2004に続いてカピテルクローチェ(“CapitelCroce”BiancoVenetoI.G.P.)2009を抜栓しました。セラーの温度は15℃で安定しています。もはやオリジナルは影も形の失せた状態でした。熟成した、と云うのではなく。方向性を大きく変えた、としか思えないワインになっていました。マグナムでしか20年は無理なのかもしれない。カピテルクローチェ
イタリアワインとモカが大好きな料理人が、途方に暮れるほど愉快が溢れるイタリアワインの魅力を伝えていき
2025年6月
2004に続いてカピテルクローチェ(“CapitelCroce”BiancoVenetoI.G.P.)2009を抜栓しました。セラーの温度は15℃で安定しています。もはやオリジナルは影も形の失せた状態でした。熟成した、と云うのではなく。方向性を大きく変えた、としか思えないワインになっていました。マグナムでしか20年は無理なのかもしれない。カピテルクローチェ
2025年6月
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2004に続いてカピテルクローチェ(“CapitelCroce”BiancoVenetoI.G.P.)2009を抜栓しました。セラーの温度は15℃で安定しています。もはやオリジナルは影も形の失せた状態でした。熟成した、と云うのではなく。方向性を大きく変えた、としか思えないワインになっていました。マグナムでしか20年は無理なのかもしれない。カピテルクローチェ
カピテルクローチェ(“CapitelCroce”BiancoVenetoI.G.P.)2004を抜栓しました。セラーの温度は13℃でした。エチケットから来る記憶は、すっかりオリジナルを忘れてきたような香りと味わいになっていました。ミネオラオレンジのような香りに確証のない香りが数点感じるのだが。鼻腔と口腔からの情報が一致しない、明らかな経験不足。必ずしも美味しいとは感じないことが問題ではと思います。カピテルクローチェ
ソアーヴェクラッシコ“レビーネデコスティオーラ”(SoaveClassico“LeBinedeCostiola”)2006を抜栓しました。セラーの温度は4月中旬より12℃をキープ。長い瓶熟は意味がありませんでした。耐えきれない状態ではないが、当初に感じていた状態は霧散して何も跡形はありませんでした。レビーネデコスティオーラ
アマローネデッラヴァルポリチェッラ“カンポデイジーリ”(AmaronedellaValpolicellaOrientale“CampoDeiGigli”)2017をセラーに納めました。この年は幸いな季節を迎えるも、7月から8月上旬に雹を伴う嵐に強い影響がありました。それ以外には問題を起きず、期待感を削がれることはないのではと思われます。評価はガンベロロッソ赤の2グラス、ヴェロネッリはこの年だけ1点低い点数を付けています。2035年どのような姿を見せてくれるかです。カンポデイジーリ
ソアーヴェクラッシコ“カルヴァリーノ”(SoaveClassico“Calvarino”)2009を抜栓しました。前回までの反省から内玄関(15℃)に三日置いてからの抜栓です。酸はしっかりしていますし、ミネラル感も何とか面目を保たれていましたが。オリジナルを何処かに忘れてしまったような状態でした。スムーズではありませんでしたが、不味くはありませんでした。カルヴァリーノ
ロマーニャアルバーナセッコ“コドロンキオ”(RomagnaAlbanaSecco“Codronchio”)2010を抜栓しました。このワインは2週間ほど遅摘みをされ一部貴腐化したアルバーナをステンレスタンクと10%の木樽で熟成をされます。ピークは過ぎているのだが、最後の力を振り絞るようにハーブとモモのネクターの香りが鼻の周りをグルグルと回り、後ろ髪を引かれる思いがありました。ヒートショックを受けやすい、早めにドロップアウトするアルバーナにあって、ここまで体面を保っている。アルバーナの見直しをすることにしました。コドロンキオ
フリウリイソンツォフリウラーノ“ドレエ”(FriuliIsonzoTocaiFriulano“Dolée”)2009を抜栓しました。自宅のセラーは冬3℃まで下がります。普段飲みしているワインは30分ほど室内に静置で問題はありませんでした。しかし、古いワインを整理して感じたことは、低温で長く保管すると開くまでに時間が掛かるにではないかと思いました。今回は内玄関で6時間、室内に入れて1時間後に抜栓しました。酸はエッジが鮮やかでしたが、香りと味わいが曖昧ではっきりしませんでした。やはりセラーの低温のせいかな、と思われました。フリウラーノドレエ
