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  • 2019春 放浪の旅 その18

    2019春放浪の旅その18山口県の道の駅「蛍街道西ノ市」で車中泊。夜中に寒さで目が覚めた。山の中だけに寒暖の差があるようだ。この道の駅にくる途中、面白い地名があった。「特牛」…読めますか?(最後に正しい読み)朝方から弱い雨が降っている(道の駅の写真も雨のため車内から)。予報も90%の雨、今日の予定を立てるのが難しいが、九州に向かうことに決めた。約60kmほど走り、着いたのは、世界文化遺産の「宗像大社」北九州は交通量があり、思うように走る事ができず3時間も要した。参拝者がこの建物に手を合わせているのを車の中で見ていて、正直がっかりしていた。雨も上がったので車の外に出てみると、建物の左側に鳥居が見えたのでほっとした。根が単純なので、急に元気になってきた。参道の奥に神門が見える。先に見えるのは、重要文化財の拝殿「宗像...2019春放浪の旅その18

  • 2019春 放浪の旅 その17

    2019春放浪の旅その17山口県長門市仙崎にある道の駅「センザキッチン」はオープンしてまだ日は浅い。昨夕、ある男性から「会うのは、ここで3回目ですね」と声を掛けられた。顔を見ても見覚えがないので、おかしいなと思ったが車を見て納得した。確かに室蘭ナンバー同じ車を見ている。3度同じ道の駅で一緒になるというのも、珍しい……実は道の駅になる前に、ここへは来たことがある。山口県に住む学生時代の朋友に連れてきてもらい、この観光船で「青海島」を案内してもらったのだ。港の反対側には海上保安庁巡視船「おうみ」が停泊していた。今日の最初は「金子みすゞ記念館」道の駅から歩いて行ける距離にある。「金子みすゞ」の名前だけは知っている。ここが実家の文房具も扱っていた書店となる。部屋数も多く裕福な環境で育っていた感じがした。「金子みすゞ」の...2019春放浪の旅その17

  • 2019春 放浪の旅 その16

    2019春放浪の旅その16山口県にある、道の駅「ゆとりパークたまがわ」の近くには温泉施設があり、昨夕は早めに入浴。この温泉、塩分が濃く「漬け物」のように体の水分が抜けるのかと思って、朝、お腹をみても何の変化もなかった。昨日、ブログにカーナビの悪口を書いたら、何故か目的地を記憶してくれず、本当に困っている。道の駅の近くにある「西堂寺」をネットで検索した。このように日本海の港に隣接している「六角堂」が県の文化財に指定されている。道路地図に聞いた事の無い「ホルンフェルス」という文字があり、気になったので向かった。自然の美しさにあまり興味のない私にしては珍しい選択をした。昔、海釣りをしていた時期があったので、海は嫌いではない。かつての同僚に動画をラインで送ると、ホルンフェルス断層を、洋菓子の「ミルフィーユ」のようだと…...2019春放浪の旅その16

  • 2019春 放浪の旅 その15

    2019春放浪の旅その15一昨日、風呂に入ろうとしたところ、係の女性が浴室の前まで親切に案内をしてくれた。料金も200円と安かったため、もう一度利用することにした。ところが、料金をみると400円になっていたのでおかしいなと思ってよく見ると、昨日購入した入浴券は65歳以上の障害者のものだった。親切にしてくれた理由もわかった。ということで、道の駅も昨日と同じ「大社ご縁広場」違うところは、昨夕からの雨が強くなり「八雲立つ出雲」らしさを出しているところである。小降りになった9時半に出発。昨夜、サブバッテリーが低下していると警告がでたため、充電のために距離を走らなければならない。最初に選んだのは、石見一宮の「物部神社」名前から十分歴史を感じることができる。鳥居横の「神馬」に目がいった。これまでのものとはまったく違う、これ...2019春放浪の旅その15

