多剤耐性アシネトバクターについて
アシネトバクターは環境に広く存在する菌 院内にも、自然界にも広く存在する細菌。 院内の床や、医療従事者の皮膚からも分離されるが、そのほとんどは抗菌薬に感受性がある。 乾燥した環境でも長時間生存できる アシネトバクターはブドウ糖非発酵のグラム陰性桿菌。 乾燥した環境でも長時間生存できる(三週間以上生き残ったという報告あり)。 この特徴が、院内感染の原因菌となりやすい理由の1つでもある。 院内から分離された場合、床、ドアノブ、カーテンなどを含めた院内環境の消毒が必要。 基本的にアルコール消毒などの通常の消毒剤が有効。 病原性が強いのはAcinetobacter baumannii アシネトバクター…
2016/01/29 22:10