「じゃあ私、そろそろ…」「─ あ、帰る?」「忘れ物は な・い♪」「これ、忘れてるけど」「袋の中身は── 衝動買いしたTシャツなの」「…良くこんな、悪趣味なの買ったねぇ」「でしょ? だから、もう い・ら・な・い」「……私の部屋に、不要物を置いて帰るな。」
絵衣と美伊ってそっくりじゃない? まあ、双子だしねぇ だから私、見分けが付かないんだよねぇ ─ 左利きなのが、絵衣だから え。そうだっけ? まあ、違うんだけどね …しれっと出鱈目を、教えてないでくれるかな。
「─ 鏡よ」「はい」「世界で、一番美しいのは誰じゃ?」「…」「だ・れ・じゃ!?」「……あなた様でございます」「何故、即答せぬ」「申し訳ございません」「己の役目を果たすのが、プロと言うものじゃぞ?」「はい── 精進いたします」
喉 乾いたから、お茶ぐらいだしてよぉ はい ─ 何、この容器 中に、入ってるから これ、お茶っ葉だよね? うん 私、喉が乾いてるって言わなかった!? ああ、飲みたい訳ね そ・う・よ だったら、そう はっきり言ってくれないと。
「じゃあ、早速 観ましょ」「何で…ホラーなんか選ぶのよぉ」「だって、私が好きだし♡」「うー」「映像を見ない様に、つぶった目を手で覆ってるんだろうけど…」「?」「この作品は── 音だけでも、十分に怖い☆」「いやぁー」「そうそう。悲鳴は、遠慮しないで上げていこ
今日は、なんか私が 奢ってあげよう♪ あんたが、お金を持ってる? ─ まさか…何か悪事を…… ── 叔父さんに、小遣いをもらったんだけど なんだぁ 私の事を、絵井がどう思ってるか よーく判った へ?! だから、もう奢ってあげない
「私…もう歩きたくない」「は?!」「おんぶして?」「─ あんたを置いて、ひとりで行く」「えー」「因みに…そこの空き家、幽霊とか出そうじゃない?」「へ?!」「直にそう言う時間だし、せいぜい ごゆっくり。」「いやぁー 置いていかないでーー」「じゃあ、自分の足で あ・
先週のお礼をさせて頂きます 何か、悪いねぇ ─ 決して覗いてはいけませんよ? 今から、何するの?? 料理、させて頂くだけですが いや…なんか、機織りでもしそうな感じなんで 私、自分の料理してるところを 他人に見られるのが嫌なので。 そ
「どれが、良いかなー」「…」「出来れば、運動はしたくないよねぇ」「……」「まあ無難に、食事制限?」「………」「何か、言いたそうね」「いや、お菓子を頬張りながらダイエット方法を考えるあんたに、それが出来るのかなって」「ほら、今は計画段階だし♪」「・・・」
あなたなら合格確実だって そうかな 発表日には、お祝いに ローストビーフを作ってあげる♪ ─ 不合格かもしれないし その時は、慰撫のローストビーフだね ── とにかく私は、作りたいの! ローストビーフが作れれば…僕の合否なんか どう
「起きなさい」「…」「なら、最終手段ね」「……」「今日も、瑛太様は尊かった」「………え?!」「どうして彼は、2次元の人なの!」「それって── 私の日記?」「あんたが目を覚ますまで、朗読し続ける」「今、起ます! だから、そんな恥ずかしいものを 声に出して読まない
き、君のごはんが美味しくて 自分の不摂生で太ったのを、私のせいにするんだぁ ─ そもそもあなた、ぽっちゃりさんだったよね? ── う 今後も私の料理が食べたければ…せめて以前の体型ぐらいは保持しなさい ─── はい
「…間に合ったようね」「?」「折角作った料理、ひとりだと食べ切れずに 余らすんじゃない? 大丈夫、必要なものは こうして持参して来てるから!」「もしかして── 白米持参で、わざわざカレーを食べに来たの?」「そ・う☆」「確かに…多めには作っちゃったけど……」「
ねえ。今テレビで紹介してるフライパン、買いじゃない? は?! だって、あんな美味しそうな料理が 色々と作れるんだよ?? ─ そう言って 君が買った調理器具が、我が家には山程あるし そ、そうだっけぇ ── いっそ、コックさんを雇った方が 安く付く
「今度の数学のテストの点が良かったら、デートしてくれる?」「─ 87点、取れたらね」----------「じゃーん。92点!」「おお。」「これで次の休みは── デート、決定だよね!?」「うん。駄目かな」「えー なんでぇ」「だって、5点overしてるし?」「…そんなぁ」
はい、どうぞ♪ なんか、マグカップ一杯に お茶っ葉が入ってるんだけど とりあえず そうしてみました☆ … いつもママにやってもらってる人だからぁ やり方を知らなくてぇー ……キッチン、借りて良いかな あ、お茶の入れ方 知ってるんだぁ。偉
「今…声を上げて走っていったの、絵井さんだよな?」「─」「顔を合わせた途端に逃げられるなんて、何をしたんだ??」「<吊り橋効果>に期待して…」「は?!」「─ 無理やり、怪談をした」「彼女…そう言うの超苦手なんじゃ……」「だからこそ、効果があると思ったんだ」「・
先生、またですかぁ? ああ。すまん よっぽど、お好きなんですねぇ 何がだ? ス・ラ・ン・プ が、ですよぉ ─ は?! これだけ頻繁になるのは…実は、その状況を 自分がお好みだからじゃないんですかぁ ── 原稿、落としても良いか?