  • 2019春 放浪の旅 その14

    2019春放浪の旅その14道の駅「大社ご縁広場」で朝を迎えた。前日の疲れが抜けないのか、体がだるい。昨日は元同僚から「アクセルとブレーキを踏み間違えるな」とか、いつも頻繁にくる爺ラインからは「(披露できないくらいの)誹謗中傷の文章が」まあ、気にしてくれるだけ、ありがたいと思っている。今日の最初は「出雲大社」式年遷宮の以来となる。出雲大社は、何故か晴れか豪雨のいずれかの天気だ(雨の日は参拝はしない)この参道の景色もあまり記憶に残っていない。出雲大社といえば拝殿前の大きな注連縄が有名だ。こちらが一番大きな注連縄になる。参拝の重要度でいうと、ここが一番大切な場所となる。「島根県立古代歴史博物館」は出雲大社から歩いて2・3分の所にある。かつての出雲大社の社殿の模型(想像)社殿の高さは48mで、東大寺大仏殿よりも高かった...2019春放浪の旅その14

  • 2019春 放浪の旅 その13

    2019春放浪の旅その13昨日は運転中に軽い目眩とに睡魔が襲ってきたので、通りがかった島根県の、道の駅「本庄」で休憩。昼寝をしたあと、観光の気分にはなれずに、そのまま車中泊。ここは、武蔵坊弁慶の生誕の地だという。宍道湖沿いにあり、早朝からチャリダーが集まりだし楽しそうに会話している。美保神社に行くときに通った橋と、大山が小さく見える。昨日、予定していた「佐太神社」から大社造の社が3殿並んでいる社殿は重要文化財に指定されている。境内では消防訓練と、地域の方が集まり清掃活動を行っていた。出雲国二ノ宮初めて訪れたので家に戻り調べるのが楽しみだ。この他のも入れて5種類のおみくじの種類がある。次に訪れたのは「一畑薬師」法堂では二人の若い女性が清掃活動を行っていて、気持ちの良い挨拶をされた。この小さな仏像、最初に訪れた時よ...2019春放浪の旅その13

  • 2019春 放浪の旅 その12

    2019春放浪の旅その12島根県の道の駅「あらエッサ」の駐車場には沢山の車中泊の車が駐まっている。幹線道路沿いにあり、便利なため私も数回利用している。今日の予定は昨夜から決めていたので、ゆっくりした朝の時間を過ごした。境港市にある商店街の「水木しげるロード」各商店の前に漫画に関連のあるブロンズ像が置かれている。「ゲゲゲの女房」が放映されていた時に訪れたのが最初、今回が二度目になる。「水木しげる記念館」の椅子に座っている妖怪、なかに人間が入っている。30℃近い暑さで目まいがしてきたので、車に戻った。次に向かったのは「美保神社」前回訪れた時、この社殿で結婚式があったため、鳥居周辺に人が多く鳥居を撮ることができなかった。今日も礼服を着ている人を見かけ、嫌な予感がしていた。拝殿と本殿(重要文化財)本殿の造りは珍しく「美...2019春放浪の旅その12

  • 2019春 放浪の旅 その11

    2019春放浪の旅その11道の駅「神話の里白うさぎ」で快晴の朝を迎える。ここは、いつも利用するが晴れたのは今日で2回目。すぐ横にある、「白兎神社」に参拝に行くことにした。「恋人の聖地」ということで、郵便ポストもピンクになっていた。参道の左右には、様々なポーズをした、石の兎が置かれている。拝殿を正面から大国主命と八上姫との最古のラブストーリー。おみくじも、ハート形のものに付けるようになっている。神話で有名な白兎海岸鳥取県だけに、「スタバ」ではなく、「すなば珈琲」面白い国道9号線を走っていて、以前から気になっていた所に立ち寄ることにした。名探偵コナンの作者の「青山剛昌ふるさと館」という所だ。漫画を読んでいないので、この車が何を意味するのか、まったくわからないが撮ってみた。館内に入ってみたが、爺の姿がなかったので出て...2019春放浪の旅その11

