食事の支度が出来て、車椅子のばあちゃんを台所に押して行ったら、「ぜいたくだねぇ。」昨日の夕方切って来たバラを見て、ニコニコ顔で言いました。家の周りにいろんな花が咲いているので、私は部屋に花を飾りたいとは思いませんが、ばあちゃんが食事をする目の前には、その時々の花を挿しています。「バラの前は何だったか、覚えてる?」と聞いたら、「矢車草」「その前は?」と聞くと、「うーん、花がいっぱいのー、ヤマツツジ」素晴らしい!覚えてる!デイサービスの昼食は全然覚えていませんが、やはり自分の関心事は記憶できるということでしょう。畑仕事と家事で働きずくめだったばあちゃんですから、テーブルに花を飾ってゆっくり食事を楽しむこと等、無かった訳です。「作ってもらった食事を、花を眺めながら食べるなんて、レストランだよね。」と言うと、にこ...一輪のぜいたく