もう、一生恋なんてしないと思っていた。 なのに、恋をしてしまった・・・。
シングルマザーの私が、30歳の娘を心配して結婚相談所などに顔を出し、娘の結婚相手を見つけようとして、恋をしてしまった・・・。「娘や「母子との関係」や「やりとり」などについて
彼の母がピアノ教室まで押し掛けて来ました・・・。 そして、佐伯先生のおかげで、 何とか逃げられた私・・・。 すぐに、電車に飛び乗りました。 また、彼の元へ向かいました・・・。 まだ心臓がバクバクしていました・・・。 彼の母に見つかったら、きっと・・・。 きっと、殺されちゃう・・・。 だって、珈琲カップを投げられたり…
佐伯先生と彼の母がもめる声が聞こえてきました・・・。 途中から、 そこに社長の声も混ざっていました。 そして、使っていない教室に逃げた 私のもとに、佐伯先生がやってきました。 「早く、逃げて!!!」 それを聞いて、 私はすぐにピアノ教室をあとにしたのでした・・・。 佐伯先生のおかげで、何とか逃げられた私…
「落ち着くまで、自宅待機していてください。また連絡しますので」 ピアノ教室の社長に言われて、 帰ろうとした時でした。 そこに・・・。 そこに、彼の母がいたのでした・・・。 彼の母は? 耳にスマホをあてていました。 そして、ピアノ教室の電話が鳴りました。 私は慌てて逃げました・・・。 私の様子に…
彼の母からの電話で、 勤め先のピアノ教室に迷惑が・・・。 何も知らずにやって来た田辺さんを、帰してしまったのでした。 私のせいで、こんなことに・・・。 また、電話が鳴りました・・・。 「すみません、先ほどもお伝えしたように・・・」 「ええ、ええ、そうですね、いつ出勤されるかは・・・」 慣れたように、 佐伯先生が答えました。 5…
「あれ、先生!」 田辺さんがやって来ました。 そっか、今日は田辺さんのレッスンの日。でした・・・ でも、分かっています。 レッスンどころではないことを。 そうこうしている最中・・・ また電話が鳴りました。 佐伯先生は私を手で制し、電話に出ました。 「すいません、先ほどお伝えした通り、本日もお休みでして・・・ …
ピアノ教室にひっきりなしにかかってくる電話の相手・・・。 それは? 〓彼の母でした・・・。 だから、佐伯先生は? 私に「電話に出ないで」と言ったのです。 「すみません」 私は佐伯先生に頭を下げました。 「先生が休んでから、ずっとでさー」 佐伯先生はそう言って わざとらしく頭を抱えました。 彼と逃げた事で・・・ 彼の母がピアノ教室に電話を・・・…
ピアノ教室に出勤すると? 「先生は絶対に電話に出ないでね」 と、佐伯先生に忠告されました。 何でだろう? そう思っていると、佐伯先生が電話に出たのです。 ビックリしました。 え、私はダメだけど、佐伯先生は出るの?って・・・? 「すいません、本日もお休みでして・・・」 「ええ、いつ出勤されるかは・・・はい。すみませ…
ようやく着いたピアノ教室に入ると、 「大変だよ!」 血相を変えた佐伯先生に言われたのでした・・・ ごめんなさい、仕事を休んで。 まず、そう言おうと心に決めていたのに、 言えませんでした。 「大変って、何がですか?」 私が聞くと、 明らかに言葉を濁す佐伯先生・・・。 「・・・言いづらいなあ」 って笑いました。 それで気付きました。
この数日、ずっとお休みしていた仕事。 もうお休みはできないのです。 まず、休んでしまったことを謝罪しようと 私は、ピアノ教室に電話をかけました。 なかなか繋がりませんでした・・・。 こんなこと、なかったのにな・・・。 ひとまず、ピアノ教室へ行くことにしました。 けっこうな距離がありました・・・。 彼と2人で来…
ようやく彼と再会できたことをビールで乾杯できました。 外に出ると? いつ彼の母が目の前に現れるんじゃないかと? 怯えていた彼も、 ホテルだとその警戒心も薄れます。 もう一泊すること をフロントに伝えました。 「館林さんは、ここに居て。」 私がそう言うと、 彼は急に不安な顔になりました・・・。 「あのね・・・そろそろ・・・」
