当苑での展示会や企画展そして常設作品の中から、特にお奨めしたい作品を取り上げご紹介してまいります
しぶや黒田陶苑では、ほぼ週替わりで展示会や企画展をおこなっています。 北大路魯山人、石黒宗麿、岡部嶺男を始めとした物故巨匠陶芸家の逸品を扱いながら美意識や見識を養うとともに、皆様との対話から次世代に残るような名品を一点でも現代の作家さんたちに作っていただくことが使命だと思っております。 どうぞ、「陶心」をお楽しみください。
少し早めの紫陽花や、ぐずついたお天気に、梅雨の気配をいよいよ感じますね。そろそろ梅仕事をと思い、青梅を水に放して、ザルに上げておいたら、例年よりも実が黄色くなるのが早いこと。気温の上がりも早いようで、慌てて塩をまぶして保存瓶へ移しました。それでもやはり室内温度が気になり、梅が浸るくらいの塩水が早くできないかとソワソワしています。
今回、矢野先生がご在廊いただけないかわりに作品の解説やエピソードなどを伺い、こちらでご紹介致します。本日は先生の育った名護屋(なごや)という場所についてお話くださいました。 名護屋城跡
青葉が生き生きとして、清々しい季節となりました。今週は、唐津の矢野直人展を開催しております…
久しぶりにバスに乗った。窓の外を流れていく見慣れた風景が違って見える。目線が高い位置からになるせいだろうか。こんな所にポストがあったんだ。雨が降り出して、黄色いレインハットと長靴の女の子がお母さんと手をつないで足早に歩いてる。日常の景色が異なって見える。ほんの短い時間だったが、いろんなシーンを見て楽しかった。 『唐津 矢野直人展』…
早いもので、もう5月が終わろうとしています。新緑が美しく、風も爽やかで、本来の5月はとても好きな季節ですが、今年の5月はずっとぐずぐずしていましたね。 昨年の今頃は緊急事態宣言による初めての臨時休業から明けて、ようやく始動した頃。5月の楽しみを2年連続お預けされたような気持ちです。早く大手を振って外へ出たいと祈りつつ…さて、明日より矢野先生の個展が始まります。
雨降り続きの一週間が過ぎ、今週の頭に、久しぶりに太陽を見てからは、痛いほどの陽射しの日が続いております。ただ、マスクの中は熱気でいっぱい。昨年の猛暑もマスクで過ごしたはずなのに、本格的な夏を迎える前から、この不愉快なマスク内の環境に辟易しています。このコロナ禍の自粛生活や、我慢を強いられる生活の中、長く過ごすことの多くなったお家時間で断捨離など進めた方も多いので…
書から芸術の世界に飛び込まれた魯山人先生。文人趣味もあってなのか、中国の青磁・…
一年を振り返り、去年からどう変わっただろうか、と、思い返すことを、この一年、…
梅雨の中休みでしょうか、久々に、今日は爽やかに晴れてくれました。
2019年、大徳寺龍光院…
よく利用している電車で、たまに運が良いと〇〇〇もん仕様の車両に出くわす。青を基調として、外側のドアは顔に見立てられ、車内に入ると座席は背もたれ部分に4次元ポケットのプリント。座席の端(「袖仕切り」と言うらしい)には、ポケットから取り出す数々の道具を使っている様子が漫画風に描かれている。車両の連結の扉には別世界へ行ける「どこでもドア」をあしらうという気の効いた演出。子供は…
ぐずついてスッキリしないお天気が続いていますが、雨雫に濡れた新緑の美しさに癒される今日この頃です。明日より【曜変天目 瀬戸毅己展】が始まります。個展を前に瀬戸先生にお話を伺いました。
本当にこのまま梅雨に入ってしまうのでしょうか……。どんよりした重い空、足元からは蒸し蒸しした熱気、雨も降ったりやんだり不安定。それでなくとも我慢、我慢の毎日で鬱々とした気分になってしまうのに……たまったものではありません。帰り道、いつの間にか浅い呼吸になっており、肩を丸めて歩いていたことに気付いて、思わず背筋を伸ばして空を見上げました。曇り空でも、よく見れば雲の…
『食器そのものを愛し、取り扱うことが楽しみであり、その食器をいたわりいたわり扱うというところに、料理との不二の契りが結ばれるのです。食器が楽しいものになれば、必然、料理が楽しいものになるのです。』
