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ミラーボール http://mirar.sblo.jp/

もう、一生恋なんてしないと思っていた。 なのに、恋をしてしまった・・・。

シングルマザーの私が、30歳の娘を心配して結婚相談所などに顔を出し、娘の結婚相手を見つけようとして、恋をしてしまった・・・。「娘や「母子との関係」や「やりとり」などについて

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2015/03/27

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  • 彼の母の容態は?

    舘林さんが、 そのまま、着の身着のままで 東京へと向かいました。 そして、その日の夜に電話がありました。 簡単にまとめると? こんな感じでした。 彼の母の容態は? ・命に別状はないけど、右半身に痺れがあり、失語障害である。 ・お義父さんや舘林さんを見ても?認識しているのか?微妙 との事。 いずにしても、 短期で戻ってくるのは、難し…

  • 圧倒的に、情報不足

    「俺、一旦、東京に行こうと思う」 という彼の決意はホンモノでした。 「私も行くわ」 そう言いましたが・・・。 舘林さんは、 「いや、一旦様子をみて、すぐ戻るよ」 「せっかく、ここでの生活も安定してきたんだし・・・」 「今は、とにかく情報(母親の容態)を確認してくる」 たしかに、そうです。 今の状況でなにかを判断するの…

  • 彼の目に決意を感じました。

    彼(舘林さん)との会話がなくなって数日後・・・。 突如、私の携帯電話が鳴りました。 LINEに一言 「今から、話せる?」 と・・・。 私は「もちろん」 と、LINEを返信しました。 そして、数分後 かなりやつれた 彼(舘林さん)が私の目の前にいました・・・。 この時、私には彼の目に決意を感じました。

  • あの時の判断が・・・

    彼(舘林さん)に、 彼の母の容態を伝えた時・・・。 正直かなりのショックを受けているようでした。 なぜなら? あの時・・・・。 http://mirar.sblo.jp/article/187659696.html?1606094448 手を引いて、彼の母から 逃げようと決断したのは、 舘林さんだったからです・・・。 あの時の判断が・・・ 残酷な結果を招いてしまったのか…

  • 私だけが悩んで選択すべき事ではない・・・。

    彼の父からの手紙を受け・・・。 正直、数日悩みました・・・。 彼(舘林さん)に、 彼の母の容態について伝えるべきか・・・? 直接ではないかもしれないけど・・・。 彼と私が、あの時、逃亡しなければ? 彼の母は、ここまでの容態にはならなかったのではないか? 正直、憎しみしかない相手でも・・・。 少なからず原因が 私たちにあるとするなら…

  • 彼の父からのお手紙

    彼の母についての一報が思わぬところから、 入ってきました・・・。 思わぬところとは? 当時、住んでいた家に 彼の父からのお手紙が届いていたようです・・・。 娘の『かのん』が たまたま?都内に来た際に、 チェックしてくれたようなのですが・・・。 最近は便利な時代です。 娘に、その手紙を画像データにしてもらい LINEで受取ました。 彼…

  • ある一報から事態は大きく変化していきました・・・。

    ご無沙汰しちゃいました・・・。 ちょっと疲れていて お休みしてしまった。 ごめんなさい。 で、続きを・・・。 ・彼(舘林さん)との新生活 ・田辺さんから、お借りしたお金の返済 ※娘の『かのん』との関係も進展?? と、とっても穏やかで平凡な生活が少し続きました。 ですが・・・ある一報から事態は大きく変化していきました・・・。 その一報とは? 彼の母…

  • 落ち着き幸せな時が続きました・・・。

    私と舘林さんは、東京離れ 離島での2人での生活がようやくできるようになりました。 そして、 田辺さんからお借りしたお金を 娘の『かのん』経由で返済する方向で、 落ち着きました。 それから、数か月ぐらいでしょうか? とても精神的にも、経済的にも、 落ち着き幸せな時が続きました・・・。 ある一報がくるまでは・・・。 人…

  • これにて一つの戦後処理が終わった形

    田辺さんにお金を返済しようとするも? やんわり断られそうな感じ。 そこで、娘にお金を渡し(振り込み) から、田辺さんに返済する形を取ろうと思いました。 で、娘の『かのん』に連絡をしてみました。 そして、この時、娘に電話で説明しました。 あの時・・・。 http://mirar.sblo.jp/article/187474485.html?1604278738 彼と私が困っていた時に、 …

  • ・・・このままだと返済させてもらえないかもしれない。

    田辺さんにお金を返済しようとしたのですが・・・。 入院していたため、 連絡が取れず、1ケ月が過ぎたぐらいの頃 ようやく連絡が取れました。 実に、7か月ぶりぐらいに電話でお話ができたのでした・・・。 私「ご無沙汰しております。入院されていたそうで、お身体大丈夫ですか?」 田辺さん「いやいや、ご心配おかけしました。はい。もう大丈夫です」 といった形で…

  • 驚きの一報

    娘の親友である美咲ちゃんからの留守電に 私は耳をあてました。 すると?驚きの一報が入ってきたのでした・・・。 なんと? 〓田辺さんが緊急入院してしまった との事でした。 そして、娘の親友である美咲ちゃんに 折り返しの連絡をしたところ たまたま、娘のかのんが田辺さんに連絡したところ この状況が発覚。 娘は、即座に、 有休を取り、東京に戻り、お見舞いに…

  • 音沙汰がなく10日ほど過ぎました・・・。

    お金を返そうと? 田辺さんに連絡をするも・・・。 連絡が繋がらず・・・。 娘の『かのん』に連絡をするも・・・。 連絡が繋がらず・・・。 その間、仕事の合間をぬって連絡をしてみたのですが 音沙汰がなく10日ほど過ぎました・・・。 そして、仕事の休憩中 スマホをみると? 着信がありました!!! 田辺さん?…

