「SHOGUN」 ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」がエミー賞のグランプリを受賞したということで、早速 DISNEY+ の動画配信で見た。まだ2話までしか見ていないが、普通の戦国もの映画と違って、ハリウッドらしく、ストーリーも脚本も映像もスケールが大きい。 宣教師のポルトガル...
「L' Etranger」 毎日ジリジリするような暑さが続くと、つい思い出すのがカミュの「異邦人」で、灼熱の夏のアルジェリアを舞台にしている。この作品でノーベル文学賞をもらったカミュの名作だが、書き出しの最初の文章が超有名で、たったこれだけで主人公のすべてを表現している。 『今...
Dusk Landscape with Pastel 前回の「朝」の続きで、今回は「夕景」を。 パステルは、もともと「光」を表現するために生まれた画材だから、風景画でも、季節、天候、時間帯、などによって微妙に変化する「光」を表現するのが得意だ。だから、風景のムード(雰囲気)を表...
Morning landscape with pastel パステルは、風景のムード(雰囲気)を描くのに向いている画材だ。春夏秋冬の季節感、晴れ・雨・曇りの天候、朝昼晩の時間帯などによって変わる風景の表情を表現できる。 その例として、「朝」をテーマにした風景をあげてみる。朝の光...
「Allied」 テレビCMで、女スパイが主人公の某サスペンス映画の宣伝で予告編を流していた。演技力ゼロで有名な某大根女優が主役で、シリアスな役なのにマンガチックになってしまって笑える。それはともかく、7年前のやはり女スパイの映画「マリアンヌ」を思い出してもう一度観た。女スパイ...
「The Rope's Exorcist」&「The Exorcism of Emily Rose」 公開中の「ヴァチカンのエクソシスト」を観たが、「エクソシズム」(悪魔祓い)は中世の話かと思っていたがとんでもなく、現在でも世界中でエクソシストたちが活躍していることを知った。こ...
「HIROSHIMA」 ”幻の映画” ということだが、映画館(横浜シネマリン)は超満員で、1日だけ限定の、それも1回だけの上映なのがもったい。 黒焦げの死体や瓦礫に押しつぶされた人間など凄惨な地獄絵図がリアルに描かれている。火傷を冷やすために人々は川に入っていくが、そこでもたく...
「Barbie」「Oppenheimer」「Hiroshima」 日本人にとって8月は「戦争」と「原爆」の月だが、それにまつわる映画3本が来る。 「バービー」 日本への原爆投下を面白おかしく茶化すような場面があるということで、ネットで炎上している。劇場で予告編を見せられて、おバ...
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「SHOGUN」 ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」がエミー賞のグランプリを受賞したということで、早速 DISNEY+ の動画配信で見た。まだ2話までしか見ていないが、普通の戦国もの映画と違って、ハリウッドらしく、ストーリーも脚本も映像もスケールが大きい。 宣教師のポルトガル...
Nippon Steel's Attempt to acquire U.S. Steel 日本製鉄の US スチール買収問題が大統領選の争点の一つになっている。USS の本拠地は、アメリカ最大の激戦州ペンシルバニアのピッツバーグにあるから、トランプは USS の労働者票を得ようと...
Audio speaker with lighting 20 年来愛用している照明器具と合体させたオーディオ・スピーカー。BLUETOOTH 専用なので、スマホの音源でBGM 用として気軽に使える。とはいえ底部が木箱の密閉型 SP ボックスで、なかなかの音質だ。照明シェードは銀...
「Swing Vote」 アメリカ大統領選挙は、トランプ対ハリスで接戦が続いている。先日、TV討論会の 生中継を見ていたが、プロレスの殴り合いのようでなかなか面白かった。 「スイング・ステート」と呼ばれる毎回勝敗が入れ替わる「接戦州」の行方が勝敗を決めるから、その州の「浮動票」...
Chirico &「Pandora and the Flying Dutchman」 もう終わってしまった「キリコ展」(東京都美術館、~ 8 / 29 )だが、出品されていた「ヘクトルとアンドロマケ」を引用した面白い映画があった。 「ヘクトルとアンドロマケ」は、表情のないツルン...
Taipei 228 Memorial Museum &「 A City of Sadness」 台北の総統府の近くをぶらぶら歩いていたら、大きな公園があり、その片隅に樹々に囲まれてこじんまりした建物があった。「台北二二八紀念館」とあったので入ってみたが、名前ぐらいしか知ら...
Renzo Piano 関西国際空港が開業 30 周年を迎えたという報道があった。関空といえば思い出すのはなんといってもレンゾ・ピアノだ。 昔、出来てまもない「ポンピドゥー・センター」を初めて見たときはびっくりした。レンゾ・ピアノの代表作だが、まるで建設工事中の鉄骨の足場がその...
The history of own car 今年も運転免許証の更新をした。今はほとんど運転をしないが、車好きとしては免許返納をする気になれない。改めて、歴代マイカーの水彩スケッチを並べて振り返ってみた。 「日野ルノー」は 1965 年頃、就職して初めてのボーナスで中古で買って...