いよいよ梅雨を予感するジメッとした空気になってきました。肌にまとわりつく湿度を追い払うように、涼しげな器に手を伸ばしたくなってきますね。先日発売された婦人画報6月号ではガラス特集が組まれ、当苑でお取り扱いのある作品が掲載されました。そこで本日は、現在お店にある作品の中から、ガラスのお茶碗を4点ご紹介したいと思います。 …
風にそよぐ青葉が、なんとも美しい季節になりました。今週は、指物師 菅原伸一展を開催中でございます。神代杉、神代栗、楓、欅、黒柿など、銘木を余すところなく使った美しい仕事の数々をご覧戴けます。また、菅原文葉さんの手掛ける唐紙の仕事も併設しております。
大分慣れてはきましたが、一日中マスクをして生活をしていると、いつになったら気兼ねなく外せるのだろうと考えてしまいます。とは言え、こればかりは今は仕方がないもの。そんな中、帰り道に周りに誰もいないことを確認しながらそっとマスクをずらして自転車に乗っていると、夏に向けて生命力の高まっている草木や花の強い香りに、はっと驚かされることがあります。 マスクをしたまま、木の香りに…
相も変わらず、暇さえあれば庭の手入れをしている。地面に落ちた葉や枝を竹ぼうきで掃いて、取り切れなかったのを拾い集めていると、チョロッと動いて視界から逃れたものがある。トカゲ? 葉っぱをどけて見ると、いた!いた! 砂色をしたちっちゃなヤモリ。5本指の足先が丸く吸盤のような形をしている。塀と地面の隙間でじっとしているので、見つけていないふりをして、そっと葉っぱを戻した。そんなわけで、取り残された…
明日より【指物師 菅原伸一展】が始まります。展示会前にお話を伺いました。 ●次の修復に伝えていく仕事 菅原先生は元々、組子制作、社寺建具、文化財保存修復のお仕事をするお父上のもとに生まれました。現在も二代目としてお寺さんの新本堂の漆喰板戸、唐戸、蔀戸、欄間などを作ったり、個人の方へ空間を含めた建具の提案、制作をしておられます。国指定文化財のお寺や…
冬の眠りから覚めるように、春の花が咲き始めコロナ禍の鬱々とした気持ちに光が射しはじめたようなGW前でしたが、明ける頃には、蒸し蒸しとした熱気を伴った夏のお庭に一気に様変わりしました。 可憐な白い花を付けていた柑橘の樹々も、お休み明けには花が落ち、小さく、固く結実しました。足元には柑橘の白い花と入れ替わるように、どくだみの白い花が開いています。百合の背丈もグンッと伸び、先にはいくつも…
さて、本日は常設作品より、若尾経先生のお湯呑を3点、特に練り込みに絞りご紹介いたします。
「美食俱楽部」において料理を盛る器が足りなくなったことで、食器の制作を始められました。関東大震災ののちも変わらず、『星岡茶寮』においても料理を盛る器が足りなくなったことで、食器の制作を先生自ら行うべく各地の作家の窯(河村蜻山の蜻山窯、宮永東山の窯や瀬戸の加藤五助窯など)で制作し焼いてもらっていました。
早いものでもう5月。昨年は一年間がそのまま無くなってしまったような妙な年でしたから、余計に時の速さに驚きます。当苑も昨日からGW休業を開けて、通常営業に戻りました。 「ゴールデン・ウィーク」とは言え、今年は殆ど家から出ない毎日。春が駆け足で過ぎて、既に日中の日差しは少し汗ばむような初夏のものに変わりました。窓から見える緑が次第に濃く、深くなるのを眺め…
夏日のような日もあれば、被害が出るほどの強風の日もあるという天気の変化が激しかったゴールデンウィーク。つい先日は急に雹(ひょう)が降り、ガラス窓を叩く音で気付いた。ほんの一時、強く降ったと思ったらピタッと止んで、まるで廻り舞台を見ているようだった。今日は夕方から雨の予報。折りたたみ傘を持ってきたが、さて出番はあるだろうか。
「ブログリーダー」を活用して、しぶや黒田陶苑さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。