だいぶ昔のル・マン24時間レースの映像。ターボエンジンのポルシェGT1と、自然吸気のマクラーレンF1の抜きつ抜かれつのバトルシーンだ。 トルクが厚く中間加速と最高速度で優位のポルシェがストレートエンドで前に出るが、コーナーの立ち上がり加速ではターボラグで加速が鈍り、自然吸気のマク...
Autosport誌9月号には、創刊60周年の大特集の第1弾としてモータースポーツ革新技術[F1編]が掲載されている。 モータースポーツ、特にF1はやはりヨーロッパのものだということを改めて認識した。日本発のイノベーションは事実上、第2期ホンダがはじめたテレメトリーぐらいだ。 ...
Steve Coleman & Five Elements "Pad Thai" encore Teatro Alfieri - Torino,...
暑い夏には、ジャズがいい(個人的には)。特に少々前衛的なのがいい。夏のほうがのめり込める。シーン・リックマンの切れがいいドラムも最高!
American Magic's AC75 'Patriot' An America's Cup designer's analysis ...
テストと練習が進むアメリカスカップの各チーム艇の中でも、ひときわ美しいフォルムをもったアメリカ艇。この薄い艇体のエアロフォルムを実現するために思い切った方法を採っている。セイルのコントロール等のための油圧を生み出すサイクラーを、リカンベントのように寝そべった体勢で、しかも後ろ向き...
フォーミュラ1でお馴染みの場所~【辻啓の現地レポート】ツール・ド・フランス 第21ステージ|Cycle*2024 #tour
いつもならパリのシャンゼリゼ通りでフィニッシュとなるツール・ド・フランス最終日だが、今年に限ってはオリンピックの日程が迫っている関係で、南仏ニースがゴールの個人タイムトライアルで最終ステージとなった。 この最終ステージのスタート地点は、フォーミュラ1で毎度お馴染みのモナコ。スター...
オーストロネシア語族のルーツ~Austronesian Language Introduction - Saisiyat Tribe - Taiwan
Newsweek日本版の記事(「日本人が知らない世界のニュース50」の中の31)によると、環太平洋に広がるオーストロネシア語族のルーツが台湾原住民族に行き着くという見方が、ますます有力になっているという。 台湾原住民族を祖系とするニュージーランドのマオリ族と台湾・台東のアミ族の交...
INEOS America's Cup Yacht Reveal
アメリカスカップについて、詳しい技術的分析をしているのは、このyoutubeチャンネルぐらいかもしれない。昨日指摘したイギリス艇(INEOS Britannia)のフォイリングによるピッチング方向の角度の変化、それに関連してクルーのピットの位置、ラダーの位置、独特なシェイプについ...
バルセロナの海で練習走行~37th America's cup - July 2 Trainings
バルセロナの海で練習を繰り返すアメリカスカップの各チーム艇。 さざ波の立つ海面でもフォイル(水中翼)で艇体を浮かせて安定して走行する技術力は高い。特に注目したいのはイギリスのチーム・イネオスの艇だ。詳細は不明だが、この艇は静止状態とフォイルで浮いた状態のピッチング方向(縦方向)の...
連日の50℃超 激しい熱波 リゾート地に迫る炎… 沸騰する地球 止まらぬ気温上昇【スーパーJチャンネル】(2024年7月9日)
日本のみならず、世界中で異常な高温が続いている。しかもその傾向が年ごとにますます顕著になっている。熱中症どころか、火傷するレベルだ。
バルデ・コーナーで祝福を受けるロマン・バルデ~TOUR DE FRANCE 2024 - Dans la légende : Romain Bardet célébré en héros d...
ツール・ド・フランス第11ステージ終盤の山岳で、バルデ・コーナー "virage Bardet" と名づけられたコーナーに集まったファンに祝福を受けるロマン・バルデ。 多大な期待を受けながらツール・ド・フランスに挑み続け、2016年に総合2位、2017年に3位となった21世紀最高...
