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まほろばの泉 https://blog.goo.ne.jp/greendoor-t

亜細亜人、孫景文の交遊録にある酔譚、清談、独語、粋話など、人の吐息が感じられる無名でかつ有力な残像集

まほろばの泉
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2015/01/13

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  • 逍遥録 伝、エリートの呟き

    下北カマブセ山文化文明は興隆し、財貨を蓄え矛と盾を増大し、「高学歴」と称するものが増えても、世の中の「なぜ」に妙答も智慧もない。世の先達たちは死生観もなく、いたずらに死を恐れ、繁栄の残滓を残したまま戸惑い生きている。笑談の臨機に切り口が見つかったように突然、耳元で口からもれた至言があった。伝とは、絵画の作者などの、゛そのように伝えられている゛作品だ。掛け軸などで江戸時代の作者名が揮毫されているが、本物か偽物か真贋は判別しないが、その作者だと伝えられているという意味で「伝」と冠される。ある晩のこと友人が、「安岡先生の文なり言葉は感性を以て理解しなければならない」と発言した。戸惑ったのは感性への理解だった。彼は学び舎エリートで派遣留学でスタンフォードで早々とドクターになって帰国、官域でも高位を得た人物である。...逍遥録伝、エリートの呟き

  • 優しさへのとりなし

    「郷に入れば、郷に倣う」と年上に諭されたが、人情や道徳心はたとえ異郷や異民族の地に入っても、変わるものではない。よく言われるのは、すみません、わるいね、は自分の罪?を認める事になるので言わないようにと教えられる。エキスキューズミーに似た心を譲る「礼」の意味だが、使う場所にもよるらしいが近ごろは無言も多くなった。近頃は人の様子を覗うような情報は欲しいが、自身にとっとそれほど有用でもないものは見向きもしないといった手合いが増えているようにもみえる。少々、へそ曲がりな観察かと反復もするが、その傾向はある。とくに安易、つまり易しい事柄ばかりに慣れてくると当然のことだが考えることすら面倒になってくる゛易きに流れる゛とか容易ににある自身の小さな「容器」に納まるものしか考えられない状態になってきている。「容」・・かたち...優しさへのとりなし

  • 貪りの民の必須学 「賄賂学」の提唱 11 1/20再

    2012年夏隣国、中国の専売かと思ったら、防衛庁、国交省、東京都まで騒いでいる。こちらもオスプレイ同様ヘリコプターや地下に潜った水道工事、どこにでもその種はある。尖閣竹島も大切だが、納税者にとってはこのバチルス退治の方が重要だ。こんなことをしているから狡猾官吏の手玉にのった貪り議員の扶養費(生保)押し込み、便宜供与が目立ち、議会答弁でも官吏の不手際の言い訳を議員が負っている状態になる。あえて極論、奇論のごときに映る「賄賂学」の提唱は、実に合理的実利の真理であろうと考える。どうだろうか・・・、体形化して論理付けたら面白い学説が現われるのではないだろうか。今の時節、この教科に取り組むもの益々多くなること必然。まずは東大法学部や警察大学校が魁となれば国家にとって有益なる効果が出るはず。以下、再掲載少々、長文だが...貪りの民の必須学「賄賂学」の提唱111/20再

  • 中国人は中国人に戻り、日本はアジアに戻れば・・

    佐藤慎一郎先生孫文は側近の山田に、「真の日本人がいなくなった」と呟いた。その山田の甥、佐藤慎一郎は敗戦まで二十年以上も中国社会で生き、その体験を通じて、戦後は中国問題の泰斗として要路に提言や気骨ある諫言をした人物である。その佐藤氏と筆者の応談は音声記録「荻窪酔譚」として残されている。いつもは荻窪団地の三階の居間で御夫婦とご一緒の酔譚だが、悩み,大笑、ときに不覚にも二人して落涙することもあった。「これもある」と、長押に設えた棚から降ろしたり、背後の書棚から引き出したり、それでも「ほかの方がご覧になるから」と遠慮すると、数日して依頼文を添えて送付していただく。すべて音声応談に関することだが、講話依頼の課題に逡巡すると、その音声を聞くたびに、無学な恥知らずを回想している。昨日のこと、アジアの「そもそもの姿」を考...中国人は中国人に戻り、日本はアジアに戻れば・・