  • 娘とも連絡が繋がりませんでした。

    ようやくお金を貯めて 彼との2人暮らしをできるだけの余裕ができ 田辺さんにお金を返そうと連絡をしたのですが・・・。 なかなか連絡がつかず・・・。 私は? 娘の『かのん』に連絡をしたのでした・・・。 ですが・・・娘とも連絡が繋がりませんでした。 LINEは未読のまま・・・。 電話にも、留守電を入れたのですが・・・折り返しはありませんでした。 たま…

  • なかなか連絡が繋がりません・・・。

    彼と別々の住み込みの仕事をはじめ 半年後、二人で暮らせるだけのお金が貯まりました。 そして、ここに来るまでに なにも言わず・・・お金を貸してくれた 田辺さんに連絡をする事にしたのです。 ところが・・・? なかなか連絡が繋がりません・・・。 LINEをしても、既読にはならず・・・。 電話をしても、着信になりますが・・・ …

  • 彼と離れての生活から半年後・・・。

    彼と離れての生活から半年後・・・。 ※とっても、ほぼ毎日会ってましたが。 ついに、住み込みしているところを出て 2人で暮らせる状況になりました♪ 住み込みって ほとんどお金を使わないので 彼との約束通り 半年である程度のお金が貯められたのでした。 で、ここに来るまでに・・・。 私たちは、絶対にお金を返さないといけない人がいま…

  • 一旦、離れて暮らす事にはなりましたが・・・。

    住み込みでの仕事がスタートした私。 それから数日後 彼(舘林さん)も仕事が決まりました♪ 当初は、同じ職場も考えたのですが・・・。 たまたま、カップルや夫婦での住み込み不可だったため 別々の仕事をする事になったのでした。 一旦、離れて暮らす事にはなりましたが・・・。 近くですし、適度な距離感になった感じでした。 ささやかな努力目標として 「…

  • 彼なりに・・・反省したのでしょう。

    海岸から 彼(舘林さん)の元へ戻ると? 「さっきは、ごめん」 「でも、面接決まったよ!!!明日行ってくるよ」 と。 彼なりに・・・反省したのでしょう。 もちろん、私も、少しキツイ言い方をしてしまった事を きちんと彼にあやまりました。 彼(舘林さん)は 「いや、俺が甘かったよ。むしろ、ありがとう」 と。 …

  • ・・・鋭い

    彼を怒らせてしまい・・・。 私は、1人海岸で過ごしていました・・・。 どのくらい時間が経過したのか? わからないけど・・・あたりは陽が落ちてきた感じでした。 そして、ふと、携帯電話をみると? 着信アリの表示がありました。 誰かしら?と思ったのですが・・・。 全く身に覚えのない電話番号でした。 こうゆうのって無視すべき…

  • 日常

    彼を怒らせてしまい・・・。 私は、1人海岸の方へ。 しばらく海をみていました・・・。 ・・・ ・・・ ・・・ 時間の感覚はありませんでした。 ゆったりとした時間の流れを感じていました。 この見知らぬ離島に来て良かった事は? 歩いて、すぐ海がある事でした。 都内にいた時は、 少々のお時間が掛かるので 海をみるなんて、 ほんとに、極まれな事でしたが・・・。 …

  • 海岸の方へと歩いていきました・・・。

    「少しの間、俺を1人にしてくれないか?」 彼からの言葉に 私は、なにも返せず・・・。 しばし・・・沈黙をしました。 でも、この場にいるよりも・・・。 一旦、離れる方が良いだろう・・・。 そう思い・・・ 「ごめん。言い過ぎたわ・・・少し頭を冷やしてくるね」 そう言い、 この場を離れました。 でも、この見知らぬ離島で 誰も知らな…

  • 思わず出てしまった一言に激しく後悔

    「じゃ、採用されないのは?どうして?」 と、私は、余計な一言を言ってしまったのでした・・・。 彼(舘林さん)は? ・・・ ・・・ ・・・ 口を閉ざしてしまいました・・・。 見知らぬ離島で、 唯一協力し合わない関係だといけないのに・・・。 私は、思わず出てしまった一言に激しく後悔したのでした・・・。

  • 一言で十分な時があるのです・・・。

    私の住み込みのお仕事が決まったのは良かったのですが・・・。 彼(舘林さん)の お仕事がなかなか決まりませんでした・・・。 それでも、2人で遊んでいるワケには行かず・・・。 まずは、 私が先にお仕事(住み込みでの)を始める事になりました。 ですが・・・ここから? 私たちの関係が少しづつ変化していきました・・・。 彼(舘林さん)は、仕事を探すも…

  • 彼と一緒にいられれば、なんでも良かったのですが・・・。

    離島での住み込みのお仕事は? 調理補助などの宿泊施設が多かったので 調理には自信があったので、 そういった求人を中心に応募しました。 中には? カップルや夫婦でもOKなんていう求人もありました。 実際、私は? 彼と一緒にいられれば、なんでも良かったのですが・・・。 彼(舘林さん)は 調理補助は、ダメだという事で 別々の仕事を探す事になりました。

  • 小さな自信

    東京にいた時・・・。 アルバイトの面接に落ち続けた時もありました・・・。 http://mirar.sblo.jp/article/187535948.html?1598922431 でも、採用され、仕事を始められた事は 私にとって、小さな自信でした。 ※結果として、バックれた形になってしまいましたが・・・。 つまり、同じ方法をたどれば? 「必ずお目当ての「住み込み」のお仕事は見つかる!!!」 そん…