「ねえ…」「ん?」「どうしてさっきから……部屋の隅を気にしてるの?」「いや。何かいるなーって」「え?!」「…うん。デ・タ・ラ・メ」「適当な事を言って、人を怖がらせるなー」「まあ── 本当の事なんか聞かされたら、あんたが困ると思うし」「え…?!」
顔を寄せた兄は… へ?! ─ 弟の耳元に、甘く囁いた ちょっと!? うん、あんたの作品☆ 何で、教室なんかで読み上げてるのよ!? 実は私、下校時にスイーツ食べたい気分なの? … 続きも、朗読しちゃお♪ わ、判った! 私に奢らせて!!
「こらこら。飲み過ぎだって」「そう?」「お酒だって、太るんじゃないの?」「…」「ダイエットしてるって言ってなかった??」「……この1杯を我慢したぐらいで、私は痩せない。」「まあ── 実際に太るのはあんただから、私は構わないけどね」「………」
─ 猫耳コスプレをする? うん♪ また、何で?? だってぇ、男の子を 悩殺出来そうだしぃ☆ そう言うのが好きな人が、好みなの??? 良く判んないけど、相手を見てから考える? …それで悩殺されるのは……そう言う嗜好の人じゃないかな そっか
「お。もしかして、それって絵衣の手作りクッキー?」「ふたりで食べて♪」「私は遠慮しとく。全部、美伊にあげるから」「え?! 詩李、何で!?」「多分それ…絵衣の失敗品だし」「当然よぉ。もし美味しく出来てたら、全部 自分で食べてるもん☆」「ね?」「。。。」
あんなに仲良さそうだった彼と、何で別れたの!? 僕は、君の期待には 答えられないって ─ 憧れの…お姫様抱っこを頼んだだけ なんだよ? ── それは、あんたが悪いわ 何でぇ あの小柄な絵井君が、ぽっちゃりなあんたを抱きかかえるなんて…無理
「ホテルの額の裏って…貼ってあるって言わない?」「御札??」「いや、見なくていいから!」「あ。紙が貼ってある」「うそ…」「『これは、御札ではありません』だって」「─ 何よ、それ」「その下に小さく…『御札をお探しなら、ベットの裏です』って書いてあるんだけど」「
─ 今度は、旧校舎に出たらしい うん。綺麗な人だった☆ は?! 体育館裏のも、なかなかのべっぴんさん♪ …幽霊の話をしてるんだよな? うん ……お前、わざわざ見に行ったのか?? だって、もし美人さんなら 見ないのは損だし。 ………
「…学校で教わる事ってさぁ」「?」「社会生活では── あんまり役に立たないって言うよね?」「まあね」「歴史の定説とかも、変わったりするし!」「確かに」「じゃあ…こんなものを、苦労して覚える意味って何?」「─ 明日からのテストで、赤点を取らないため」「うー」
あ、カレンダーに花丸 ─ この日、何かあるんだ ── 特には でも、花丸が描いてあるじゃん ─── おしえてよぉー 何があるのぉー 次に…このカレンダーに花丸を付けるつもりの日に、印をしてるだけ え…?!
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