  • 明治人は、人間キャッチボールで遊ぶのが好き

    台北国父記念館素行自得の逍遥≪以下は拙い備忘録ながら、学びの活学として、経済活動の実利としても潤いのある情緒性であろうと記す≫キャッチボールは野球の用語で、ボールを投げ合う、やり取りをすることだが、ここでは若僧が球になって、それぞれ世間では異様で老練な人物の間て゛、゛試される゛゛仕込まれる゛ようなことが戯れのように行われた。その球は、磨かれていない原石が投げ合う内に少しづつ角がとれることの様だった。その球(たま)は小商人の倅に生まれ、文部省の狭い学科に不思議さを覚え、かつ数値によって人を評価選別することに不思議が昂じて反発心さえ抱いていた。だからと云ってその問題意識を高めて探求し解決するすべも持ち得なかった。投げる方は「このように仕込んだ」とおもって送っても、送られた方は「違う仕込み方をして返してくる」そ...明治人は、人間キャッチボールで遊ぶのが好き

  • 人間考学 もの書きの懐と覚悟 2018 1/1 再

    津軽岩木※懐・・・カネ勘定雅(みやび)心までとは思わないが、下衆な下心を隠すような騒がしい人間が増えてきた。軽薄と見た大衆に迎合し、商業売文に勤しみ、紙離れの昨今は名を知らしめて口舌の輩になり漫談並みの講演を稼ぎにしている言論貴族も増えている。それは、国家の外敵危機を煽り、経済予想で懐銭の多寡を憂慮させ、さも容易な解決策を無責任、かつ詐欺的話法で食い扶持稼ぎ場として浮俗に漂っている。ある週刊誌の記者だが退職して物書きになった。ネタは戦記物の逸話や事件物だが、情感が薄いせいか物語小説は書かない。小説と言っても明治のころは、今でいう漫画の類で、格落ちの売文屋と蔑まれていた徒の部類だった。商業として成り立つようになると部数を競い、勝手に大衆文学と称するようになると、流行りのカルチャー(文化)に乗じ、新聞連載やテ...人間考学もの書きの懐と覚悟20181/1再

  • 人間考学 腰の落ち着かない国防迷論 あの頃も

    あの国はともかく、そろそろアジア回帰するべきだとの意見が起きている。トランプ大統領は日米安全保障は片務的でおかしい、商船は自国で護るべきだ、との発言を受けて専門家と称する人たちが騒いでいる。在日米軍は「瓶の栓」ともいう。先の大戦や、それ以前の日露,日中と戦った異能な兵士と経済力に、いつかまた、という危機感がそう言わせたのだろうが、今の浮俗に戯れる国民には覚悟も能力がない。それより無関心だ。まして国防組織そのものが大国に取り込まれている状況では、防衛や偵察は長けても、戦闘は装備も教育も難しい状況と慣性に成っている。いわゆる「瓶の栓」は必要なく、却って米軍の情報収集力は、あの橋本総理の経済交渉の内輪話を盗聴するように、金融や経済を矛として有効性を増している。それは日本が資本市場構築のキャッシュディスベンダーの...人間考学腰の落ち着かない国防迷論あの頃も

