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  • 東香山 大乗寺 その2(石川県金沢市長坂町)

    東香山大乗寺初めて訪れた時は「規矩大乗」の言葉が頭にあり境内には耐えられないほどの圧迫感があった。だが、10数年も経過すると人間が図々しくなったのか、あまり感じられなくなってきている。仏殿(重要文化財)元禄15年(1702年)の建立。扁額には「大雄殿」、禅宗系寺院での本堂の呼称である。最初に訪れたときは、ここで引き返したという記憶がある。狛犬隙間から堂内を覗いてみる。「無上尊」の扁額、釈迦または仏の尊称である。本尊は「釈迦牟尼仏」法堂(県指定文化財)元禄10年(1697年)頃の建立。鐘鼓楼内部への入り口があったので入ってみる。歩いた順に撮ってみた。花が供えられている、石仏の如意輪観音。小さな石仏の不動明王。一円相は絶対の真理を表しているといわれている。曹洞宗の寺院で、常在の修行僧は20余名、午前4時15分から午...東香山大乗寺その2(石川県金沢市長坂町)

  • 東香山 大乗寺 その1(石川県金沢市長坂町)

    東香山大乗寺北陸では「伽藍瑞龍・規矩大乗」という言葉があり、曹洞宗寺院の中で、伽藍の美しさは瑞龍寺、修行規則は大乗寺が天下一だという。「土曜日は古寺を歩こう」のブログ記事が刺激となり、10数年ぶりの参拝となった。寺号標「勅願所大乗禅寺」と鮮やかに刻まれている。駐車場は距離はあるが公園内のものを利用することになっている。石柱門の左は寺号の「大乗寺」、右はかつての山号「金獅峯(きんしほう)」左から、「息災長命・子さづけ・薬師・世界平和・ぼけ封じ・招福」地蔵長い参道を歩くと「古道場大乗寺」の石柱。奥に門が見えてくる。戒壇石という石の柱に「不許葷酒入山門」(葷酒山門に入るを許さず)くさいにおいのする野菜と、酒は、修行の妨げになるので、寺の中に持ち込んではならないの意。総門<黒門>(県指定文化財)寛文5年(1665)の建...東香山大乗寺その1(石川県金沢市長坂町)

  • 護国山 宝円寺(石川県金沢市宝町)

    護国山宝円寺1583年、加賀藩祖・前田利家が創建した、前田家代々の菩提寺。「利家とまつの寺」であることを知り、興味を持って訪れた。山門及び築地塀(登録有形文化財)入口右手に「護国山寶圓寺」の石柱。駐車場は左手にあり、私の白い車も見える。寺の歴史を頭に入れるが、数分後には記憶から抜けてしまう。本堂(登録有形文化財)山門の正面に本堂がある。扉が固く閉められていたので、周囲を散策することにした。近くに境内案内図があったので参考にする。御影堂と御髪堂利家が伏見で徳川家康と会見した際、死を決して自画像と髪を埋めた場所といわれている。利家の葬儀もこの寺で行われた。俵屋宗達墓碑柳広司著「風神雷神」を読んでいたので感慨深いものがあった。方形の地輪、円形の水輪、三角の火輪、半月型の風輪、団形の空輪からなり、仏教で言う地水火風空の...護国山宝円寺(石川県金沢市宝町)

  • 金龍山 天徳院(石川県金沢市小立野)

    金龍山天徳院金沢に住んでいた知人から、地元では天徳院がとても有名という話しを聞いたことがあったので訪れることにした。電話番号でナビに入れると狭い道路を案内されるので注意が必要。広い通りから入ると大きな駐車場がある。寺号標寺号の天徳院よりも「珠姫の寺」の文字が大きく刻まれている。予備知識もなく「珠姫って誰」から始まった参詣となった。参道足元には本を開いた形の置物がある。「羅漢のみち菩薩のみち念じて通れば安らぎと幸福を招く佛の道」ここは、曹洞宗の寺院である。後方から念じて歩くことにした。山門元禄6年(1693年)建立の二重門。屋根は当初は鉛瓦で葺かれていたが、瓦に交換された。仁王像山門を背に真っ直ぐ先は本堂になる。途中、左に折れるとお堂がある。近寄ってみると天狗の面が置かれている。堂内を廻っていたときに巨大な天狗の...金龍山天徳院(石川県金沢市小立野)