  • 「住み家」と「お金」

    翌朝・・・。 私たちは、今後の生活について話合いをしました。 テーマは? 「この離島で、どう生活していくか?」 でした。 東京を離れる前は、 少々怯えるような表情をみせていた彼(舘林さん)ですが・・・。 この見知らぬ地に着き メンタル面に落ち着きが出てきたのでしょう。 だいぶ以前の 彼(舘林さん)に近い 表情をみせるようになっていました。

  • 旅行に来ているワケではなく・・・。

    夕方頃・・・陽が落ちてきて 少し肌寒くなってきたので・・・。 街のようなところで ひとまず、宿を探す事にしました。 とはいえ・・・お金はそれほど多くありませんでした。 できるだけ安価なところを探す事にしたのです。 ホテルなどは、まず選択肢から外し 民宿など安価なところを探す事にしました。 旅行に来ているワケではなく・・・。 …

  • 終始無言

    見知らぬ離島にて、 私は、舘林さんと? 携帯電話の電波チェック? という名のお散歩を始めました。 つまらない事だけど・・・。 何の心配もなく、2人でいられる事って 東京にいた時はなかったですから・・・。 ※彼の母に追われるという恐怖もありません。 たったこれだけの事が? とても幸せに感じました♪ そして、海辺に着き…

  • 気にする機会なんてなかったけど・・・。

    娘の『かのん』との 簡単な電話を終えると? 舘林さんが? 「あれ?君のは繋がるんだ・・・」 と一言、言いました・・・。 ふと、私は、気づきました。 それは?私と彼の携帯電話のキャリアの違い・・・。 ※これは、少し前のお話なので・・・今は違うかもしれないので、あえて伏せます。 私は A社の携帯電話 彼は、B社の携帯電話 …

  • 存在すら忘れていたのですが・・・。

    お金どうしようかしら・・・? という現実に返った時・・・。 音がしていました。 その音は?携帯電話でした・・・。 見知らぬ離島で、存在すら忘れていたのですが・・・。 で、着信相手は? 娘の『かのん』でした。 私が電話に出ると? かのん「やっと出た!!!!!!!!!!」 と電話越しに、 大きな声でそう言われまし…

  • 夢というのは実現してしまうと・・・?

    私たちは、未開の見知らぬ地に着き ゆっくりとした時間の流れを感じました。 それは、他人からみれば? きっと・・・とても些細な幸せな時間でした・・・。 離れ離れになり・・・。 1年以上の時を経て・・・。 ようやく、掴んだ かけがえのない2人だけの時間でした。 それは?私にとって夢でした・・・。 でも、夢というのは実現してしまうと・・・?…

  • 「希望しかありませんでした」

    そして、フェリーが? とある離島に到着しました。 それは? 全く何も知らない土地でした。 ただ、それでも? 私と舘林さんにとっては?「希望しかありませんでした」 1年以上も離れ お互いを求めていたのですから・・・。 これは当然なのかもしれません。 なによりも、 彼の母の影を心配しなくて良い この事が2人…

  • 全てを忘れて・・・。

    さて、どこから書きましょうかね・・・。 えーと・・・。 まずは、彼(舘林さん)とフェリーに乗り込み 東京を離れたところから・・・。 国内のいわゆる離島に到着しました。 (あえてどこかは書きません) フェリーに乗っている間は、 携帯電話の電波はなく、連絡は取れない状況でした・・・。 携帯電話の電源も落としていました。 ※一部、繋がるところもあったようですが・・・・。 …

  • 「少しブログの続きを書こうかしら?」

    ご無沙汰しております。 数年ブログを書いてきたもので・・・。 なにかブログを書かないと 逆に変な感じだったのですが・・・。 意外と多忙だったり、 新型コロナウィルスの影響なんかもありますので・・・。 実は、ゆっくりできませんでした。 で、「少しブログの続きを書こうかしら?」 なんて思い始めてます。 以前より、ゆっくりなブログの更新にはなり…

  • 今まで読んでくれて、ありがとうございます。

    私は館林さんとフェリーに乗り込みました。 そして、東京を離れました。 私と館林さんの話は、ここで終わりになります・・・。 とても幸せに暮らしています・・・。 彼(館林さん)と一緒だからです。 今まで「ミラーボール」を読んでくれて、ありがとうございます。 少…

  • 東京を離れたのでした・・・。

    彼(館林さん)が? 「そろそろ乗船はじまるよ?」 と声をかけてくれました。 館林さんから 「なにを考えていたの?」 と聞かれました。 彼は、私が無言な時に、 黙って様子をみていてくれたようです。 私「ここまで、ほんといろいろあったわよね?」 「いろんな人に支えられてきて、今、私たちはいるのよね?」 と。 彼「…

  • 少し男性的なところがあるけど・・・

    佐伯先生にも ほんとお世話になったな・・・。 少し男性的なところがあるけど・・・ 彼女は素敵な女性 結婚が決まって ピアノ教室を退職する予定だったのだけど・・・ まさか?私が先にヤメる事になるとは? 想像できませんでした・・・。 きっと彼女が選んだ人だから、素敵な人なんだろうけど・・・。 婚約者って?どんな人なんだろう?<…

  • 外からみて、絶対合うと思うのですが・・・?

