今日はおきそめばるの煮つけ☆彡 ◇おきそめばるはクロメバルのことで、春の瀬戸内の代表的魚のひとつ 🐟《冷凍してあったおきそめばる》いかなごを食べて大きくなるらしい。(いかなごも瀬戸内の春の魚)よかったら過去Blogも見てみてね 👀→ いかなごのつけ焼き 洒洒鰻(しゃしゃうなぎ)の洒落た名前 いかなごの酢味噌添え 玉筋魚(いかなご) 別名:小女子(こおなご)📖歌川広重に『魚づくし』というシリー...
《趣味は料理の古書集め》料理を作りながら本のなかの食の史跡を楽しむブログ。文学・歴史など様々なエピソードを掘り起こしながら日々綴っています。( ..)φ
トリガイ(鳥貝) 学名:Fulvia muticaマルスダレガイ目ザルガイ科の二枚貝 ◇トリガイは、身の形が鳥のくちばしに似ていることからついた名前。出典:『和漢三才図会:105巻首1巻尾1巻 [33]』---鳥蛤(とりがい) 俗にいう止利加比鳥蛤の形色は蛤蜊(しおふき)に似て、円肥大きさ三寸、許殻薄く灰白色、縦に細き理(すじ)有り。摂州尼崎に之多く有りて、冬春盛んに出ず。---炙ると甘く、煮てもよし。「猫、鳥蛤の腸を...
今日はサーモンのつくねバーグ☆彡 ◇つくねは「つくねる」という言葉からきている。手でこねてまるめるという意味。「捏ねる」と書いて「こねる」「つくねる」と読む。丸っこい形をした山芋の「つくね芋」は、つくねたような形をしているからその名がついた。また、何もすることがなく、ひとりぼんやりしている様を「つくねんと」というが、つくねられたように居るという意味からきているらしい。では、そもそも「つくねる...
クロザコエビ(黒雑魚蝦) 学名:Argis lar(Owen, 1839)エビジャコ科クロザコエビ属ガサエビ、ガスエビ、モサエビなどと呼ばれる。 ◇スーパーで初めて見た不思議な海老「石川県産もさ海老」というラベルが付いていた。さっそく買って帰って調べてみるとクロザコエビというらしい。横から見ると、脇に白いブランケットステッチをしたようが模様がある。📖これは大正時代の手芸の本。女児向けドレスのポケットやすそ周りに...
今日はスクランブルエッグ☆彡 ◇最近なにかと話題になる卵。購入制限(1人1パック)は見かけないものの、値上がりは実感する。卵の値段をメモしておくと、普段よく行くスーパーで、令和5年4月14日 10個入り345円。《 卵1個=34円50銭 》同じ日に、お豆腐(小)3パック入り99円。1個33円。卵1個と小さいお豆腐1パックがほぼ同じ値段。卵のほうがちょっと高い。📖ふと、昔読んだエッセイを思い出した。戦前は卵1個と豆腐1丁...
今日は自家製 黒豆納豆☆彡 ◇自家製といっても市販納豆から増殖させて作る簡単レシピ。お正月のおせち用に買った黒豆の残り使おう。📖明治時代の辞書で「納豆」を調べてみると、その始まりは寺納豆。「納所(なっしょ)の僧の豆」という意味らしいがどうだろう、と書かれている。※ 納所:寺院で寺務をつかさどる場所のこと。 布施物を納める所という意味から「納所」といわれる。出典:『言海:日本辞書 第1-4冊』...
キャベツとじゃが芋のスープ☆彡材料はふたつだけなのに、なぜか不思議と美味しくて、大学生の頃に教わってから今もときどき作る。 ◇作り方は簡単 🥣手間らしい手間といえば、じゃが芋とキャベツを細かく切ることだけ。じゃが芋は賽の目に、キャベツは粗いみじん切りにする。じゃが芋をオリーブ油で炒めたらキャベツを加えて塩少々でさっと混ぜ合わせて水とスープの素を加えて、風味づけに白ワインをほんの少しじゃが芋が柔...
今日は、小海老を素揚げにして揚げびたし☆彡 ◇桜が散り始めたなあと思ったら、気づけば周りの樹々は新緑に。うぐいすは歌の練習に余念がなくて、つばめは去年と同じ軒先に巣作りを始めている。菜の花もそろそろ名残の季節 🌿🌿今日は小海老と菜の花を揚げびたしに☆彡瀬戸内産のキシエビとサルエビ。赤いのがキシエビで、グレーがかった縞模様がサルエビ(だと思う…)🦐🦐よかったら過去Blogも見てね 👀→ 冬瓜の小えびあんかけ...
オオバギボウシ(大葉擬宝珠) 学名:Hosta sieboldianaリュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草うるいはランの仲間で和名をオオバギボウシという。初夏には淡紫色のきれいな花をつける。その若葉がうるい。🌿🌿 ◇ギボウシは「擬宝珠」と書く。擬宝珠(ぎぼうしゅ)は神社やお寺の欄干の柱の頭などに設けられているネギの花のような形をした飾りのこと。ギボウシの花のつぼみが「擬宝珠」に似ていることからギボウシと名前が...
🌸近所では桜が満開🌸週末の雨もあがって、風は少し冷たいけれど日差しが暖かで気持ちのいいお花見日和☆彡 ◇江戸の花見を錦絵でめぐってみる。まずは、上野・東叡山でのお花見の様子。奥に見えるのは寛永寺の清水観音堂。出典:『江戸自慢三十六興 東叡山花さかり』 粋も不粋も連(つれ)あふて 下戸も上戸も睦ましく 猫も杓子も上野山飛鳥山(北区王子)のお花見もにぎやか。出典:『江戸名所道戯尽 ...
今日はとらふぐのから揚げ☆彡 ◇ふぐの季節は、晩秋から翌春にかけて。柚子が黄色くなり始める頃から、黄色い菜の花が咲き始める頃まで。今日は黄色いお皿を選んでみた。📖春のふぐの絵に「いなだふぐに梅」がある。広重の「魚づくし」シリーズの一枚で、梅の花と共にいなだとふぐが描かれている。出典:「魚づくし(いなだふぐに梅)」広重あたたかい なたのしほかせ ふくからに つほみもひらく 梅の折枝 数寿...
今日はひよこ豆とチョリソの煮込み☆彡 ◇最近気に入っているチョリソ 🥓スライスされているから、そのまま食べるのにも、料理にも、手軽で便利。パプリカがしっかり効いてて美味しい。🍲今日はこのチョリソを使ってひよこ豆の煮込み☆彡鍋に、オリーブ油、にんにくを入れてチョリソ、玉ねぎ、ピーマンを炒めて塩、胡椒をして水、白ワイン、野菜スープの素を加えてひよこ豆(水煮パック)とじゃが芋とトマトを加えてあとはコト...
今日は「全蛋麺(タマゴ麺)」🥚 ◇初めて見たのでさっそく買ってきた。蒸し麺を乾燥させたものみたい 🍜表示ラベルには、原材料:小麦粉、卵、かんすい、名称:干麺(タマゴ麺)とある。📖戦前の本に「全蛋麺」という言葉を探してみる。同じ言葉は見当たらないが、「蛋麺」「鶏蛋麺」という言葉であればらちらほらと見つかる。例えば、明治時代の料理本には「雞蛋麺とは玉子饂飩なり」とある。参考:『和洋簡易料理法』(明...
今日はクリーミーチキンのフェットチーネ☆彡🐓鶏もも肉を食べやすいように一口サイズに切って塩・胡椒をして小麦粉をまぶしてオリーブ油とにんにくで、フライパンで焼く。鶏肉を取り出したあとのフライパンにバターを入れて玉ねぎを炒めて(ロングパスタに合わせるなら、玉ねぎは薄切りにしたほうがよかったかも… 🧅🐓)しめじと椎茸を炒めたところにマルサラ酒を加えて今回はマスカルポーネ☆彡ティラミスを作ろうと思いながら冷蔵庫...