  • 国道249線を走る

    国道249号線を走る主目的の寺院が工事中ということもあり、気持ちが萎えた。寺社巡りを止め、能登金剛巡りをすることにした。赤神隧道いつもは通り抜ける赤神隧道だが、今回は近くの駐車場に駐めた。岩の色に注目してみる。この辺りだけ岩の色が赤茶色になっている。鳴き砂海岸「琴ヶ浜」「砂の鳴らせ方」の説明文を熟読し砂浜に下りる。数カ所で試してみるが、鳴らない。波の音に消されているのかもしれないが、まったく音が聞こえてこない。半島からの漂流物なのか、あまり美しいとはいえない海岸線だった。ヤセの断崖10年程前、早朝に訪れたことがある。自殺者と間違えられ、一定の間隔でついてくる警察官を不審に思い(笑)、こちらから声をかけたことがある。松本清張の「ゼロの焦点」のロケ地としても、当時は自殺の名所としても有名。横からみるとこのようになっ...国道249線を走る

  • 新巻山 本誓寺(石川県輪島市門前町南)

    新巻山本誓寺(阿岸本誓寺)真宗大谷派の寺院。五木寛之氏の「百寺巡礼」で存在を知り、最初の車旅で訪れた寺である。茅葺きの屋根が見たくなり再訪した。山門門の脇の石碑に「能登阿岸新巻山本誓寺」とある。ここで嫌な予感がしてきた。青のビニールシートが視界にはいってきたのだ。文化財の一覧である。山門の彫刻やはり工事中であった。しかも見たかった茅葺きの屋根を持つ本堂の。本堂(県指定文化財)文永5年(1268)善了法師の創建と伝えられ、現存する本堂は、寛政4(1792)年に再建立されたもの。旧藩時代に触頭の格付をもった古寺で、前田藩からの通知を各寺院へ伝達するなど、重要な役割を果たした。アギシコギクザクラ(県指定天然記念物)鐘楼鼓楼この日の寺社巡りのメインだっただけに残念だが仕方がない。青空が見えていた空も、私の気持ちのように...新巻山本誓寺(石川県輪島市門前町南)

  • 海松山 松尾寺(石川県羽咋郡志賀町町居力)

    海松山松尾寺先に投稿した松尾神社の社殿を探していたときに偶然見つけた寺である。開基は智海上人、創建は承和元年(834)の古刹である。寺号標「高野山真言宗海松山松尾寺」と刻まれている。仁王像階段を上りきった場所の左右に立派な仁王像が阿吽の呼吸で迎えてくれる。参道の正面に本堂が見えてくる。参道の左側には「不動明王」右側には「空海像」が置かれている。本堂本尊は阿弥陀如来。残念ながら拝観することができなかった。扁額には山号の「海松山(かいしょうざん)」鐘楼身代わり地蔵閻魔堂本堂を背に駐車場に戻る。撮影平成30年10月19日海松山松尾寺(石川県羽咋郡志賀町町居力)

  • 松尾神社(石川県羽咋郡志賀町町居)