つねに何かに怯えている彼・・・。 彼を見ると、やっぱり心がチクチクしました・・・。 どこに居ても落ち着かず、 周りを警戒している彼。 いつの間にか夕方になり、 同じホテルに泊まりました。 ご飯はないので、コンビニへ行きました。 ついでに、ビールを2缶、買いました。 部屋に戻って、 2人で乾杯をしました。 ようやく、再会を祝えました…
彼に変化が訪れました・・・。 かなり怯えるようになってしまったのでした・・・。 通り過ぎる人。 周りの人の話し声。 相当、お義母さんを警戒している様子でした・・・。 「大丈夫だよ、大丈夫だよ」 その度に、何度も声をかけました。 彼(館林さん)は? 頷いては警戒する様子を繰り返していました・・・。 それを見て、 …
もし?娘が東京に来たなら? 彼の母に軟禁されかねない・・・。 そう思った私は? いま、彼(館林さん)といること。 私たちは大丈夫だから、かのん、しばらく東京には来ないで。 そう全て伝えました。 「分かった。」 とすぐに返信がきました。 「お母さん。サンクスデーには何食べる?」 その娘からのLINEを見て、涙…
もし? 娘が今、大阪から駆けつけたら? うちに来てしまったら、 彼の母と鉢合うかもしれない・・・。 そうなったら? 今度は、軟禁されかねない・・・。 私は、冷や汗でびっしょりに、なりました・・・。 娘に、即座にLINEを返しました。 「いま、館林さんといること。」 「私たちは大丈夫だから、かのん、しばらく東京には来ないで。」 …
彼の母の姿に似たご婦人をみて 彼(館林さん)は逃げようとしましたが・・・。 彼の母と同じような格好をした 全くの別人でした。 「館林さん! 待って! 違う!」 館林さん(彼)は 立ち止まってそのよく似た人を見ました・・・。 その?彼の母の格好に似た女性は、 私たちを不審な目で見て通り過ぎました・・・。 良…
彼が?後退りした方向を見ると? そこには? 彼の母の姿が・・・? そんな、まさか・・・? 一気に血の気が引きました・・・。 そして、こっちに近づいて来ました・・・。 私はその場から動くことができませんでした。 彼(館林さん)は逃げようとしました・・・。 近づいてきて、 …
見知らぬ地でホテルで1泊し 喫茶店を出て、さて、これからどうしようか? そう。彼に声をかけた時でした・・・。 彼が、後退さりしたのでした・・・。 「えっ?なにがあったの?」 と思って、私も彼がみている方向を見ました。 すると・・・? そこに、目を疑う姿が飛び込んできたのです・・・。 そこには?
初めて降りた駅で、 彼(館林さん)と一緒に、 とても古いビジネスホテルに泊まりました。 実に、1年ぶりに、お互いを確かめ合いました・・・。 昨日、電車の中で 彼がお義母さんに連れ戻された話 そして、お義父さんによって 家を出られた話を聞きました・・・。 その間の話は? もうしたくないようだったので・・・ 私もあえて聞きませんでした・・・。<…
お義父さんが? 私たちの味方であった事を知り、 感謝の念を感じずにはいられませんでした。 電車じゃなかったら? きっと私、ボロボロ泣いていた・・・。 と思います。 ふと?彼を見ると? 彼は、泣いていました・・・。 鼻水垂らして、 必死に嗚咽するのを堪えながら、泣いていました・・・。 私はポケットティッシュを手に渡しました。 鼻水を…
「オヤジ、おふくろが出た後に、俺に言ったんだ。 『行け』って・・・。」 俺、オヤジに 『すまん』って言って駆け出した。 「オヤジの顔、見れなかった・・・」 それを聞いて私。 胸が熱くて・・・熱くて・・・。 お義父さん・・・ありがとうございます。 何度も何度も 心の中で叫びました。 味方じゃなかったなんて、 …