初めてのいかの塩辛作り☆彡 ◇明治6年(1873年)に出版された『童蒙読本 会話編』という本がある。出典:『童蒙読本会話編 2編』(明治6)標準語会話を学ぶための小学生向けの読本で、このなかに伊豆の温泉湯治の話がでてくる。---若シ貴君ガ伊豆ニ御出成サレルナラバ小田原ニテ烏賊ノ塩辛ヲ買ヒ来ルベシ。夫ハ甘キ味ヲ持チマス。夫故ニ人々ガ夫ヲ好ミマス。---出典:『童蒙読本会話編 2編』(明治6)現代風にいえば「伊豆...
今日は鳴門産はまぐりのクラムチャウダー☆彡たっぷり入るスープチューリンで食卓に🥣 ◇冷凍してあった鳴門産のはまぐり。過去料理もよかったら見てみてね 👀● 蛤しんじょ 『百鬼夜行』に描かれる蜃気楼という妖怪● はまぐりの雑炊 鳴門産あわびとあわせて雑炊に● 蛤(はまぐり)ラーメン はまぐりという名前の由来● はまぐりのすまし汁 貝合わせとかるたと雛祭り● はまぐりのクラムチャウダー ク...
今日は鰻の巻き寿司☆彡ぽかぽか暖かくてすっかり春の陽気🌸 ふと思い立って巻き寿司を作ってみた。 ◇巻き寿司はいつ頃からあるのだろう。江戸時代後期には、京阪で鮨売りが「海苔巻き=巻ずし」を売っていたことが『守貞謾稿』に記されている。---鮨売京阪ニテハ(略)又、浅草海苔巻アリ、巻ズシト云。飯中椎茸ト独活ヲ入ル。---出典:『守貞謾稿 巻6』(写)京阪では巻きずしという浅草海苔巻きがあって、具には椎茸と独...
ぼらの子(卵巣)ぼら(鯔)はスズキ目ボラ科の海水魚、これを干して作るのがからすみ。 ◇スーパーで売っているのを見て初めて買ってきた。1月26日、三重県産ぼらの子 1.5腹で580円。袋が破れているけど上手くいくかな…《1月21日スタート》初からすみ作りメモ ( ..)φ ◇血管を丁寧に押し出して血抜きをしたら、塩をして冷蔵庫で寝かせる。もっと丁寧に血抜きをしようと思ったものの、あまり触ると破け目がさらに...
ミヤコボラ(都法螺)学名:Bufonaria rana(Linnaeus, 1758)オキニシ科ミヤコボラ属の一種 ◇初めて見るこの貝、「香川県産ぼら貝」という表示で売られていた。さっそく購入して調べてみると、正式和名「ミヤコボラ」というらしい。形が法螺貝に似ているけど小さくて華奢だから都法螺貝なのかな。📖江戸時代後期、武蔵石寿が記した『甲介群分品彙』という貝図鑑に「都法螺」が描かれている。出典:『甲介群分品彙 [1]』武...
今日はマルサラ酒ときのこを使ったチキンソテー🐓 ◇家族が作ってくれるというので今日はのんびり☆彡《 家族の手料理 (*^_^*) 》鶏むね肉を叩いて薄くして塩と黒こしょうを混ぜた小麦粉をまぶして下ごしらえ完了フライパンにオリーブ油を熱して鶏むね肉の両面をこんがりと焼きつける。焼いた後のフライパンで、バター、にんにく、玉ねぎ、マッシュルームを炒めて、マルサラ酒を加える 🍷並行してフェットチーネを茹でなが...
あらめと油揚げの煮物☆彡 ◇三重県産の刻みあらめアラメ(荒布)学名:Eisenia bicyclisコンブ目コンブ科アラメ属の一種あらめは古くから食べられてきた海藻で、土佐日記にも記載がみられる。よかったら過去Blogも見てね 👀 → ずいきの利休酢 『土佐日記』紀貫之 いもじあらめもはがためもなし📖明治初期に出版された『大日本物産図会』に鳥羽(伊勢志摩)のあらめ採りの様子が描かれている。---志摩国荒布刈之図...
プレゼントにもらったあまおうと淡雪☆彡 ◇めちゃめちゃ立派!🍓店頭で見たことはあったけど食べるのは初めて ヾ(≧▽≦)ノ ◇一粒の大きさは 5cm!《福岡産 あまおう苺🍓》ひと回り小さい淡雪《佐賀産 淡雪🍓》📖いちご(以知古)という言葉はとても古い。『枕草子』は「あてなるもの いみじう美しき稚児のいちご食ひたる」とあって、さらに古くは『日本書紀』に「伊致寐姑(いちびこ)」という名前ででてくる。よかった...
今日は豚ばら軟骨の中華風煮込み☆彡 ◇近所のスーパーで「豚軟骨」というのを売っていて、初めてなので買ってみた。普通の豚ばらのようだけど、よく見ると骨の断面が見える。ネットで調べてみると、肋骨の先端の部位で「パイカ」と呼ばれるらしい。パイカという名前の由来ははっきりしないが、排骨麺とかの「排骨(パーコー、パイコー)」の転訛だろうとされる。英語だと「rib tips」と言われる部分。 ◇今日は八...
アカカサゴ(鮋、赤笠子、赤瘡子)学名:Lythrichthys eulabes Jordan and Starks 1904スズキ目シロカサゴ科アカカサゴ属の海水魚 ◇広重『魚尽くし』の一枚 いさきとかさご出典:THE MET「Isaki and Kasago Fish, from the series Uozukushi」 時来ぬと 開きて見ても 五月雨に ほすいとまなき からかさこ哉 年舎富春📖「かさご」の名前の由来には諸説あるが、明治の辞書『言海』によると「鮋(からこ)」が転訛...
今日はアルザス風シュークリート煮込み☆彡(キャベツの発酵漬けと豚肉の煮込み)寒い日は煮込み料理で温まろう。🍲 ◇キャベツの発酵漬けを、ドイツではザワークラウト、フランスではシュークルートという。ザウアークラウト【(独)Sauerkraut】千切りにしたキャベツを塩漬けにして発酵させた、酸味のあるドイツの漬物。🥬シュークルート【(仏)choucroute】1 「ザウアークラウト」に同じ。2 ザウアークラウトをソーセー...
今日はカレー蕎麦☆彡 ◇今週は寒波の影響で24日(火)のお昼過ぎから雪が降り始めて、翌日(水)の朝はいつもの散歩道もすっかり雪化粧 ⛄細かな雪で、歩くとふかふかしている。カラスが歩いたのかな判子で押したみたい🐦去年もちょうど今頃たくさん雪が積もった。雪の日の鍋焼きうどん🍜 よかったら見てね。 鍋焼きうどん → 江戸の鍋焼きうどんの話など ◇今日はカレー蕎麦を作ってみる☆彡《カレーうどんか、カレ...
お正月の休み明け、スーパーに出かける目的のひとつ「慈姑(くわい)」この時期だから安く手に入るというのもあるし、このタイミングを逃すともう食べられないというのもある。普段も置いてほしいのになあ。 ◇今年は3日にスーパーへ ٩(¨ )ว=͟͟͞͞ 店頭に並んでいなかったので店員さんに聞くと「裏にあるよ」ということで、おまけしてくれて1,000円。《広島県産くわい》きれいな水につけて寒いところに置いておけば2週...
近所のスーパーで「兵庫県産さつまあか貝」というラベルで売られていたこの貝。食べたことのない食材には目がなくて、早速買って帰ってネットで調べてみると…サツマアカガイというよりは、淡路島(兵庫県)で採れるスダレガイに似ている。《「兵庫県産さつまあか貝」?》マルスダレガイ科に分類される ①サツマアカガイ、②スダレガイ、③アケガイ の3つはとても良く似ていて、よく混同されるらしい。素人なので何ともいえないけど、...