    松尾神社京都市西京区の松尾大社を総本社とする「松尾神社」。酒造の守り神として有名である。本殿が重文であることは朝に調べていたが、カーナビに入れる情報がなくあきらめていた。走行中に偶然案内標識を見つけて立ち寄ることにした。社号標社号標には「松尾神社」と刻まれている。案内板の内容を記憶し、参拝することにした。鳥居扁額には「松尾神社」実は、ここから考えられない行動を私自身がとってしまったのだ。文化財に指定されている拝殿と本殿を探すため、周辺を歩き回ったのである。鳥居の目の前にあるということを知るまでまで、かなりの時間を要してしまった。拝殿(県指定文化財)拝殿に関する資料がなく、本殿と同じ室町時代末期頃の造立と推定されるとのこと。宝永5年(1708)の他3度の修理の痕跡があるという。茅葺き屋根の拝殿はこれまで参拝した経...松尾神社(石川県羽咋郡志賀町町居)

  • 小嶋山 妙観院(石川県七尾市小島町)

    小嶋山妙観院富山県側から能登半島に入る。いつも強い雨にあたるので、今が晴れていても注意が必要だ。道路地図にあった寺に立ち寄ることにした。寺号標と山門「七不思議の寺」とは興味がそそる。この地が海中の孤島にあったというので「小嶋山」の山号になったようだ。山門唐門造りの山門。山中の寺のような感覚になるが、道路沿いにあり、もちろん海も近い。七不思議第六「底なし池」底なし池の中央には龍に化けた女が引きずり込んだ釣り鐘が入るくらいの縦穴があいていて、そのまま七尾湾へ通じていると伝えられている。弘法水大正5年(1916)、皇太子(後の昭和天皇)が軍艦「生駒」で七尾に行啓された折り、船の飲料水として寺の水が選ばれた。七不思議第五「夫婦岩の不思議」山門の横に左右から迫る岩が隙間をつくっており、左右の岩が相寄る姿を見ると家庭円満・...小嶋山妙観院(石川県七尾市小島町)

  • 朝日山 上日寺(富山県氷見市朝日本町)

    朝日山上日寺(じょうにちじ)のんびりとした車旅を心がけているが、前日に続き、この日も6カ所の寺社巡りをしてしまった。車の距離計では道の駅「万葉の里高岡」を出発し、参詣した6寺社全てを巡り30Km程であった。真言宗の寺院で、創建は白鳳10年(682年)。最盛期には境内には七堂伽藍が建ち並び18坊を有する大寺院だった。上日寺のイチョウ(国指定天然記念物)樹高36m、幹回り12m、上日寺が創建された白鳳10年(681)に植樹されたと伝わる古樹。大小無数の気根が垂れていることから授乳祈願の対象になっているという。本堂扁額には山号の「朝日山」本尊は不動明王「馬頭観音」が本堂柱の上部に掛けられている。薬師堂本尊は薬師如来梵鐘(市指定文化財)貞享5年(1688)の鋳造。氷見市内では蓮乗寺の梵鐘に次いで古いことから太平洋戦争時...朝日山上日寺(富山県氷見市朝日本町)

  • 摩頂山 国泰寺(富山県高岡市太田)

    摩頂山国泰寺臨済禅の道場で、臨済宗国泰寺派の大本山。哲学者の鈴木大拙や西田幾太郎らが禅の修行をした寺でもある。総門石柱には「臨済宗法燈派大本山」と刻まれ、門柱の木札には「本派専門道場」と記されている。扁額には、寺号の「国泰禅寺」境内案内図は、帰宅し写真を整理するときに役立つことが多い。勅使門鐘楼観音堂三門観音堂側から三門を見る。「三門」とは「三解脱門」の略で、通常は禅宗の本山等に見られる二重門。両脇には「仁王像」の下半身が見え、その先には「龍渕池」「法堂」が見える。仁王像第一印象は「でかい」龍渕池と法堂法堂残念ながら扉は閉ざされていて、堂内の様子をうかがうことができない。法堂と大方丈の間に石庭がある。左奥には「禅堂」がある大方丈いくつかの部屋に区切られている禅堂利生塔三重塔ではなく「利生塔」との記載があり、耳慣...摩頂山国泰寺(富山県高岡市太田)

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