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高平九の日常と詩のブログです。

詩の創作、入院の記録、そして御朱印蒐集の旅など高平九の日常を綴ったブログです。少しでもあなたのお役に立てば幸いです。

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2015/02/05

  • 皇産霊神社に初詣

    四街道市和良比の奇祭「はだか祭り(どろんこ祭り)」で有名な皇産霊神社(みむすびじんじゃ)に行って来ました。 昨年の公演の際、四街道市文化センターホールのホワイエに鉛筆画で有名な福田芳生さんの作品が展示されていました。それを見た劇団の入村代表が興奮したように私たちに報告したのです。「皇産霊神社の近くの防空壕と思い込んでいたものは実は本土決戦に備えて少年たちを訓練する施設だったみたいだ。子どもの頃、近くで遊んでいたのにまったく知らなかった」 福田さんの絵の説明によると、少年たちはその施設で敵戦車前に爆弾を抱えて飛び込む訓練をしていたそうです。 当時の軍部は、九十九里浜から連合軍が上陸し東京に向けて進軍すると想定していたそうですから、途中で待ち伏せして戦車を破壊するための少年ゲリラ兵を育成していたのでしょう。 皇産霊神社はもっと遠いところにあると思い込んでいましたが、実は家から徒歩30分..

  • 九の近況(11)~私の2022年~(4)演劇

    脚本・演劇 今年は3回も舞台に立つことができました。 3月にはやまさわたけみつ先生の主宰するパントマイム集団MMTの『色即是空』に参加しました。「神奈川演劇祭」参加作品でした。フランスのアビニョン演劇祭でも好評を博した名作に参加させていただくことができ、稽古から本番まで最高の時間でした。馴れない殺陣の稽古ではとにかく足手まといにならないように必死で演じました。両足の爪が真っ黒になり筋肉痛に苦しみながらも楽しんでいました。やまさわ先生、藤井さん、キャストの皆さんに感謝しています。 10月には四街道公民館まつりの座・劇列車公演『村田さん』(鈴木聡 作)に出演し、演出も担当しました。30分強の短い作品ですが味わいのある名作です。 12月には座・劇列車第32回公演『オカリナの少年~クロスロード2』(作・演出 高平九)がありました。3月から11月まで楽しく充実した稽古ができま..

  • 九の近況(11)~私の2022年~(3)詩

    詩 11月に詩誌『凪』の創刊号が発刊されました。同人の半数以上の方がすでに詩集を出版している詩人の皆さんです。同人の端に加えてくださった主宰の石川敬大さんに感謝しています。たくさんの方に読んでいただきたいのですが売り切れ状態のようです。私の手もとにも残っていません。来年3月に2号の発刊予定です。創刊号はすぐに売り切れてしまいました。2号をお読みになりたい方はぜひ予約なさってください。 詩誌「ココア共和国」への投稿も続けています。 1月号 『できそこないの言葉』佳作集 2月号 『セブンの孤独』佳作集 3月号 『ほんとうの歌』傑作集 4月号 『僕のシュレッダー』佳作集 5月号 『チョコの拳銃』傑作集 6月号 『やさしい公園』傑作集 7月号 『うちにはねシタイがあるんだよ』傑作集 8月号 『白い消しゴム』傑作集 9月号 『黒い皿』傑作集 10..

  • 九の近況(11)~私の2022年~(2)小説

    小説 今年は第25回「伊豆文学賞」の佳作に選んでいただきました。『戸川半兵衛の黒はんべ』という作品です。 私は東京で生まれましたが、1歳から18歳まで静岡市の清水で過ごしました。千葉に来たとき初めて黒はんぺん(かつては「黒はんべ」と呼ばれていました)が静岡にしかないことを知り愕然としました。黒はんぺんは私の大好物だったからです。母校の岡小学校の近くにはおでんを食べさせる店があって友達とよく行きました。駄菓子も売っていたので小学生でも入りやすかったのだと思います。それに串に刺したおでんは1本5円か10円で子どもでも買い食いできるような安価な食べ物でした。静岡のおでんは円い釜で炊かれて、真ん中にある味噌を自分で付けて食べました。その甘い味噌が私は好きでした。具材の中でも黒はんぺんは大人気でした。家庭で食べるときは大人はちょっと炙ってショウガ醤油などで食べまていました。フライ..