からみもち【辛味餅】つきたての餅に大根おろし・醤油などをつけたもの。出典:デジタル大辞泉(小学館)「辛味餅」 ◇年の暮れ、江戸の裕福な商家に餅つきの音が響く。出典:『十二月之内 師走餅つき(十二月の内)』(安政1)餅つきといえば日本を代表する師走の風物詩。昭和後半に自動餅つき機が登場するまでは、近所のあちこちで餅つきをしていて、私も幼い頃に臼と杵でお餅をついた記憶がある。歌川国貞(三代目歌川...
今日は猪ミートボールのクスクス添え☆彡 ◇広重の『名所江戸百景』に「山くじら」の看板がかかる雪景色の一枚がある。出典:『名所江戸百景 びくにはし雪中』広重現在の銀座1丁目あたりで、当時は「びくにはし」という橋がかかっていた。 大きくかかる「山くじら」の看板は猪肉のこと。《絵のすき間に入り込んでみる》向かいに見える「十三里 ○やき」の看板は、焼き芋。栗(九里) より(四里) うまい十三里という洒...
タンドリーチキン【tandoori chicken】インド料理の一。ヨーグルトと香辛料に漬け込んだ鶏肉を、タンドールとよぶ壺型(つぼがた)のかまどで焼いたもの。出典:デジタル大辞泉(小学館)「タンドリーチキン」📖おせちもいいけど カレーもね ♩今も頭のなかで脳内再生されるから子どもの頃の記憶ってすごい。 あれから50年近くたって、家庭で手軽に食べられるメニューは格段に増えて食卓風景も様変わり。当時はというと、ペットボト...
どんこ【冬菇/冬子】《中国音からという》大きくて肉厚の、かさが開ききっていない干し椎茸 (しいたけ) 。最上級とされる。出典:デジタル大辞泉(小学館)「どんこ」 ◇丸っこくて肉厚な形をした椎茸を「冬子(どんこ)」という。一方、傘が開いて平べったい形をしたものは「香信(こうしん)」と呼ばれる。傘が開くにつれて「どんこ」はやがて「香信」になるんだろうか… と、ずっと不思議だった。🍄そうしたら、大正14...
あけましておめでとうございます。お立ち寄りくださる皆さまに支えられて、9年目を迎えることができました。今年もまたコツコツと日々の料理を作りながら食の史跡探しを楽しんでいきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。🎌🎍もみないな...
棒鱈(ぼうだら)とえび芋の炊き合わ☆彡 ◇東京にいた頃は馴染みのなかった棒鱈。子どもの頃も瀬戸内で育ったから見たことがなかった。ここではクリスマスが過ぎるとスーパーに水で戻した棒鱈が並ぶようになる。ぼうだら【棒鱈】真鱈を三枚におろして素干しにしたもの。《季 春》出典:デジタル大辞泉(小学館)「棒鱈」 ◇乾燥したままの棒鱈(1本まるっと)も売っているが、鋸(のこぎり)がないとどうにもなら...
クリスマスが過ぎれば一気にお正月モード☆彡 ◇この時期ならではの食材がスーパーに並ぶ。おせち料理のなかでも定番中の定番「数の子」子孫繁栄を願って、新年を祝うおせち料理はもちろんのこと、婚礼などのお祝い事にも用いられる。子どもの頃は、金の延べ棒みたいに見えるから金運アップの縁起ものだと思っていた。《一腹に何個ぐらいの卵があるんだろう》📖明治時代の辞書で「数の子」を調べてみると、鰊(にしん)のこ...
今日はソーセージのグリル☆彡 ◇ふと気がつけば今年も残すところ10日ちょっと🎄あっという間にクリスマスがきて大晦日、お正月。年末は何かと忙しいから、そんな時の手抜き料理のひとつソーセージ 🍽️鋳物製のステーキ皿に並べてオーブンに入れれば、あとは20~30分放っておくだけ。冬場の食卓でも冷めにくいから一石二鳥。🪨🐤🐤 ◇鉄や銅などの金属を溶かして鋳型(いがた)に流して作ったものを「鋳物(いもの)」とい...
今日のおやつはアップルパイ☆彡 ◇去年と比べたら上手にできた。p(*^-^*)q初めて作った時は、頭がこんがらがって網目がおかしなことになったけど… 今回はちゃんと縦横交互に。前回のおかしな網目に興味があったら過去Blogを見てね 👀 → アップルパイ ベルギー童話『白雪姫と蜘蛛太郎』📖日本では、アップルパイにのせるような格子編みを「網代(あじろ)」という。杉・檜、竹などの細い薄板を互い違いにくぐらせて編...
フジッリ【(イタリア)fusilli】パスタの一種。らせん状に巻いた形のもの。出典:デジタル大辞泉(小学館)「フジッリ」 ◇フジッリを見ていると、小さい頃に遊んだ折り紙を思い出す。空き箱で作るロボットの手足にしたり 🤖薄くて硬いしなやかな紙を使うと、蚤のように勢いよくピョンピョン飛ぶ。大人になっても楽しいもので、以前に動画を作ったことがあるからよかったら見てみてね 👀 この投稿をInstagramで見る ...
オキシジミ(沖蜆)学名:Cyclina sinensis (Gmelin,1791)マルスダレガイ科オキシジミ亜科オキシジミ属 ◇スーパーで見つけた三重県産「大しじみ」蜆(しじみ)といってもハマグリほどの大きさがあって、正式和名を「オキシジミ」というらしい。淡水や汽水に対して、海に生息するという意味で「沖」のシジミ、というのだろうか。明るい色の個体もあって黄土色と薄い紫がきれい。📖江戸時代に編纂された貝図鑑『目八譜』をみ...
今日は鮭いくらの親子弁当☆彡 ◇お弁当の価格を調べていたら、昭和18年(1943年)に定められた「弁当及鮨 最高販売価格」という法律が目にとまった。出典:『官報 1943年08月03日』(昭和18)お弁当の上限価格を定めたもので、価格の他に、主食と副菜の量、副菜の種類数、食材の原価率などが細かく規定されている。---一 弁当及鮨最高販売価格(一)弁当(単位一人前)四〇銭 規格 主食物 内容量 七〇匁以上 副食物...
まぐろに胡麻をまぶして和風ステーキ☆彡 ◇まぐろのことを古名で「しび」という。古くは万葉集にも詠まれていて、日本人にはとても馴染みのある魚。よかったら過去Blogも見てね 👀→ 本まぐろのお刺身 山部赤人と大伴家持が詠んだ歌📖「しび(鮪)」の語源については「渋る」という意味からきているとする説がある。出典:『言海 日本辞書.第1-4冊』大槻文彦編(1889-1891)明治初期に編纂された『言海』という辞書に次の...
今日は海老チリにスクランブルエッグを添えて☆彡 ◇海老をプリっと仕上げるコツは重曹(炭酸水素ナトリウム)。スーパーで買ってきた海老に、塩と重曹をまぶして軽くもんでから水で洗い流す。これだけでプリっとした食感になる。たんさんすいそナトリウム【炭酸水素ナトリウム】炭酸の一水素ナトリウム塩。白色の微細な結晶。加熱すると二酸化炭素を発生して炭酸ナトリウムとなる。水溶液は弱アルカリ性。医薬品・消火剤な...
朝晩冷え込むようになって、ホクホクと栗ご飯☆彡🌰「くり」の由来には諸説ある。その一つに、皮の色が黒いことに由来するという説があって、明治初期の辞書『言海』に「皮ノ色ノ涅(クリ)ナル意カ」とある。「涅」は「くり」と読む。黒い色という意味で、水の中の黒土(黒の染料になる)を指す言葉でもある。出典:『言海 日本辞書 第1-4冊』(1889-1891)---くり(名)涅 [黒(クロ)ノ転カ](一) 水ノ中ニアル黒キ土ノ名、黒キ...
