花より男子二次小説、類つくです。 類とつくしの恋物語。 悲哀、ほのぼの、でも最後はハピエンで!
縁(えにし)& 命短し恋せよ乙女を投稿中です。
あきらsideのお話2 日本食と言われて、知ってる人間に遇うのが嫌で 俺は目黒の住宅地にある隠れ家的和食の店を予約した。 ここは、こじんまりした3つの個室しかない 自宅を改装して作った店は、一流の建築家にデザインして貰ったらしい。 ここの女...
あきらsideのお話 「あきらくん〜ねぇ、桜子さんったらいつも邸に居ないみたいだけど 何をしているの?子供も生まれたんだし少しは落ち着いて貰わないとね?」 「母さん、桜子にも桜子で色々付き合いもあるし・・少しは自由にさせてくれないかな? そ...
司sideのお話4 あすかに対して、愛があったのかどうかと聞かれたら 正直分からない。ただ、泣きじゃくるあすかを一人にして帰る事が出来なかった。 男と女なんて、ちょっとした切欠さえあれば男女の関係になる事など 容易い事だ。 最初は抱きしめる...
司sideのお話3 滋が突然会社にやって来たのは、何か女の勘が働いたのかも知れない。 今まで食事だって、逞が生まれてからは外食より邸で取る事が多かったのに 何故、連絡もせずに会社に来たのだろうか? そんな事が頭をよぎったが、司の頭の中はあす...
司sideのお話2 冷たい雨に濡れたせいか、あすかがくしゃみした。 「くっしゅん・・」 「大丈夫か?」 「へへっ、ちょっと寒いかも・・。」 「ほら、これ肩に掛けろ。」 司は自分のコートをあすかに手渡す。 「ありがとう。」 つくしによく似た大...
司sideのお話 NY道明寺ホールディングスの最上階の部屋から 司は煙草を煙らせながら、階下を見下ろしていた。 雨が降っている。冷たい氷雨のような雨である。 「本日の仕事は終わりましたが、車を回しましょうか?」 秘書の野坂が言った言葉に司は...
総二郎sideのお話。 「総二郎様、今日は宜しくお願いしますね?」 「あゝ・・・」 「まあ、気の無いお返事ですわね? 総二郎様がそんな風ですと、私・・おじい様に西門の支援をお願い出来ませんわ。」 「真理子さん・・それは困る。」 「左様ですわ...
「類、男の人はどうして浮気をするの?」 「・・それは、男に限らないんじゃない? 女の人だって・・結婚していても浮気する人はいるでしょう?」 「そうかもしれないけど・・でもF4は・・いいえ・・ 道明寺や美作さん・・それに西門さんは‥何を考えて...
つくしが優紀と祐一郎を花沢の邸に連れて行く車の中で 「優紀、大丈夫?」 「つくし・・。」 「何も言わなくていいよ・・辛いでしょう? 総二郎さんには、今回ばかりは大いに反省して貰わないとね?」 「私も悪いのかも知れない・・慣れない西門の仕来り...
総二郎の浮気を知った、つくしの行動は早かった。 翌日には総二郎の両親に連絡を入れて逢いに行き 総二郎と優紀の事を勝手に決めて来たのだ。 総二郎の両親も、つくしの言い分があまりにも的を得ていて 何も言えずに、つくしに一任した。 俺が邸に戻った...
世の中悪い事は出来ない、どんなに慎重に事を運んだとしても 世間は、人のゴショップには殊の外目が無いようだ。 総二郎も慎重に、浮気を繰り返していたんだろうが・・・ それが世間にばれるのは、あっという間で 日本中でその噂が持ちきりになる。 いや...
あの頃、つくしがりんを産んでから俺達は頻繁に愛し合った。 時間が許す限り、毎晩のように。 仕事や育児に追われて忙しい時期にも関わらず 俺もつくしも貪欲にお互いを求め合った。 何がそうさせるのか、俺はつくしを誰にも取られたく無くて必死だった。...
遣り過ぎたかな・・・。 疲れ切ってベッドで眠るつくしの姿は可哀想なくらいに 精魂尽き果てた顔をしている。 あれから、お風呂に入ってから大変だった。 鏡で自分の姿を見たつくしが大騒ぎをしだして・・・。 「ぎゃあああっ、類ちょっとどうしてくれる...
何度も何度も激しくお互いを求め合った・・・。 その結果・・・。 「もう、類ったら知らない・・。」 「臍曲げないでよ・・つくしだってその気だったじゃん?」 「だけど・・着物はさ自分でどうにか着れるけど この頭はどうするのよ?」 つくしの長い髪...
西門からの祝いの席から、俺とつくしはそのままホテルで 夕食を済ませて帰る事にした。 「類、りん大丈夫かな?」 「大丈夫だよ、はな枝に任せておけば今日は遅くなるって伝えて置いたし。」 「そうだね、久しぶりだものね?何をご馳走してくれるの?」 ...