  • 再読 民主と自由 長(おさ)のいない国家 09/7あの頃

    敬重なき国家は滅びる安岡正篤翁ことさら権力をひけらかす訳でもない長(おさ)の首取りが流行のようだ。それは人間が他の人間に言葉や行動を譲ったり、補い合いながらスパイラルを描くように推戴する長(おさ)の立場への敬重や、暗黙の契約というべき長との関係の在り様が希薄になっているからだろう。長(おさ)が軽くなったのでもなければ、過大な罪科をともなう過ちをしたわけでもない。ただ、゛下りたほうがいい゛くらいな声が増したために地位を下りるのである。別段、小物だの大物だと評するものではないが、推戴する側もされる側もアンチョコにも易く考えているような傾向があるようだ。華人の俗諺にあるように「天が落ちてきたら、一番高いところに当たる」、つまり厄災は総て長(おさ)の責任として甘受すべきであるからこそ、たとえ時の運によって縁により...再読民主と自由長(おさ)のいない国家09/7あの頃

  • 時節に踊る 腹話術会議

    国会から町内会・PTAまで様々な会議と称する集いがあるが、散見るのは親分のコントロールによる正式委員の腹話術のような意見だ。とくに、゛村社会゛と揶揄されるような共同体では親分、ここでは、゛主だった人゛といわれる有力者や組織の先輩の意向が委員をコントロールしてロボットのように使役するようだ。一人前の意見を述べているようで方向性は親分の意向どおりのコントロールだ。別に生活保障されているわけでもなく、なんら服従する理由もないが、ここでは逆らえないような、言うに言われぬ風圧があるようだ。国会では派閥のボス、党の意向、町では世話になっているわけでもないが昔の地主や先輩の存在が大きな影響がある。ここでは悪しき意味での忖度がある。心を察して随うのだが、ボスには責任は及ばない。ここでは全体を構成する不特定多数の利福などは...時節に踊る腹話術会議

  • アメリカよあれが文明の灯だ Ⅷ

    春は枝頭から星よさらば十一章―サンテクジュペリのこと―アレクサンドロ・ド・サンテクジュペリは、今や日本でも、人気のある、有名な作家である。特に「星のお王子さま」で、群を抜く評判だ。アニメ映画も、フランスで作られている。みな戦後の評価である。日本翻訳は、内藤濯(アラフ)、その人と作品に惚れこんで、訳した。しかし、戦中、昭和十四年、五年―一時、その作品は、白水社から、少部だが、連続刊行され、一部の層には、斬新なスタイル、鋭利で磨かれたセンス、文体を珍重されている(当時の翻訳は堀口大学)(第一書房)生前、リンドバーグとは、二度しか逢っていないが、互いに敬畏と共鳴を抱き、リンドにとっては、カレルに次ぐ話しの通じ、よく分かる益友だった。更に、アンにとっては、無上の人この頃までは、理想の太陽の人だったのは夫のリンドバ...アメリカよあれが文明の灯だⅧ

  • アメリカよあれが文明の灯だ Ⅵ

    石原莞爾ジョセフ・ステジァクインディアナ州ミシガン市鋼鉄労働者「フィリピンのミンダナオ島―日本軍の立てこもる洞穴に、火炎放射器を使って、掃討作戦も従った。―諸君に捕虜を連れて来て欲しく無いって…頭ん中に徹底させたよ。…俺達は、呉に上陸した、広島から8、9マイルか…十月六日から一ヵ月経ってた…このインタビュー中、彼は笑い…話し…そして、途中、言句に絶して、泣く、彼は、放射能の真っ只中にいたのだ…生き残りの日本人と共に…帰国後、毛が抜け出し…この時、発症。インタビューの時も、原爆症だった。ロドート・レカーマンニューヨーク市立大学経済学教授、徴兵…目が悪いし、何についても不器用で…結局、連隊本部付の事務に廻された。グアム…沖縄…「酷い状況でした…誰かがやってたような。敵兵の耳を集める事はしてません。毒牙を持つ黄...アメリカよあれが文明の灯だⅥ

