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  • 小説 死神 第二章 原因は

    第二章原因は言葉が出なかった。いきなり「私は死神です」と言われて、「そうでしたかご苦労様」と言える度量など持ち合わせていないこともあるが、「何を馬鹿なことを」という感覚が脳裏を飛び交っていた。「想定の範囲外と言う顔してるな。理解できないのは無理からぬことだが、つまりあれよ、お前さんが今置かれている立場ってのはそういうことよ。」管理官と呼ばれる老人が言うことが全然解釈できない。したくない。ヤヤちゃんと呼ばれる女性がさらに事務的にたたみかけてくる。「お宅様はまだお亡くなりになってはいませんが、不慮の事故で瀕死の状態になっているというのが現状でございまして、そこんところ、ご理解いただけますか?で、ですね、お宅様の意識だけが今ここにいらっしゃるわけでございましてね。」「ちょ、ちょっと待ってください。じゃぁ、私は死ぬんで...小説死神第二章原因は

  • 途中ではございますが

    皆様の暇つぶしにと連載が始まったばかりの「死神」ですが、いろいろ反響がございました。もう少し早いペースで出せないかというご意見が多く、一年は何とかもつなと書き溜めして余裕かっくれていたのですが、一年後はどうなっているかわからないので、五日に一度くらいのペースでUPしていこうかと計画変更することにしました。5・10・15・20・25・30日に一章ずつ発表していこうかと思っております。そんなわけで、第二章は30日に掲載します。途中ではございますが

  • 小説 死神 第一章

    第一章死神私が彼とはじめて会話を交わしたのは夏も終わろうとしているころだった。私がこの町に引っ越してきたのはちょうど一年ほど前。バス停へと通じる古い住宅地の橋のたもとに街路樹の柳があり、いつも彼はその根元に置かれた木製の椅子の上に腰かけて、日がな一日中通りを歩く人をぼぉ~っとを眺めているようだった。誰が置いたのか?雨ざらしの木製の椅子が二つあり、その真ん中には杉の丸太を切っただけのテーブルのような台があり、そこで将棋でも指していればそれはそれで風情があるのだろうが、そこに誰かが座っている光景など、彼以外は見かけることはなかった。私より多少年上と思われる風体だが、隠居と呼ぶにはいささか若すぎる。かく言う私も「働き方改革」とやらで「再雇用」の「派遣先」を「外国人労働者」に奪われてしまった、皮肉に言えば時代のトレンド...小説死神第一章

  • 始めに読んでいただきたいあとがき

    昨年あたりから、暇のある時に遺書のつもりで死生観をつづった小説を書き出しておりましたが、この春のコロナ自粛騒動の中、娯楽になってもらえればとまた書き始めていた習作を、毎週一章ずつこのブログで小出しにしていこうかと思います。縦書きと横書き。これがブログ発表での足かせとなっておりましたが、文字はテキストとして読んでいただければと思って、読まれた方々のイメージになればそれもまたよかろうと思いました。この物語で湧いたイメージなどイラストや写真などございましたら送っていただけると、小説に入れて楽しめるのではなかろうかとも思いますし、朗読で動画サイトなどにアップしてみるのも面白かろうと思います。そんな道具になれば、よかろうと思い、毎週日曜に一章ずつ掲載して以降かと思っている次第でございます。始めに読んでいただきたいあとがき

  • ありがとうございました

    いよいよこのブログも最終回となりました。取り立てて書くようなことはないのですが、18年ブログ書き続けてきて、その前はコラム書いていたんですけどね。ものの見方を語り目線で見られるようになったのが私自身の変化かな?と思います。インプットするばかりでアウトプットする機会がなかったのを、ネットという世界が広げてくれたようにも思えますが、おなか周りに蓄えた知識もこのところ随分細くくなってしまいましたので、ブログってのはダイエット効果があるのかもしれませんや。智に働けば角が立つ情に竿さしゃ流される意地を通せば窮屈だとかくこの世は住みにくい。夏目漱石ではありませんが、ネットの世界も同じなんでしょうね。草枕を書いたころは人生ゆったりと生きようと思った夏目漱石もその後は執筆中に胃潰瘍で吐血。闘病しながら明暗を書いている途中でなく...ありがとうございました

  • 美しい日本?

