲオトンボ

  • リュウキュウルリモントンボの青メス産卵

    リュウキュウルリモントンボの青メス産卵を撮影した。リュウキュウルリモントンボCoelicciaryukyuensisryukyuensisAsahina,1951は、2022年に沖縄を訪れた際、6月23日に撮影し本ブログ記事「リュウキュウルリモントンボ」として掲載しているが、今年は、青メス(オス型メス)の産卵シーンを撮ることができた。リュウキュウルリモントンボは、オスメスともに未成熟の時は黄色い体色で、オスは成熟に伴い体色が青く変化する。一方、メスは黄色のまま成熟する個体と、オスに似た青色になる個体がいる。青メス(オス型メス)は、ルリボシヤンマ属(GenusLuehdorfia)などでも表れる変異だが、環境要因による地理的変異と思われる。本種は、沖縄北部に広く分布しているが、青メス(オス型メス)が見られる...リュウキュウルリモントンボの青メス産卵

  • 沖縄辺戸岬から天の川

    沖縄辺戸岬から天の川を撮ってきた。3年連続三泊四日の沖縄遠征。今年は、6月26日(水)から29日(土)の期間、昆虫は、これまで撮れなかったカラスヤンマとコノハチョウ、風景では天の川を主な撮影目的として行ってきた。昨年同様に成田空港から8時10分発のジェットスターGK337便に搭乗し、那覇11時15分着。レンタカーでやんばるを目指し、各種トンボを撮影後に天の川撮影を行ったが、一昨年は国頭郡今帰仁村の古宇利島から撮影し(沖縄の天の川)、昨年は、東村の高江展望台から撮っている。(七夕の天の川(沖縄にて))今年はどこから撮ろうかと、色々と悩んだ結果、沖縄本島最北端の辺戸岬(へどみさき)から撮る事にした。なぜなら、沖縄本島で一番暗い空だからである。空の暗さを評価する値ボートル・スケール(TheBortlescale...沖縄辺戸岬から天の川

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