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momina.ina // kitchen science labo http://mominaina.blog.fc2.com/

《趣味は料理の古書集め》料理を作りながら本のなかの食の史跡を楽しむブログ。文学・歴史など様々なエピソードを掘り起こしながら日々綴っています。( ..)φ

もみな いな
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2015/01/08

  • するめいかのトマトソースドリア

    今日はするめいかのトマトソースドリア☆彡◇noteでコツコツと読んでいる中に『梅園魚品図正』という江戸時代後期の本があって、挿絵が精緻で美しいので眺めるだけでも楽しい。昨日読んだのは「柔魚(するめいか)」🦑出典:『梅園魚品図正 巻1』長く伸びる2本の触腕、目の感じ、とても精密に描かれていて吸盤の内側にある角質環(かくしつかん)も確認できる。以前撮影したするめいかの吸盤の角質環(吸盤リング)🦑よかったらnote...

  • 金柑ジャムのパウンドケーキ

    今日は金柑ジャム作りとパウンドケーキ☆彡◇知人の家庭菜園からおすそ分けに頂いた金柑 🍊🍊金柑ジャムのパウンドケーキを作ろう!と思い立つ (*^_^*)🍊さっそく金柑の種を取り除いて…粗く刻んだらお鍋に入れてグラニュー糖を加えて弱火でコトコト煮込んだら最後にレモン果汁を加えて金柑ジャムの出来上がり☆彡よかったら過去Blogも見てね→ 金柑の甘煮(菊の花型) 👀🍊続けて、市販のパウンドケーキミックスを使ってパウンドケーキを作...

  • みょうがご飯

    今日はだしパックでお手軽みょうがご飯☆彡昨日からずっと雨が降り続いていて、今日は蒸し暑くて今年初めての除湿をかけた。そんな日はみょうがご飯がいいかなあと。◇ミョウガ(茗荷、蘘荷) 学名:Zingiber miogaショウガ科ショウガ属の多年草みょうがの少し鄙びた懐かしい感じが好き。よかったら過去Blogも見てね 👀→ なすとみょうがの味噌炒め煮 『まんが日本昔ばなし』の「茗荷と女房」→ みょうが(茗荷)のレース模様 ...

  • くじらの竜田揚げ

    今日はくじらの竜田揚げ☆彡◇子どもの頃、給食のくじらが人気メニューだった。竜田揚げにしたくじらに、少し甘めの醤油系の餡がからめられててとても美味しかった。<北海道産ミンククジラ>最近スーパーでくじらを見かけるようになったのは、商業捕鯨が再開されたおかげだなあと思う。現在、商業捕鯨できるのはイワシクジラ、ニタリクジラ、ミンククジラの3種類で、今後はナガスクジラも追加されるらしい。<競ひきそふ 一番もり...

  • 苺のカスタードタルト

    今日は苺のタルト☆彡◇今年も早いもので5月になって、苺の食べ納めにカスタードタルト🍓🍓🍓<カスタードクリーム作り>よかったら過去の苺Blogも見てね 👀→ 苺のパンナコッタ いちごの古名は「覆盆子」「以知古」→ あまおう苺と淡雪 枕草子に登場するいちご→ 苺のショートケーキ クリスマスの苺ショートケーキ 🍰◇市販のタルト生地に、カスタードクリームを流し込んでその上にリンゴンベリージャムをのばしてさらにホイップク...

  • 新玉ねぎの春雨スープ

    今日は新玉ねぎの春雨スープ☆彡◇小さめの新たまねぎを、丸ごとコトコト煮るだけの簡単スープ。材料は、昆布と白だしと梅干しのたね。📖玉ねぎが日本に入ってきたのは明治初期。明治初期は、欧米から様々な野菜が一気に入って来た時代で、外国産の種子・苗木を普及させるために 官営の種苗会社(三田育種場)が 薩摩藩邸の跡地作られた。三田育種場から出版された『穀菜弁覧』(三田育種場が販売する種子の説明書)という本があって...