The earthquake disaster of 1923 一昨日の9/ 1 は国が決めた「防災の日」だが、関東大震災の日にちなんでいる。震災は自分ではもちろん経験していないが、なんとなく身近に感じるのは、母親が当時、東京の大学に通っていた女学生で、震災当日に目の当たりにし...
Matsuoka Seigo 情報時代といわれる今、ネット上にありとあらゆる「情報」が溢れている。しかしその大部分は「情報のゴミ」と呼ばれる役に立たない「情報」だ。本当の「情報」とは、単に事実だけでなく、その理由や背景まで含めて多面的に考察することで得られる「意味のある情報」の...
Animation「Are You Lost in the World Like Me ?」 朝から晩まで一日中 スマホ をいじっている人たちは今や当たり前になってしまった。そんな ”スマホ依存症” にかかった人たちを描いたショート・アニメ「Are You Lost in th...
「TITANIC」 「メロドラマ」の定義としては、「女性映画や、家族の緊張感を描く映画、およびお涙頂戴ものを指す映画ジャンル」とか、もっと大雑把に「低俗な、あまり出来の良くない、センチメンタルなドラマ」といわれることが多い。 しかしメロドラマについてのもっと深い研究がされている...
「Orange Express」 カリフォルニアのさわやかな風を浴びながらドライブしている・・・気分で猛暑の夏を過ごす
「Mrs. Harris Goes to Paris」 パリ・オリンピックで、セーヌ川で水泳競技が行われたが、汚染された水で感染症になった選手が続出した。セーヌ川で行った派手な演出の開会式だが、パリの美しさは「見せかけ」だけで、実態は汚い街だということがバレてしまった。 パリで...
War Museum YUSYUKAN 終戦の季節8月には靖国神社へ行ってみる価値がある。参拝のためではなく、付属の軍事博物館「遊就館」見学のために。 「零戦」や「回天」などの特攻兵器が多数展示されていて、戦争の「リアル」を実感できる。「回天」はいわゆる人間魚雷で、巨大な潜水...
1980 年代の懐かしいフュージョンの CD を購入。暑い夏をさわやかな気分で過ごせる。ビールでも飲みながら・・ 「Breezin'」のタイトル同様、ジャケットのデザインも夏向きで、このイラストレーター(名前は忘れた)は、一世を風靡した。
国税庁が発表した従業員の給与が最も低い業界は「宿泊業・飲食サービス業」だった。円安の影響で外国人観光客が増えて見かけは潤っているように見えるが、実態は相変わらず、この業界の生産性の低いことを表している。 日本の観光業界の振興策を政府に提言しているイギリス人の経済アナリストのデ...
Olympic Medal 今回のパリオリンピックで日本は、米中に続いて世界3位のメダル数を獲得した。各国のメダル獲得数と政治・経済との関係を分析した研究がある。ここでは京都産業大学の鈴木清巳教授の分析を紹介する。「人口」「GDP」「政治体制」の3つを指標にして各国を比較してい...
「KRUTY 1918」 ウクライナ映画の「バトルフィールド クルーティの戦い」は、100 年前の 1918 年に、ロシアがウクライナに侵攻した史実をもとにしている。これを見ると、現在のウクライナ戦争がなかなか終わらないことの歴史的背景がよく理解できる。 ロシア軍が侵攻し、首...
Izakaya in Edo period 生ビールでもちょっと一杯の季節に、昔の飲みを紹介。(再掲) 江戸では居酒屋が大繁盛していたようで、「居酒屋の誕生」(飯野亮一著)という本に、その様子が紹介されている。大阪の「食い倒れ」に対して、江戸の「呑み倒れ」と言われるくらい、江戸...
「Chocolat」 西洋では、「食べること」は、宗教的な意味合いを持っている。ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に描かれているように、パンをちぎって人に分け与えて一緒に食べることは、信者どうしの結びつきを確認するための宗教的儀式だった。だから西洋絵画では、食事を描いた絵画がたくさん...
History of Eating 「食べる西洋美術史」(宮下規久朗) は、西洋では重要な絵画のテーマだった 「食事」や「食物」の絵画を通して、西洋における「食べる」ことの意味を読み解いている。日本には「食」の絵画という歴史がないから、目からウロコの本だ。 食事の絵といえば何と...
Intuitive Light パステルという画材は、レオナルド・ダ・ヴィンチが「光を描く」目的で発明したと言われている。だからパステル画の指導書はすべて、光を描かずして、何のためのパステル画だと言わんばかりに「光」の描き方に重点を置いている。対象を漫然と見ているだけでは「光」...
「Corsage」 ”歴史もの” 映画が大好きなので、とりあえずと思って見にいったが、予想を超えて、はるかに面白かった。歴史上の人物であるエリザベート皇妃を伝記的にではなく、今生きているかのように生々しい「女性」として描いているのは女性監督(マリー・クロイッツアー)ならではだろ...
