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ホタルの独り言 Part 2 https://blog.goo.ne.jp/hotaru-net

ホタルをはじめとして様々な昆虫と美しい自然風景を追い求めて撮影した写真を「独り言」とともに掲載します

ホタルの独り言 Part 2
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2015/09/15

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  • ヤマキチョウ

    ヤマキチョウGonopteryxrhamnimaximaButler,1885は、シロチョウ科(FamilyPieridae)モンキチョウ亜科(SubfamilyColiadinae)ヤマキチョウ属(GenusGonepteryx)のチョウで、国外では北アフリカから中国、朝鮮半島にかけて分布し、岩手県、長野県、山梨県、岐阜県に分布するが、極めて局所的であり、アザミ類やマツムシソウが生育する乾燥した広く明るい標高1,000m以上の高草原地帯に生息している。幼虫の食草は、本州(中部以北)の山地や高原に生える落葉低木であるクロツバラのみで、成虫は8月上旬頃から出現し9月中旬頃まで見られる。年一化で、初夏から夏に羽化した成虫はそのまま越冬し、翌年の5月から7月頃にかけ産卵する。翅を開くと(開帳)60~75mmほど...ヤマキチョウ

  • 夏の終りのハーモニー

    夏の終りのハーモニーといえば、1986年にリリースされた井上陽水と安全地帯とのコラボレーション・シングルを思い浮かべる方々が多いかも知れない。私も好きな1曲だ。お二人の美しい歌声とハーモニーに心揺さぶられるが、「夢もあこがれも違う二人だからこそ奏でられるハーモニー。この想い出は、いつまでも忘れない」・・・夏とともに終わる恋の歌である。夏は恋の季節である。昆虫たちだけでなく、私たちもそうのようだ。フェロモンやテストステロンというホルモンが関係しているらしい。燃え上がる恋、甘酸っぱい恋、切ない恋、爽やかな恋、人様々であろうが、フェロモンやホルモンの発散や上昇が抑えられる秋になると散ってしまうこともある。幸い、今年の5月で結婚33年目を迎えたが、10代の頃を振り返れば、夏の終りは切ない思いばかりであった。山下達...夏の終りのハーモニー

  • ホソミモリトンボ

    ホソミモリトンボSomatochloraarctica(Zetterstedt,1840)は、エゾトンボ科(FamilyCorduliidae)エゾトンボ属(GenusSomatochlora)で、2011年7月に尾瀬ヶ原で見たのが最初であるが、証拠にもならない写真しか撮れなかった。その後、毎年のように別の生息地の探索を続け、十カ所以上を何度となく訪れ、2021年には上高地の田代湿原で目撃したが、場所柄、撮影はできなかった。そして昨年、これまでの経験と知識から自力で撮影可能な生息地を見つけ、今年も含めて8回訪問し、のべ58時間にわたって観察と写真撮影を行った。本記事は、その生息地における結果をまとめたものである。(他の生息地でも同一であるとは限らない)観察と写真撮影を行った生息地は乾燥化が進んでおり、この...ホソミモリトンボ

  • "Danse de l'amour" of fireflies

    "Dansedel'amour"offireflies/邦題「届いておくれ、愛の光よ」ホタルが舞う季節は終わったが、外国の方々向けに、これまでに日本各地(岩手県から高知県まで)で撮影したホタルの写真をスライドショー動画にまとめてみた。Firefliesglowtocourttheirpartners.InJapan,firefliesnotonlyliveintheforests,butalsoflyovertheriversin"SATOYAMA".FeelthehealingpowerofJapanesenatureasyouwatchthefirefliesdance.Thefireflyscenery,whichcanonlybeseeninJapan,isapartofJapanesecultu..."Dansedel'amour"offireflies

  • シータテハとエルタテハ

    シータテハとエルタテハ。CとL。後翅裏の白紋の形から付けられた何ともユニークな和名である。先日、久しぶりにシータテハを見かけて撮影したので、和名も形態も似通った両種について比較してみた。まずは分類であるが、どちらもタテハチョウ科(FamilyNymphalidae)ではあるものの、シータテハはキタテハ属GenusPolygoniaで、エルタテハはタテハチョウ属GenusNymphalisである。分布や生息環境も似ており両種ともに成虫で越冬するが、シータテハは年に2回程度発生し、夏型と秋型の季節型がある。キタテハ属GenusPolygoniaシータテハPolygoniac-albumhamigera(Butler,1877)タテハチョウ属GenusNymphalisエルタテハNymphalisvaualbu...シータテハとエルタテハ

  • ホソミモリトンボの交尾態

    ホソミモリトンボの交尾態を撮影することができた。ホソミモリトンボの生息地には、今季4回目、昨年から合わせて8回目の訪問。この日は朝6時から待機した。天候は晴れで気温は18℃。7時過ぎにオスが1頭飛来したが、すぐに遠くへ飛んで行ってしまった。その後、8時半頃からは厚い雲がかかり、太陽が照らないと寒いほどの状況が1時間ほど続き、その間はまったく飛来することはなかった。晴れ間が広がってからも、時折、雲に太陽が隠れ、朝から快晴の日よりも気温の上昇が穏やかであった。今回の大きな目標は、ホソミモリトンボの交尾態を撮ることであった。そのための方法としては2つ。1つは、周囲の木々を隈なく見て回り、枝に止まっているところを探す。もう1つは、産卵に来たメスをオスが捉えた後、タンデムとなって飛んでいくところを目で追いながら、止...ホソミモリトンボの交尾態

  • ホソミモリトンボの産卵

    ホソミモリトンボの本州における貴重な生息地の1つにおいて、昨年から観察と撮影を続けており、今回、7回目の訪問で産卵の様子を撮影することができた。(前回6/26の訪問では、観察のみで写真は撮れなかった)ホソミモリトンボのメスは、どこからともなく現れ、湿原の上を低空で飛翔しながら産卵に適した場所を探す。茂みが少し開けた場所に降りるが、水がないと分かると、すぐに飛び立ち移動する。どの個体も産卵する場所は同じであり、湿原の中を蛇行しながら流れる幅30cmほどの流れである。ただし、流れは草で覆い隠されており、周囲より幾分草が少ないことで分かる程度である。茂みで身を隠すことができる場所でしか産卵しない。飛来したメスは、その茂みの中に降りていき、草につかまって尾部先端を水中に入れて産卵する。(写真2、3)短いと5秒程度...ホソミモリトンボの産卵

  • コシボソヤンマ

    コシボソヤンマBoyeriamaclachlani(Selys,1883)は、ヤンマ科(FamilyAeshnidae)コシボソヤンマ属(GenusBoyeria)で、北海道・本州・四国・九州(種子島、屋久島)に分布し、6月下旬から9月末ころまで見られる。朝と夕方に活発に活動する黄昏ヤンマで、和名の由来となっている腹部第3節の「くびれ」が著しいことが本種の特徴である。ミルンヤンマPlanaeschnamilnei(Selys,1883)と共に数少ない流水性種のヤンマで、低山地、丘陵の麓から平地にかけての樹林に囲まれた薄暗い砂礫底の細流や涌水池の砂泥底に生息している。ミルンヤンマと同所的に見られることもあるが、本種の方がより低地の穏やかな流れを好む傾向がある。人々の生活圏に近いこともあり、河川改修、湧水の不...コシボソヤンマ

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