「あの後すぐ、お義母さんが帰って来たんのよね?」 私はそう確認しました。 館林さんは 「そっかー、話したね」って苦笑いをしました。 あの時、もし?彼の母に鉢合っていたら・・・? 一体どうなっていたでしょう・・・? 背筋が凍る思いがしました・・・。 「でもおふくろ、お汁粉振る舞ったり色々してたから、バタバタしてて。 そうだあの時は?えーっ…
「お祭りの日、俺、賭けに出たんだ」 そう言う館林さん・・・。 それは私も一緒でした。あの日(お祭りの日)が勝負でした。 例大祭で? 彼の母が家を空けると確信していたからです。 「一緒に、りんご飴が食べたい、おふくろにそうお願いしたんだ」 彼(館林さん)がそう続けました。 「おふくろ、喜んでた。小さい頃、毎年楽しみにして…
お義母さんに騙され、 外から部屋に鍵をかけたれた館林さん・・・。 それからのことは、あまり語りたくないようでした。 私は、初めて彼の実家へ行った時、 館林さんがリビングにいたのを見た気がしました。 http://mirar.sblo.jp/article/186124018.html?1583719012 そのことを言うと、 「いや、リビングにも居ないよ・・・」 って・・・。 <…
彼(館林さん)が、事の顛末を語り始めました。 「おふくろに、騙されたと分かって、すぐ帰ろうとした。」 「そのまま、すぐに帰れば良かったんだ。 ずっと、家に帰ってなかったから、 仕事に必要な道具を持ってこようとして 自分の部屋に入ったのが失敗だった。」 「そのまま、おふくろ(彼の母)に鍵をかけられた・・・。」 「まさか、自分の部屋に鍵を付けられ…
「あの日、家に帰ったらさー」 静かに、目の前をぼーっと眺めながら、 彼(館林さん)が、連れ去れた際の事の顛末を口にしました。 家? 家ってどっちの? 私は心の声が出ないように必死に我慢しました。 「まず、おふくろが来た」 あ、上野のデートの後。 彼(館林さん)が連れ戻された話だ、と分かりました。 「お父さんが危ないって言わ…
1年振りに見た、彼(館林さん)の横顔・・・ いま、隣に彼(館林さん)がいる。 そう思っただけで、 込み上げるものがありました・・・。 ようやく2人になれた・・・。 ようやく彼を救出できた・・・。 「そっかー、あれから1年か・・・」 彼(館林さん)は長いため息をつきました。 「この1年、どうだった?」 「大丈夫だった…
「逃げよう!」 彼(館林さん)にそう言われました。 「ここに居たらマズイ」 私は頷きます。 絶対に彼の母が、ここへ来る・・・。 「たぶん、まだ家に帰ってはいないから、気付いてないけど。 でも帰れば気付く。そしたら真っ先にここへ来る」 私は、最低限の荷物だけ持って、家を出ました。 「どこへ行けば良い?」 私は聞きま…
「・・・お義父さんが?」 彼(館林さん)が頷きました。 お義父さんが、逃がしてくれたってこと? 「あの時、すぐにおふくろが帰って来たんだ」 ・・・あの時? http://mirar.sblo.jp/article/186997606.html 私は思い出しました。 彼の母が例大祭で家を空けるタイミングを狙って、 館林さんを助け出そうと家に行きました。 でも、お義父さんに、阻まれ…
「館林さん・・・」 私が絶望的な気持ちにある時 彼が、帰って来ました・・・。 頭が真っ白になりました。 ・・・ど、どうして。 嬉しい。 それ以上の言葉が出ません。 ようやく・・・彼の声を耳にでき、 彼に触れられることができました・・・。 涙が溢れました。 もう枯れてしまうほど、涙がこぼれてきます。 …
走馬灯のように、様々な事が頭を巡りましたが・・・。 何もできないよ、私・・・。 涙が出た、その時でした。 ドアのベルが鳴ったのでした・・・。 えっ? かのん? こないだみたいに、突然帰って来てくれたの?? いえ、違います・・・。 だって、娘なら?自分で鍵を持っていますから。 まさか・・・彼の母??? 救出し…
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