秋もすっかり深まって、気がつけばもう11月🍂スーパーにはきれいなリンゴが所狭しと並んでいる。今日はりんごのパウンドケーキ☆彡 ◇古くはリンゴのことを「利宇古宇(りうごう)」と呼んだらしい。「りうごう」が訛って「りんご」になった。🍏平安時代中期に編纂された辞書『和名類聚抄』の「林檎」をみると「和名 利宇古宇」とある。出典:『倭名類聚鈔20巻[9]』(元和3 [1617])明治初期に編纂された『言海』にも「りうごう」...
今日はトルテリーニのトマトソース☆彡 ◇トルテリーニ(Tortellini、単数形:Tortellino)クロワッサンの両端を折り曲げたような小さな指輪型のパスタ。なかにはラビオリのように詰め物がされている。イタリアのエミリア=ロマーニャ州生まれのこの不思議な形のパスタは、ヴィーナスのおへそに着想を得て作られたとされる。出典:Wikimedia commons「Sandro Botticelli - La nascita di Venere」イタリアの「Barilla(バリ...
ぐんかんまき【軍艦巻(き)】(形が似ているところから)握った寿司飯の側面を大きめの海苔で巻き、飯の上にウニ・イクラなどをのせたすし。軍艦。出典:デジタル大辞泉(小学館)「軍艦巻」 ◇Wikipedia「軍艦巻」「銀座久兵衛」によると、軍艦巻きの発祥は、東京・銀座の高級すし店「銀座久兵衛」で昭和16年(1941年)に考案されたとある。昭和16年というと、ちょうど太平洋戦争が始まった年で、戦艦大和を初め多くの軍...
《秋茄子は嫁に食わすな》姑の嫁いびりの言葉とよく言われるが、一方で嫁をいたわる優しい気遣いという説もある。 ◇良かったら過去Blogも見てね 👀→ 秋茄子とひがれの煮びたし 月さすや娵にくハさぬ大茄子 一茶→ 焼き茄子 秋茄子わさゝのかすにつけまぜて よめにはくれじ棚におくとも 佐夜中山集🍆嫁いびりか優しい気遣いか…秋茄子について、弦斎夫人(明治の一大ベストセラー『食道楽』の筆者・村井弦斎氏の...
今日はズッキーニとじゃが芋のムルシア風☆彡 ◇連休ごとの大きな台風(14号・15号)が通り過ぎたら急に秋らしくなって、朝夕に虫の声が元気だ。---あれからも、朝は来て、日は暮れていきます。やかましかった蝉は、いつのまにか鳴りをひそめ、高い空には、秋の雲がたなびくようになりました。季節は歩みを進めます。---静かに柔らかく、心にのこる。📖今日は夏の最後にズッキーニ料理。鍋で、オリーブ油、にんにく、ズッキー...
今日は赤えいの味噌煮込み☆彡 ◇アカエイ(赤鱏、赤鱝)Hemitrygon akajeiトビエイ目アカエイ科に属する魚学名の「akajei」は和名アカエイに由来する。江戸時代中期に刊行された『日本山海名物図会』にアカエイ漁の様子が描かれていて、アカエイの姿がなかなか可愛い。出典:『日本山海名物圖會 五』(18--)---赤鱏(あかゑい)これを取には魚人舟にのつて舟ばたをたたけばゑひ多くうき出るなり。これをもりにてつき取な...
今日はラム肉のシチューにポレンタを添えて☆彡 ◇ラム肉のシチューにはクスクスを添えることが多かったのだけど、最近はポレンタが気に入っている。ポレンタ(Polenta)は乾燥させたとうもろこしを細かく挽いて煮た北イタリアの伝統料理。生で食べるとうもろこしとは品種が違うのか、とうもろこしの甘い香りはなく付け合わせる料理の邪魔をしない。素朴で胃にやさしくて、身近で例えるなら白粥という感じ。 ◇今日はモ...
今日は牛すじ大根☆彡 大根が美味しい。 ◇江戸時代、牛肉や猪などの肉食は「薬食い」といわれ、限られた範囲のものだった。よかったら過去Blogを見てね。👀→ 牛ヒレステーキ丼 彦根藩から将軍家へ献上された牛肉→ 味噌漬け豚ヒレカツ 大石内蔵助から堀部安兵衛へおすそ分け牛肉が広く食べられるようになったのは明治以降のことで、明治の半ばになると、東京には数千軒の牛肉屋ができて、朱色の文字で「牛」と書いた...
今日は自家製ミートソースでタリアテッレ☆彡 ◇タリアテッレ【(イタリア)tagliatelle】パスタの一種。平たい、ひも革状の麺。出典:デジタル大辞泉(小学館)「タリアテッレ」エミリア=ロマーニャ州とマルケ州の伝統的なパスタのひとつ「タリアテッレ(tagliatelle)」🍝イタリア語で「切る」という意味の「tagliare」という言葉からきている。参考:Wikipedia「Tagliatelle」戦前の代表的なコメディアン・古川ロッパ氏...
今日は干し海老と冬瓜の煮物☆彡 ◇夏に実をつける冬瓜冬まで貯蔵できるから冬瓜というのだと思っていたら、『たべもの起源事典』(2003年)に「熱帯では、冬季に熟するので、冬瓜と呼ばれる」とある。📖調べてみると『言海』(日本初の近代的国語辞典)に次の説明があった。---とうぐわ (名) 冬瓜霜ヲ歴テ冬ニ亙リ熟スルヲ良トスレバ名アリ。春ノ末、苗ヲ生ジ、蔓ヲ延ク、葉円ク大クシテ尖ル。茎、葉、皆毛刺アリ。夏秋...
手作りいくらのお昼ご飯☆彡 ◇近所のスーパーに筋子が並んでいて、さっそく購入。8月のこの時期に見かけたのは初めて。早い時期の筋子は粒が小さくて、卵の皮が薄いから食べやすい。よかったら過去Blogも見てね 👀→ 生筋子のいくら醤油漬け 『延喜式』に記される「鮭子(すじこ)」→ 自家製いくらと帆立の海鮮丼 いくらの作り方→ 筋子からのいくら作り 卵と血管の筋を観察📖「いくら」はロシア語の「 икра(ikra...
今日は家族が作ってくれたBLTサンドイッチ☆彡 ◇このチーズがなくては!とネットで注文したらしい。《待ちに待ったアジアゴチーズ🧀》北イタリア、ベネト州ヴィチェンツァ県のアジアーゴ(Asiago)村に由来するアジアーゴチーズ。📖ヴィチェンツァ県を調べていたら、明治時代の本に興味深いエピソードがあった。出典:『自然人文世界大地理 第1冊』(明治45)1250年頃、九州のある士族がこの地に来て、今もイタリア軍人の家...
前回からのつづき今日のショートパスタはカサレッチェ☆彡 ◇切り口が「S」字の形をしている。シチリア生まれのカサレッチェ(Casarecce)Wikipediaによると、homemade(自家製)という意味のイタリア語「casereccio」からきているらしい。パスタ生地に、丸い金串しを転がすようにして作る。 ◇バジルソースにあわせるのに選んでみた。鍋に水、塩、じゃが芋を入れて沸騰したらパスタを入れてパスタが茹であがった...
バジル(英) 学名:Ocimum basilicumシソ科メボウキ属の多年草和名を「メボウキ(目箒)」という。📖江戸時代には「羅勒(らろく)」と呼ばれ、『本草図譜』に次のようにある。---羅勒(らろく) めはぐき めばうき野生なし。春月実を下す。葉は薄荷に似て小く尖りあり。方茎対生し微毛あり。夏月穂をなして、一節に数花を開き層をなす。花の形徐州夏枯草(ウツボクサ)に似て粉紫色なり。房中に実を結ぶ。其仁車前子(オホバコ...