中央山塊バトル~【ハイライト】ツール・ド・フランス 第11ステージ|Cycle*2024 #cycle #tour
予測が見事にはずれた。 最初にアタックしたのはポガチャル。いつでも積極的だ。ヴィンゲゴーは、最初は着いていけないかとも見えたが、しっかり着いて行って、最後は勝った! 今シーズン序盤に大けがをして走れない数ヵ月、周囲の支えがあってここまできたと、インタビューで感極まって涙するシーン...
レムコ・エヴェネプールにはチャンス?~Tour de France 2024 Stage 11 Preview: A Massif Central Battle
第1週のアルプスの山場を終えて、次の山場のピレネー山脈に向かう途中のツール・ド・フランス今日の第11ステージは、中央山塊と呼ばれる山地を通るステージだ。アルプスやピレネーの長く続く上りはないが、短い急傾斜が連続する侮りがたいコース。 タディ・ポガチャルがマイヨジョーヌをキープして...
【America’s Cup】 エピソード10:スイスチーム、アリンギ・レッドブルレーシングの戦略
風下側の海面にフォイル(水中翼)のついた片足をつっこんで、バランスを保ちながらマストを直立させて高速で走るAC75艇で戦うレース、アメリカスカップが、今回は波が荒いスペインのバルセロナで開催される。 前回は穏やかなニュージーランドのオークランドでのレースだっただけに、過去の経験豊...
幕末の危機意識の中でつくられた萩反射炉(世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」)
日本海の向こうは朝鮮半島、すぐそこに異国がある。その緊張感が近代化への意識につながった。 長州藩の改革派の先駆となった村田清風も海防論者だった。 吉田松陰も巡検したという北長門の海 危機意識の高まりから、 恵美須ヶ鼻造船所 と同時期につくられた反射炉が近くにある。 実際にスクー...
マーク・カヴェンディッシュ、ツール35勝の大記録~【ハイライト】ツール・ド・フランス 第5ステージ|Cycle*2024 #cycle #tour
毎日のように歴史がつくられている今年のツール。 マーク・カヴェンディッシュがエディ・メルクスの記録を超えるツール・ド・フランス通算ステージ35勝目を飾った。 これまでの34勝をまとめた動画がこちら。 良い感じのポジションで放たれれば誰もよせつけない、最強の勝ちっぷりだ!
恵比寿ヶ鼻造船所(世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」)
司馬遼太郎の小説「世に棲む日々」には、高杉晋作が「船乗りになる」と言いだして、長州藩がつくった軍艦教授所に入ることを志願したというくだりがある。 ペリー来航に衝撃を受けた江戸幕府は、海防強化のために諸藩に対して禁止していた大船の建造を解禁し、長州藩が桂小五郎の尽力によって洋式船...
歴史的勝利!~【ハイライト】ツール・ド・フランス 第3ステージ|Cycle*2024 #cycle #tour
第1,第2ステージとハードなステージが続いたためか、逃げが発生せずに集団のまま進行する展開となった第3ステージ。 今年のツール・ド・フランスはすごい。 第1ステージ,第2ステージ続けてフランス人がステージ優勝、そしてこの第3ステージはビニヤム・ギルマイがアフリカ人選手として史上初...
ロマン・バルデのマイヨジョーヌ~Extended Highlights - Stage 2 - Tour de France 2024
ツール2日目、ロマン・バルデがついにマイヨジョーヌで走った日。 この日のステージは、F-1グランプリも開催されるイモラのサーキットがコースに含まれていた。ハイライト映像にはないが、ここで1994年に亡くなったアイルトン・セナのモニュメントもTiz-Cycling の中継映像には登...
「ブログリーダー」を活用して、msmilesさんをフォローしませんか?
だいぶ昔のル・マン24時間レースの映像。ターボエンジンのポルシェGT1と、自然吸気のマクラーレンF1の抜きつ抜かれつのバトルシーンだ。 トルクが厚く中間加速と最高速度で優位のポルシェがストレートエンドで前に出るが、コーナーの立ち上がり加速ではターボラグで加速が鈍り、自然吸気のマク...
