「─あ。」「デートだから、着てきた☆」「やっぱりそれ、似合うよね」「私、決めてるの」「?」「これは あなたがくれた服だから、あなたと一緒の時しか き・な・い・っ・て♪」「じゃあまた、可愛いのをプレゼントしないとだね。」「うふ♡」
おお、可哀想に! ─ おじいさん なんじゃ? まさか…その鶴を…… 救ってやらねば 駄目です。 何故じゃ? 私を含め、多くの鶴が順番を待っています! 罠に掛かっておるのを 見過ごせと? これ以上、恩返し待ちを増やして どうする
「─ ひとり分?」「当然。自分のコーヒーしか淹れてない」「── 俺の分は!?」「特に、頼まれてないよね?」「でも、こう言う時は!」「この前そうしたら…あなたに迷惑がられたし」「う。」「もう私、あなたに気を使うのは やーめーたーのー」「すいません…許してください
─ あ ん!? ── 忘れちゃった 何を? ─── 買い物メモ じゃあ…今、その手にもってる紙は?? これは、「買い物には、買い物メモを忘れない事!」って書いておいたメモ── 。。。
「私の事、嫌いになった?」「え?!」「電話もメールも…全然してくれないし……」「─」「ねえ。どうなの!?」「── デートのワクワクを高めるために、今日 会うまでは連絡するなって言ったのは、えいちゃんだよね?」「でも私は、寂しかったの!」「それは…僕が悪いのかな
あそこ、通れるかも あ、ホントだ。 …ああ言うの、けもの道って言うじゃない? うん でも 実際に通ってるのは、どう考えても人しかいないと思うんだ── じゃあ、ひと道? まあ…所詮 人間も獣なんだけどね ─ だったら、けもの道で良いん
「今、えーこだって欠伸したから。」「─ あんたのが、伝染ったんだよ」「私のは…もっと上品だし!」「ふーん」「何よ!?」「じゃあ。スマホのカメラをスタンバイしとこ」「?」「今度あんたが欠伸した所を、撮って見せてあげよう」「─ いや。私の変顔、写真に残さないでく
夕飯、どうしよう …何でも良いよ それを言われるのが、一番困るんです じゃあ…美味しいもの 今まで私、不味い料理を出した事ないよね? はい… いっそ、あんたの苦手なアレ 作っちゃおうかな え?! ─ 嫌なら、急いで何か考えて。
「─ おこちゃまな癖に。」「ちがうもん!」「どこが?」「わたし、もう年長さんだし!!」「幼稚園に通ってるのは、おーこーちゃーまー」「…小学1年生が、そんなに偉い訳?」「だってー 小学校に通ってるしーー」「まあまあ」「「小学2年生の年寄りは、黙って!」」
─ 雨降ってるし ああ どうしてあんたは、傘を持ってこないかな お前もだろ。 で、どうやって下校するの? 誰かに、傘を借りてくる じゃあ、借りるのは1本で よ・い・か・ら 何で? そんなの、相合傘するからに 決まってるでしょ♪
「…スマホを、目覚ましにしてるんだ」「やり方、教えてあげようか?」「私って…寝ぼけると、目覚ましを壁に投げつけちゃう人なんだ」「え?!」「だから時計は、かなり頑丈なのを使ってる」「─」「もし壁に投げつても…スマホって壊れたりしない?」「── どうだろうねぇ」
ケーキ、買って来た わーい まずは、ショートケーキ 私のチーズケーキも、出してー ─ ショートケーキ、欲しがらないの? 気分じゃないし♪ ── それは、困る ? いつもの様にあんたが欲しがると思って、ショートケーキ2つしか買って
「何か…部の後輩に、避けられてる気がする……」「だって怖いし。あんた」「いつも、<人前では笑顔>を実践してる私が? 何で!?」「だ・か・ら・よ」「?」「怒る時も笑い顔なのは、流石にどうかと思うな」「え?!」「笑顔の人に怒られるのって…かなり怖いよ?」「。。。」
私も、今年で30歳かぁ… あなた、努力が足りないわよ は?! 3年前には、27歳だって言ったわよね? ─ そうだけど?? だったら、頑張ってせめて29歳ぐらいで年齢を止めなさい! 3年で3歳も年を取るなんて 怠慢よ!! そんな事が出来るなら…みんな
「眼鏡が、見当たらないのぉ」「─」「だから、手を繋いで?」「──」「私が近眼だって知ってるよね!? 家まで送ってくれないと☆」「─── 判った。」「あ・り・が・と♪」「因みに…通学カバンの底に眼鏡を隠すなら、多少は辺りを気にして こっそりやった方が良いぞ?」「
あ。財布から3千円 減ってる ─ さっき、使ったからでしょ でも、酷くない? ? 使っただけの金額が減るなんて。 ─ 意味不明なんだけど 3千円使っても、減るのは千円ぐらいが妥当だと思うの! そう言う都合の良い財布があるなら…私も欲