  • はっさくと紫キャベツのサラダ

    今日ははっさくと紫キャベツのサラダ☆彡◇ハッサク(八朔) 学名:Citrus hassaku日本原産のミカン科の柑橘類「八朔」は、八月朔日(ついたち)の略からきている。旧暦八月一日は、今年だと9月3日あたる。よかったら過去Blogも見てね 👀→ 八朔と大根のサラダ 原木の由来は19世紀の因島(いんのしま)◇朔日というのは月の初めなので、物事の節目にされることが多い。例えば、四月朔日は「わたぬき」と読み、綿入れから袷の着物...

  • おきそめばるの煮つけ

    今日はおきそめばるの煮つけ☆彡 ◇おきそめばるはクロメバルのことで、春の瀬戸内の代表的魚のひとつ 🐟《冷凍してあったおきそめばる》いかなごを食べて大きくなるらしい。(いかなごも瀬戸内の春の魚)よかったら過去Blogも見てみてね 👀→ いかなごのつけ焼き 洒洒鰻(しゃしゃうなぎ)の洒落た名前 いかなごの酢味噌添え 玉筋魚(いかなご) 別名:小女子(こおなご)📖歌川広重に『魚づくし』というシリー...

  • チャーシュー丼

    今日はボリュームたっぷりチャーシュー丼☆彡◇まずは、チャーシュー作りから 🐖豚肉をたこ糸で縛ってフライパンで表面を焼き付けたら圧力鍋に、水・醤油・日本酒・みりん・砂糖・生姜・にんにく・豚肉を入れて30分ほど加圧して煮汁のなかでそのまま冷ましたら豚肉を取り出して残った煮汁は、煮詰めてタレに出来上がった焼き豚をスライスして丼にご飯をよそって、焼き海苔、焼き豚、菜の花などをのせて出来上がり☆彡日本の食卓に う...

  • レタス炒飯

    今日はレタス炒飯☆彡◇戦前の料理本をぱらぱら眺めていたら「炒飯(チャーハン)」の作り方が目にとまった。今と変わらないレシピだけど、単位は5人前。一人当たりのご飯もやや多めのお茶碗2杯 🍚🍚---● 炒飯の材料五人前として、焼豚肉三十匁、玉葱一個、長葱二三本、筍(缶詰)一本、玉子五個、蟹(缶詰)小缶半分くらゐ、グリーンピース大さじ二杯くらゐの割で用意します。玉葱はみぢんに、長葱は小口から細く刻み、筍は焼豚肉く...

  • ほたての黄身焼き

    今日はほたての黄身焼き☆彡◇卵黄とマヨネーズを混ぜ合わせて黄身のタレを作ってほたてを日本酒と醤油に少し漬けて水気をぬぐったら黄身のタレを塗ってトースターでさっと焼く… とは上手くいかず 💦焼き物は難しい。。この日も黒塗りの漆盆にのせて撮影してみました。日本の食卓に うましかて!...

  • ほたての磯辺揚げ

    今日はほたての磯辺揚げ☆彡菜の花と紅生姜を添えたら春らしい感じに🌸◇磯辺(いそべ)1 磯のほとり。いそばた。2 海苔のりを用いる料理・菓子をいう語。磯辺和あえ・磯辺餅もち・磯辺揚げ・磯辺巻きなど。出典:デジタル大辞泉(小学館)「磯辺」◇「磯辺」と名がつく料理で頭に浮かぶのは、お餅の磯部焼き、ちくわの磯部揚げ。お餅の磯部焼きは浅草海苔で、ちくわの磯部揚げは青海苔で作る。浅草海苔と青海苔の使い分け、昔はどう...