べんとう【弁当】1 外出先で食べるために持っていく食べ物。2 料理店などで出す、主食と副食を箱などに詰めたもの。3 俗に、幼児などの口のまわりについた飯粒のこと。4 俗に、執行猶予のこと。出典:デジタル大辞泉(小学館)「弁当」 ◇1603年に日本イエズス会が刊行した日葡辞書がある。『VOCABVLARIO DA LINGOA DE IAPAM com adeclaração em Portugues』---イエズス会のパアデレたち及びイルマンたちによって編纂...
ウチムラサキ(内紫)学名:Saxidomus purpurataマルスダレガイ科の二枚貝一般的には「オオアサリ」と呼ばれる。 ◇子どもの頃、夏休みになると父と鳴門に出かけてオオアサリを買うのが楽しみだった。車窓から眺める瀬戸内海は気持ちがよくて、魚屋には幾つもの生け簀があって、活きた魚や貝が動くのを見るのは楽しかった。買って帰るのはサザエとオオアサリ。当時はオオアサリだとは知らず、大きなハマグリだと思っていた...
メイタガレイ(目板鰈)学名:Pleuronichthys cornutus (Temminck & Schlegel, 1846)カレイ目カレイ亜科カレイ科メイタガレイ属 ◇出目金みたいに目が飛び出ている。江戸時代後期、幕府の奥医師・栗本丹洲が書いた『玉余魚図彙』のなかで、目の突起が「瘡腫」に似て見えるから「痛」という、とある。瘡腫(そうしょう)は、腫れ物やできもののこと。「其眼突起似ニ瘡腫痛故各」出典:『王余魚図彙』栗本丹洲なるほど、目が...
今日はかき揚げうどん☆彡 ◇デパ地下で買った天ぷら盛り合わせは、こんなに入って1パック(4品)500円。閉店まぎわのお買い得で、思わず2パック購入。精進揚げ、海老ときのこのかき揚げ、えび天、春菊、きす×2、いんげん、れんこん 🦐📖「天麩羅(てんぷら」の語源には諸説ある。ポルトガル語(tempero、têmporas)やスペイン語(templo)から来ているとされる説はよく知られるところ。今日はちょっと違って、江戸時代の浮世絵...
今日はチョコバナナのパウンドケーキ☆彡 ◇バナナのことを「甘蕉」という。---甘蕉 かんせう ミユサ 羅甸 バナゝ 荷蘭もと和産なく、暖国の産なり。甘蕉は荷蘭物印満に写生あり。其形図の如く水蕉に異ることなく、且実を結ぶ。是に二品あり。実の形、羊角の如く長じて尖りあるものは即ち羊角蕉なり。二種は形円くして微し尖り柿に似たるものは牛乳蕉なり。---出典:『本草図譜13(濕草類4 34種)』「羅甸」はラテン、「...
イタヤガイ(板屋貝)学名:Pecten albicans (Shröter,1802)イタヤガイ目イタヤガイ科の二枚貝イタヤガイという名前は、形が板屋葺きに似ていることに由来するらしい。また、別名を「シャクシガイ(杓子貝)」という。殻の片方が真っ平で、もう片方が丸くお椀のようになっている。(たしかに、丸い方に柄を付けたらきれいな柄杓になりそう)海底では丸い側を下にするらしい。参考:デジタル大辞泉(小学館)「板屋貝」ぼうずコンニ...
ジンジャーエール【ginger ale】ショウガのエキスで風味をつけた清涼飲料水。アルコール分はない。出典:デジタル大辞泉(小学館)「ジンジャーエール」 ◇Wikipediaによると、初めてジンジャーエールを作ったのは、スイスのゲンフ(Genf)という町のJacob Schweppe氏で、1783年のことだったらしい。Wikimedia commons:Portrait nach einer Beschreibung Jacob Schweppes während seines Aufenthalts in London von 1792-...
今年は土用の丑の日が2回。🐄🐄夏に土用の丑の日が2回ある年は意外と多い。 ・ 2015年(平成27年) 7月24日 8月5日 ・ 2016年(平成28年) 7月30日 ・ 2017年(平成29年) 7月25日 8月6日 ・ 2018年(平成30年) 7月20日 8月1日 ・ 2019年(令和元年) 7月27日 ・ 2020年(令和2年) 7月21日 8月2日 ・ 2021年(令和3年) 7月28日 ・ 2022年(令和4年) 7月23日 8月4日今年は梅雨明けが早かったけど、なかなかお天気...
今日は生姜をきかせたちょっと大人なとうもろこしご飯☆彡 ◇「もろこし」という言葉は「諸越」という漢字を訓読して出来たそうで、広義には中国を意味する。本来の「越」は春秋戦国時代に浙江省からベトナムにかけて勢力を誇った国のことで、それが時代とともに中国全体を意味する(唐土(とうど)と同義)ようになったらしい。参考:コトバンク『日本大百科全書(ニッポニカ)』「唐土」吉田兼好の『徒然草』にも「唐土(も...
今日はイタリアの夏の定番ライスサラダ☆彡 ◇梅雨が明けたといっても、晴れると真夏の猛暑なのに雨だったり曇り空だったり… 今ひとつすっきりしない ☔来週の天気予報をみても曇りの日が多くて、梅干しを干すのはまだ先になりそう。出典:『最新和洋料理法:附・家庭菓子の製法』(明治41)ちらし寿司とライスサラダの違いってなんだろう。混ぜる具材は、食材の地域差と好みによるだろうから、やっぱり酢飯という点だろうか...
今日はおろしたて山葵を、鰹節の上にたっぷり乗せてわさび丼☆彡よかったら過去Blogも見てね 👀→ わさび鰹節ご飯 福沢諭吉の訪米日記と「わさび花鰹節」 ◇江戸時代後期の画家に、日高鉄翁という人がいる。墨蘭画や山水図を得意とした南画家で、木下逸雲、三浦梧門と並んで長崎の三名家(長崎三大家)と呼ばれる。出典:『長崎派写生・南宗名画選』蘭竹図 鉄翁筆(昭和14)出典:『長崎派写生・南宗名画選』四君子図 ...
クロワッサン【(フランス)croissant】《三日月の意》バターを多く使って焼いた三日月形のパン。出典:デジタル大辞泉(小学館)「クロワッサン」 ◇子どもの頃、クロワッサンというと本当に三日月型で、しっかり弧を描いていたように思うのだが、最近は真っ直ぐなものが多い気がする。《 PAUL のクロワッサンは真っ直ぐな形 》クロワッサンはフランス語で「croissant」仏和辞典を開いてみると、次のようにある。---croissa...
待ちに待った生鰹 🐟 スーパーで見つけて今日は鰹のたたき☆彡 ◇江戸時代、相模湾で獲れた鰹は「押送船(おしおくりぶね)」と呼ばれる高速船で江戸へと運ばれた。なかでもこの季節、初夏に獲れる鰹は初鰹と呼ばれて「女房を質に入れても」といわれるほど人気があった。よかったら過去Blogも見てね 👀→ 鰹(かつお)の竜田揚げ 葛飾北斎『冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏』📖西日本で鰹といえばやっぱり土佐。出典:『六十余...
かます(梭子魚、梭魚、魳)学名:Sphyraenidaeスズキ目サバ亜目カマス科に分類される魚類の総称 ◇漢字「梭子魚・梭魚」の「梭」は、経(たていと)に緯(よこいと)をくぐらせる機織り(はたおり)道具のこと。《近所を散歩していて見かけた「梭」》シャトル・バスのシャトル(shuttle)は、梭を意味する英語の「shuttle」からきている。機織り機のうえを右に左に行ったり来たりするから往復運航シャトルバス。出典:『...
