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ミラーボール http://mirar.sblo.jp/

もう、一生恋なんてしないと思っていた。 なのに、恋をしてしまった・・・。

シングルマザーの私が、30歳の娘を心配して結婚相談所などに顔を出し、娘の結婚相手を見つけようとして、恋をしてしまった・・・。「娘や「母子との関係」や「やりとり」などについて

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2015/03/27

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  • まだ心臓がバクバクしていました・・・。

    彼の母がピアノ教室まで押し掛けて来ました・・・。 そして、佐伯先生のおかげで、 何とか逃げられた私・・・。 すぐに、電車に飛び乗りました。 また、彼の元へ向かいました・・・。 まだ心臓がバクバクしていました・・・。 彼の母に見つかったら、きっと・・・。 きっと、殺されちゃう・・・。 だって、珈琲カップを投げられたり…

  • 「早く、逃げて!!!」

    佐伯先生と彼の母がもめる声が聞こえてきました・・・。 途中から、 そこに社長の声も混ざっていました。 そして、使っていない教室に逃げた 私のもとに、佐伯先生がやってきました。 「早く、逃げて!!!」 それを聞いて、 私はすぐにピアノ教室をあとにしたのでした・・・。 佐伯先生のおかげで、何とか逃げられた私…

  • そこに、彼の母がいたのでした・・・。

    「落ち着くまで、自宅待機していてください。また連絡しますので」 ピアノ教室の社長に言われて、 帰ろうとした時でした。 そこに・・・。 そこに、彼の母がいたのでした・・・。 彼の母は? 耳にスマホをあてていました。 そして、ピアノ教室の電話が鳴りました。 私は慌てて逃げました・・・。 私の様子に…

  • 私は、悲鳴を上げそうになりました。

    彼の母からの電話で、 勤め先のピアノ教室に迷惑が・・・。 何も知らずにやって来た田辺さんを、帰してしまったのでした。 私のせいで、こんなことに・・・。 また、電話が鳴りました・・・。 「すみません、先ほどもお伝えしたように・・・」 「ええ、ええ、そうですね、いつ出勤されるかは・・・」 慣れたように、 佐伯先生が答えました。 5…

  • レッスンどころではないことを。

    「あれ、先生!」 田辺さんがやって来ました。 そっか、今日は田辺さんのレッスンの日。でした・・・ でも、分かっています。 レッスンどころではないことを。 そうこうしている最中・・・ また電話が鳴りました。 佐伯先生は私を手で制し、電話に出ました。 「すいません、先ほどお伝えした通り、本日もお休みでして・・・ …

  • そんなに迷惑をかけていたなんて・・・。

    ピアノ教室にひっきりなしにかかってくる電話の相手・・・。 それは? 〓彼の母でした・・・。 だから、佐伯先生は? 私に「電話に出ないで」と言ったのです。 「すみません」 私は佐伯先生に頭を下げました。 「先生が休んでから、ずっとでさー」 佐伯先生はそう言って わざとらしく頭を抱えました。 彼と逃げた事で・・・ 彼の母がピアノ教室に電話を・・・…

  • 「先生は絶対に電話に出ないでね」

    ピアノ教室に出勤すると? 「先生は絶対に電話に出ないでね」 と、佐伯先生に忠告されました。 何でだろう? そう思っていると、佐伯先生が電話に出たのです。 ビックリしました。 え、私はダメだけど、佐伯先生は出るの?って・・・? 「すいません、本日もお休みでして・・・」 「ええ、いつ出勤されるかは・・・はい。すみませ…

  • 「大変だよ!」

    ようやく着いたピアノ教室に入ると、 「大変だよ!」 血相を変えた佐伯先生に言われたのでした・・・ ごめんなさい、仕事を休んで。 まず、そう言おうと心に決めていたのに、 言えませんでした。 「大変って、何がですか?」 私が聞くと、 明らかに言葉を濁す佐伯先生・・・。 「・・・言いづらいなあ」 って笑いました。 それで気付きました。

  • なかなか繋がりませんでした・・・。

    この数日、ずっとお休みしていた仕事。 もうお休みはできないのです。 まず、休んでしまったことを謝罪しようと 私は、ピアノ教室に電話をかけました。 なかなか繋がりませんでした・・・。 こんなこと、なかったのにな・・・。 ひとまず、ピアノ教室へ行くことにしました。 けっこうな距離がありました・・・。 彼と2人で来…

  • 「あのね・・・そろそろ・・・」

    ようやく彼と再会できたことをビールで乾杯できました。 外に出ると? いつ彼の母が目の前に現れるんじゃないかと? 怯えていた彼も、 ホテルだとその警戒心も薄れます。 もう一泊すること をフロントに伝えました。 「館林さんは、ここに居て。」 私がそう言うと、 彼は急に不安な顔になりました・・・。 「あのね・・・そろそろ・・・」