  • 穴子丼

    今日は穴子丼☆彡◇母が白焼きにした穴子を冷凍便で送ってくれたので今日はこれを使って穴子丼☆彡自然解凍した白焼き穴子を醤油、日本酒、みりん、砂糖で煮ふくめる。コトコト コトト …📖最近読み始めた『梅園魚譜』江戸時代後期の魚類図鑑で、著者は毛利梅園。出典:『梅園魚品図正巻1』梅園の図鑑は絵がとてもきれいなので、眺めるだけでも楽しめる。出典:『梅園魚品図正巻1』---『大和本草』諸書 及 □以片假名載 アナゴ『料理綱目...

  • ちょこさいのから揚げ

    地元の魚ながら初めて見た小魚 🐟両親いわく「ちょこさい」「ねばごち」というらしい。📖何だろう?とネットで調べてみると、可能性は3つ。●ヌメリゴチ(滑鯒) 学名:Repomucenus lunatus (Temminck & Schlegel, 1845)●ネズミゴチ(鼠鯒) 学名:Repomucenus curvicornis (Valenciennes, 1837)●セトヌメリ(瀬戸滑) 学名:Repomucenus ornatipinnis (Regan, 1905)いずれもスズキ目ネズッポ科ネズッポ属の海水魚。大きさは10cm...

  • お赤飯(おこわ)

    今日はお小豆で作ったお赤飯☆彡◇炊飯器で炊くお赤飯なら作ったことがあったが、蒸し器を使ったことがなかった。せっかくなので、帰省している間に教わっておこうと思い立つ。《まずは小豆を水で洗うところから》📖ふと、おこわの語源って何だろう?と思い調べてみると明治時代の本に次のような記述があった。出典:『日本社会事彙 下』(明治23)---強飯といふは、白こはめし也。赤飯と云は、赤小豆を交(まぜ)たるこはめし也。此...

  • ぶどうジャムのカスタードタルト

    今日はぶどうジャムのカスタードタルト☆彡◇昨秋に冷凍してあったぶどうを消費しなくちゃ … と 🍇冷凍ぶどう、グラニュー糖、白ワインを鍋にかけてジャム作り☆彡煮立ったところで皮を取り除いてよきにほどに煮詰めて、最後にレモン汁を加えたらぶどうジャムの完成!◇何かお菓子にしようと考えて、市販タルト生地がひとつ残っているのでカスタードタルトを思い立つ💡で、早速 カスタードクリーム作り☆彡小麦粉、グラニュー糖、卵、牛乳...

  • 大和まなの菜飯

    今日は大和まなの菜飯☆彡◇2月に入ると陽ざしが元気になって、春が近づいてきたなあと思う。🌞旧暦だと、今年は昨日2月16日が正月七日。君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ本来は、今頃の季節を詠んだ歌だと思うとなるほど納得。🌿🌿🌿<奈良茶碗風のお茶碗>日本の暦が、太陰暦から太陽暦に変わったのは明治5年(1872年)。⏱その年の11月9日に改暦の詔が出され、12月2日が大晦日になり、その翌日が明治6年の元旦に...

  • パスタ・アッラ・グリーチャ

    グアンチャーレ(伊:guanciale)豚の頬肉を塩漬けにして2~3週間熟成させたもの🐖頬肉なので、厚みが薄く脂身が多い。片面にはたっぷりと胡椒とスパイスがすり込まれている。これでカルボナーラを作れば、炭焼き風(炭焼き職人の手についた炭の粉が落ちた風)になるのは必然だなあと妙に納得。◇今日はグアンチャーレを使って「パスタ・アッラ・グリーチャ(Pasta alla Gricia)」☆彡グアンチャーレとペコリーノロマーノ・チーズで...

  • 豆腐チゲ

    今日は豆腐チゲ☆彡◇たまにキムチが食べたくなるとでもあまり辛いのは苦手なので…市販のキムチ漬けの素と、浅漬けの素を組み合わせて、控めに作る。この日は、白菜と大根☆彡匂いが気になるので発泡スチロール容器に入れて1日置いたら出来上がり☆彡◇これを、ごま油で炒めて豚肉を加えて炒めたら白葱、えのき、豆腐を加えて今日はまぐりの煮汁も加える。白だし、醤油、お味噌で味を調えたら、卵をおとしてあとは、青菜とはまぐりを入...