今年のパイクス・ピーク・ヒルクライムは、ヨーロッパのヒルクライム選手権で数多くの勝利を手にしているイタリア人のレジェンド、Simone Faggioliが優勝したようだ。 高高度の大気が薄い領域までのぼるこのレースでは、近年は電気自動車の活躍ばかりが目立ってきているが、今年は内燃...
もう一つのツール・ド・フランス前哨戦、ツール・ド・スイス、ポルトガル人のジョアン・アルメイダが山岳タイムトライアルで勝利、総合でも大逆転で総合優勝!ポテンシャルのある選手だと思っていたが、今年は当たり年かな。もうすぐ始まるツール・ド・フランスでも活躍が期待される。
ツール・ド・フランス前哨戦、クリテリウム・デュ・ドーフィネ最終ステージ。 ロマン・バルデの最終ラン、選手全員の祝福を受けて、ステージがスタート。 そして序盤はマチュー・ファンデルプールの単独逃げ。序盤で飛び出すのはあまり見たことがない印象だ。 タディ・ポガチャルが優勝、しかしヨナ...
霧島神宮参拝。梅雨入りして間もない日、雨の中でも参拝者は絶えない。 建物の向こうに見える木は、樹齢どれぐらいなのだろうか。相当古そうだが、霧島神宮の悠久の歴史に比べるとまだ新しいと言えるのだろう。 霧島神宮と大自然の壮大な歴史。
ルマン24時間レース、今年は今週末に行われるが、これは1978年のレアな映像。 この年優勝したアルピーヌルノーA442にしても、ポルシェ936、あるいは"モビー・ディック"と呼ばれたポルシェ935のルマン用スペシャルマシンにしても、異様に長いテールが特徴的だ。 これは、このレース...
フランス人クライマー、ロマン・バルデにとって現役最後のレースとなる今回のクリテリウム・デュ・ドーフィネ、第2ステージの4級山岳にむけてアタック。動画の1分あたりから。 ピュアクライマーとして最後の華を飾るべく、山岳賞獲得、あるいは山岳が続く後半のステージでステージ優勝獲得できるか...
古来、令制国それぞれに、最も社格が高いとされる神社が一宮として定められている。山口県は長門国と周防国になるが、そのうち長門国の一宮は、下関の住吉神社だ。 奥の本殿は大内弘世、手前の拝殿は毛利元就の寄進になるという。 こちらは大阪にある住吉大社についての解説。 この住吉大社にも、下...
ツール・ド・フランス前哨戦のクリテリウム・デュ・ドーフィネ、ステージ1から大変なステージになった。 アップダウンが多いといってもせいぜい4級山岳、最後は登れるスプリンターが勝つと予想されていたようなステージで、ツールの総合勢ツートップのタディ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴー、さ...
おそろしく難曲であろうと思われるこの曲を、一分の隙もなく演奏するブランフォード・マルサリスの能力が凄いことは間違いないだろうが、その裏にはピアノのハービー・ハンコックの恐ろしいほどの構築能力がある。バッキングにまわっても圧倒的な存在感があるピアノはハンコックならでは。ピアノソロは...
「水の都」三島はいつ訪れても魅力的だ。 以前書いたように、街のあちこちで湧水が見られる。 コバルトブルーの富士山の恵み~柿田川湧水群 源兵衛川~復活した富士山からの湧水 楽寿園の受付時間も過ぎて、木々がライトアップされている。 そんな時間でも湧水の澄みきった水面と緑に癒される。
サイモン・イェーツの大逆転劇で今年のジロ総合優勝は決まった。大会を通して総合上位にいながら目立った動きをしていなかったサイモン・イェーツが最後の最後で満を持してのアタック。これが21日間のドラマ、グラン・ツールの醍醐味だ。 長めのハイライト動画 動画の1:00あたり、序盤のリラッ...