  • 2019春 放浪の旅 その10

    2019春放浪の旅その10道の駅「浜坂の郷」は昨秋に初めて利用したが、静かで居心地が良かったので再訪した。今回の旅行で、唯一ここへ行こうと決めていた「砂の美術館」を目指す。「砂の美術館(南アジア編)」昨秋訪れた時の作品はすでに壊され、新しい作品に変わっている。これらの作品のすべては、「鳥取砂丘の砂と水」で造られている。私の一番好きな作品。作品の詳細は、後日投稿する。美術館に2時間半も滞在してしまった。案内所で近くに寺があるというので訪ねてみた。「魔尼寺」という。道路は狭い場所もあったが、昨日のようなことはなかった。ところが、予期せぬ階段が眼前に…。息切れに加え、膝の裏が痛い、捻挫の痛さもよみがえってくる。最初に見えてきたのが仁王門(県文化財)だった。たぶん、ここが中間地点くらいになる。また、格子にレンズを突っ込...2019春放浪の旅その10

  • 2019春 放浪の旅 その9

    2019春放浪の旅その9道の駅「シーサイド高浜」で快晴の朝を迎えた。奥にある建物が入浴施設で良く利用している。道の駅の奥には海が、そしてこの地域に、関西電力大飯原発と高浜原発がある。さて、ここから運の悪い一日が始まる。周辺で訪れた事のない寺院で、重文級の仏像や建築物があるものを選択したのだが…。最初は「龍虎」という威勢のいい寺であったが、道が狭すぎて行き着くことが出来ず。さらに、右左折もできず脱輪を心配しつつバックで戻ることに。次に向かったのは、「意足寺」という、十一面観音像があるという寺に向かった。ここも道が狭く困っていたところ、郵便配達員から回り道になるが私の車一台なら通ることができると教えてくれた。「ただ、住職は留守だと思いますよ」の一言が、気になっていた。お堂も庫裏も固く扉が閉められ、「今日はついていな...2019春放浪の旅その9

  • 2019春 放浪の旅 その8

    2019春放浪の旅その8昨夜、ブログを作成している最中、突然車内の電気が消えた。この2・3日天気が悪く、ソーラーパネルからサブバッテリーの充電ができていなかったらしい。私の充電も切れかかっていたので、早寝をするのに、ちょうど良かった。この道の駅「びわ湖大橋米プラザ」は何回も利用している。晴れている日は眺めもいい所だ。佐藤忠良の作品「若い女シャン」後ろの観光船は初めて見た。今日は天気が悪いと勝手に判断し、疲れもあり「休養日+移動日」にしようと考えていた。でも、どこか一つは行こうと、思いついたのが「白鬚神社」厳島神社の感じに少しだけ似ている。ここにも中国人観光客の姿がある。横断禁止の危険な場所も平気で渡るので本当に迷惑で困ったものだ。本殿が重文に指定されている。雲の隙間から青空も見えてきた。比較的近くで訪れた事の無...2019春放浪の旅その8

  • 2019春 放浪の旅 その7

    2019春放浪の旅その7道の駅「アグリパーク竜王」の朝。昨日は日曜日で賑わっていたが、車中泊の車も4台程度と少ない。「天気も人生も下り坂」だとか「下り坂の人生あるだけマシ」だとか、かつての同僚から「爺ライン」が頻繁に入る。確かに予報をみると、70~90%の雨の予報。何処に行くか悩ましい選択をしなければならない。道の駅から近い「湖南三山」を選んだ。数年前に一度訪れたことがあり、駐車場の場所や規模も頭に入っている。最初は「善水寺」この寺で、石川県に住む母と、大阪で暮らすモデルのような娘と、国宝の屋根の造りについて語ったことを思い出した。この寺の名前の由来となった水。ペットボトルに入れコーヒーを入れた記憶がよみがえってくる。本堂内の仏像のほとんどが旧国宝、現在は重要文化財に指定されている。住職の説明もわかりやすい。次...2019春放浪の旅その7