  • オリーブ豚の串カツ

    くしカツ【串カツ】一口大の豚肉と、ネギやタマネギを交互に串に刺し、パン粉をつけて揚げたもの。出典:デジタル大辞泉(小学館)「串カツ」 ◇串かつの発祥は、はっきりしたことは分かっていない。出典:『職人盡繪詞 第1軸』 参考:『大日本国語辞典』江戸時代の末頃に「四文屋(しもんや)」という一串四文で食べさせる屋台があったから、明治時代の洋食ブームのなかで串カツが登場するのは自然の流れだっただろうと...

  • くわいの炊き込みご飯

    今日はくわいご飯ホクホクとしてほんのり苦みがあって、大人向けの栗ご飯といった風情☆彡◇くわいの皮をむいて二つ割りにして、キッチンペーパーで水気を拭って素揚げにしてくわい、油揚げ、白だし、日本酒、塩を加えてご飯を炊いてお茶碗によそって出来上がり☆彡日本の食卓に うましかて!<今日使った調理道具> 🧂● Amazon ウルシヤマ金属工業 釜飯 ご飯窯 3合 ガス火専用 アルミ製 日本製 謹製 釜炊き三昧...

  • くわいのハッシュドポテト風

    今日はくわいのハッシュドポテト風☆彡ザクザクとした食感が好き。◇年末年始のシーズン以外は手に入りにくいので、見つけたときにまとめ買い。水に浸して冷蔵庫で保存すると意外と長くもつ。過去のレシピもよかったら見てね 👀● 慈姑(くわい)の遠火焼き → 水上勉氏の焼きもの十珍● くわいのおろし揚げ → ささがき牛蒡とあわせて● くわいのふくめ煮 → 大きな良い芽が出ますように!● 蟹と慈姑(くわい)の茶碗蒸し →...

  • 東寺ゆばの煮物

    今日は東寺ゆばの煮物☆彡◇東寺ゆばは、百合根、銀杏、きくらげを生湯葉で包んで揚げたもの。その由来について詳しいことは分からないが、江戸時代後期には存在していたことが分かる。出典:『利休居士の茶道』天保10年(1840年)に行われた利休法要の茶会の引重に「東寺湯葉 つけ焼」が供されている。また、明治時代には歳暮祝儀の品として東寺湯葉の記載も見える。出典:『日本婚礼式大全』 参考:『日本諸礼式大全』📖古い本のな...

  • ◇謹賀新年◇令和六年(2024年)

    明けましておめでとうございます。お立ち寄りくださる皆さまに支えられて、十年目を迎えることができました。今年もまたコツコツと日々の料理を作りながら食の史跡探しを楽しんでいきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。🎌🎍もみないな...

  • ロールキャベツのクリーム煮

    今日はロールキャベツのクリーム煮☆彡◇冬から春にかけてキャベツが美味しい季節そんなシーズンに作りたいのはやっぱりロールキャベツ 🍽️やぶれないよう気をつけながら葉をはずして塩を加えた熱湯で下茹でしてざるにあげておく。🎄今日は12月25日でクリスマスの日。明治時代の本を読んでいたら「年越の翁」というサンタクロースみたいな日本の神様を見つけた。🎅出典:『家庭十二ケ月 1月の巻』---西洋にはサンタクロースといふ愛敬あ...

  • チーズフォンデュ

    今日はチーズフォンデュ☆彡先週までずっと暖かだったのに、今週に入って急に冷え込んで10℃も気温が下がった。◇今日はそんな日のために買っておいたチーズフォンデュ🧀明治45年(1912年)に出版された『西洋料理書 』という本にチーズフォンデュのレシピがある。(サンフランシスコの新聞社に勤めていた大畑一太郎という人が書いた本)原文だと漢字が読みにくいので、要約してみると…---チーズ・フォンデュ(Cheese Fondue)すりおろ...

