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くすりの木 https://kusurinoki.hatenablog.com/

日々の業務で必要な事や、勉強会で学んだ事、調べた事などをブログに書いていきます。

病院勤務経験後、沖縄へ引っ越し。今は調剤薬局で働いています。

てんぷら
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2014/11/14

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  • 多剤耐性アシネトバクターについて

    アシネトバクターは環境に広く存在する菌 院内にも、自然界にも広く存在する細菌。 院内の床や、医療従事者の皮膚からも分離されるが、そのほとんどは抗菌薬に感受性がある。 乾燥した環境でも長時間生存できる アシネトバクターはブドウ糖非発酵のグラム陰性桿菌。 乾燥した環境でも長時間生存できる(三週間以上生き残ったという報告あり)。 この特徴が、院内感染の原因菌となりやすい理由の1つでもある。 院内から分離された場合、床、ドアノブ、カーテンなどを含めた院内環境の消毒が必要。 基本的にアルコール消毒などの通常の消毒剤が有効。 病原性が強いのはAcinetobacter baumannii アシネトバクター…

  • テープ療法について。

    粉瘤手術後、傷跡を出来るだけ目立たないようにするために、テープ療法を行いました。 使用するのは3M社のテープです。 テープ療法のやり方はこちら。 ※私の場合※ 手術をしたのが夏だったので、テープを貼り続けていると汗で痒くなってしまい、 2ヶ月くらいしか続けられませんでした(;´∀`) あまり綺麗にならなかったので、写真を載せるのは自粛しておきますm(__)m ランキングに参加しています。 よろしければポチッと応援お願い致します。 スポンサーリンク // //

  • 小児のしらみ(アマタジラミ)について。

    しらみは不潔だから感染するのではない 日本以外の地域でも幼児・学童に増加している。 しらみの感染は、頭髪の接触で簡単に感染する為であり、不潔だからではない。 家族や集団単位での治療と予防が必要になる。 アマタジラミの好発部位は頭髪(特に側頭部から後頭部)である。 しらみの臨床症状 しらみの唾液や糞に対するアレルギーにより、痒みを生じる。 掻爬することで二次感染を引き起こし、膿皮症を発症することもある。 しらみの治療 スミスリンシャンプーやパウダーを用いる。 頭皮全体に塗布した後、5分後に洗い流す。これを3~4日ごとに3~4回繰り返す。 金属の櫛すきによる有効性のエビデンスは無い。 家で出来るケ…

  • 体液性免疫について

    体液性免疫とは 異物の侵入によって抗体が産生され、抗体によって異物の排除を行う。 抗体は微生物の付着を阻止、毒素の中和、微生物の凝集、食細胞による貪食を促進させる。また、補体と共に細菌を溶解させる。 ①抗原 体内に侵入すると、免疫系の細胞が認識し、抗体を産生させる物質。免疫反応性がある。 抗体と結合する部分を抗原決定基(エピトープ)と呼ぶ。 ②抗体 抗体産生細胞によって産生され、対応する抗原と特異的に反応する糖タンパク質。 H鎖2本、L鎖2本からなる基本骨格。分子内はS-S結合でつながっており、還元するとそれぞれの鎖に切断される。 IgMではJ鎖が1本存在する。 抗体を含む血清を抗血清と呼び、…

  • 膜電位依存性カルシウムチャネルについて。

    膜電位依存性カルシウムチャネルとは カルシウムイオンを選択的に透過させるイオンチャネル。 チャネルを通して流入したカルシウムイオンが、セカンドメッセンジャーとして筋収縮や伝達物質の放出等を制御する。 4種類の型があり、ぞれぞれ特徴がある。 閾値が高いカルシウムチャネル(高電位差で活性化される) L型・・・持続的なイオンチャネル。このチャネルの開口により流入するカルシウムが、筋肉の収縮や、分泌細胞の分泌を引き起こす。 局在:心筋、平滑筋、神経細胞 アンタゴニスト:ニフェジピン、ベラパミル、ジルチアゼム、ニカルジピン N型・・・神経伝達物質放出を引き起こす。 局在:神経細胞 アンタゴニスト:ω-コ…

  • 中東呼吸器症候群(MERS)について

    中東呼吸器症候群(MERS)とは 2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症。 コロナウイルスが原因で感染する(2003年に流行ったSARSもコロナウイルス)。 2015年6月までの状況では、感染報告地域は計25カ国。致死率38%。 感染経路 ヒトコブラクダがMERSコロナウイルスを保有しており,ヒトコブラクダとの濃厚接触が感染リスクであると考えられている。 咳やくしゃみなどの飛沫感染と、接触感染が疑われる。 家族間,感染対策が不十分な医療機関などにおけるヒトーヒト感染も報告されているが限定的で、持続的なヒトーヒト感染ではない。 臨床所見 発熱、咳嗽(がいそう)から急速に肺炎を発症する。 …

  • 小児の接触性皮膚炎

    接触性皮膚炎の原因 灯油 火傷のような皮膚炎になる。灯油が付いた衣服との接触で生じる 植物 草によるかぶれでは、線状に並んだ小水疱型になる。 漆によるかぶれが起きた事がある子は、銀杏、マンゴーにも注意すること。 桜草、菊、アロエが原因で皮膚炎を起こす事もある。 接着剤 ボンドなどを使用した後、2~3日以内に手や顔に紅斑が生じる ゴム 手袋やサンダルなどに使われているゴムにより皮膚炎を起こす(ラテックスアレルギー) 薬品 ヒビテン、軟膏で皮膚炎を起こす事がある。 金属 イヤリング、ネックレス、歯科金属など、日常で使うものによって皮膚炎を起こすことがある。 毛虫皮膚炎 接触性皮膚炎の分類 一次刺激…

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