「晩ごはん…何にしようかなぁ」「手作り餃子が良い。」「え!?」「当然、皮から手作りで♪」「あ。良く考えたら、今日の料理当番って あんたじゃないの?」「じゃあ…今日の夕食は、カップラーメンで良いかぁ」「お・い」
あんたが この前読んでた、あの推理小説さぁー ん? 犯人が依頼人って結末、なんか酷くない? ─ 私は、まだ最後まで読み終わってないから 知らなかったけどね うそ…3ヶ月ぐらい前から読んでたから、てっきり…… 読むのが遅くて、悪かったね
「そこ行く、可愛いお嬢ちゃん!」「…」「お年は いくつかな? 小学生ぐらい だよね??」「……これでも、高校生です。」「え?!」「………」「いやーお母さん。お若いのに、大きいお子さんをお持ちですね!?」「─ 私、この子と 同級生なんですが?」「へ?!」
ここは、何も釣れませんよ ─ そうなんですか? だって、最近作られた人工池ですし まあ確かに、魚は掛からないかもですよねぇ ? でもたまに、あなたの様な 親切な人が釣れたりしますから …まんまと私は、してやられた訳ですね はい。あり
「お前…何を頼んでるんだよ……」「そのバイトしてるヤツに、言われたくない」「実物がいるのに、レンタル兄するか?」「本物が、お粗末だからでしょ!」「─」「何で、三ツ星を頼んだら あんたが来る訳?」「── 俺は、金が絡む仕事なら 完璧にこなすタイプだ」「最低…」
おお勇者よ。死んでしまうとは何事だ …じゃあ、お前がやってみろ え?! 今から、一緒に行くか? わ、私には…あなたを生き返らせるお役目が…… 俺が、生に恋々とする男だと思うなよ? ─ 次に舐めた口を利いたら、必ず連れて行く き、
「僕と、お付き合いを!」「お返事は…明日まで待って頂いても?」----------「─ ごめんなさい。あなたとは お付き合い出来ません」「な、なんでですか!?」「── あなたのSNS、探し出して拝見しました」「え?!」「─── ああ言うお考えの方とは、ちょっと」「。
そのスカートには─ ? あんたの部屋のタンスの3段目の引き出しに入ってる、新しい青いシャツの方が合うんじゃない? ね…え… 何? あの買い物…私、ひとりで行ったんだけど…… ─ そもそも、絵衣子……私の部屋に来た事 ないよね?
「のう、鏡よ」「─ はい」「世界で一番美しいのは、誰じゃ?」「── 当然、あなた様でございます」「うむ。その心掛けこそが、前任者と同じ目に遭わずに済む秘訣じゃぞえ?」「─── 心得ておりまする」
あんたは、何にする? チーズケーキ!---------- 買ってきたー 見せてーー まずは私の、ショートケーキ♪ …そっちの方が良いな じゃあ、あげる 良いの!? うん。絶対あんたがそう言うと思って、ショートケーキを2つ買ってき
「─ では、占わせて頂きますね」「お願いします」「あなたが、あこがれの瑛太さんと結ばれるために必要な事は──」「それ、私の 推しのアニメキャラなんですけど?」「はあ」「私の妄想を…言語化しないでくれます?」「─ あなたからは、それしか視えないもので。」「え?!
あ、捨てないで かまぼこ板なんか、どうするの? メモ用紙代わりに使う は?! 表面を削れば、何度でも書けてエコじゃない? ─ 書き難いよ?? エコの…ためだし…… マメに削れるの? 面倒くさがりなのに う。 で、どうする? 捨
「未だに私が独身なのは…引き継いだ雛人形のせいだと思う」「『片付けが遅れると!』ってやつ?」「そう。」「─ 面倒くさいって飾ってないのに??」「う」「お婆ちゃんから受け継いだこの母は、結婚出来てるし」「うう」「あんたの独身の原因は…そのズボラさだと思うな」「
今、何を読んでるの? 瑛子には、教えない え~ なんで~~ だって、必ず犯人をバラすでしょ。 つまり、今 あんたが読んでる作品は…私が過去に読んだ可能性が高い推理小説な訳で…… ─ 今回ネタバレしたら、友達やめるよ? はい。もう悪趣味な
「─ お役目の注意点?」「当然ですが…我らを讃えないものを 助けてはいけません」「承知しております」「あと、危機を未然に防ぐ事は 厳禁です」「え?! 何故ですか?」「人間とは…巻き込まれた危機から救われてこそ、守護者たる我々の有り難みを感じるものですから」「…
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