  • はまぐりとひいかのボンゴレロッソ

    今日は冷凍はまぐりを使ってボンゴレロッソ☆彡◇冷凍しておいた瀬戸内産のはまぐり。水洗いすると殻の表面が剥がれきたのは、長く冷凍してたからかなぁ … 半年は経ってる 💦こうして観察してみると、はまぐりは最表面の層だけがきれいな模様で彩られているのだなあ。ピラミッドの表面が、かつては美しい化粧石で覆われていたという話を ふと思い出す。◇鍋に、水と日本酒と凍ったままのはまぐりを入れてふたをして、はまぐりの口が開...

  • 子持ち鮎の有馬煮

    今日は子持ち鮎の有馬煮☆彡◇母の友達から譲り受けた年代物の古い器。貫入のはいった淡い翡翠色がとてもきれい。今日はこれに盛りつけてみようと思い立った☆彡🐟冷凍してあった子持ち鮎を冷蔵庫で自然解凍して塩をふって魚焼きグリルで焼いて鍋に醤油、日本酒、みりん、白だし、水を入れて、昆布をひいた上に鮎をのせて圧力鍋で15分ほど加圧。実山椒の佃煮を加えたらそのまま30分ほどことこと煮込んでいったん冷まして …器によそって...

  • ヘーゼルナッツ・タルト

    ヘーゼルナッツ(英:Hazelnut)カバノキ科ハシバミ属の落葉低木の堅果◇今日はヘーゼルナッツのチョコタルト☆彡『まほうのレシピ』から「癒しのヘーゼルナッツ・タルト」を再現してみることに p(*^_^*)q◇『まほうのレシピ』は、2016年からAmazonビデオで放送されたTVドラマシリーズ。サフラン・フォールズに住む仲良し三人組の女の子(ケリー、ハンナ、ダービー)が、ある日、屋根裏で古びた一冊の料理本を見つけたことから物語が...

  • 牛あぶらかすのにゅう麺

    油粕(あぶらかす)牛の内臓肉を時間をかけて油で揚げ、小さく切り分けたもの。中が柔らかく、外側がかりっとしていて香ばしい。出典:デジタル大辞泉(小学館)「油粕」◇スーパーで「牛あぶらかす」というものを見かけたので、初めて買ってみた。大阪には「かすうどん」というものがあって、ずっと長く「天かす(たぬきうどん?)」と思っていたら、ある時、大阪の人から「ちがうよ、牛ホルモンの油かす」と聞いて驚いたことがあ...

  • オリーブ牛の炊き込みご飯

    すっかり秋も深まってご飯が美味しい季節今日はオリーブ牛の炊き込みご飯☆彡◇昔は、炊き込みご飯のことを「かて飯」といっていたそうで、「かて」はどういう字を書くのかなあと思っていたら、ようやく昭和初期の『大日本国語辞典』に見つけた。出典:『大日本国語辞典』---かてめし 糅飯 (名)米に、他の物を糅(か)てて炊ぎたる飯。浮世風呂「國に居てかて飯を食って、冷えかたまって居るだろうが」---出典:『大日本国語辞典...

  • まこもだけの炊き込みご飯

    マコモ(真菰)学名:Zizania latifoliaイネ科マコモ属の多年草◇マコモの肥大化した根元の茎がマコモダケ(真菰筍)。日本では「菰角(こもづの)」と呼ばれていて、明治時代の辞書『言海』に次のようにある。---こもづの(名)菰角 又、コモフツロ秋、まこもの根の上に生ずる筍の如きもの。一名、カンヅル。菰首。熟すれば、内に灰の如きもの満つ。色黒し。まこもずみ、はたちかづら等の名あり。頭の禿(はげ)に塗り、又、油、...

