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因幡屋ぶろぐ https://blog.goo.ne.jp/inabaya2005kiyoko05

因幡屋の劇評ブログです。 舞台は人生の宝。その印象をより的確により豊かに記せますように。

大部分は劇評ですが、ツイッターでは映画やテレビドラマのこともつぶやいております。 https://twitter.com/inabaya_kiyoko 2年前からはじめた俳句も一生懸命!

因幡屋
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中原区
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柳井市
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2014/11/08

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  • 劇団民藝公演『ミツバチとさくら』

    *ふたくちつよし作中島裕一郎演出公式サイトはこちら紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA10月7日まで『あした天気になぁれ』、『霞晴れたら』、『野の花ものがたり』に続いて、ふたくちつよしが民藝に書き下ろしたのは、母とその4人の娘たち、その夫や娘、友人、元教師だった母の教え子たちによる賑やかな会話劇である。自分は2017年の『野の花ものがたり』に次ぐ2作目の観劇となった。ミツバチとさくら。この題名が意味するものは何なのかを、ゆったりと温かく解き明かす物語である。母の松永邦子(樫山文枝)は元中学の教師だったが2年間で結婚退職し、ずっと専業主婦として家族を支えてきた。夫・義彦の七回忌法要を控え、日にちを1週間まちがえてやってきた妹の啓子(白石珠江)、大学でミツバチの研究に勤しむ四女史香(金井由妃)のやりと...劇団民藝公演『ミツバチとさくら』

  • 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎 東京芸術祭 2024 芸劇オータムセレクション 『三人吉三 廓初買』

    *河竹黙阿弥作木ノ下裕一監修・補綴杉原邦生演出(KUNIO)公式サイトはこちら東京芸術劇場プレイハウス30日までその後まつもと市民芸術館、三重会館、兵庫県立芸術文化センターを巡演昨年の『勧進帳』(blog記事、通信75号)の収穫を頼りに、2回の休憩を挟んで5時間20分の長丁場に挑戦した。木ノ下歌舞伎では2014年初演、2015年再演の歩みを進めていたが、コロナ禍のために2020年の再再演は叶わなかった。4年ののち、2020年版台本からの再補綴、再演出を以てこのたびの上演となった。5時間20分の上演時間は歌舞伎公演よりも長く、観劇前は楽しみと同じほど心配もあった。作り手側がSNSなどでしきりに発信していたように「あっという間です」とは言えないものの、終わってみればやはり「あっという間」であるような不思議な感...東京芸術劇場Presents木ノ下歌舞伎東京芸術祭2024芸劇オータムセレクション『三人吉三廓初買』

  • 文学座9月アトリエの会『石を洗う』

    *永山智行(こふく劇場)作五戸真理枝演出公式サイトはこちら信濃町/文学座アトリエ19日終了永山作品観劇の記録→1,2物語は東日本大震災の前の年、2010年に始まる。九州の熊本の小さな村に暮らす人々と、郊外から都心へ通勤する福島出身の男性とその周辺を行き来しながら進行する。開演して観客を戸惑わせるのは、特殊な形式の戯曲である。登場人物はそれぞれ自分の台詞を発語すると同時に、「サエはそう思った」など、ト書きというよりも、まるで小説の地の文を朗読するように、人物の思いや行動、その場の状況などを語るのである。通常ならば、俳優の動きや表情によって認識するものを、「すべて語られている」と言ってもよく、しかし俳優はいずれも朗々と語るというより、わりあい自然な口調で「話す」感じに近いためか、いつのまにか戸惑いから解放され...文学座9月アトリエの会『石を洗う』