    自民党総裁選。圧倒的に菅さんだったようですね。次の話題はいつ解散かな?それより給付金アゲインですよ。マスコミ一押しだった石破さんねぇ。ああいう人ってどこにもいるんですよね。何か決めごとをする会議や行事などに出てきて、顔出してくれるのはありがたいのですけどね。余計なことを言ってことを進ませなくする人。そのくせ対案はない。有難迷惑なんですけどね。そういった性質がマスコミと迎合するのかな?私利私欲や利害関係があって物申すのならまだわかるんです。なんだか自分の存在を示したいがために物申すってのはなかなか厄介でね。軸がないからぐるりと回って論理破綻していても気にならない。「果たして、それでいいのでしょうか?」ならば、どうすりゃいいんだ?「それをみんなで考えましょう。」それじゃ、間に合わないんだって。官邸主導ってのもわかり...美しい日本?

  • 屏風絵

    すっかりと秋らしい涼しさで、体調もそこそこ。お彼岸前のお墓の草刈りをいくつか頼まれていたので、まだ涼しい朝のうちにやってきました。この秋は台風の時は別でしたが、総じて風が少ない感じがしてます。それは夏から引き続いている感じなのですが、空気が動いていないなぁと感じました。昼頃に茶屋に行くと近所の人たちが集まっていてお彼岸の話題になっていましたが、都会に出た家族が帰ってくるのは嬉しいけど、それもは怖いよなぁ。なんて、話題が出てました。午後、お寺に行ってきました。大本山の屏風にする仏画を製作中で、見せていただきました。本物をまねすると本物になるにせものをまねするとにせものになる本物を見抜く智慧が重要ですね。大阪なおみ選手が二度目の全米選手権制覇したようで、まずはおめでとうございます。テニスの大会やってたことさえ知らな...屏風絵

  • 土砂災害

    ここしばらく顔を見なかった近所に住む従妹の夫。東京に住む娘のところに出かける用があるとか言ってたので、まさかコロナに?と、思ったら無事に戻ってきていたようです。部屋の模様替えで大きな洋服ダンスを移動するのに父親を呼んだのだそうで、そういうのはカレシをたぶらかして運ばせればいい!と思いつつも、お江戸の様子も見たくて出かけたそうです。妙に人の数が減って静かに感じたそうです。帰国後、コロナとは全然違う病が見つかって、病院に行ったら即刻入院。改造手術だったそうです。出張と称する極秘入院していたのだそうです。いぼ痔が悪化して座っていることもままならなくなり、病院に行ったら、いぼ痔の中にたまっている膿の細菌が血管に入ると大事に至ると、即、入院して、4-5日様子を見てから改造手術をしたそうです。昨年私が膝の関節炎の時に薬局が...土砂災害

  • 第三の波

    コロナ自粛中の中、東京もGo-toに加わるのだとか。なんだかわかんねぇけど良かったんじゃねぇかい?って喜んでいるのは疫病神だったりして。このところ新規感染者が減ってますもんね。第一波より第二波の方が軽いという風潮が出ていますが、七月末ごろ死者数が1000人超えたら瞬く間に1400人台に入っているようです。それでも世界的に見れば格段に低いけど感染者数が増えたのは活動的な若い人たちの間で増えたこと、死者数が多いのは高齢者。というのが内訳なんでしょうが、この春より深刻な事態になっているんじゃなかろうか?騒がれないのは慣れてきただけ。第三波は第二波よりは小さな山になると言うのが、スペイン風邪の時代でしたが、どうなるんでしょうね?第三波と言えば80年代にアルビントフラーの「第三の波」という本が出版されて、ずいぶん影響を受...第三の波

  • ラニーニャ

    昨夜の大雨の被害。この界隈ではちょっとした土砂崩れがありましたが、たいした被害ではなかったものの、3-4㎞上流では国道に土砂崩れで、その場所が唯一の通行路だったため陸の孤島化しましたが、昼過ぎには片側通行できるようになりました。そこから数百メートル川の上流ではキャンプ場に行く道が土砂崩れ、キャンプしていた人たちが孤立化してましたが、それも昼過ぎには脱出できました。私は昨夜の見回りで、水が吹きあがっていた側溝の整備。そのほとんどが側溝の蓋と大きな石が絡んでいたのですが、このところ夜な夜なイノシシが出てきてはあちこち掘り返すので、その土砂などが流れ混んでいたので、人災ならぬ猪災です。お昼に戻って来て皿うどんを作りました。太平洋上ではラニーニャが発生したようです。光あれば影があるではないけれど、海水温が高くなるエルニ...ラニーニャ