  • 九の近況(11)~私の2022年~(1)座・劇列車公演

    大晦日に書いています。今年も1年ありがとうございました。 座・劇列車第32回公演『オカリナの少年~クロスロード2』(作・演出 高平九)が無事終演いたしました。御来場いただいた皆様、応援していただいた皆様ありがとうございました。 アンケートやメールなどで感想が続々と届いています。嬉しかったのは地元の方が四街道の歴史に興味を持ってくださったこと。それから芝居をきっかけに身近な方と戦争について語り合ってくださったことです。母方のお祖父様が野戦砲兵学校の校長だったことを初めて知った方がいました。実は親戚に少年砲兵がいらしたという方もいらっしゃいました。帰りにルボン山に登ってくださった方もたくさんいらっしゃいます。 今作の上演意図の一つは、観ていただいた皆さんに四街道の歴史や戦争について思い出してもらうことでした。私たちの今は間違いなくその延長上にあるのに、日々の忙しさにか..

  • 九の近況(10)

    九の近況(10) いつの間にか前回の近況から1ヶ月半経ってしまいました。特に忙しいわけでもなかったのですが、心にゆとりがなかったのかもしれません。 小説 8月に同人誌「山田組文芸誌」第7号に『ドリーム座の休日』という短編を投稿しました。今号のテーマは「映画」。中学1年のとき劇場で『ローマの休日』を観たときのことをベースに書きました。締め切り間際に致命的なミスを見つけて編集長に迷惑をかけてしまいました。申し訳ない。 「山田組アカデミー賞」というオススメの映画紹介文も載せていますので、よろしければ読んでみてください。書棚の本を見ると人物がわかるといいますが、好きな映画にもその人が反映しているものだと思います。さて、同人たちは皆さんの目にどんな人物として映るでしょう。 https://note.com/yamadagumi/ 集英社ノベル大賞から選評が届きまし..

  • 九の近況(9)

    6月23日は沖縄の慰霊の日でした。77年前の3月末から続いた沖縄戦が一応終わった日です。「一応」というのは、首里にいた牛島司令官の自決によって組織的な戦闘は終わりましたが、実はこの後の方が民間人の犠牲は多かったからです。解散となったひめゆり学徒の多くも自決したり崖から身を投げたりして亡くなりました。手榴弾をみんなで囲んで自爆したり、親兄弟で殺し合ったりという話もあります。アメリカ軍に捕まると女性は乱暴されて殺される。男は拷問された後で八つ裂きにされる。そんな噂がまことしやかに伝わっていたからです。中国大陸で戦った日本兵が自分たちが中国人に対してやったと同じようなことをされるとデマを広げたと言われています。ハワイから帰って来た人が「アメリカ人はそんなことはしない」と住民を説得して全員が助かったシムクガマの例があります。逆にそのすぐ近くにあったチビチリガマでは噂を信じた全員が自決しています。 ..

  • 九の近況(8)

    5月12日は65回目の誕生日でした。多くの皆さんにSNSやメールで「おめでとう」をいただきました。ありがとうございました。 いくつになっても祝ってもらうのは嬉しいです。まだまだここにいていいのだと思えるからです。 5月12日はナイチンゲール、武者小路実篤、バート・バカラック、風吹ジュンの生まれた日。私の大好きな人ばかり。皆さん、お誕生日おめでとうございます。 ちなみに65年前の5月12日は日曜日、つまり母の日でした。母は東京で生まれました。戦時中は両親の実家のある秋田に疎開していましたが、田舎はつまらないと一人で戻って来て、3月10日の東京大空襲に遭遇したそうです。戦争は2度としてはならないとよく言っていました。母の語る空襲の話にはB29の爆音や焼夷弾の擬音がよく出てきました。その「ブルンブルン」「ヒューヒュー」という不気味な音は今も耳に残っています。母が生きていたらロシアのウクライ..

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