今日のつけ合わせは新じゃがとグリーンピースのマッシュポテト☆彡 ◇関東と関西の食材の違いのなかで、越して来て初めて気づいたもののひとつにグリーンピースがある。東京でグリーンピースというと鮮やかな緑色をしたものが当たり前だけど、関西は黄色味がかって黒いおへそのあるものが多い。《うすいえんどう(碓井豌豆)という》名前の由来に興味があったら過去Blogを見てね 👀→ うすいえんどうの豆ご飯 ◇今日...
今日は「伊吹いりこのバーニャカウダ」を使ってメートルドテル風バター☆彡前回Blogも見てね 👀→ いりこのバーニャカウダ(1)卵黄ソース◇国立国会図書館デジタルコレクションで「伊吹島」を調べていたら、江戸時代の終わりに活躍した力士「伊吹嶋 沖右エ門」に出会った。出典:『勧進大相撲土俵入之図』一恵斎芳幾(安政6)Wikipediaによると、讃岐国多度郡出身で丸亀藩のお抱えとして嘉永2年(1849年)11月場所で初土俵を踏んで...
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今日はおきそめばるの煮つけ☆彡 ◇おきそめばるはクロメバルのことで、春の瀬戸内の代表的魚のひとつ 🐟《冷凍してあったおきそめばる》いかなごを食べて大きくなるらしい。(いかなごも瀬戸内の春の魚)よかったら過去Blogも見てみてね 👀→ いかなごのつけ焼き 洒洒鰻(しゃしゃうなぎ)の洒落た名前 いかなごの酢味噌添え 玉筋魚(いかなご) 別名:小女子(こおなご)📖歌川広重に『魚づくし』というシリー...
今日はボリュームたっぷりチャーシュー丼☆彡◇まずは、チャーシュー作りから 🐖豚肉をたこ糸で縛ってフライパンで表面を焼き付けたら圧力鍋に、水・醤油・日本酒・みりん・砂糖・生姜・にんにく・豚肉を入れて30分ほど加圧して煮汁のなかでそのまま冷ましたら豚肉を取り出して残った煮汁は、煮詰めてタレに出来上がった焼き豚をスライスして丼にご飯をよそって、焼き海苔、焼き豚、菜の花などをのせて出来上がり☆彡日本の食卓に う...
今日はレタス炒飯☆彡◇戦前の料理本をぱらぱら眺めていたら「炒飯(チャーハン)」の作り方が目にとまった。今と変わらないレシピだけど、単位は5人前。一人当たりのご飯もやや多めのお茶碗2杯 🍚🍚---● 炒飯の材料五人前として、焼豚肉三十匁、玉葱一個、長葱二三本、筍(缶詰)一本、玉子五個、蟹(缶詰)小缶半分くらゐ、グリーンピース大さじ二杯くらゐの割で用意します。玉葱はみぢんに、長葱は小口から細く刻み、筍は焼豚肉く...
今日はほたての黄身焼き☆彡◇卵黄とマヨネーズを混ぜ合わせて黄身のタレを作ってほたてを日本酒と醤油に少し漬けて水気をぬぐったら黄身のタレを塗ってトースターでさっと焼く… とは上手くいかず 💦焼き物は難しい。。この日も黒塗りの漆盆にのせて撮影してみました。日本の食卓に うましかて!...
今日はほたての磯辺揚げ☆彡菜の花と紅生姜を添えたら春らしい感じに🌸◇磯辺(いそべ)1 磯のほとり。いそばた。2 海苔のりを用いる料理・菓子をいう語。磯辺和あえ・磯辺餅もち・磯辺揚げ・磯辺巻きなど。出典:デジタル大辞泉(小学館)「磯辺」◇「磯辺」と名がつく料理で頭に浮かぶのは、お餅の磯部焼き、ちくわの磯部揚げ。お餅の磯部焼きは浅草海苔で、ちくわの磯部揚げは青海苔で作る。浅草海苔と青海苔の使い分け、昔はどう...
今日は穴子丼☆彡◇母が白焼きにした穴子を冷凍便で送ってくれたので今日はこれを使って穴子丼☆彡自然解凍した白焼き穴子を醤油、日本酒、みりん、砂糖で煮ふくめる。コトコト コトト …📖最近読み始めた『梅園魚譜』江戸時代後期の魚類図鑑で、著者は毛利梅園。出典:『梅園魚品図正巻1』梅園の図鑑は絵がとてもきれいなので、眺めるだけでも楽しめる。出典:『梅園魚品図正巻1』---『大和本草』諸書 及 □以片假名載 アナゴ『料理綱目...
地元の魚ながら初めて見た小魚 🐟両親いわく「ちょこさい」「ねばごち」というらしい。📖何だろう?とネットで調べてみると、可能性は3つ。●ヌメリゴチ(滑鯒) 学名:Repomucenus lunatus (Temminck & Schlegel, 1845)●ネズミゴチ(鼠鯒) 学名:Repomucenus curvicornis (Valenciennes, 1837)●セトヌメリ(瀬戸滑) 学名:Repomucenus ornatipinnis (Regan, 1905)いずれもスズキ目ネズッポ科ネズッポ属の海水魚。大きさは10cm...
今日はお小豆で作ったお赤飯☆彡◇炊飯器で炊くお赤飯なら作ったことがあったが、蒸し器を使ったことがなかった。せっかくなので、帰省している間に教わっておこうと思い立つ。《まずは小豆を水で洗うところから》📖ふと、おこわの語源って何だろう?と思い調べてみると明治時代の本に次のような記述があった。出典:『日本社会事彙 下』(明治23)---強飯といふは、白こはめし也。赤飯と云は、赤小豆を交(まぜ)たるこはめし也。此...
今日はぶどうジャムのカスタードタルト☆彡◇昨秋に冷凍してあったぶどうを消費しなくちゃ … と 🍇冷凍ぶどう、グラニュー糖、白ワインを鍋にかけてジャム作り☆彡煮立ったところで皮を取り除いてよきにほどに煮詰めて、最後にレモン汁を加えたらぶどうジャムの完成!◇何かお菓子にしようと考えて、市販タルト生地がひとつ残っているのでカスタードタルトを思い立つ💡で、早速 カスタードクリーム作り☆彡小麦粉、グラニュー糖、卵、牛乳...
今日は大和まなの菜飯☆彡◇2月に入ると陽ざしが元気になって、春が近づいてきたなあと思う。🌞旧暦だと、今年は昨日2月16日が正月七日。君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ本来は、今頃の季節を詠んだ歌だと思うとなるほど納得。🌿🌿🌿<奈良茶碗風のお茶碗>日本の暦が、太陰暦から太陽暦に変わったのは明治5年(1872年)。⏱その年の11月9日に改暦の詔が出され、12月2日が大晦日になり、その翌日が明治6年の元旦に...
グアンチャーレ(伊:guanciale)豚の頬肉を塩漬けにして2~3週間熟成させたもの🐖頬肉なので、厚みが薄く脂身が多い。片面にはたっぷりと胡椒とスパイスがすり込まれている。これでカルボナーラを作れば、炭焼き風(炭焼き職人の手についた炭の粉が落ちた風)になるのは必然だなあと妙に納得。◇今日はグアンチャーレを使って「パスタ・アッラ・グリーチャ(Pasta alla Gricia)」☆彡グアンチャーレとペコリーノロマーノ・チーズで...
今日は豆腐チゲ☆彡◇たまにキムチが食べたくなるとでもあまり辛いのは苦手なので…市販のキムチ漬けの素と、浅漬けの素を組み合わせて、控めに作る。この日は、白菜と大根☆彡匂いが気になるので発泡スチロール容器に入れて1日置いたら出来上がり☆彡◇これを、ごま油で炒めて豚肉を加えて炒めたら白葱、えのき、豆腐を加えて今日はまぐりの煮汁も加える。白だし、醤油、お味噌で味を調えたら、卵をおとしてあとは、青菜とはまぐりを入...
