繁忙期が続いている。なんというか、カレンダーに空いた「休日」という穴に、自らの手で「仕事」という土を持ってきて、埋めていく。そんな感覚で過ごしている。 だから「休日」という概念自体、ここ最近は諦めていたのだが、その考え方自体どこか狭量で、なにかしらのバイアスに歪められた意識ではないかと気づきつつある。 そのきっかけは、Mさんから釣りに誘われたことだ。その日は昼から仕事があり、反射的にお断りの連絡を返そうとしてしまったのだが、ふと「待てよ?」と思ったのだ。 睡眠時間を削らないギリギリで早起きすれば、なんだかんだで10時合流ならイケる。そして仕事の開始時間を考えると、12時には釣り場を出ていたい。…