  • 2019春 放浪の旅 その6

    2019春放浪の旅その6滋賀県にある道の駅「せせらぎの里こうら」で車中泊。車を揺らすような強い風が吹いていたが、疲れていたせいか熟睡し朝を迎えた。車中泊の車が斜め横に駐まっていた。段ボールで窓を塞いでいたので男かと思っていたが、若い女性が車から降りてきた。ナンバーから察すると、横浜から滋賀県まで走ってきたことになる。今日も何時ものように寺院巡り。滋賀県の琵琶湖湖東、初めて参拝する寺ばかりを選んでみた。最初に訪れたのは、聖徳太子縁の「石馬寺」いきなり、石段の試練が…10分ほど歩くと着くと書いてある。呼び鈴を鳴らしても誰も出てこなかったので周辺を散策。大きな収蔵庫があるということはかなり期待できると感じた。建物の中に入ると「おぅ」と声が出るほどの仏像が眼前に広がる。すべて重文に指定されている。重文に指定されている「...2019春放浪の旅その6

  • 2019春 放浪の旅 その5

    2019春放浪の旅その5旅の楽しい記憶をたどると、人との出逢いが圧倒的に多い。この道の駅「みずどりステーション」にて、大阪の男性と車中泊の旅や同じ趣味の写真で意気投合し、2時間も話し込んでしまった。仕事を終え、こうして自由に旅ができることの幸せを強く感じることができた。家を出て1週間、疲れもあったのでゆっくりと時間が流れ、心身ともリフレッシュできた。ということで、出発が昼になってしまった。今日は土曜日で人気観光地が混むのではないかと思い、琵琶湖の湖北周辺の仏像拝観をすることにした。「西野薬師堂」には重文の「十一面観音と薬師如来」があるのだが……2日前に予約が必要との記載があった。この地域の寺は住職不在で村民が交代で管理しているので仕方がない。次に訪れたのが「赤後寺」着いて驚いたのが「日吉神社」の鳥居の足元に「赤...2019春放浪の旅その5

  • 2019春 放浪の旅 その4

    2019春放浪の旅その4初めて利用する道の駅「池田温泉」。温泉が併設されていて便利がいい。寝静まった深夜にバイクがやってきて、爆音を巻き散らかして去って行った。そのせいか、現職時代の嫌な夢で目が覚めた。最初の訪問場所は岐阜県にある「華厳寺」西国33番札所で満願結願の寺院である。気になっていた仏像がどの場所にあるのか、探すために訪れた。本堂左横で発見。仏像の体にお経が書かれているのだが、いつも訪れるのが夕方で見えていなかったということになる。「満願堂」の横で何故か酒を喰らって寝ている石仏が置かれている。お腹のあたりは、今の私とよく似ている。昨年の今頃は二度の胆石粉砕手術、胆囊除去手術で入退院を繰り返してスリムになったのだが…障害を乗り越える術を取得し、今回は仁王像がうまく撮れた。次に訪れたのは「横蔵寺」紅葉の秋に...2019春放浪の旅その4

  • 2019春 放浪の旅 その3

    2019春放浪の旅その3昨日の温泉の効能なのか、朝まで熟睡。痛めた首も少し良くなってきている。道の駅「可児ッテ」の情報で、近くに志野焼の人間国宝荒川豊蔵の資料館があることを知った。昨日、永保寺である老人に会えなかったと書いたが、その老人は30年ほど荒川豊蔵の弟子として働いていた人で、荒川豊蔵の話しを聞かせてもらっていた。資料館では荒川豊蔵の作品や収集してきた陶器を展示している。陶器の価値や芸術性など、私にはまったくわからないが、これは凄いと思った。(荒川豊蔵作品)荒川豊蔵の住居。石には「斗出庵」と刻まれている。次は60キロほど離れた「日吉神社」へここには、私の大好きな重要文化財の三重塔がある。日吉神社といえば、猿が頭に浮かぶが、境内には「石造り三猿」があった。社殿徳川家光が造営し社殿のほとんどが重文に指定されて...2019春放浪の旅その3