    シングルマザーの遠山さんと 白髪の紳士こと相沢さんの2人はどうなったのかしら? ふと、フェリーを待つ間 そんな事を思いました。 大人な2人だけど・・・。 ちょっぴり子供みたいところがある シングルマザーの遠山さん。 そして、大人な男性の 白髪の紳士こと相沢さん。 この組み合わせは、 外からみて、絶対合うと思うのですが・・・?…

  • 誰と一緒に食べているか?

    彼(舘林さん)が? 「これ?飲みなよ」 と、ブラックの缶コーヒーを手渡してくれました。 正直、いぶし銀のマスターや美人女店長さんの コーヒーには敵わないけど・・・。 とても美味しく感じました。 きっと?食べ物や飲み物って? なにを食べるのか?ではなく 誰と一緒に食べているか? これで、全然別のモノになるのか…

  • 息子さんがお見合いをしなかったら?

    フェリーに乗るまでの時間・・・。 ここまで、 いろんな人に助けってもらった事が走馬灯のように巡りました・・・。 もし?玉城さんの 息子さんがお見合いをしなかったら? そして、その話を聞かなかったら? 私は、隣にいる彼(舘林さん)と出会う事はなかった・・・。 そうだ。あの時は? いぶし銀のマスターの喫茶…

  • たまたまか?はたまた運命なのか・・・?

    私たちは? フェリーに乗る直前に お世話になった 田辺さんに、お礼の連絡だけはしようとしました。 ですが・・・たまたまか?はたまた運命なのか・・・? その時、田辺さんへの 連絡がつきませんでした・・・。 フェリーに乗ってしまえば ほぼ、携帯電話の電波が繋がらない状況になりますので 私たちは、やむなく・・・田辺さんに、お礼の連絡を断念しました。

  • この人だけには・・・。

    フェリーに乗る直前 娘への連絡すら、断念した私ですが・・・。 この人だけには・・・。 なにも言わずに東京を離れるワケにはいかない・・・。 そう思っていたのが? 〓田辺さんでした・・・。 この時・・・。 http://mirar.sblo.jp/article/187481656.html なにも事情を聞かず、 私たちに、お金を貸してくれた方ですし ここまでお世話になりすぎている・・…

  • フェリーに乗る直前まで悩みました・・・。

    彼とフェリーに乗る直前・・・。 お世話になった方々の顔が浮かびました。 まずは、娘の『かのん』 正直、娘には連絡すべきか? フェリーに乗る直前まで悩みました・・・。 そもそも、私が? 彼(舘林)さんと、出会ったきっかけは? 娘の『かのん』のお見合い相手 としてでした・・・。 …

  • フェリーに乗り込みました。

    彼の母から逃げて、 私たちは、タクシーに乗り込みました・・・。 目的もなく、ただ出してもらったタクシーの中で、 館林さんがこう言いました。 「とにかく、遠いところへ行こう。そこで一緒に暮らそう」 反対する理由がありませんでした。 私は、大きく頷きました。 そして、その日のうちに、 私は館林さんとフェリーに乗り込みま…

  • そこには、彼の母が倒れていました・・・。

    大きな物音がしました。 振り返ってみると? そこには、彼の母が倒れていました・・・。 私は? パニックになって、彼の母の方へ歩いて行こうとしたのですが・・・ 「ダメだ」 なんと?彼(館林さん)がそれを止めました。 私たちは、 そのまま、タクシーを捕まえて乗り込みました。 目的もなくただ…

  • 大きな物音がしました。

    「待ちなさい! 待て!」 新宿の街に・・・ 彼の母の怒号が響きました・・・。 待ちません!!!絶対にい!!! 彼と必死に逃げました・・・。 でも、狭い路地は、2人横に並んでは走れません。 縦になって、彼の母から遠ざかりました。 でも、お店の大きなバケツや、 仕入れ商品にぶつかっ…

  • 待ちません・・・絶対に。

    彼の母が? ゆっくりゆっくり近づいてきました・・・。 もしかすると? あまりの緊張で・・・ ゆっくりに見えただけかもしれませんが・・・。 今度は私が? 彼(館林さん)の手を握って逃げました。 「待ちなさい! こら!!待て!!」 背中から、 再び、新宿の街に・・・ …

  • そんな・・・ウソでしょ・・・。

    「絶対に館林さんを守るからね」 私がそう伝えた時、 路地の入口にタクシーが停まりました・・・。 そんな・・・ウソでしょ・・・。 タクシーから降りて来たのは? 〓彼の母でした・・・。 鬼の形相をしていました・・・。 タクシーに乗ってきたのに、 身体からは、湯気が出ていました・・・。 怒りです・…

  • 本当にそう思えるほど、怖かった・・・。

    もし逃げられなかったら、 私は、彼の母になにをされていたか? わかりません・・・。 おおげさな話じゃなくて、 本当にそう思えるほど、怖かった・・・。 「大丈夫、大丈夫だよ」 逃げられたもの。 あとは、私が館林さんを守るだけ。 何があっても、 「絶対に館林さんを守るからね」 そう伝えたその時、 路地の入口にタクシーが1台停まったのでした・…

  • 蛇に睨まれた蛙

    彼(館林さん)が、ガタガタ震えだしました・・・。 見る見る顔は青ざめて、唇も真っ青に・・・。 「大丈夫、大丈夫だからね」 私は彼の背中をさすりました。 大丈夫、何があっても私が守るから・・・。 「それに、さっきは助けてくれてありがとう」 彼の母を見た瞬間、足がすくんで身動きできませんでした。 まるで? 蛇に…