リヴィエラリグーレディポネンテ₋Riv.deiFio.₋ピガート“アルビウム”(RivieraLigurediPonenteRivieradeiFioriPigato“Albium”)2007を抜栓しました。放置し過ぎたかな。飲むのが辛い状態ではないが、ピークは完全に過ぎていました。ピガートアルビウム
A.A.ヴァッレイサルコケルナー“プレポージトゥス”(AltoAdigeValleIsarcoKerner“Praepositus”)2010を抜栓しましたオレンジを思わせる柑橘類の残滓に過熟したフルーティーな香りと味わいはドロップアウトの淵にあると思います。しかし、酸はしっかりしていました。リースリングとトロリンガーの交配品種であるケルナーはリースリングの性格が強くあれば、と期待していたのですが。肩透かしにあったようで残念でした。ケルナープレポージトゥス
フリウリイソンツォマルヴァジーアイストリアーナ“ディスクミエリス”(FriuliIsonzoMalvasiaIstriana“DisCumieris”)2006を抜栓しました。ディスクミエリスは熟成感を楽しめるのでは、と考えセラーに4ビンテージ9本保管していたワインです。結果は静置してコンデションを整え5年程度以内がベストかな、と考えています。私の印象ではマルヴァジーアイストリアーナの藤の花の香りは特徴的で、そのほかでは熟成したシャルドネに感じることがあります。そのほかには黄色いリンゴ(金星)の香りを感じるはずでしたが、ピークを過ぎ枯れた香りが残念でした。ディスクミエリス
今回は自家用のコントラット社のアルタランガパドゼミレジマート(AltaLangaPasDoséMillesimato)をセラーに納めました。コントラットの創業は1867年、シャンパーニュの確立から100年ほど後になります。以前はオルトレポパヴェーゼの葡萄を使用していましたが、現オーナーによりアルタランガの原産地呼称の規格に合わせて葡萄畑を調達しました。ピエモンテ南部のランゲ地方には標高の高い優良な畑は土着品種が無理でも、高品質のピノネロやシャルドネには最適な条件を提供してくれます。ブドウはピノネロとシャルドネ90~100%にその他10%まで。イーストコンタクトは最低30ヶ月、ヴィンテージ入りを義務付けられています。シャンパーニューに技術力で遠く及ばない。ならばブレンドの技術や補糖に頼らずに、葡萄本来の個性...アルタランガ
フリウリイソンツォマルヴァジーアイストリアーナ“ディスクミエリス”(FriuliIsonzoMalvasiaIstriana“DisCumieris”)2010を抜栓しました。熟成を期待していたのですが、ちょっと無理かな。セラーは5度で温度が上がり切れないことも理由の一つかもしれない。温度は徐々に上がり後半には舌に絡みつくような果実味はあるものの、豊潤さはあまり感じられない状態でした。優しく飲める状態にしてから、と反省しています。マルヴァージアイストリアーナ
ベルターニ社のAmaronedellaValpolicellaClassico(アマローネデッラヴァルポリチェッラクラッシコ)2013をセラーに納めました。1997年ビンテージからの醸造の変化は年々評価を上げて行きます。一時期新樽のフスト(中樽)に行きつくも、2013年より以前の大樽での熟成になっています。樽熟の期間も96ヶ月に長くなっています。試飲の機会もないので全く飲んでいませんが、ワイン誌での評論を見る限りアルコール度数は高くも軽快感はあり、今飲むより熟成を楽しめるワインと評されています。ベルターニ社のアマローネ
CasaE.diMirafioreのBaroloLazzarito(バローロラッツァリート)2016をセラーに納めました。フォンタナフレッダのラッツァリート2016年を発注したのですが、間に合わずミラフィオーレに変更になりました。このミラフィオーレはかつてフォンタナフレッダの一つのブランドで、人手に渡っていたブランドでしたが。近年に買い戻したブランドになります。エノロゴ(杜氏さん)は別ですが、畑の管理は同一のアグロノーモが行っています。テクカルシートを見てもほぼ同じです。社内事情は分からないが、付き合いの長いカンティーナなので良い方向に向かって欲しいと思っています。フォンタナフレッダはピエモンテ州最大のオーガニックワインのメーカーです。2016年は2021年にリリースされたワインです。21世紀前夜からの改...バローロラッツァリート2016
昨年はセラーのエアコンを取り替えました。以前のエアコンはリモコンが壊れ16℃以下の維持が不安定になり、去年の秋にモデルチェンジしました。西側の壁は断熱材を貼っていたのですが、一部の壁で汗を掻くようになりポリエチレンフィルムを壁一面に貼りました。3畳半ほどの小さな箱ですが、2.2キロワットのエアコンで16度に設定しても14~15℃に保つことが出来ます。エアコンは10年以上使用し、近年は電気代が気になり替えました。セラーのエアコンを取り替え
