兵法は、一に曰く度、二に曰く量、三に曰く数、四に曰く称、五に曰く勝。地は度を生じ、度は量を生じ、量は数を生じ、数は称を生じ、称は勝を生ず。故に勝兵は鎰を以て銖を称るが如く、敗兵は銖を以て鎰を称るが如し。勝者の民を戦わすや、積水を千仭の谷に決
故にその戦い勝ちて忒わず。忒わざるは、その措く所必ず勝つ。すでに敗るる者に勝てばなり。故によく戦う者は不敗の地に立ち、而して敵の敗を失わざるなり。この故に勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後
故に善く戦う者の勝つや、智名なく、勇功なし!!堅実な経営こそが本当の経営者の経営である!!
勝を見ること衆人の知る所に過ぎざるは、善の善なる者に非ざるなり。戦い勝ちて天下善なりと曰うは、善の善なる者に非ざるなり。故に秋毫を挙ぐるも多力となさず。日月を見るも明目となさず。雷霆を聞くも聡耳となさず。古の所謂善く戦う者は、勝ち易きに勝つ
社長が陥りやすい落とし穴 〜中小零細建設業の社長に捧げる 自分を「分脳化」して明日を生き抜け!!その6〜
06.社長が陥りやすい落とし穴あなたは自分の欲望を満たすために部下を使ってはいませんか。そしてその結果として自分が楽をしていませんか。社長であるという名誉欲を堅持するために、会社の中では「社長が一番だ」と思ってはいませんか。あなたはいつも接
勝つべからざるは守る!!無理に売上げを伸ばそうとせず、まず顧客の心を掴もう!!
勝つべからざるは守るなり。勝つべきは攻むるなり。守るは則ち足らざればなり。攻むるは則ち余りあればなり。 善く守る者は九地の下に蔵れ、善く攻むる者は九天の上に動く。故によく自ら保ちて勝を全うするなり。これを訳すと、勝てる見込みがないなら守りを
先ず勝つべからざるをなして!!景気のせいにせず、まずは自社の財務体質を強化・改善しよう!!
孫子曰く、昔の善く戦う者は、先ず勝つべからざるをなして、以って敵の勝つべきを待つ。勝つべからざるは己に在るも、勝つべきは敵に在り。故に善く戦う者は、能く勝つべからざるをなすも、敵をして勝つべからしむること能わず。故に曰く、勝は知るべくして、
社長の仕事 〜中小零細建設業の社長に捧げる 自分を「分脳化」して明日を生き抜け!!その5〜
05.社長の仕事はたからみると、一人で何もかも実現し、何等心配のないように見える社長。今までの苦労が如何なるものであったかもにじませない社長。苦労を苦労とも言わない社長。「あなたは偉い」と云わざるを得ない。今会社があるのは、たしかに並大抵の
彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず!!現状把握とそれを活かした経営判断が会社を残す!!
故に曰く、彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦うごとに必ず殆うし。これを訳せばしたがって、敵を知り己を知っていれば、100回戦っても常に負ける虞はない。敵を知らずに己を知
この五者は勝を知るの道なり!!会社が生き残るための5つの法則!!
故に勝を知るに五あり。以って戦うべきと、以って戦うべからざるとを知る者は勝つ。衆寡の用を識る者は勝つ。 上下欲を同じくする者は勝つ。虞を以って不虞を待つ者は勝つ。将能にして君御せざる者は勝つ。この五者は勝を知るの道なり。 これを訳すとそして
輔周なれば、則ち国必ず強く!!現場に無暗に口出しをしない!!
それ将は国の輔なり。輔周なれば、則ち国必ず強く、輔隙あれば、則ち国必ず弱し。故に君の軍に患うる所以のものに、三あり。軍の以って進むべからざるを知らずして、これに進めと謂い、軍の以って退くべからざるを知らずして、これに退けと謂う。これを軍を縻
故に兵を用うるの法、十なれば、則ちこれを囲み、五なれば、則ちこれを攻め、倍すれば、則ちこれを分かち、敵すれば、則ちよよくこれと戦い、少なければ、即ちよくこれを逃れ、若からざれば、則ちよくこれを避く。故に小敵の堅は、大敵の擒なり。これを訳せば
情報開示が「ひとつの脳」を作る 〜中小零細建設業の社長に捧げる 自分を「分脳化」して明日を生き抜け!!その4〜
04.情報開示が「ひとつの脳」を作る経営組織を効率的に運営するには、どうしたらいいのだろうか。まず、「03.中小零細建設業の組織についての問題点」で述べたように、会社組織が多重人格ではどうしようもないのです。つまり、たとえ部門ごとに「分脳化
故に善く兵を用うる者は、人の兵を屈するも、戦うに非ざるなり。人の城を抜くも、攻むるに非ざるなり。人の国を毀るも、久しきに非ざるなり。必ず全きを以って天下に争う。故に兵頓れずして、利全かるべし。これ謀攻の法なり。これを訳すとそのため、戦いが上
中小零細建設業の組織についての問題点!! 〜中小零細建設業の社長に捧げる 自分を「分脳化」して明日を生き抜け!!その3〜
03.中小零細建設業の組織についての問題点「肩書きだけの部長」、「肩書きだけの課長」ということをよく耳にします。意味のない肩書きだけを付けて、対外的に形だけを取り繕った会社では、「社長の下は皆平社員」の会社になっています。社長一人だけで全て
故に上兵は謀を伐つ。その次は交を伐つ。その次は兵を伐つ。その下は城を攻む。城を攻むるの法は、已むを得ざるがためめなり。櫓、轒轀を修め、器械を具う。三月にして後に成る。距闉また三月にして後に已む。将そ
百戦百勝は善の善なるものに非ず!!経営者には発想の転換が必要!!