  • 居場所くらい把握できるかもしれない・・・。

    私は、彼を救出するため・・・。 彼の母が家に居ない日を探そう としたことがありました・・・。 そして、あの時、田辺さんから探偵を紹介してもらったのでした。 結果として、探偵への相談はせず あの日に、こうなり・・・。 https://blog.sakura.ne.jp/cms/article/edit/input?id=186852836 この状況に至ってたのでした。 その時の経験から・・・。 もしかしたら?プ…

  • 不可能に近い・・・。

    私たちをずっと尾行していた人・・・。 「きっと、お義母さんじゃなくて、別の人だったんだよ。」 「例えば?探偵、とかかもしれないわ・・・」 私がそう口にすると? 「まさか?」 といった表情の彼。 でも、それ以外で説明できない・・・。 なぜ、彼の母が? あそこに居たのかってこと…

  • やっぱり彼の母ではなくて・・・。

    私は、脳裏に浮かんだことを口にしました。 「尾行していたのって・・・」 コンビニで誰かに見られているって、 何回も言っていた彼(館林さん)。 たしかに、彼は、しきりに振り返っていた。 でも、私は、 彼が過敏になっているからだと楽観視していた。 彼の母の姿がなかったので 「大丈夫だよ」って言ったけど・・・ それって?

  • 彼の母に動揺を隠しきれませんでした。

    「・・・何で」 泣きそうな顔で、彼(館林さん)がそうつぶやきました。 突如、姿を現した 彼の母に動揺を隠しきれませんでした。 表通りに出たいけど、 表通りをのぞきたいけど、 彼の母に見つかるのが、怖くてできません。 でした・・・。 呼吸は、ちっとも整いません。でした・・・。 まだずっと苦しかったです・・・。 「もしかして・・・?」…

  • 前だけを見て、必死に走り続けました・・・

    「バカヤロウ!」 彼の母の叫び声が、 新宿の街に響き渡りました・・・。 後ろを振り向けません。 前だけを見て、必死に走り続けました・・・ 次第に、呼吸が苦しくなってきました・・・。 それでも、足を止めることはしません・・・。 彼の母が来るかもしれない・・・。 タクシーで追いかけているかもしれない。

  • 「バカヤロウ!」

    彼とゆっくり 私の初出勤となるコンビニへ向かおうとしました。 ですが・・・先へ進めませんでした。 私たちの目の前には・・・? あの彼の母が・・・。 鬼の形相をした彼の母が、 目の前に立って居ました・・・。 そして、口が動きました・・・。 彼の母が、何か言おうとした時でした・・・。 私は後ろに引き…

  • でも、先へ進めませんでした。

    コンビニでの初出勤の日・・・。 妙に落ち着かない私を見て、 「送って行くよ」 彼(館林さん)はそう言ってくれました。 13時 ちょっと早いけど、 彼とゆっくりコンビニへ向かいました。 いえ、向かおうとしました・・・。 でも、先へ進めませんでした。 なぜなら?そこには? 〓彼の母が立っていたか…

  • 初仕事の日

    初仕事の日の前日、ゆっくり眠れました。 久し振りにビールを飲んだからかでしょうか? ゆっくり というより寝過ぎてしまったようでした・・・。 頭が少し痛いほどでした。 パンを1つだけ食べて、 コンビニの珈琲で目を覚まします。 「14時から。」 コンビニの店長さんから、そう言われました。 「まずはお昼過ぎの時間から入ってみて、夕方までやってみよ…

  • 「何か、俺もできることないかなあ」

    誰かに尾行されているかもしれない・・・。 という なんとも気持ちが悪い状況が頭をかすめていましたが・・・。 今は、その事を頭から切り離し 2人で、アルバイトの求人誌をチェックしました。 「コールセンターの仕事、こんなに時給良いんだね」 求人誌を見て 彼(館林さん)が驚いていました。 私は、「そうなんだよ」と先輩面をしました。 …

  • 頭の中には消えずに

    カプセルホテルには オープンスペースがあって、 自由に使える場所があります。 私たちはそこに座って、求人誌を広げました。 誰かに尾行されているかもしれない・・・。 ひとまず、その話は、無かったことにしていました。 もちろん、頭の中には消えずに >誰かに尾行されているかもしれない・・・。 と、残っているけれども・・・。 …

  • 考えられません。彼の母以外には・・・。

    「(おふくろではない)・・・誰か別の人間が?」 私は、彼の言葉に、背筋がゾッとしました。 彼の母以外の、別の人間って・・・。 ・・・その人が、私たちを尾行しているってこと? 館林さんは、 「分からないけど・・・」 と、眉間に皺を寄せました。 一体、誰が・・・? お義父さん? いえ、お義父さんは、館林さんを逃がしてく…

  • 「おふくろじゃ、ないと思うんだ・・・」

    私のアルバイト先が決まった事の ささやかなお祝いの帰り道 泊まっているカプセルホテルに着こうか? という時でした。 彼が後ろを振り向きました。 蒼い顔をして・・・。 「どうしたの?」 私が聞くと、 「いや・・・大丈夫」 と蒼い顔で言う彼・・・。 それでも、まだ警戒していて・・・。 私も振り返ったのですが・・・そこには誰…

  • 私たちは、手を繋いで帰りました。

    ファミレスでのお祝いの帰り 私たちは、手を繋いで帰りました。 ビールで酔ったからじゃありません。 ただ、ただ、幸せを感じていました・・・。 どんなに美味しい物を食べても、 どんなに好きなブランドの洋服を着ても、 彼(館林さん)が居る。 この幸せには、勝てません。 そして、泊まっているカプセルホテルに着こうか…