  • アメリカよあれが文明の灯だ Ⅴ

    当時、硫黄島守備隊長海軍大佐和智恒蔵は、本部命令により、別方面に移動したが、その三ヵ月後、米軍来襲となり、かつての部下約二万人が、ほぼ全員玉砕、皆殺しにされた。(米国側七千人死)軍人として、上官として、痛恨、悲嘆、その心情は、想像に余りある。幸か不幸か、和智大佐は、敗戦後も存命した。彼の思いは、ただ、死に遅れたという悔いと、生き残りならば、せめて、日本の復興と、犠牲者の慰霊のみが。後半生―生涯の念願となる。戦犯となり(おかしな話だが)出所後僧となり、現地の遺骨収集と、供養に全て捧げる。硫黄島は、その後二十数年は、米軍基地として占領支配に在り、渡島も出来なかった。ようやく昭和四十二年、日本返還その間―ただ一度、昭和二十七年、八方に陳情、切願して、硫黄島に渡って、遺骨集めと、清掃、慰霊の機会を得た。すりばち山...アメリカよあれが文明の灯だⅤ

  • アメリカよあれが文明の灯だ 抜粋 Ⅳ 2010再

    津軽弘前忠魂碑の威容久坂総三氏寄稿部分プリント2しかし、云わなければ、云わないままの状態が真実とされる、歴史と決められてしまう。云わねばならぬことあれば、云うべきである。…ウソと私情私然で誇大に叫べば、これもまた、ニセの真実となる。全くムヅカシイ事だが、それをなすのが、学者であり、知性人であろう。残念ながら、日本では…?ウォーナー“カミカゼ”「“ライフ”一九四四年五月二十二日号今週の写真は、一ページ丸毎使われていた。アリゾナ州フェニックス市の二十才のナタリイ・リチャードソン(戦時従業員)嬢が、ペンを片手に、卓上の頭蓋骨―日本兵―をウットリと眺めている写真であった。それは、ボーイフレンド、W・F・J・ウィームズ大尉が故郷に送ったもの。小見出しに、彼女が、それを贈ってくれたボーイフレンドに礼状を書いていると説...アメリカよあれが文明の灯だ抜粋Ⅳ2010再

  • 連続した短期政権崩壊の根本要因は、「四患」にある 再

    イメージ隣国の指導者は歴史の栄枯盛衰から、真摯に智慧を学ぶことを疎かにしない。いま必要かつ上善な策は何か、慎重に考え、胆力をもって実行している。それは外治、内治を問わず、その職掌に就く人間の問題として、弛緩、堕落、腐敗を戒め、政治の前提である「信」の有り様を綱紀粛正を以て具体的に明示している。それが現政権における高位、下級を問わず逮捕、処罰している理由である。まず、四患を除けこの患いが政治、官吏、司法、経済、民心に蔓延すると優れた政策も財政も行き渡らなくなる。いやそれでも不安と不満がとめどもなく湧き出てくる。「政を為す術(すべ)は、先ず四患を除く」と云う言葉がある。後漢の荀悦(148~209年)という人の教えである。彼は後漢第十四代献帝(189~220年)の時、進講申上げている。その彼が漢の政治の乱れを正...連続した短期政権崩壊の根本要因は、「四患」にある再

  • 国家とは何か

    愛犬ですら反省を知っている碩学安岡正篤氏は「さまざまな要因をもって構成されている国なるもの」と語る。よく国家の要素は、「領土、民族、伝統」と政治家は唱える。「国を護るということは」と武官に問えば、同様な意味の応えが多い。戦後の露天と進駐米兵筆者は防衛関係の講話で「政治家は国民の生命と財産を守る」というが、それだけでは肉体的衝撃や生命を懸ける職掌には覚悟とか使命感はおぼつかない。問いの理由は初期教育を行う基地において隊員に伝えていた内容について気になったからだ。「君たちは国のためと云っても、なかなか理解は難しいとおもう。身近な人のため、愛する人のためにと考えれば理解にできると思う」たしかにその通りの現状ではあろう。三か月の初任体験で、当初は集団行進すらバラバラだが、三か月後の退所(各基地へ配属)頃になると、...国家とは何か

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