くしカツ【串カツ】一口大の豚肉と、ネギやタマネギを交互に串に刺し、パン粉をつけて揚げたもの。出典:デジタル大辞泉(小学館)「串カツ」 ◇串かつの発祥は、はっきりしたことは分かっていない。出典:『職人盡繪詞 第1軸』 参考:『大日本国語辞典』江戸時代の末頃に「四文屋(しもんや)」という一串四文で食べさせる屋台があったから、明治時代の洋食ブームのなかで串カツが登場するのは自然の流れだっただろうと...
今日はくわいご飯ホクホクとしてほんのり苦みがあって、大人向けの栗ご飯といった風情☆彡◇くわいの皮をむいて二つ割りにして、キッチンペーパーで水気を拭って素揚げにしてくわい、油揚げ、白だし、日本酒、塩を加えてご飯を炊いてお茶碗によそって出来上がり☆彡日本の食卓に うましかて!<今日使った調理道具> 🧂● Amazon ウルシヤマ金属工業 釜飯 ご飯窯 3合 ガス火専用 アルミ製 日本製 謹製 釜炊き三昧...
今日はくわいのハッシュドポテト風☆彡ザクザクとした食感が好き。◇年末年始のシーズン以外は手に入りにくいので、見つけたときにまとめ買い。水に浸して冷蔵庫で保存すると意外と長くもつ。過去のレシピもよかったら見てね 👀● 慈姑(くわい)の遠火焼き → 水上勉氏の焼きもの十珍● くわいのおろし揚げ → ささがき牛蒡とあわせて● くわいのふくめ煮 → 大きな良い芽が出ますように!● 蟹と慈姑(くわい)の茶碗蒸し →...
今日は東寺ゆばの煮物☆彡◇東寺ゆばは、百合根、銀杏、きくらげを生湯葉で包んで揚げたもの。その由来について詳しいことは分からないが、江戸時代後期には存在していたことが分かる。出典:『利休居士の茶道』天保10年(1840年)に行われた利休法要の茶会の引重に「東寺湯葉 つけ焼」が供されている。また、明治時代には歳暮祝儀の品として東寺湯葉の記載も見える。出典:『日本婚礼式大全』 参考:『日本諸礼式大全』📖古い本のな...
明けましておめでとうございます。お立ち寄りくださる皆さまに支えられて、十年目を迎えることができました。今年もまたコツコツと日々の料理を作りながら食の史跡探しを楽しんでいきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。🎌🎍もみないな...
今日はロールキャベツのクリーム煮☆彡◇冬から春にかけてキャベツが美味しい季節そんなシーズンに作りたいのはやっぱりロールキャベツ 🍽️やぶれないよう気をつけながら葉をはずして塩を加えた熱湯で下茹でしてざるにあげておく。🎄今日は12月25日でクリスマスの日。明治時代の本を読んでいたら「年越の翁」というサンタクロースみたいな日本の神様を見つけた。🎅出典:『家庭十二ケ月 1月の巻』---西洋にはサンタクロースといふ愛敬あ...
今日はチーズフォンデュ☆彡先週までずっと暖かだったのに、今週に入って急に冷え込んで10℃も気温が下がった。◇今日はそんな日のために買っておいたチーズフォンデュ🧀明治45年(1912年)に出版された『西洋料理書 』という本にチーズフォンデュのレシピがある。(サンフランシスコの新聞社に勤めていた大畑一太郎という人が書いた本)原文だと漢字が読みにくいので、要約してみると…---チーズ・フォンデュ(Cheese Fondue)すりおろ...
今日は冷凍はまぐりを使ってボンゴレロッソ☆彡◇冷凍しておいた瀬戸内産のはまぐり。水洗いすると殻の表面が剥がれきたのは、長く冷凍してたからかなぁ … 半年は経ってる 💦こうして観察してみると、はまぐりは最表面の層だけがきれいな模様で彩られているのだなあ。ピラミッドの表面が、かつては美しい化粧石で覆われていたという話を ふと思い出す。◇鍋に、水と日本酒と凍ったままのはまぐりを入れてふたをして、はまぐりの口が開...
トリガイ(鳥貝) 学名:Fulvia muticaマルスダレガイ目ザルガイ科の二枚貝 ◇トリガイは、身の形が鳥のくちばしに似ていることからついた名前。出典:『和漢三才図会:105巻首1巻尾1巻 [33]』---鳥蛤(とりがい) 俗にいう止利加比鳥蛤の形色は蛤蜊(しおふき)に似て、円肥大きさ三寸、許殻薄く灰白色、縦に細き理(すじ)有り。摂州尼崎に之多く有りて、冬春盛んに出ず。---炙ると甘く、煮てもよし。「猫、鳥蛤の腸を...
今日はサーモンのつくねバーグ☆彡 ◇つくねは「つくねる」という言葉からきている。手でこねてまるめるという意味。「捏ねる」と書いて「こねる」「つくねる」と読む。丸っこい形をした山芋の「つくね芋」は、つくねたような形をしているからその名がついた。また、何もすることがなく、ひとりぼんやりしている様を「つくねんと」というが、つくねられたように居るという意味からきているらしい。では、そもそも「つくねる...
クロザコエビ(黒雑魚蝦) 学名:Argis lar(Owen, 1839)エビジャコ科クロザコエビ属ガサエビ、ガスエビ、モサエビなどと呼ばれる。 ◇スーパーで初めて見た不思議な海老「石川県産もさ海老」というラベルが付いていた。さっそく買って帰って調べてみるとクロザコエビというらしい。横から見ると、脇に白いブランケットステッチをしたようが模様がある。📖これは大正時代の手芸の本。女児向けドレスのポケットやすそ周りに...
今日はスクランブルエッグ☆彡 ◇最近なにかと話題になる卵。購入制限(1人1パック)は見かけないものの、値上がりは実感する。卵の値段をメモしておくと、普段よく行くスーパーで、令和5年4月14日 10個入り345円。《 卵1個=34円50銭 》同じ日に、お豆腐(小)3パック入り99円。1個33円。卵1個と小さいお豆腐1パックがほぼ同じ値段。卵のほうがちょっと高い。📖ふと、昔読んだエッセイを思い出した。戦前は卵1個と豆腐1丁...
今日は自家製 黒豆納豆☆彡 ◇自家製といっても市販納豆から増殖させて作る簡単レシピ。お正月のおせち用に買った黒豆の残り使おう。📖明治時代の辞書で「納豆」を調べてみると、その始まりは寺納豆。「納所(なっしょ)の僧の豆」という意味らしいがどうだろう、と書かれている。※ 納所:寺院で寺務をつかさどる場所のこと。 布施物を納める所という意味から「納所」といわれる。出典:『言海:日本辞書 第1-4冊』...
キャベツとじゃが芋のスープ☆彡材料はふたつだけなのに、なぜか不思議と美味しくて、大学生の頃に教わってから今もときどき作る。 ◇作り方は簡単 🥣手間らしい手間といえば、じゃが芋とキャベツを細かく切ることだけ。じゃが芋は賽の目に、キャベツは粗いみじん切りにする。じゃが芋をオリーブ油で炒めたらキャベツを加えて塩少々でさっと混ぜ合わせて水とスープの素を加えて、風味づけに白ワインをほんの少しじゃが芋が柔...