  • りんごジャムのヴィクトリアケーキ風(2)

    昨日のジャム作りに続けて、今日はケーキ作り☆彡 ◇今回も古いレシピを探してみる。大正時代に出版された『和洋菓子大観』からヴィクトリアケーキのレシピ 🎂---ビクトリアケーキ原料 ラード 一磅 粉 十四磅 砂糖 七磅 アンモニア 四十五匁 牛乳 一升二合方法ラードを粉に擦り混ぜて凹みを造り、之れに砂糖、アンモニア、牛乳を加へて種を作り、頂上に干葡萄を置き最も強き竈(かま)にて焼...

  • りんごジャムのヴィクトリアケーキ風(1)

    今日は香川産の早摘みつがる☆彡りんごの形がほんのり角ばっているのは5つの心室の存在による。《 きれいな五角形をした心室 》1つの心室に2~4個の種が入るらしい心室に入る種の数が均等になると、形の良いりんごになる。🍏今回はりんごジャムのヴィクトリアケーキを作ろうと思い立って 🎂まずはジャム作りから☆彡りんごを角切りにしてキウィを加えてグラニュー糖をたっぷりと1時間ほど置いて果汁がでてきたら鍋を火にかけてコトコ...

  • 月見とろろラーメン

    今日は月見とろろラーメン☆彡 ◇あすは中秋の名月で、かつ満月。中秋の名月は、旧暦の8月15日の夜に見える月のことなので、必ずしも満月とは限らない。来年は中秋の名月のほうが満月より1日早い。🌕よかったら過去Blogも見てね 👀→ 月見とろろ蕎麦 月に叢雲(むらくも)花に風「月見蕎麦」の月見の由来は、黄身が月で、白身が雲であるという。出典:『大日本国語辞典 卷四 修訂』---つきみそば 月見蕎麦(名)卵をわりおと...

  • 牛テールシチュー

    牛テール(英語:oxtail)牛の尻尾 ◇今日は牛テールを使ってシチュウを作ろう☆彡大正時代は西洋料理が一般家庭にも入ってきた時代で、家庭の主婦向けに多くの料理本が出版された。「コロッケの唄」が流行ったのもこの時代。 ワイフもらって 嬉しかったが いつも出てくる おかずはコロッケ 今日もコロッケ 明日もコロッケ これじゃ年がら年中コロッケ ♪ よかったら過去Blogも見てね 👀→ クリームコロッケ ...

  • 〔天然〕鳴門ぶりの一夜干し

    今日は鳴門ぶりの一夜干し☆彡 ◇先週の雨があがったら暑さが落ち着いた。スーパーに行くと鮭や鰤が美味しそう 🐟出典:『広重魚尽(いなだ・ふぐ・梅)』よかったら過去Blogも見てね 👀→ ぶりと里芋の煮物 江戸時代のぶり漁『日本山海名産図会』→ ぶり大根 歌川広重「魚尽(うおづくし)」 いなだ・ふぐ・梅 ◇冷凍真空パック 鳴門ぶりの一夜干し☆彡冷凍庫に真空パック食品を常備してると便利。魚焼きグ...

  • つゆだく豚丼

    今日はつゆだく豚丼☆彡 ◇あんなに毎日暑かったのに 🌞 今日はすっかり涼しくなって、雨が上がると急に夏の終りがやって来た感じ。食欲も戻りそう p(*^_^*)q甘辛めに調整したお出汁に、スライスした玉ねぎを入れて、煮立ったところに豚肉を加え火が通ったら、冷凍グリーンピースを彩りに生姜の梅酢漬けをのせたら出来上がり☆彡日本の食卓に うましかて!きのふけふ はや初秋と なりにけり正岡子規 ...