孫子曰く、およそ兵を用うるの法は、国を全うするを上となし、国を破るはこれに次ぐ。軍を全うするを上となし、軍を破るはこれに次ぐ。旅を全うするを上となし、旅を破るはこれに次ぐ。卒を全うするを上となし、卒を破るはこれに次ぐ。伍を全うするを上となし
敵の利を取るものは貨なり!!従業員の業績を正当に評価しよう!!
故に敵を殺すものは怒なり。敵の利を取るものは貨なり。故に車戦して車十乗已上を得れば、その先ず得たる者を賞し、而してその旌旗を更え、車は雑えてこれに乗り、卒は善くしてこれを養う。これを敵に勝ちて強を増すと謂う。故に兵は勝つことを貴び、久しきを
善く兵を用うる者は、役、再籍せず、糧、三載せず。用を国に取り、糧を敵に因る。故に軍食足るべきなり。国の師に貧なるは、遠く輪ればなり。遠く輪れば、則ち百姓貧し。師に近き者は貴売す。貴売すれば則ち百姓、財竭つ。財竭くれば、則ち丘役に急なり。力屈
組織は自然発生的に出現!!〜中小零細建設業の社長に捧げる 自分を「分脳化」して明日を生き抜け!!その2〜
02.なぜ我が社は成長しないのか?開業時のことを思い出して欲しい。建設現場の現場監督や営業から独立開業し、一人親方となって一所懸命やってきた。営業や受注、施工、引渡し、集金回収、経理事務の継続、税務申告などを一人でやって大変だったと思う。そ
自己開発するための「分脳化」!!〜中小零細建設業の社長に捧げる 自分を「分脳化」して明日を生き抜け!!その1〜
01.はじめに独立が多く倒産も多いのが建設業である。この建設業の業界の中には、数年のうちに地元でも有数の企業に成長させる社長もいれば、そこそこの規模になってから現状維持で推移させている社長、廃業を検討せざるを得なくなっている社長、廃業しよう
その戦いを用うるや、勝つも久しれば、則ち兵を鈍らし鋭を挫く。城を攻むれば、則ち力尽く。久しく師を暴さば、則ち国用足らず。それ兵を鈍らせ鋭を挫き、力を屈し貨を殫くさば、則ち諸侯、その弊に乗じて起こらん。智者ありといえども、その後を善くすること
孫子曰く、およそ兵を用うるの法は、馳車千駟、革車千乗、帯甲十万にて、千里に糧を饋る。則ち内外の費え、賓客の用、膠漆の材、車甲の奉、日に千金を費して、然る後に十万の師挙がる。これが、孫子作戦篇の冒頭です。これを訳せば、孫子は言った、およそ軍隊
算多きは勝ち、算少なきは勝たず!!勝つための事業計画を作ろう!!
それ未だ戦わずして廟算勝つ者は、算を得ること多ければなり。未だ戦わずして廟算勝たざる者は、算を得ること少なければなり。算多きは勝ち、算少なきは勝たず。而るをいわんや算なきに於いてをや。吾れ、これを以ってこれを観るに、勝負見わる。これを訳すと
企業の業績が、良くもなるのも悪くもなるのも、「人」と「物」と「金」を如何にうまくマネジメントしていくかにかかっています。それが経営であり、経営者の仕事です。ここで、「人」とは雇用のことであり、「物」とは設備投資や在庫管理のことであり、「金」
故に、これを校ぶるに計を以ってして、その情を索む。曰く、主、孰れか有道なる、将、孰れか有能なる、天地、孰れか得たる、法令、孰れか行わる、兵衆、孰れか強き、士卒、孰れか練いたる、賞罰、孰れか明らかなる、と。吾、これを以って勝負を知る。前回の「
これを知る者は勝ち、知らざる者は勝たず!!企業経営に必要な5つの基本的事項!!
故に、これを経るに五事を以ってし、これを校ぶるに計を以ってして、その情を索む。 一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法。 道とは、民をして上と意を同じくせしむるなり。故に以ってこれと生くべくこれと死すべくして、危うきを畏
孫子曰く、兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。察せざるべからざるなり。これが、孫子始計編の冒頭の部分であります。これから孫子が始まります。ここで「兵」とは、兵士という意味ではなく、戦争という意味を持っています。これを訳せば、孫子は言
「孫子」とは、今から二千数百年前の中国は呉の国王に仕えた孫武が著したとされる兵法書です。日本の戦国時代の武将、武田信玄がその軍旗に孫子の一文である「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」を記していたことは有名です。また、松下電器産業(現パナソ
「ブログリーダー」を活用して、(経営コンサルタント)橘高 寛さんをフォローしませんか?