  • 2019春 放浪の旅 その2

    2019春放浪の旅その2道の駅「瀬戸しなの」には3度ほどお世話になっている。ということは、とても居心地がいいためで、当然利用者数も多い。敷地内のコンビニで焼きたてのパンが購入できるのも大きな魅力。自分で入れたコーヒーを飲みながら、今日は贅沢な朝食となった。昨日の雨も上がり、朝方は曇り。6時ころから今日の行き先の候補を数カ所決める。先ずは地元で人気の寺院、「宝泉寺」からスタートした。道の駅からも近い。本堂外陣の天井画。寝違えて首が痛いのと背筋を痛めて上体を反らすことができず、苦労して撮っている。瀬戸は陶器で有名だけあって、仏像もよく見ると陶器。車で走っていたときに「岩屋堂」の案内が目に入ったので、思わずハンドルを切ってしまった。写真右側の大きな口を開いているような岩がそうだ。詳細は後日…岩屋堂の左奥には小さな滝が...2019春放浪の旅その2

  • 2019春 放浪の旅 その1

    2019春放浪の旅その1苫小牧港から名古屋港までの船旅。1ヶ月以上前に申し込むと30%の割引があるので、この航路を選んでいる。2泊3日の船旅だが、ゆっくりと時間が流れ老人には丁度良い。船内ではステージショーなどの企画もある。船上ピアニストはトークも楽しく盛り上げてくれる。エレクトーン奏者とのデュオ、漫才のような軽快な語りも素晴らしい。彼女は昔「ミス一宮」だったそうで、現在もミスを継続しているらしい…可愛い飛び入りの女の子。ドラえもんを歌いにステージに上がったのだが、星野源のでなければ唱えないとステージを降りた。将来は何らかの形で、スポットライトを浴びそうな女の子だった。名古屋港には予定通りに到着。洋上の青空はどこへ行ったのか、それどころか、あっという間に豪雨になってしまった。元号が令和になったこともあり、熱田神...2019春放浪の旅その1

  • 青葉山 松尾寺(京都府舞鶴市松尾)

    青葉山松尾寺(まつおのでら)2年前に中山寺を訪れたとき副住職から薦められた寺である。その時は幹線道路から右折しようとしたが私の車では回りきれないと判断しあきらめてしまった。今回は広い場所を探してUターンして細い道に入った。仁王門(京都府指定文化財)舞鶴市と福井県大飯郡高浜町との境にある青葉山の山腹に位置している。途中、道路が狭く数カ所だが離合できない場所もあり緊張した運転となった。さて、この仁王門、実に立派だが楽しみにしていた仁王像が修復中ということで、この時は写真だけが置いてあった。仁王門の扁額の1枚目。断念だが、読めない…2枚目は山号の「青葉山」ではないかと思うが、字余りで確かではない…階段の左右の木々も色づき始めていた。奥に見えるのが本堂だ。階段横にあった建物階段を上がると、この光景が目に入って来る。本堂...青葉山松尾寺(京都府舞鶴市松尾)

  • 鹿原山 慈恩寺 金剛院(京都府舞鶴市鹿原)