  • 亀の手の塩ゆで

    カメノテ(亀の手)学名:Capitulum mitellaミョウガガイ科カメノテ属に分類される甲殻類 ◇初めて買ってきた亀の手☆彡徳島県産の亀の手で、221円(税抜き)子供の頃は、よく近所の磯で小さな貝を採ったけど、亀の手は食べたことがなかった。見た目のとっつきの悪さがやはり大きかった …《「亀の手」とはよく名づけたなあ》◇スペインのバルセロナ近郊に「El Bulli(エル・ブジ)」というレストランがあって、そこの名物料...

  • サーモンの塩漬け(グラーヴィロヒ)

    今日はサーモンの塩漬け☆彡フィンランドでクリスマスの前菜としてポピュラーな「Graavilohi(グラーヴィロヒ)」 ◇作り方はとてもシンプル。刺身用のサーモンに塩と砂糖をまぶして、ラップで包んで丸一日冷蔵庫で寝かすだけ。仕込みの時に写真を忘れたので、丸一日経ったところから… 🐟《キッチンペーパーで表面の水気をふき取る》塩と砂糖で脱水しながら旨味をつけるのは、和食における昆布〆と同じ理屈だろうと思う。脂...

  • 本まぐろのかま焼き

    今日は高知県産の本まぐろのかま☆彡まぐろの解体ショーで買った「かま」を冷凍保存していたもの 🐟 ◇帰省中に、近くのスーパーで開催されていたまぐろの解体ショー《高知県産の養殖生本まぐろ》家族みんなで「大とろ」「中とろ」「赤身」の食べ比べ☆彡赤身(右上)中とろ(左上)大とろ(下)「大とろ」「中とろ」「赤身」それぞれの味わいでとても美味しかった。で、今日はこの時に買ったかま。お買い得価格の1,000円。🐟...

  • ドルマ風ピーマンの肉詰め

    今日はドルマ風ピーマンの肉詰め☆彡 ◇トルコの家庭料理ドルマ(dolma)dolmaはトルコ語で「詰められた」という意味(「詰める」を意味する動詞「dolmak」の受身形)だそうで、ぶどうの葉やピーマンで、ひき肉やお米を包んだ料理。キャベツで包んだものが、ヨーロッパに伝わってロールキャベツになったらしい。今日はピーマンでドルマを作る☆彡Google chat で[🫑]を入力するときは「赤ピーマン」だと、今初めて気づく 💡「ピ...

  • さざえご飯

    今日はさざえご飯☆彡 ◇北原白秋に「栄螺(さざえ)の夢」という詩がある。出典:『絵入童謡 第6集 (子供の村)』(大正14)--- 栄螺(さざえ)のなかには誰がゐる。 栄螺(さざえ)の爺(じい)さましやがんでる。 栄螺(さざえ)の爺(じい)さま何してる。 昼間もうとうと夢見てる。 栄螺(さざえ)のお夢はどんな夢。 向うの向うの海の夢。 向うの向うはどんな海。 あなたの知らない青い海。 ああ、青い海、広...

  • さざえのお刺身

    今日はさざえのお刺身☆彡 ◇8月に入って夏もピーク 🌞 あと2週間もしたらお盆。一年中出回るさざえ、でもやっぱり夏が似合う。サザエ(栄螺、拳螺) 学名:Turbo sazae古腹足目リュウテン科(リュウテンサザエ科、サザエ科)に分類される巻貝の一種今日のさざえは鳥取産。フジツボのようなものがたくさん付着していて調べてみると「キクスズメ」という貝らしい。📖江戸時代の貝百科事典『目八譜』にも「菊雀」として掲載...

  • まながつおの味噌漬け(2)

    (前回からのつづき)今日はまながつおの味噌漬け☆彡 ◇「まながつお」の名前の由来ははっきりしない。太平洋で取れる鰹(かつお)に対して、鰹の取れない瀬戸内でこの魚に「まながつお(真鰹)」とつけたとする説もあが、定かではない。📖「まながつお」は、一般的に「真鰹」と書くが、「学鰹」とも書く。調べてみると、江戸時代中期の『本朝食鑑』に「学鰹」とあるので、読んでみよう。出典:『本朝食鑑 12巻 [10]』---学...