  • もう2度と彼に会えない・・・。って思ったほど

    この時の私にとって・・・・ 目の前に彼が居ること それが、1番幸せな事でした・・・。 1年以上も・・・ 家に帰ると彼(館林さん)が居なくて、 お義母さんに連れ戻されたって分かった時、 もう2度と彼に会えない・・・。って思ったほどでした・・・。 もしかして?この時の上野のデートが・・・? 彼との最後の思い出に…

  • 1番幸せなこと

    私が? コンビニのアルバイトに合格したお祝いで、 彼と、お祝いでファミレスに行きました。 ビールで乾杯して、 そして、美味しいヒレカツ定食を食べました。 「幸せだよ」 そう、口から出ました。 ほんとに、幸せです・・・。 アルバイトが決まったことではなく・・・ そして、久し振りにビールを飲めたことではなく・・・ また、ヒレカツ定食が美味…

  • 幸せな一時でした・・・。

    「今日、お祝いでファミレスに行こう」 私が誘うと、 彼は「もちろん」と。 夜の10時近くなのに、店内は混んでいました。 私は、やっぱりご飯とお味噌汁が食べたくて、 ヒレカツ定食を注文しました。 館林さんは? 「パスタにしようと思ってたけど、それ美味しそうだね」 って、ヒレカツ定食を2つ注文しました。 そして? 「ビール、飲んじゃおっか?」 と、私言うと? 館林さんは「いや・・…

  • ささやかなお祝いで

    「おめでとう」 彼(館林さん)に アルバイト先が決まった事を報告をすると、 喜んでくれました。 「こないだ、ケーキごめんね」 バイトの面接に落ちてばかりの 私を、励まそうと買って来てくれた彼)館林さん)に、 イライラをぶつけてしまったのでした・・・。 http://mirar.sblo.jp/article/187547485.html 「今日、ささやかなお祝いで…

  • ずっと心配かけて、ごめんね。

    アルバイト先から決まり・・ 明日から、きっと忙しくなる・・・。 今日のうちに、できることをやっておこう。 そう思って、 ずっとずっと心配させていた、 娘(かのん)に連絡をしました。 「良かったね。大変だけど、頑張って」 娘から、そう言ってもらいました。 「ずっと心配かけて、ごめんね。 あと少しだから。もうちょっとで、良くなるから」

  • 明日から、きっと忙しくなる。

    ようやく、アルバイト先が決まりました。 コンビニで雇ってもらうことになったのでした。 とりあえず、 お昼過ぎの時間帯から、お試し期間として様子を見させてもらう という事に。 「明日から、さっそく入ってくれ」 と言われました。 正直、すぐに働けるなんて思っていなかったので、 凄く嬉しかったです。 明日から、きっと…

  • 「とにかく、仕事がしたいのです」

    彼に、アルバイト先が決まらないイライラを 八つ当たりしてしまう という愚行を行ってしまった私・・・。 でも、ここで、本当の意味で 本気で仕事をしようと腹が決まったのでした。 「立地だけを条件」に、 いくつかピックアップしました。 そして、1つ1つに電話をかけて、 とりあえず5か所にアルバイトの面接をお願いしました。 コ…

  • 私の視界は大きく広がったのでした・・・。

    私は彼(館林さん)の優しさをくみ取れず・・・ イライラをぶつけるサイテーな私・・・。 本当泣きたいくらい、サイテーでした・・・。 でも、ここで、ようやく吹っ切れた気がしました。 そうよ。彼を守らなきゃ。 もう、アルバイトなんて、どこでも良い。 どこでも良いと言いながら、 それでもなんだかんだ理由をつけて選んでいた自…

  • サイテーです。

    イライラしているの、自分で分かっていて、 うまくコントロールできないでいました・・・。 仕事が見つからず、お金がない事の不安から 私は、彼に強くあたってしまったのです・・・。 「・・・ごめん」 彼(館林さん)は、そう言って顔をふさぎました。 私は・・・サイテーです。 きっと彼は? アルバイトの面接に通っている私に、落選が続いているけど・・・ 元気…

  • イライラしているの、自分で分かっていても

    カプセルホテルに寝泊まりするになって、 もう1週間が経ちました・・・。 でも、一週間も経つのに、 まだバイト先が決まりませんでした・・・。 つまり、田辺さんから借りたお金がどんどん減って行くばかり・・・。 さすがに、焦りを感じてきました。 そんなある日の事・・・。 面接から帰ると、 彼(館林さん)がケー…

  • ピアノ教師以外にできるものがない・・・。

    私は、アルバイトもしたことないのも、事実でした・・・。 でも、結局 その音大は、お腹に、娘の『かのん』ができてから 辞めてしまったし、 かのんのことで親とは絶交され・・・ 娘を産んでからは必死に働いてきました。 私は、ピアノ教師ならちゃんとできます。 できるんです。 でも、ピアノ教師以外にできるものがない・・・。

  • お嬢様育ちをしてきたと思われているみたい

    「ピアノの教師以外に、お仕事って初めてなんですね・・・」 それが、バイトの面接で落とされる1番の理由らしかったです・・・。 私は、たしかに、音大に通っていた。 小さいころからピアノを習っていた。 これが、どうやら嫌われるようです・・・。 この2つで、 私がお嬢様育ちをしてきたと思われているみたいです。 確かに、不自由はして…

  • 断られる1番の理由

    私は、本当は、ピアノの仕事がしたいのですが・・・。 でも、アルバイトの求人誌には当然なくて、 そして、もしピアノの仕事が出来たとしても、 彼の母に見つかる可能性が高い・・・。 今は、生活が落ち着くまでは別の仕事を・・・。 何でも良いので、とにかくアルバイトをして生活を安定させなくては・・・。 という悲壮感のような…