司はあきらと総二郎に呼び出された。 「何だ?あきら、総二郎。」 「司、何故挨拶なしで帰ったんだ?」 「あゝ・・悪かったな。」 「司、今日のお前変だぞ?」 「あきら、俺の何処が変だって?」 「何をイライラしている?お前、滋とは上手くいってるん...
西門流の跡取りのお披露目のお茶会には 政界や財界からの客人も多く来ていた。 女性の殆どが着物姿で、誰が誰だか分からなくなりそうだが つくしだけは直ぐに分かった。 薄い黄色の色留め袖には、めでたい鶴の刺繍が施されて 季節の花々が描かれている。...
西門流から長男祐一郎のお披露目をすると案内が来たのは それから3カ月経った頃。 俺とつくしも呼ばれたのでつくしは着物を着て俺と一緒に出かけた。 珍しく司もNYから妻の滋を連れて来ていた。 あきらは妻の桜子を連れて、久しぶりにF4が揃った。 ...
りんの1歳の誕生日の3日後 つくしの元に、親友の優紀から電話が掛かって来た。 「つくし?」 「久しぶり優紀なの、赤ちゃんどうなった?」 「3日前に無事に産まれたわ。りんちゃんと誕生日が同じよ、男の子よ。」 「まあ、おめでとう。優紀良かったわ...
つくしがりんを産み、りんの1歳の誕生日が過ぎたころだった。 久我雅がつくしに逢いたいと言って来た。 場所は、花沢物産に近いホテルのレストラン 花沢物産に近いホテルを選んだのは、一応久我雅の心遣いなのだろうか。 信じ難いが、つくしは雅が変わっ...
りんが産まれてから、幸せな時間はあっという間に過ぎて行く。 お互いが仕事を持ちながらの 育児との両立は難しい面もあったが、周囲の理解と協力があり どうにか過ごして来れていた。 りんが言葉を喋るようになると、育児の楽しさも倍に膨らんだ。 りん...
男にはよく分からないが、卒乳というのは案外大変な事らしい。 赤ちゃんというのは、ママのおっぱいが大好きらしい。 だから、急に取り上げられるとぐずり出す。 離乳食が完了して幼児食に移行する1歳半が目安というが これに決まりはない。 その子、そ...
つくしは出産から1週間後に無事に退院した。 子供の名前をどうするか、悩んで悩んで沢山の候補の中から 音の響きが好きだと、俺とつくしの意見が一致して「りん」と名付ける事になった。 漢字も色々考えたけど、平仮名にしたのはつくしが平仮名だったから...
つくしが産気づいたと、つくしの上司の高野から連絡を受けたのは大事な取締役の会議中だった。 席を外す訳にも行かずに、俺は焦っていた。 やっと会議が終わると、俺は逸る気持ちで病院に急いだ。 「花沢です、妻は?」 「奥様はこちらです。」 案内され...
つくしが安定期に入った頃には、花沢邸のリフォームも終わり 俺達は漸くホテル暮らしから抜け出した。 そして、つくしは医師の許可を貰い仕事を始めた。 インハウスローヤー(組織内弁護士)として働く事を決めたのだ。 花沢でつくしを弁護士の1人として...
初めての妊娠その初期は大事な時期だからと 俺に言われて、つくしは素直に外出には必ず花沢の車を使うようになった。 その上、籍に入れたからと花沢の邸で新婚生活をおくる事になり 急遽、俺の部屋だけだと手狭だし 子供の部屋も必要だからと隣の部屋を改...
あの喧嘩が良かったのか悪かったのか、 つくしと俺はお互いの気持ちをぶつける事が多くなった。 そして、何度も話し合い結局横浜ではなく花沢の会社の近くの花沢家が懇意にしている 事務所でつくしは研修を行う事になった。 つくしが、1年間の研修を終え...
つくしの言葉に類は軽いショックを受ける。 実を言うと、類はつくしが法学部を受けたのは 弁護士や検察官、裁判官等になりたいのではなく ただ、法律を学びたいだけだと思っていた。 何故なら、司法試験の難しさも知っていたし、何よりも 花沢でインター...
つくしが国立大で法学部に入ったのは、法曹関係に進みたいと思ったからだ。 大学院まで進む時間やお金を考えたが、金銭面が難しい 司法試験の受験資格を取る為に、寝る間を惜しんで勉強をして 大学在学中に司法試験予備試験を一発合格した。 この快挙に一...
結局、お得感満載の俺の申し出をつくしは断らなかった。 俺は心の中で「やった!」と叫んだ。 つくしは、春休みや夏休み冬休みは勿論、 大学の試験休みなどの時は花沢にインターンシップとして 働きに来ていた。 最初は人事、そして営業、受付、秘書課、...
類視点の回想になります。 終わりと始まり155の続きになります。 つくしと漸く恋人同士となり、幸せな日々が続いていた。 まだ、つくしには婚約指輪を渡せていない。 「ねぇ、つくし大学に行って、その上バイトする気なの?」 「あゝ・・うん。英徳じ...
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