  • まながつおの味噌漬け(1)

    マナガツオ(真魚鰹、真名鰹、鯧)学名:Pampus punctatissimusスズキ目マナガツオ科の海水魚 ◇よかったら過去Blogも見てね 👀・まながつおの西京焼き 「西海に鮭なく 東海に真魚鰹なし」《今日は瀬戸内産のまながつお》顔はおっとりとしたマンボウのような表情表皮はきれいなパステルカラーブルーと淡いピンクのグラデーションがきれい。🐟まずは、まながつおをおろすところから☆彡頭を落として二枚にして三枚に半身は皮...

  • にしんの塩焼き

    ニシン(鰊、鯡、鯟)学名:Clupea pallasiiニシン目ニシン科の海水魚別名を「春告魚(はるつげうお)」という。春に群れをなして岸近くにやってきて産卵することからついた名前。昆布に卵を産みつけると「子持ち昆布」になる。📖鯡/鯟は「かど」とも読む。出典:『和漢三才図会:105巻首1巻尾1巻 [34]』---鯡 かど にしん 鯟 音東 共に俗用 俗云 爾之牟 或云 加登---「爾之牟」は 爾(に)之(し)牟(む)、「加登」は...

  • 生ソーセージのジャンバラヤ風

    今日は生ソーセージのジャンバラヤ風☆彡 ◇ジャンバラヤ(jambalaya)はアメリカの南部、ルイジアナ州のパエリアのようなお米料理で、ケイジャン料理、クレオール料理の代表的な一品。今日はコストコで買ってきた生ソーセージとロティサリーチキンでとったスープで作ってみよう☆彡🍲ジャンバラヤのことも、ケイジャン料理も、クレオール料理も、ほとんど知識がなくて…調べてみると、カーペンターズに「Jambalaya(ジャンバ...

  • いいだこのトマト煮込み

    今日はいいだこのトマト煮込み ◇瀬戸内の味覚、いいだこ 🐙子どもの頃は、いいの入った飯蛸がたくさん採れたのに、最近はめっきり少なくなった。📖江戸時代、いいだこを取るにはアカニシ貝を使っていて、『日本山海名産図絵』に次のようにある。---飯蛸(いひたこ) 漢名:望潮魚摂泉紀播州に多く中にも播州高砂を名産とす。是(これ)蛸の別種にして大さ三四寸にすぎず、腹内白米飯の如き物充満す。 (略)漁捕は、長さ...

  • 一鶴 骨付鳥のサフランライス添え

    香川県民のソウルフード 骨付き鶏☆彡 ◇今日はお取り寄せの「一鶴」《 おや・ひな・一鶴 》一鶴の骨付鳥が生まれたのは、今から70年前の昭和28年(1953年)だそうで、以下にヒストリーを引用すると…---スクリーンの大スターは、あこがれの的。昭和20年代は空前の映画ブーム。海外の女優をまねたファッションも大流行。1953年映画のシーンから骨付鳥が誕生。一鶴の骨付鳥は、実は、映画から生まれました。海外映画で女優が...

  • なめこのためたけ

    ナメコ(滑子)学名:Pholiota microspora (Berk.) Sacc.モエギタケ科スギタケ属のきのこ ◇ナメコは、漢字で「滑子」と書く。「滑(なめ)らか」の「なめ」からきていて、「なめくじ」「なめし皮」の「なめ」も「滑(なめ)」からきている。参考:『言海:日本辞書. 第1-4冊』《鳥取産なめこ》きれいななめこがあったので、今日はこれをなめたけに☆彡「なめたけ」というと、本来は「えのきだけ」の別名なのだけど、醤油で...

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