    鹿原山慈恩寺金剛院この日の朝に2018年秋の旅を終え、北海道に帰ることにした。ここは、敦賀港へ向かう途中にある寺院で気軽な気持ちで立ち寄った。そして、思いがけない幸運に恵まれた。山門山門右側の「山門不幸」の文字が気になっていたが、境内の美しさに触れていつのまにか忘れてしまった。山門前に流れる川拝観料は無人の箱に入れるという方式。手元に寺のリーフレットがあり、それを見て驚いた。三重塔の写真が写っている。しかも、重要文化財に指定されている。さっそく三重塔を目指すことに。この美しい参道は感動もの。「樹齢千年の榧(かや)の大木」この木をみるといかに人間が短命で小さな存在だと云うことに気付く。塔の姿が見えてきた。三重塔(重要文化財)本尊の波切不動明王の力により白河天皇の病気が平癒されたことを喜び、荒廃していた当山を復興し...鹿原山慈恩寺金剛院(京都府舞鶴市鹿原)

  • 霊鴫山 本願寺(京都府京丹後市久美浜町)

    霊鴫山(れいでんざん)本願寺本堂が重文であるということで訪れたが、堂宇には表記など一切なく悩んだ。山門前にある案内板に確認のため2度ほど戻ってきた。山門扁額には寺号の「本願寺」阿弥陀堂中央に薄く阿弥陀堂と記されていた。鐘楼勅使門鎌倉時代の建築物筋塀の5本線からも格式がわかる御影堂行基菩薩の開創と云い諸國行脚の時此の地の大木に鴫が群れて集まり経を読むが如く鳴き西の空へ飛び去る姿が佛と寫り大木の所に一寺を建てられたのが始めとされる扁額には山号の「霊鴫山」鴫(しぎ)が集まり経を読むが如く鳴き……でこれが山号になったのか。堂内の様子鐘楼と勅使門本堂(重要文化財)一般に重要文化財の建築物等では何らかの案内がなされているが、ここには一切なく迷ってしまった。確認のため、2度山門前の案内板に戻ったのもそのためだ。それでも確信し...霊鴫山本願寺(京都府京丹後市久美浜町)

  • 宝珠山 如意寺(京都府京丹後市久美浜町)

    宝珠山如意寺天平(奈良時代)の頃、行基菩薩が開基した「行基ゆかりの寺」仁王門「曼荼羅宝壺(まんだらほうこ)」上から賽銭を入れると妙音を発する…との説明書き仁王像町指定文化財。仁王像の撮影はいつも苦労する。ここは網の目が細かく特に難しい。大きく撮ってみた。いままであきらめていた網目に対応できているような感じがする。手水鉢屋根の部分が珍しい鐘楼六角堂(絵馬堂)不動堂和様・禅宗様・大仏様の三様を折衷した「重層宝形造」1984年(昭和59年)、中村淳治により新改築狛犬「不動堂」の扁額堂内に入る「空海の爪彫り」と伝える石造不動明王像(日切不動)を安置する(天井の高い)建築様式から大きな仏像が安置されているのかなと想像していたがそうではなかった。「役行者」本堂前に行くが参拝者がいたので周囲を散策花の寺としても有名で5~10...宝珠山如意寺(京都府京丹後市久美浜町)

  • 末代山 温泉寺(兵庫県豊岡市城崎町湯島)

    末代山温泉寺昔読んだ、志賀直哉の小説「城の崎にて」の影響なのか、城崎温泉の雰囲気を一度感じてみたかった。駐車場で、本尊の十一面観音が33年ぶりの開帳ということを知った。高い場所にあるということでロープウェイに乗る。本堂大悲閣(重要文化財)養老4年(720年)に城崎温泉を開いた道智上人により天平10年(738年)に開創。道智上人は四所明神の神託(夢告げ)により、一千日間修行。その功徳があって温泉が湧出し、城崎温泉が開かれた。秘仏「木造十一面観世音菩薩像」(重要文化財)が33年ぶりに公開されている。鐘楼多宝塔多宝塔の存在を知らなかっただけに、塔好きの私としては嬉しかった。市の文化財に指定されている。美しい塔だが、古い建物に赤の消火栓は似合わない…宝篋印塔(重文)でその存在を隠したり、結構気を遣って撮っている。環境に...末代山温泉寺(兵庫県豊岡市城崎町湯島)