Summer Landscape with Pastel 酷暑が続くと、せめて絵でも見て暑さを忘れたい。そこで題材が夏でありながらも、涼しい風景の絵を探してみた。光を描くのに適したパステル画はそういうのが得意だ。今回もパステル画の初心者向け入門書から作品を引用。 「夏の陰」 暑...
「L' Etranger」 毎日ジリジリするような暑さが続くと、つい思い出すのがカミュの「異邦人」で、灼熱の夏のアルジェリアを舞台にしている。この作品でノーベル文学賞をもらったカミュの名作だが、書き出しの最初の文章が超有名で、たったこれだけで主人公のすべてを表現している。 『今...
Dusk Landscape with Pastel 前回の「朝」の続きで、今回は「夕景」を。 パステルは、もともと「光」を表現するために生まれた画材だから、風景画でも、季節、天候、時間帯、などによって微妙に変化する「光」を表現するのが得意だ。だから、風景のムード(雰囲気)を表...
Morning landscape with pastel パステルは、風景のムード(雰囲気)を描くのに向いている画材だ。春夏秋冬の季節感、晴れ・雨・曇りの天候、朝昼晩の時間帯などによって変わる風景の表情を表現できる。 その例として、「朝」をテーマにした風景をあげてみる。朝の光...
「Allied」 テレビCMで、女スパイが主人公の某サスペンス映画の宣伝で予告編を流していた。演技力ゼロで有名な某大根女優が主役で、シリアスな役なのにマンガチックになってしまって笑える。それはともかく、7年前のやはり女スパイの映画「マリアンヌ」を思い出してもう一度観た。女スパイ...
「The Rope's Exorcist」&「The Exorcism of Emily Rose」 公開中の「ヴァチカンのエクソシスト」を観たが、「エクソシズム」(悪魔祓い)は中世の話かと思っていたがとんでもなく、現在でも世界中でエクソシストたちが活躍していることを知った。こ...
「HIROSHIMA」 ”幻の映画” ということだが、映画館(横浜シネマリン)は超満員で、1日だけ限定の、それも1回だけの上映なのがもったい。 黒焦げの死体や瓦礫に押しつぶされた人間など凄惨な地獄絵図がリアルに描かれている。火傷を冷やすために人々は川に入っていくが、そこでもたく...
「Barbie」「Oppenheimer」「Hiroshima」 日本人にとって8月は「戦争」と「原爆」の月だが、それにまつわる映画3本が来る。 「バービー」 日本への原爆投下を面白おかしく茶化すような場面があるということで、ネットで炎上している。劇場で予告編を見せられて、おバ...
「The Book of Lost Things」 ジョン・コナリーの「失われたものたちの本」が、宮崎駿のアニメ「君たちはどう生きるか」に大きな影響を与えたという。本の帯に「ぼくをしあわせにしてくれた本です。出会えて本当に良かったと思ってます。」という宮崎駿の推薦文がある。そし...
「The Boy and the Heron」 今話題の「君たちはどう生きるか」を観た。82 歳の宮崎駿の最後になる(だろう)渾身の一作だ。10 年前の前作「風立ちぬ」は、堀辰雄のセンチメンタルな小説をアニメ化した作品で、宮崎駿らしさがあまりなかったが、今回は宮崎ワールドを思う...
「BIG」 「ビッグ」というロマンチック・コメディは、今から 35 年前の 1988 年公開で、今から35 年前の映画だが、この時代を思い起こさせる場面がたくさん出てくる。 まず舞台のニューヨーク都心の風景が写し出されるが、日本の電機メーカーのネオンで埋め尽くされている。この時...
「The Super Mario Bros.」 Illumination と任天堂が共同製作した興味深い映画で、ジャンルもフォーマットも違う映像メディアである映画とゲームという二つが切れ目なく一体化している。登場するキャラクターも繰り広げられるアクションも、ゲームの「マリオ」の...
Disney Animation ディズニーがアニメ映画というジャンルを確立してから 80 年くらい経つが、絶大な人気を保ち続けながら反面で批判にさらされ続けてきた。現実のリアルな問題は無いことにして、愛に満ちた”美しい夢の世界” をスクリーン上に描いてきた。それは結果的に、差...
「The Little Mermaid」 けっこうよくできていて、じゅうぶん楽しめる映画だ。かつてのアニメ版を実写に変えたリメイクだが、人魚のアリエルの役にハリー・ベイリーという新人の黒人女性を登用したことが大きな議論になっている。 我々日本人には、彼女は純真で賢くて可愛いいし...
Photographs by Toshio Shibata 今、開催中の抽象絵画の展覧会「アブストラクション展」(アーティゾン美術館)を見ていたら、まるで写真のような表現の絵画があった・・・と思ったら、ほんとうに写真だった。 それで柴田敏雄という写真家を知って、その作品集を見て...
「 Indiana Jones and the Dial of Destiny」 いままでのシリーズと比べて アクション迫力度3倍 荒唐無稽度3倍 観客サービス度3倍 ということで、暑気払いに最適。 ラストシーンで、カレン・アレンがちょっとだけ出てくる。第 1 作でヒ...