  • 豪雨

    昼間は猛暑でしたが夕方6時半ごろから大雨になりました。ちょうど温泉に行こうと出かけたところで雷が鳴りだして雨がポツポツしてきたので、今日はやめとこうかと家に戻ったのですが、バケツをひっくり返したような雨が延々と続き、電機は何回も停電する。こりゃぁ、風呂に行かなくてよかった。と、自宅の風呂沸かして入っていたのですが、雨が止むどころではなく、ダムの放水のサイレンはなるわ、消防団が召集されるわ、にわかに騒がしくなってきました。雨合羽着て水路の排水溝を点検に行ってきたのですが、とても吸いきれるような水の量ではない。国道は通行止めになったようで車も走っていない。避難警報も出ていないから大丈夫なんだろうけど、準備はしておくかな?と、家に戻ってずぶ濡れの服を洗濯機に放り込みもう一度風呂へ。とりあえず、先ほどの見回りで、老人世...豪雨

  • 待合室

    台風一過の強烈な猛暑の中、下界へ行ってきました。そろそろ涼しくなってくれればと期待しているのですが、身の危険を感じるような猛暑でした。検査のために病院に行ってきたのですが、コロナ騒動のおかげで待合室に人が少ない。これは早く終わるかも?早めに来て正解だった!と期待したのですが、どこから湧いてくるのか?予約した人が次々と現れて診察受けているので、期待したほど早くなかった。待合室のテレビでは義足をつけたモデルさんを特集しておりましたが、何事もなければ今頃パラリンピックをやっていた時期ですから、この猛暑を考えると延期になってよかったと思います。やるにしても時期の再考をしたほうが選手や観客の身の安全だと思います。USAではカリフォルニアで54度を記録したかと思えば、中部のコロラドでは豪雪になったとか。異常気象と言えばそん...待合室

  • 台風一過

    台風10号は日本から出ていったようですが、できる限りの対応をしていてもやはり犠牲者が出たり被害もあったようですね。今年はまだこれからも台風が出て来ることでしょうから、油断できませんね。太平洋の海面温度がまだ高いみたいなので、大型化するのかな?こちらも風はそこそこあったので、近くの田んぼを見に行ったら、倒伏もせず何とか生き延びていました。台風一過の猛暑も気になりますが、ニーハオウィルスがどうなることやら?風と共に去ってくれればいいのだけど。朝、ピザトーストにしようと野菜を切ったものの、何か忘れている。あ、チーズがなかった。サバの水煮の缶詰と大根の味噌汁の残り物に卵を入れて半熟に煮て朝食。最近、トーストとみそ汁の相性が妙にお気に入りです。台風だ、猛暑だと言ってるさなか、この雪国では早くも冬の心配をしています。昨年よ...台風一過

  • 台風かバッタか

    強烈な台風が九州方面を縦断しているようで、鹿児島市では25万人が避難とニュースでやっていました。こちらは雨が降ったり晴れたりで、それほど風もなかったのですが、茶屋でテレビのニュース画像を眺めてました。大型トラックが横転する画像が流れており、「こんな強風はお目にかかったことないよなぁ」と、コーヒー飲みながら近所の人たちと話していましたが、農村地帯なので「コメ、大丈夫かな?」と田んぼの心配が先に出ます。宮崎の米が出回っているから稲刈りもこちらよりは早いのでしょうが、確かに田んぼが気になります。携帯に、一昨年の冬にスキー場にバイトに来ていた五島列島出身の学生の番号があったので、電話してみました。電話に出てくれて私のことも憶えててくれて無事でしたが、就職して広島にいるのだとか。実家は全島避難で避難所に行ったようで、「大...台風かバッタか

  • ピザーラ

    台風、これから九州襲撃みたいで、できれば早々に通過して、半島でゆっくりしてくれるとありがたいのですが、この界隈は直撃はなさそうと言っても大雨に供えて水路の見回りをしてきました。昼頃まで茶屋で近所の老世帯の話を伺い、連絡網の確認などをしましたが、一軒、一人暮らしのおやじさんの連絡先が不明瞭。息子がこの秋に異動でどこか引っ越すような話をしていたので、引っ越し先を聞きに行ったら「俺もわかんねぇんだ。お彼岸の頃にこっちに来るって言ってたからそのうちわかるっぺ。お寺はよぉ・・・」家族の居場所はわからないけど、菩提寺はわかった。準備OK?見慣れないトラックが来てました。ピザの移動販売。ピザはよく作って食べるけど、ピザーラなんてこの十数年食べたことなかったんじゃなかろうか?店もなければ、一人ではなかなか食べに行けない。街に出...ピザーラ