  • 亀居山 大乗寺(兵庫県美方郡香美町香住区森)

    亀居山大乗寺久し振りの朝からの雨、駐車場で止むのを待つ。文化系の寺院(応挙寺と呼ばれている)という思いがあったので、この石垣を見て驚いた。雨が止んだようなので、車から降り階段を上がる。山門(県指定文化財)山門の彫刻山門の正面に本堂本堂天平17年(745年)に行基菩薩が、自刻の聖観音を本尊として開いた、高野山真言宗の寺院。その後、戦乱を受け寺勢は衰退、江戸時代後期の寛政年間(1789年-1800年)に当時の住職、密蔵らにより再興された。本堂前で「円山応挙」が迎えてくれる。密蔵は京都訪問の際に苦学中の円山応挙に銀三貫目を与えた。応挙は大成したのち、密蔵の恩に報いるため、弟子12名とともに客殿襖絵・屏風などに取り組み多数の作品を残した。このうち165点は国の重要文化財に指定されている。堂内では案内の女性から簡潔な説明...亀居山大乗寺(兵庫県美方郡香美町香住区森)

  • 宇倍神社(鳥取県鳥取市国府町宮下)

    宇倍神社「お金に縁のある神」ということに、心身が反応して訪れてしまった。ここから見える拝殿が、神社では初めて、祭神である武内宿禰命像と共に、明治32年に5円紙幣の図柄になった。社務所神社は鳥居から入るのだが、駐車場の関係でいきなり拝殿と社務所の近くへ。手水舎拝殿明治の後も、大正・昭和と数回この社殿が5円・1円紙幣の図柄となっている。当時の紙幣の写真を見ると、見覚えもあるような気もする。大化4年(648年)の創建以降、社殿はたびたび再建され、現在の本殿は明治31年(1898年)の再建。方三間の入母屋造妻入で正面に一間の向拝屋根の拝殿。「因幡一之宮宇部神社」の社号が見事に記されている。拝殿内部右側の紙には「かわいくば七つ教えて五つ賞め三つ𠮟って良き人にせよ」左の紙には、1~9の数字を使って、たて・よこ・ななめどこを...宇倍神社(鳥取県鳥取市国府町宮下)

  • 鳥取東照宮(鳥取県鳥取市上町)

    鳥取東照宮江戸時代の慶安3年(1650年)の創建より因幡東照宮と称されていた。明治7年(1874年)から平成23年(2011年)までは樗谿神社(おうちだに)と称され現在に至る。鳥居扁額には「東照宮」初めて訪れる神社なので、鳥居から社殿に向かうまでの風景を楽しむ。これまで各地で東照宮を参詣したが、ここは他と違う雰囲気が感じられた。手水舎随神門随神門の先に社殿が見える。長くもなく、短すぎないこの参道の距離感、社業の中を歩く爽快感で胸が高鳴る。拝殿・幣殿(重要文化財)慶安3年(1650年)建立。金箔で飾られているいつもの東照宮ではなく、落ち着いた感じがとてもいい。唐門・本殿(重要文化財)慶安3年(1650年)建立。拝殿と本殿の建物が離れ、その中央を自由に行き来できるのも珍しい。鳥取藩初代藩主池田光仲によって造営された...鳥取東照宮(鳥取県鳥取市上町)

  • 鳥取砂丘 砂の美術館 その2(鳥取県鳥取市福部町湯山)