  • なかなかうまくいきませんでした・・・。

    彼との生活を安定させるべく そして、 田辺さんのご厚意で借りたお金をきちんとお返しするために 職探しを始めたものの なかなかうまくいきませんでした・・・。 面接のことでです・・・。 もう、3つも落ちていたのでした・・・。 「へえー、音大に通っていたんですね」 「ピアノの先生だったんですか」 書いてある履歴書…

  • 「なにかできないか?」

    「おふくろじゃなかったんだけどさ・・・」 やっぱり、彼は、相当、敏感になっている様でした。 「明日も面接あるから、ちょっと待っててね。 仕事決まれば、また普段通りの生活に戻れるから」 そう言って、 彼(館林さん)を安心させました。 「俺もさー」 と、彼は求人誌を見せます。 「ちょっと見てみた」 と。 きっと彼は、相…

  • 「誰かに見られている気がする・・・」

    「昨日、コンビニに行ったんだ」 そう彼(館林さん)が、 思い詰めた表情でそう言いました。 昨日、私が居ない間に1人で出掛けたようです。 「凄いじゃん」そう言おうとした時・・・。 「誰かに見られている気がする・・・」 そう言うのでした・・・。 「え?」 見られているって、まさか・・・? 「お義母さんが?」 彼(館林さん)は首を振りま…

  • 私の性格が歪んでいるんでしょうか?

    「年齢制限なし! 主婦さんや年配の方も、空いた時間に活躍してます」 その謳い文句があるアルバイト先をピックアップしました。 「未経験でも大丈夫!先輩が親切に教えてます!」 その言葉と一緒に載せられている、楽しそうな従業員の写真。 でも、どれも似たり寄ったりで・・・ 少しだけ、疑ってしまいます・・・。 そもそも?こんな…

  • てきるだけ早く仕事ができる所を見つけるため

    シングルマザーの遠山さんと、 少しの時間だけでも会えて本当に嬉しかったです。 「また会える。」 私も、そう信じていました。 カフェでの面接が失敗したので、 再び、コンビニで求人誌をもらってきて、 チェーンのハンバーガー店に入りました。 珈琲だけ注文して。 まず、仕事ができそうところを9個見つけて、 片っ端から電話をしました。 全て年齢制限のないところにしました。 …

  • 涙をこらえられませんでした・・・。

    会いたい。もちろん。でも、分からない・・・。 心の中でそう思っていると、 それが伝わったようでした。 「大丈夫、会えるよ」 シングルマザーの遠山さんはそう言いました。 私も、それを信じました。 絶対、また遠山さんとホットヨガへ行けるようになります。 「遠山さんと相沢さん、お似合いだと思うよ?」 私がそう言うと、 シン…

  • 「また会えるよね?」

    カフェの面接の帰りに、 シングルマザーの遠山さんと遭遇しました。 取材へ向かう遠山さんは、ひどく慌てた様子でした。 「本当に、ごめんなさい」 私は頭を下げました。 どこまで彼女に伝わっているのか分からないけれど・・・。 きっと、私のことで相当迷惑をかけたと思ったからです。 「また会えるよね?」 遠山さんに聞かれ…

  • 私を見て口がしまらないようでした。

    カフェのアルバイトの面接で失敗して トボトボと歩いていると? シングルマザーの遠山さん と、ばったり遭遇してしまったのでした・・・。 初めて見る、スーツ姿の遠山さんでした。 遠山さんは? 私のピアノ教室の生徒だった 美蘭ちゃんのお母さんです。 また、私とはシングルマザーと言う共通点がありました。 そして、毎週のように ホットヨガへ通って仲良くなったのが 遠山さんで…

  • 「嘘でしょ!」

    新宿にある、チェーン店のカフェの面接に活きました。 でも、あまりに久々の面接に・・・。 とても緊張してしまい、何を聞かれたのか? そして何を答えたのかあまり覚えていません。 「結果はのちほどお電話します」 と言われました。 正直、手ごたえはなかったし、落ちちゃったかも・・・。 そう思ってトボトボと歩いていた時でした。 「嘘でしょ!」 目の前…

  • そんな余裕はないのよ?

    「カフェか・・・?」 と、さっそく電話してみたところ、 「明日面接を」 とのことでした。 それだけで、もう嬉しくて、彼(館林さん)と乾杯でもしたい気分でした。 でも、ダメ。落ち着きなさい と自分に言い聞かせました。 そんな余裕はないのよ? 田辺さんから借りた このお金は、ちゃんと全部お返しするのよ。…

  • 求人誌を見て、ショックを受けました・・・。

    生活を立て直すべく、職探しを始めました。 でも、久々に、求人誌を見て、ショックを受けました・・・。 やっぱり、年齢制限があるのですよね・・・。 実際、電話してみると、問題ないところもあるらしいのですが・・・。 ひとまず、急いでいるので 年齢制限で無理なところはバツをして、 残ったところからまた探しました。 本当はピアノの…

  • もう選んでいる余裕はないのでした・・・。

    やっぱり、まだ警戒心は消えません・・・。 私だって彼の母は、怖いです。 いつどこで?彼の母に会うか分かりません・・・。 職場まで押し掛けてくる人ですから・・・。 何とかしなくちゃ・・・。 ひとまず、私は、コンビニで履歴書を10枚買ってきました。 なるべく、職場は?新宿で。人が多い場所の方が、 彼の母に見つ…