  • 今日も熱中症

    台風10号は強烈な風を伴った風台風の様相が出てきましたが、その影響なのか蒸し暑い一日でした。晴れ間か雷雨か極端な天気、はっきりしすぎてこれもまた厄介です。やけに汗の出がよい一日で、仕事に行く前と昼に帰って来た時の体重差が-4.5kg。体調だっておかしくなるわけです。昼飯食べる気力もなく、水風呂に入って横になってましたが、気力と体力がかみ合わなくなってきてますな。体力も落ちたけど、気力も落ちてきたのか。って考えると案外そうなのかもしれないけど。横になりながら考えた。友人が「昔々あるところに」は聞くものを物語にいざなう枕詞で、この言葉が先に出て来ることで聞く人が物語に集中するようになるといわれたことを思い出し、「私昔ある男に・・・」で始まるおねえさんの体験談なんてジャンルができねぇかな?などとついつい余計な想像をし...今日も熱中症

  • 旧盆

    台風の影響なのか、奇妙な天候の一日でした。雨がドカンと降ったかと思うといきなり晴れて強い風が吹き、蒸し暑い気温のじめじめした空気。新潟県では40度を超える暑さになったとか。家の近くの道路に、強風で折れた山栗の枯れた枝が落ちて道路をふさいだので、チェーンソー持って玉切して道路わきに移動しましたが、片づけ終わったら雨がやんで晴れ空。洗濯物だけが増えた一日でした。折れた栗の枝を刻んでいるときに吾亦紅の花が目につきました。昔は今頃がお盆だったので、盆花としてお墓に供えたなぁ、なんてことを思い出しました。私が幼少のころはこの草の根が薬になるとかで、秋の終わりごろになると根っこを掘って天日干しし、冬の初めごろに行商人のような人がそれを買い集めに来てました。清肺湯なんて漢方薬に入っているみたいですね。そのころと比べると吾亦紅...旧盆

  • ツリガネニンジン

    朝起きて雨の様子を見ようと玄関のドアを開けたら、真ん前の芝が見事にほじくられていた。お盆明けに芝の肥料に堆肥を入れたので、ミミズ目当てにイノシシが来たのでしょうが、家の玄関の軒下をやるとは思わなかった。しかも昨夜は深夜1時過ぎまで起きていたので、そこから朝4時半の間の犯行だ。そういえば2時過ぎに外でカタン、と玄関付近に立てかけた置いたスコップが倒れる音がしたので、そのころ来ていたのだろう?「お前さん、黙ってみてたの?」私が外に出たものだから床下から自営業の猫がはい出してきて、ニャァ~と朝飯をねだった。まぁ、なんたって相手がでかいからな。気持ちはわからなくもない。海上保安庁。よくぞあの程度の装備でニーハオ偽装漁船と対峙しているな。と、改めて感心した。家の近くの草むらにツリガネニンジンの花が咲いてました。人参といっ...ツリガネニンジン

  • カニの話

    土方殺すにゃ刃物はいらぬ雨の三日も降ればいい。七七五七の都都逸の音数率ですな。なかなか粋でようござんす。朝から雨で作業はやらなかったのですが9月の天気を予測するには、どうやら雨が多くなりそうな気配なので、あまり余裕をかましてもいられません。猛烈な風を伴った台風9号は輝け半島縦断ツアーになりそうですが、今太平洋上で発達している熱帯低気圧が台風10号となれば、今度は西日本直撃になりそうな気配です。大雨が来る前に水路の水はけの妨げになる石や雑草を取り払っておきたいので、雨が小降りになった時に見回りに出ました。日曜にイノシシが泥を掘って水路を埋めた場所の泥の撤去をしたのですが、わずか一日で元に戻ってました。理由はこの水路にがなれる沢で、沢蟹が出るんです。それを食べにイノシシがやってきては掘り返すんですが、あんなもん生で...カニの話

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