今日は、小海老を素揚げにして揚げびたし☆彡 ◇桜が散り始めたなあと思ったら、気づけば周りの樹々は新緑に。うぐいすは歌の練習に余念がなくて、つばめは去年と同じ軒先に巣作りを始めている。菜の花もそろそろ名残の季節 🌿🌿今日は小海老と菜の花を揚げびたしに☆彡瀬戸内産のキシエビとサルエビ。赤いのがキシエビで、グレーがかった縞模様がサルエビ(だと思う…)🦐🦐よかったら過去Blogも見てね 👀→ 冬瓜の小えびあんかけ...
オオバギボウシ(大葉擬宝珠) 学名:Hosta sieboldianaリュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草うるいはランの仲間で和名をオオバギボウシという。初夏には淡紫色のきれいな花をつける。その若葉がうるい。🌿🌿 ◇ギボウシは「擬宝珠」と書く。擬宝珠(ぎぼうしゅ)は神社やお寺の欄干の柱の頭などに設けられているネギの花のような形をした飾りのこと。ギボウシの花のつぼみが「擬宝珠」に似ていることからギボウシと名前が...
🌸近所では桜が満開🌸週末の雨もあがって、風は少し冷たいけれど日差しが暖かで気持ちのいいお花見日和☆彡 ◇江戸の花見を錦絵でめぐってみる。まずは、上野・東叡山でのお花見の様子。奥に見えるのは寛永寺の清水観音堂。出典:『江戸自慢三十六興 東叡山花さかり』 粋も不粋も連(つれ)あふて 下戸も上戸も睦ましく 猫も杓子も上野山飛鳥山(北区王子)のお花見もにぎやか。出典:『江戸名所道戯尽 ...
今日はとらふぐのから揚げ☆彡 ◇ふぐの季節は、晩秋から翌春にかけて。柚子が黄色くなり始める頃から、黄色い菜の花が咲き始める頃まで。今日は黄色いお皿を選んでみた。📖春のふぐの絵に「いなだふぐに梅」がある。広重の「魚づくし」シリーズの一枚で、梅の花と共にいなだとふぐが描かれている。出典:「魚づくし(いなだふぐに梅)」広重あたたかい なたのしほかせ ふくからに つほみもひらく 梅の折枝 数寿...
今日はひよこ豆とチョリソの煮込み☆彡 ◇最近気に入っているチョリソ 🥓スライスされているから、そのまま食べるのにも、料理にも、手軽で便利。パプリカがしっかり効いてて美味しい。🍲今日はこのチョリソを使ってひよこ豆の煮込み☆彡鍋に、オリーブ油、にんにくを入れてチョリソ、玉ねぎ、ピーマンを炒めて塩、胡椒をして水、白ワイン、野菜スープの素を加えてひよこ豆(水煮パック)とじゃが芋とトマトを加えてあとはコト...
今日は「全蛋麺(タマゴ麺)」🥚 ◇初めて見たのでさっそく買ってきた。蒸し麺を乾燥させたものみたい 🍜表示ラベルには、原材料:小麦粉、卵、かんすい、名称:干麺(タマゴ麺)とある。📖戦前の本に「全蛋麺」という言葉を探してみる。同じ言葉は見当たらないが、「蛋麺」「鶏蛋麺」という言葉であればらちらほらと見つかる。例えば、明治時代の料理本には「雞蛋麺とは玉子饂飩なり」とある。参考:『和洋簡易料理法』(明...
今日はクリーミーチキンのフェットチーネ☆彡🐓鶏もも肉を食べやすいように一口サイズに切って塩・胡椒をして小麦粉をまぶしてオリーブ油とにんにくで、フライパンで焼く。鶏肉を取り出したあとのフライパンにバターを入れて玉ねぎを炒めて(ロングパスタに合わせるなら、玉ねぎは薄切りにしたほうがよかったかも… 🧅🐓)しめじと椎茸を炒めたところにマルサラ酒を加えて今回はマスカルポーネ☆彡ティラミスを作ろうと思いながら冷蔵庫...
初めてのいかの塩辛作り☆彡 ◇明治6年(1873年)に出版された『童蒙読本 会話編』という本がある。出典:『童蒙読本会話編 2編』(明治6)標準語会話を学ぶための小学生向けの読本で、このなかに伊豆の温泉湯治の話がでてくる。---若シ貴君ガ伊豆ニ御出成サレルナラバ小田原ニテ烏賊ノ塩辛ヲ買ヒ来ルベシ。夫ハ甘キ味ヲ持チマス。夫故ニ人々ガ夫ヲ好ミマス。---出典:『童蒙読本会話編 2編』(明治6)現代風にいえば「伊豆...
今日は鳴門産はまぐりのクラムチャウダー☆彡たっぷり入るスープチューリンで食卓に🥣 ◇冷凍してあった鳴門産のはまぐり。過去料理もよかったら見てみてね 👀● 蛤しんじょ 『百鬼夜行』に描かれる蜃気楼という妖怪● はまぐりの雑炊 鳴門産あわびとあわせて雑炊に● 蛤(はまぐり)ラーメン はまぐりという名前の由来● はまぐりのすまし汁 貝合わせとかるたと雛祭り● はまぐりのクラムチャウダー ク...
今日は鰻の巻き寿司☆彡ぽかぽか暖かくてすっかり春の陽気🌸 ふと思い立って巻き寿司を作ってみた。 ◇巻き寿司はいつ頃からあるのだろう。江戸時代後期には、京阪で鮨売りが「海苔巻き=巻ずし」を売っていたことが『守貞謾稿』に記されている。---鮨売京阪ニテハ(略)又、浅草海苔巻アリ、巻ズシト云。飯中椎茸ト独活ヲ入ル。---出典:『守貞謾稿 巻6』(写)京阪では巻きずしという浅草海苔巻きがあって、具には椎茸と独...
ぼらの子(卵巣)ぼら(鯔)はスズキ目ボラ科の海水魚、これを干して作るのがからすみ。 ◇スーパーで売っているのを見て初めて買ってきた。1月26日、三重県産ぼらの子 1.5腹で580円。袋が破れているけど上手くいくかな…《1月21日スタート》初からすみ作りメモ ( ..)φ ◇血管を丁寧に押し出して血抜きをしたら、塩をして冷蔵庫で寝かせる。もっと丁寧に血抜きをしようと思ったものの、あまり触ると破け目がさらに...
ミヤコボラ(都法螺)学名:Bufonaria rana(Linnaeus, 1758)オキニシ科ミヤコボラ属の一種 ◇初めて見るこの貝、「香川県産ぼら貝」という表示で売られていた。さっそく購入して調べてみると、正式和名「ミヤコボラ」というらしい。形が法螺貝に似ているけど小さくて華奢だから都法螺貝なのかな。📖江戸時代後期、武蔵石寿が記した『甲介群分品彙』という貝図鑑に「都法螺」が描かれている。出典:『甲介群分品彙 [1]』武...
今日はマルサラ酒ときのこを使ったチキンソテー🐓 ◇家族が作ってくれるというので今日はのんびり☆彡《 家族の手料理 (*^_^*) 》鶏むね肉を叩いて薄くして塩と黒こしょうを混ぜた小麦粉をまぶして下ごしらえ完了フライパンにオリーブ油を熱して鶏むね肉の両面をこんがりと焼きつける。焼いた後のフライパンで、バター、にんにく、玉ねぎ、マッシュルームを炒めて、マルサラ酒を加える 🍷並行してフェットチーネを茹でなが...
あらめと油揚げの煮物☆彡 ◇三重県産の刻みあらめアラメ(荒布)学名:Eisenia bicyclisコンブ目コンブ科アラメ属の一種あらめは古くから食べられてきた海藻で、土佐日記にも記載がみられる。よかったら過去Blogも見てね 👀 → ずいきの利休酢 『土佐日記』紀貫之 いもじあらめもはがためもなし📖明治初期に出版された『大日本物産図会』に鳥羽(伊勢志摩)のあらめ採りの様子が描かれている。---志摩国荒布刈之図...