    鳥取砂丘砂の美術館その209コペンハーゲンの象徴「人魚姫の像」制作者:メリネイジ・ビュリガード(カナダ)コペンハーゲンの海を見つめ波打ち際に静かに佇んでいる人魚姫の像。10北欧の児童文学「人魚姫」ハンス・アンデルセン制作者:メリネイジ・ビュリガード(カナダ)人間の王子に恋をした人魚姫の報われない恋を描いた悲しい物語。愛する王子と結ばれるため魔女に会い、美しい声を差し出す代わりに二本の足をもらう…11サンタクロース制作者:クリスツ・ザリンス(ラトビア)12アルフレッド・ノーベルとノーベル賞制作者:アグネス・ラトジーテ(ラトビア)ダイノマイトは高山の採掘等の発展に寄与したが、戦争中には兵器として使われ世間の批判を浴び心を痛めた。「人類にとって最も重要な貢献をした人物に自分の財産を分配して欲しい」という遺言がノーベル...鳥取砂丘砂の美術館その2(鳥取県鳥取市福部町湯山)

  • 鳥取砂丘 砂の美術館 その1(鳥取県鳥取市福部町湯山)

    鳥取砂丘砂の美術館その1世界初の砂像を専門に展示する美術館。車で旅に出ると北海道から離れた場所にあるが立ち寄るようにしている。駐車場は満車状態、年々人気が増しているような感じがする。ここが美術館の入口になる。第11期展示砂で世界旅行・北欧編~美しい大自然と幻想的な物語の世界へ~20名の砂像芸術家。総合プロデューサーは日本の茶圓勝彦01美術ムンクの「叫び」作者:ギー・オリヴィエ・ドゥヴォ(カナダ)02北欧の動物たち作者:トーマス・クォート(アメリカ)03ドールハウスと北欧家具作者:スー・マクギュー(アメリカ)1階では普通の作品に思えたが……2階から見たときにある発見をした。また1階に戻り、その部分を望遠レンズで撮る。そして2階へ行き、正面から横からも。このような工夫がなされていたことに心底驚くと同時に、制作過程に...鳥取砂丘砂の美術館その1(鳥取県鳥取市福部町湯山)

  • 天橋山 智恩寺(京都府宮津市字文珠)

    天橋山(てんきょうざん)智恩寺日本三景の一つ「天橋立」の全長3.6キロメートルの砂州入口側にある、臨済宗妙心寺派の寺院。山門(黄金閣)明和4年(1767年)9月上棟、市指定文化財。上層の額には「黄金閣」初層の額には「海上禅叢(ぜんそう)」「天橋立」人気で観光客が多く、上ばかり撮している。1枚目は帰り際に撮ったもの。多宝塔(重要文化財)智恩寺は今回が2度目となる。初回は観光客の多さに嫌気がさし、すぐ出てしまった。その後、日本三文殊の一つ、更には多宝塔が重文に指定されていることを知り、今回の訪問となった。明応9年(1500年)、府中城主延永修理進が自分の病気全快を感謝し、一の宮の別当大聖院の智海に託して建立寄進したもの。境内には多くの観光客がいるのに、多宝塔には誰も居ない。塔が好きな私としては寂しい気持ちもある。国...天橋山智恩寺(京都府宮津市字文珠)

  • 天香山 桂林寺(京都府舞鶴市紺屋)

    天香山桂林寺丹後有数の歴史を誇る曹洞宗中本山の禅寺。創建は不詳、欽明天皇26年(565年)、勅願により開かれたのが始まりと伝えられている。総門山門(仁王門)享保2年(1717年)の建立。入母屋造、三間一戸二重門。仁王像の姿が見えるが、障害物も多く、今回も苦労しそうだ。その前に、扁額の文字だが……残念ながら読めない。仁王門いつものように隙間にレンズを突っ込み、適当に撮っている。鐘楼堂昭和10年(1935年)の再建。下層を通路とした竜宮門形式になっている。扁額の文字だが……悔しいが読めない。鐘楼堂から本堂を眺める。本堂慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いに際し6世住持の大渓は田辺城に籠城した細川幽斎を支援。その功績に対し仏涅槃図や梵鐘が細川家から寄進された。扁額の文字だが……読めないことに慣れた。堂内に入る本尊は阿...天香山桂林寺(京都府舞鶴市紺屋)

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