ジロ最後の山岳2連戦。 イサーク・デルトロ強い!今日もカラパスに対してリードをボーナスタイム分わずかに広げたが、まだ分からないタイム差だ。
熱戦が続くジロ第17ステージ。 自身最後のグランツールとなるロマン・バルデが果敢なアタックで終盤単独で逃げたが、最後はイサーク・デルトロに逆転され、ステージ優勝を逃した。しかし、今回好調のリチャル・カラパスにも追いつかれながら、スプリント力のあるカラパスを再び追い抜いての2位は立...
絶対面白くなりそうな山岳づくし+山頂ゴールのステージ。 序盤はライブで見れなかったんだけど、雨だったんですね。 総合トップの新星イサーク・デルトロに対して、ベテランのクライマー達、サイモン・イェーツ、そして今回好調のリチャル・カラパスがアタック。これで総合争いが分からなくなってき...
インディ500マイル決勝。気温が低いことでグリップを失うドライバーが続出、序盤はトラブルが頻発する波乱の展開となった。 最後はアレックス・パロウが優勝。日本のスーパーフォーミュラでも活躍したアレックス・パロウ。インディカーシリーズでは何度もドライバーズタイトルを獲得しているが、オ...
ランド・ノリスのポールラップは圧巻。コースレコード更新の凄い走りだ。モナコGPは予選が最高に面白い。決勝は?今年はピットストップ2回義務付けになったようだから、少しは動きのあるレースになるかな?
クロアチアの観光地スクラディンで行われるヒルクライムレース。 美しい景色の峠道をいろんな種類のマシンで登っていくこのヒルクライムレースは、実はモータースポーツの中でも最も歴史のある競技で、今でもFIAが主催する選手権となっている。 過激な改造車から単座のレーシングカーまで様々な種...
東京オリンピックのロードで金メダルをとったリチャル・カラパスの見事なアタック。 完全な山頂ゴールでなく、ゴール直前にちょっと下りがあるようなレイアウトだったが、クライマーながらスプリント力もけっこうあるカラパスに、他のクライマー勢は追いつくことができなかった。
雑誌「driver」7月号の特集記事は、「エンジン終了」だなんて誰が言った! ガソリンエンジンの圧縮着火というマツダの画期的な技術 だったスカイアクティブXが生産中止になったというニュースが以前流れ、本当にがっかりしていたのだが、この中の記事によると、スカイアクティブXの圧縮着...
世界三大レースの一つに数えられるF-1モナコGPは、現代のF-1マシンには小さすぎるサーキットで事実上これレースになってるの?と思わざるを得ないような展開になることも多いが、この1962年の美しい映像を見ると優雅だ。 この時代のように、エンジンは1500cc自然吸気、ハイブリッド...
高杉晋作は理念よりも行動の人だった。この下関市長府の功山寺で挙兵するに至るまでの彼の行動は目まぐるしい。藩に罰せられたり、一転してイギリス、フランス、アメリカ、オランダの4か国と交渉にあたる藩の全権大使に任じられたり、こんな働きができたのは、一つには彼の家が元々長州藩内での家柄...
山陽小野田市の江汐公園、あじさいが八分咲き。昨日はあじさい祭りをやっていたようです。
さて、京都への捨て身の進発を行った来嶋又兵衛ら長州軍は大敗北を喫し、さらに同時期に、英、米、仏、蘭の4カ国が攻めてくるという長州藩にとっては未曾有の危機に瀕した。藩の実権は保守派であるいわゆる「俗論派」が掌握し、尊王攘夷を旨とするいわゆる「正義派」は弾圧され、奇兵隊をはじめ諸隊も...
幕末期にあって尊王攘夷の先駆となり攘夷の実行、急進派の公家を通じて朝廷にも影響力を行使していた長州藩だが、公武合体派である会津藩と薩摩藩らの主導による八月十八日の政変によって突如、朝廷から排除されてしまった。それに対して武力を背景に長州の無実を訴えるため、京都に進発した中心人物...
ツール・ド・フランスの前哨戦の一つ、ツール・ド・スイスは第4ステージに入った。アルプスの難所として知られるゴッタルド峠を登る山岳ステージ。 この ゴッタルド峠 は、立花隆氏の「臨死体験(上)」 で紹介された実例の一つの舞台であることを思い出した。 アルプスをイタリアに抜けるゴッタ...