余市登ピノネロプライベートリザーブ(YoichiNoboriPinotNoirPrivateReserve)2021をセラーに納めました。このワインは余市に設立されたキャメルファームの自社畑のピノネロから醸造されます。先日、キャメルファームの試飲会があり、直近のヴィンテージの天候が良好過ぎで、特に夜に温度が下がらない、と話題になり。自社の2021年プライベートリザーブの出来の良さをアピールされました。確かにアメダス(ネットの中で誰でも見ることが出来ます)の過去のデータを見ても2022年23年の天候は良好過ぎ、気になる部分は夜の温度が下がり切れていない、地下水の記述がない。但し、私は専門家ではありません。カンティーナからのテクニカルデーターから読み解く耳学問です。6ヶ月くらいコンディショニングを済ませてから...ピノネロプライベートリザーブ2021
ブルネッロディモンタルチーノ“サルヴィオーニ”(BrunellodiMontalcino“Salvioni”)2019をセラーに納めました。2019年は天候の変化が激しかったものの、節目節目に恵みの雨となりエクセレントな年になりました。現在は3代目の農学の学位を取得したDavidが畑と醸造を担当しています。祖父や父に見守られながら更なる飛躍を期待しています。ブルネッロサルヴィオーニ
このワインは普段飲みしているチロロザートです。先回のヴィタルバの余韻が残る中で、このロザートはガリオッポから赤ワインを造る段階でモストの15%を抜き取ってからマセラシオン(セニエ)を行ないます。白ブドウを赤ワインのように醸して造るオレンジ色のワインと赤ワインを造る途中のロゼワインの違いはあるが。シュール・リーにスキンコンタクトは低温の理由を理解出来るように思われます。プレーニオ
昨夜のボッチワイン会はロマーニャアルバーナセッコ“ヴィタルバ”(RomangaAlbanaSecco“Vitalba”2016でした。このワインはジョージア産のアンフォラ(クヴェヴリ)で95日間の醸し、発酵にシュールリーを行って造られるワインです。6年経過しているワインですが、残念な状態でした。導入する時に、この長い醸し発酵を期待していたのですが、多少の種由来のタンニンを感じられえるものの、香りと味わいの輪郭はぼやけている。多分このままドロップアウトしていくと思います。ヴィタルバ
BrunellodiMontalcino“Ugolaia”(ブルネッロディモンタルチーノ“ウゴライア”)2016をセラーに納めました。古い歴史を持っている家系、流行に捕らわれないクラシックスタイルでブルネッロに取り組んでいます。ウゴライアの畑はセラーの南側にあり。20世紀後半の密植えの流れに組せず、1ヘクタールに3500本のサンジョヴェーゼグロッソが植えられています。ブルネッロウゴライア
アマローネデッラヴァルポリチェッラクラッシコリゼルヴァ“カピテルモンテオルミ”(AmaronedellaValpolicellaClassicoRiserva“CapitelMonteOlmi”)2016をセラーに納めました。Riservaの表記は4年以上の熟成が義務付けられています。バローロやブルネッロにも言えることであるが、バリックの呪縛から解かれたのではないのかな、と思っています。長い付き合いのあるスラヴォニア産の大樽での時間をかけての香りと味わいの構成は本来の姿に戻って来ているのかな、感じています。それにしても7年から10年後に抜栓できる状態のリゼルヴァは瓶熟を慎重にしなければいけないが、喜ばしい出来事を待つ楽しみもあります。アマローネカピテルモンテオルミ
ボルゲリロッソスペリオーレ“グラッタマッコ”(BolgheriRossoSuperiore“Grattamacco”)2019をセラーに納めました。ボルゲリロッソにして珍しくサンジョヴェーゼが混譲されています。以前のパレオにもサンジョヴェーゼが混譲されていましたが、今はカベルネフラン100%で造られています。グラッタマッコはトスカーナのワインにサンジョヴェーゼは不可避の考えがあり、小高い丘の上に位置する畑はベストではないが、求められている条件は満たしているとのことでした。グラッタマッコはビオロジックでワイン造りをしているボルゲリで2番目に古いワイナリーです。グラッタマッコ
辻静雄著(ブリヤサヴァラン「美味礼讃」を読む)を読み終えました。翻訳本ではなく、「美味礼讃」の時代や社会の背景に人間模様が記されてあり、内容に触れたものではありませんでした。途中で池波正太郎著「男の作法」を引っ張り出し、交互に読みました。この男の作法には店名は出てきませんが、多くのお店は今も営業をしています。ブリヤサヴァラン