  • 彼の母ではなく・・・別人だったのですが・・・。

    田辺さんのおかげで、 カプセルホテルに居れるようになりました。 ここにいる間に、絶対に生活を立て直そう。 彼(館林さん)も、何とかしなくちゃと考えてくれていました。 無理だけはいけませんが、 彼(館林さん)の協力も必要です。 そして、2人で、求人誌をもらいにコンビニへ行った時でした。 ハッとした表情を見せる彼(館林さん)…

  • 絶対に生活を立て直すのよ・・・。

    田辺さんから渡されたポーチのお札をみて・・・。 「少しの間だけ、借りよう」 彼がこう言いました。 私も頷きました。 「このお金は、絶対に返そうね」 私は、頷く度に、涙がこぼれました・・・。 もう、あんな?格安民泊なんて・・・こりごりです。 金額は伏せますが、 相当なお金を田辺さんに借りたのでした・・・。 同じ失敗をしないために、 …

  • 「あんな仏のような人、いるんだね・・・」

    田辺さんに渡されたポーチは とても重くて、 中を開けるとそこには1万円札がたくさん入っていました・・・。 涙が出ました。 私よりも、彼(館林さん)が泣いていました。 「あんな仏のような人、いるんだね・・・」 こんなにお金があれば、何とかなる。 いえ、何とかしなくちゃいけません。 絶対に。 「少しの間だけ、借りよう」 彼が言いました…

  • ポーチを手渡されました。

    「待ってて下さい」 と田辺さんに言われて、 私たちは、待っていました。 30分くらいでしょうか? 館林さんと、 「夜はあのカプセルホテルに現金で泊まるようなら良いね。」 そう話していました。 少しだけ、希望が持てました。 そして、戻ってきた田辺さんから、ポーチを手渡されました。 スマホで時間を確認した…

  • 産まれて初めてでした・・・。

    私は田辺さんの目を見て言いました。 「・・・お金を貸してください」 産まれて初めてでした・・・。 この言葉を口にしたのは。 人からお金を借りるなんて・・・。 しかも、血の繋がってない人から・・・。 「任せてください」 田辺さんは、ニコッとしました。 「ちょっとでも力になれたら、嬉しいんですよ、僕」 そう言って、お店を出ました。 …

  • 恥を承知で・・・。

    「ご飯、ちゃんと食べてます? 足りなかったら、また買ってきますよ」 って、凄く優しくしてくれました。 館林さんも、何度も何度もお礼を口にしていて・・・。 田辺さん、私、田辺さんに出会えて、良かった・・・。 「応援するっていうことは、なんでも応援するってことです。 何か困ってないですか? 先生、何でも言ってください」 真剣な目でそう言われ、 恥を承知で・…

  • 全部、聞きました。

    「実は・・・」 田辺さんが、 ハンバーガーの包み紙を綺麗に折りたたみながら言いました。 「全部、聞きました。全部なのかどうか分からないけど、 おおよその概要は、かのんさんから」 私は、きっと自分の口からは何も言えなかったから、 かのんから伝えてもらって良かったです。 「僕は、お二人を応援しますから」 田辺さんに言われました…

  • 僕も、辞めちゃって

    たしかに、あなたは(田辺さん)? 娘の彼氏になりそうな人だったけど・・・。 現実、ピアノの教師と生徒でしかない関係でしかない・・・。 甘えるわけにはいかないですよ・・・。 「・・・ピアノ教室、どうなりました?」 私は、ずっと気になっていたことを、 彼に尋ねました。 「ああ、よく知らないんですよねえ。僕も、(ピアノ教室を)辞めちゃって…

  • 娘の彼氏になりそうな人だったけど・・・

    ハンバーガーチェーンにて・・・。 「何か、僕にできることありますか?」 ふいに、田辺さんにそう聞かれました・・・。 「大丈夫です」 気付けば、そう答えていました。 大丈夫なわけないのに・・・。 ひとめ見たら、分かるのに・・・。 でも、親戚でもなく、彼氏でもなく、 娘の彼氏になりそうな人だったけど・・・ 言って見…

  • 全部払ってくれました・・・。

    「何かね?ジャンキーなものが食べたくなって」 そう笑う田辺さん。 嘘だ・・・。 私はそう感じました。 知ってます、そういうのを食べないことを。 いつも? 「こないだ美味しい親子丼のお店に行きましたよ」とか、 「美味しい焼鳥屋を見つけまして」とか、 雑誌に載るような 美味しいお店に通っている田辺さん。 きっと、私たちの状況をみ…

  • 優しい嘘・・・。

    ピアノ教室の生徒さんでもあった 田辺さんと、新宿でバッタリ再会してしまいました・・・。 「少し時間、ありますか?」 そう聞かれました。 時間は、いくらでもあります。 でも、試食の時間は、早く行かないと・・・。 なんて、 何があっても言えません・・・。 どうしようかな・・・? と私が、困っていると、 …

  • 「もしかして・・・せ、先生?」

    試食をしに、 館林さんと一緒に百貨店に向かっていた時でした。 「もしかして・・・せ、先生?」 田辺さんに、会ってしまいました・・・。 私は、その場で固まってしまいました。 「・・・え、っと、あの・・・」 田辺さんも固まっていました。 「・・・先生、ですよね? 僕です、田辺です」 私の姿がよっぽどひどかったのでしょう・…

  • カプセルホテルすら?泊まれなくなるかもしれない・・・。

    店員さんの疑いの目を受け・・・。 「また別のカプセルホテル、探さなきゃいけないかもね?」 彼(館林さん)にそう言うと、 「また別のとこ探すよ」 と頷きました。 もう、カプセルホテルすら?泊まれなくなるかもしれない・・・。 と、思ってましたが・・・私の心の中でしまっておきました。 そろそろ、試食の時間かし…

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