  • 因幡屋通信76号完成

    おかげさまで因幡屋通信最新号の76号が完成いたしました。当blogでも公開いたしますので、ぜひお運びくださいませ。リンクは観劇後のblog記事です。ご参考までに。長らく通信を設置していただいておりました愛媛県松山市の「シアターねこ」さまが8月31日を以て閉館されました。長年の活動に敬意を表するとともに、設置のご協力に改めて深く感謝申し上げます。そしてこのたび、北海道札幌市の「扇谷記念スタジオシアターZOO」さまへの再設置、長野県上田市の「犀の角」さまへの新規設置が叶いました。ほんとうにありがとうございます。訪れる方々のお目に留まりますよう…。通信はここから***********************************元日の能登半島地震翌日の航空機炎上事故新しい年は波乱の幕開けでした1月から6月まで...因幡屋通信76号完成

  • 明治大学シェイクスピアプロジェクト(MSP)ラボ公演『番外編・お気に召すまま~ロザリンド・イン・ザ・リング!』

    *ウィリアム・シェイクスピア原作猪上混作内山就人演出井上優(文学部教授)総監修「こりっち」掲載の情報はこちら明治大学猿楽町第2校舎1階アートスタジオ8日終了(1,2,3)演劇の上演にはさまざまな困難がある。今回の公演までの紆余曲折は、当日リーフレット掲載の井上優教授の「ご挨拶」に詳しい。本プロジェクト初の本格地方公演を能登演劇堂で行う予定だったところを、1月1日能登半島地震に見阻まれた。ならば例年スタッフのワークショップを兼ねて実施してきたラボ公演をやろう、さて演目は?となったとき、旧知の劇作家・猪上混が2週間で書き上げたという本作を持って現れた…というから、実に不思議な巡り合わせである。その作品とは、今年11月に予定されている第21回MSP『お気に召すまま』のまさに番外編。不幸ないきさつで殺人を犯してし...明治大学シェイクスピアプロジェクト(MSP)ラボ公演『番外編・お気に召すまま~ロザリンド・イン・ザ・リング!』

  • 尾上右近自主公演 第八回「研の會」

    *公式サイトはこちら大阪・国立文楽劇場8月31日、9月1日浅草公会堂9月4日、5日公式サイトや歌舞伎俳優名鑑記載のプロフィールを読んでみると、歌舞伎俳優・尾上右近の歩みには、さまざまな葛藤や苦悩があることが想像される。清元宗家七代目・清元延寿太夫の次男として生まれ、曾祖父は六代目尾上菊五郎、母方の祖父は俳優の鶴田浩二という血筋から、すでに一種の「二刀流」の芸風を予感させる。曾祖父六代目菊五郎の「鏡獅子」に憧れて歌舞伎俳優を志した。当代菊五郎のもとで修業に励み、本名の岡村研佑の名で2000年に初舞台を踏んで以来、立役と同時に女形もつとめて2005年、二代目尾上右近を襲名、さらに2018年には七代目清元栄寿太夫を襲名している。ここもやはり「二刀流」なのだ。歌舞伎公演はもちろんのこと、昨年夏の『刀剣乱舞』などの...尾上右近自主公演第八回「研の會」

  • 2024年9月の観劇と俳句の予定

    残暑と台風と地震にこれほど翻弄される季節であったかと思いますが、お米が店頭に並ぶのが待ち遠しい9月です。観劇予定は次の通り。*日本新劇俳優協会フェスティバル2024公式サイトはこちら【リーディング2024】『戦争は女の顔をしていない』、『ガザ・モノローグ』【お話を聞く会】講師:河合祥一郎「シェイクスピアの台詞のリズムについて」「サミュエル・ベケットの戯曲『ゴドーを待ちながら』は不条理じゃないことについて」協会のイベントは『唐人お吉の神話~「下田のユーディット」・山本有三「女人哀詞」より』(2016年)『ワーニャ伯父さん』(2019年)以来。つい先日ワーニャを演じた髙橋克明の逝去を知った。59歳。これからますます味わいの深まることを楽しみにしていたのに。*尾上右近自主公演第八回「研の會」公式サイトはこちら尾...2024年9月の観劇と俳句の予定

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