  • ただ、一緒に居たくて・・・。

    つねに何かに怯えている彼・・・。 彼を見ると、やっぱり心がチクチクしました・・・。 どこに居ても落ち着かず、 周りを警戒している彼。 いつの間にか夕方になり、 同じホテルに泊まりました。 ご飯はないので、コンビニへ行きました。 ついでに、ビールを2缶、買いました。 部屋に戻って、 2人で乾杯をしました。 ようやく、再会を祝えました…

  • 正直、分からなくなりました。

    彼に変化が訪れました・・・。 かなり怯えるようになってしまったのでした・・・。 通り過ぎる人。 周りの人の話し声。 相当、お義母さんを警戒している様子でした・・・。 「大丈夫だよ、大丈夫だよ」 その度に、何度も声をかけました。 彼(館林さん)は? 頷いては警戒する様子を繰り返していました・・・。 それを見て、 …

  • 夜中まで続けました。

    もし?娘が東京に来たなら? 彼の母に軟禁されかねない・・・。 そう思った私は? いま、彼(館林さん)といること。 私たちは大丈夫だから、かのん、しばらく東京には来ないで。 そう全て伝えました。 「分かった。」 とすぐに返信がきました。 「お母さん。サンクスデーには何食べる?」 その娘からのLINEを見て、涙…

  • 冷や汗でびっしょりに、なりました・・・。

    もし? 娘が今、大阪から駆けつけたら? うちに来てしまったら、 彼の母と鉢合うかもしれない・・・。 そうなったら? 今度は、軟禁されかねない・・・。 私は、冷や汗でびっしょりに、なりました・・・。 娘に、即座にLINEを返しました。 「いま、館林さんといること。」 「私たちは大丈夫だから、かのん、しばらく東京には来ないで。」 …

  • 良かった・・・お義母さんじゃなくて・・・。

    彼の母の姿に似たご婦人をみて 彼(館林さん)は逃げようとしましたが・・・。 彼の母と同じような格好をした 全くの別人でした。 「館林さん! 待って! 違う!」 館林さん(彼)は 立ち止まってそのよく似た人を見ました・・・。 その?彼の母の格好に似た女性は、 私たちを不審な目で見て通り過ぎました・・・。 良…

  • こっちに近づいて来ました・・・。

    彼が?後退りした方向を見ると? そこには? 彼の母の姿が・・・? そんな、まさか・・・? 一気に血の気が引きました・・・。 そして、こっちに近づいて来ました・・・。 私はその場から動くことができませんでした。 彼(館林さん)は逃げようとしました・・・。 近づいてきて、 …

  • 目を疑う姿が飛び込んできたのです・・・。

    見知らぬ地でホテルで1泊し 喫茶店を出て、さて、これからどうしようか? そう。彼に声をかけた時でした・・・。 彼が、後退さりしたのでした・・・。 「えっ?なにがあったの?」 と思って、私も彼がみている方向を見ました。 すると・・・? そこに、目を疑う姿が飛び込んできたのです・・・。 そこには?

  • あえて聞きませんでした・・・。

    初めて降りた駅で、 彼(館林さん)と一緒に、 とても古いビジネスホテルに泊まりました。 実に、1年ぶりに、お互いを確かめ合いました・・・。 昨日、電車の中で 彼がお義母さんに連れ戻された話 そして、お義父さんによって 家を出られた話を聞きました・・・。 その間の話は? もうしたくないようだったので・・・ 私もあえて聞きませんでした・・・。<…

  • 彼は、泣いていました・・・。

    お義父さんが? 私たちの味方であった事を知り、 感謝の念を感じずにはいられませんでした。 電車じゃなかったら? きっと私、ボロボロ泣いていた・・・。 と思います。 ふと?彼を見ると? 彼は、泣いていました・・・。 鼻水垂らして、 必死に嗚咽するのを堪えながら、泣いていました・・・。 私はポケットティッシュを手に渡しました。 鼻水を…

  • 「オヤジの顔、見れなかった・・・」

    「オヤジ、おふくろが出た後に、俺に言ったんだ。 『行け』って・・・。」 俺、オヤジに 『すまん』って言って駆け出した。 「オヤジの顔、見れなかった・・・」 それを聞いて私。 胸が熱くて・・・熱くて・・・。 お義父さん・・・ありがとうございます。 何度も何度も 心の中で叫びました。 味方じゃなかったなんて、 …