完全なウェットコンディションでスタートし、雨が上がってサーキットが部分的に乾いていく難しいコンディション。しかも、レッドブルの絶対的優位が怪しくなりつつある中で、面白いレースになった。 こういうレースをみると、レッドブルのマシンが速かったのは事実としても、フェルスタッペンのドライ...
雑誌「ジャズ批評」5月号は、ジャズの音を確立したとも言われるレコーディング・エンジニアのルディ・ヴァン・ゲルダー生誕100周年の特集。 誌面を開いてみると、彼が手掛けた膨大な数のアルバムのジャケット写真がならぶ。確かに自分も学生時代から聴きなじんだジャズ音源の大半が含まれている...
少し前に車を運転しながら聴いていたクロスFMでかかっていて、印象に残った。 長崎の民謡なんだけど、新しさを感じる。いろんな音楽が聴こえてきて、特に後半は大きく世界が広がる感じ。
この人のつくる音楽と歌声は、不思議な安らぎと自由さを感じる。魅力的な音楽だ。
シャーデーの音楽の中ではこの曲がいちばん心に響いた。 静かなサウンド、歌詞も味わい深い。無駄な音も、無駄なことばも一つもない。とてもシンプルで洗練された一曲だ。
ザッケローニ監督が日本代表の監督を務めていたのは2010年から2014年までの4年間。もう10年前のことだから、一昔前と言ってもいいのかも知れない。しかし、その一昔の間に、彼が感じていた「日本人の良さ」は急速に色あせて来ているように思えてしまう。
「CG NEO CLASSIC Designed by ベルトーネ」が楽天マガジンで読める。 表紙のフォトがランチア・ストラトスのセンターピラー部分。ラリーで勝つことだけを至上命題として設計されたマシンの機能美がこういったディテールにまで感じられる。 ベルトーネは、カロッツェリア...
Sean Rickmanだが、マルチミュージシャンのミシェル・ンデゲオチェロとも共演していた。 ミディアムテンポでのグルーヴ感はンデゲオチェロのベースとの相性も良く、スローテンポでの表現力も最高!
こちらは、ハービー・ハンコック、マーカス・ミラー、ウェイン・ショーターとの演奏。 みんなリラックスして、楽しそうな演奏だ。
ジャズ以外にも即興性に重きをおいた音楽はあるんだろうけれど、ジャズほど直接的に感性に響く即興芸術は他にないんじゃないかと思う。それはどこから来ているかというと、リズムだろう。1960年代のマイルスコンボにはトニー・ウィリアムズがいたが、スティーブ・コールマン・ファイブ・エレメンツ...
カリフォルニア・バークレー出身のピアニスト、ロドニー・フランクリン。 ジャズ、フュージョンからAOR等、幅広いジャンルで活躍しているピアニストのようだが、これはジャズテイストの強いナンバーだ。
奇兵隊をはじめとする長州諸隊は、高杉晋作にひきずられるように保守的な藩政府軍との戦いに突入した。両者の本格的な戦いは、大田・絵堂戦役から始まった。 藩政府軍の撰鋒隊は40余名の戦死者を出した。戦の後、諸隊は敵の戦死者の「合葬之墓」を建てたという記録がある。しかし、維新後にまとめ...
高杉晋作がつくった奇兵隊をはじめとする長州藩の諸隊は、藩内の政争に勝って討幕への動きの大きな起点となったが、そこには武士以外の庶民階級も多数参加している。長州藩の尊王攘夷活動には民衆ぐるみの高揚感があったということはいえるのだろう。その一方で民衆の側、上士の側双方に多大な犠牲も...
サックス奏者のデビッド・サンボーンが5月12日に亡くなったという。私がデビッド・サンボーンを初めて聴いたのは、マイルス・デイビスのバンドで活躍したギタリスト、マイク・スターンの初リーダーアルバム「ファット・タイム」だった。このアルバム、実はかなりレアな作品になっていると知って驚い...