  • 咄嗟に、『オヤジからも逃げなきゃ』と思ったんだが・・・。

    「あの後すぐ、お義母さんが帰って来たんのよね?」 私はそう確認しました。 館林さんは 「そっかー、話したね」って苦笑いをしました。 あの時、もし?彼の母に鉢合っていたら・・・? 一体どうなっていたでしょう・・・? 背筋が凍る思いがしました・・・。 「でもおふくろ、お汁粉振る舞ったり色々してたから、バタバタしてて。 そうだあの時は?えーっ…

  • 「あの日、俺も抜け出すつもりだった。でも・・・」

    「お祭りの日、俺、賭けに出たんだ」 そう言う館林さん・・・。 それは私も一緒でした。あの日(お祭りの日)が勝負でした。 例大祭で? 彼の母が家を空けると確信していたからです。 「一緒に、りんご飴が食べたい、おふくろにそうお願いしたんだ」 彼(館林さん)がそう続けました。 「おふくろ、喜んでた。小さい頃、毎年楽しみにして…

  • 彼の母への怒りと、恐怖が順番に襲ってきました・・・。

    お義母さんに騙され、 外から部屋に鍵をかけたれた館林さん・・・。 それからのことは、あまり語りたくないようでした。 私は、初めて彼の実家へ行った時、 館林さんがリビングにいたのを見た気がしました。 http://mirar.sblo.jp/article/186124018.html?1583719012 そのことを言うと、 「いや、リビングにも居ないよ・・・」 って・・・。 <…

  • まさか、自分の部屋に鍵を付けられていたなんて

    彼(館林さん)が、事の顛末を語り始めました。 「おふくろに、騙されたと分かって、すぐ帰ろうとした。」 「そのまま、すぐに帰れば良かったんだ。 ずっと、家に帰ってなかったから、 仕事に必要な道具を持ってこようとして 自分の部屋に入ったのが失敗だった。」 「そのまま、おふくろ(彼の母)に鍵をかけられた・・・。」 「まさか、自分の部屋に鍵を付けられ…

  • 「あの日、家に帰ったらさー」

    「あの日、家に帰ったらさー」 静かに、目の前をぼーっと眺めながら、 彼(館林さん)が、連れ去れた際の事の顛末を口にしました。 家? 家ってどっちの? 私は心の声が出ないように必死に我慢しました。 「まず、おふくろが来た」 あ、上野のデートの後。 彼(館林さん)が連れ戻された話だ、と分かりました。 「お父さんが危ないって言わ…

  • 「そっかー、あれから1年か・・・」

    1年振りに見た、彼(館林さん)の横顔・・・ いま、隣に彼(館林さん)がいる。 そう思っただけで、 込み上げるものがありました・・・。 ようやく2人になれた・・・。 ようやく彼を救出できた・・・。 「そっかー、あれから1年か・・・」 彼(館林さん)は長いため息をつきました。 「この1年、どうだった?」 「大丈夫だった…

  • 「逃げよう!」

    「逃げよう!」 彼(館林さん)にそう言われました。 「ここに居たらマズイ」 私は頷きます。 絶対に彼の母が、ここへ来る・・・。 「たぶん、まだ家に帰ってはいないから、気付いてないけど。 でも帰れば気付く。そしたら真っ先にここへ来る」 私は、最低限の荷物だけ持って、家を出ました。 「どこへ行けば良い?」 私は聞きま…

  • やはりあなたは、味方だったんですね・・・

    「・・・お義父さんが?」 彼(館林さん)が頷きました。 お義父さんが、逃がしてくれたってこと? 「あの時、すぐにおふくろが帰って来たんだ」 ・・・あの時? http://mirar.sblo.jp/article/186997606.html 私は思い出しました。 彼の母が例大祭で家を空けるタイミングを狙って、 館林さんを助け出そうと家に行きました。 でも、お義父さんに、阻まれ…

  • 「えっ?・・・お義父さんが?」

    「館林さん・・・」 私が絶望的な気持ちにある時 彼が、帰って来ました・・・。 頭が真っ白になりました。 ・・・ど、どうして。 嬉しい。 それ以上の言葉が出ません。 ようやく・・・彼の声を耳にでき、 彼に触れられることができました・・・。 涙が溢れました。 もう枯れてしまうほど、涙がこぼれてきます。 …

  • 「俺だよ」

    走馬灯のように、様々な事が頭を巡りましたが・・・。 何もできないよ、私・・・。 涙が出た、その時でした。 ドアのベルが鳴ったのでした・・・。 えっ? かのん? こないだみたいに、突然帰って来てくれたの?? いえ、違います・・・。 だって、娘なら?自分で鍵を持っていますから。 まさか・・・彼の母??? 救出し…

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