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2014/11/03

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  • ホームカメラPEN-EEDの巻

    PENシリーズの中でも人気が無く、修理のご依頼も殆どないのがPEN-EEDですけど、発売当時、我が家のホームカメラでした。このカメラをバイクに積んで、蒸気機関車を撮影に行ったりしていました。この個体は新古機のようにきれいで良いコンディションを保っています。EEDはシャッターの張り付きやCdsの劣化などが多いですが、点検をしてもEEは正常に作動するしファインダーの曇りや裏蓋のモルトなどが気になるぐらいで問題は無いですね。メンテナンスとして見て行きます。カバーを開けてみても新品のようです。PENファンの方たちにはマニュアル撮影が出来ないのとPENらしくないデザインから人気が無いのですが、私は35mmカメラのようで気に入っていました。カメラブームの頃にジャンクから救出した個体が今でも10台ぐらい所有しています。...ホームカメラPEN-EEDの巻

  • ローライ35系をやりますの巻(3)

    次は別のカメラ店様が買い取られたローライ35S#2278XXXですが、今までブログをご覧いただいている方が見たらこの時点で厳しいのは分かりますね。電池の液漏れ機を集めてUPしているわけではありません。しかも、かなりいじられています。元々はシャッターが開きっぱなしの修理ご依頼でしたが、観察すると分解を受けているようですのでどうなっているか?液漏れガスが部品を劣化させて作動しないことも考えられます。見えにくいですが、メーター内側のガラスが傷だらけですので作業者の神経の使い方が分かります。このガラスはローライ35の前期までは本物のガラスですので拭けばきれいになりますが、それ以後は普通の樹脂(ポリカーボネートではない)製なので簡単に傷がついてしまうのです。そもそもこのメッキの浮きを見逃してはいけません。内部は電解...ローライ35系をやりますの巻(3)

  • ローライ35系をやりますの巻 (2)

    次も同じローライ35Tブラックですが#6326XXXと少し前の生産です。前回の個体はピントリングの距離目盛がmとftが上下に印刷されているタイプでしたが、こちらの個体は従来と同じ裏表に印刷されているタイプです。少しづつ仕様の変更があるようです。で、基本的に販売のためのメンテナンスですので、特に故障をしていなくても作業はします。この個体の場合はシャッターの低速不調とファインダーの汚れが目立ちますが、前回のような電池の液漏れはないのでその分、平和な個体です。生産が数年違うだけで防塵用のテープの劣化も違います。ローライ35では、テープの糊が乾いて変質していますが、この個体はまだ機能をしています。スプール・スプロケット軸の清掃とグリス塗布。完成したファインダーをセットします。(テープは貼り替えてありますよ)この個...ローライ35系をやりますの巻(2)

  • ローライ35系をやります。

    カメラ市用のローライ35系も必要とのことですのでしばらくローライ35系をやります。その前に、このような不具合がありました。白い樹脂の巻き止レバーですが、フィルムの装填時、巻き上げレバーではなくスプールで巻いた時に巻き止が掛からないという不具合です。調べてみると、レバーを作動させるバネが弱っているのが原因でした。今回は巻き止レバーとバネをセットで交換しました。主観ですが、ローライ35に使われているバネは線径が細く、しかも足の部分が長い設計が多いので経時的にバネのテンションが弱くなったための不具合もあるような気がしますね。ローライ35Tのブラック#6351XXXですが、新しい分外観の程度も悪くはないと思います。しかし、チェックのところメーターが動きません。35Tで動かないというのは後天的に何か原因がありそうで...ローライ35系をやります。

  • 限定修理のはずがの巻

    ハーフミラー交換の限定修理でしたので画像を撮っておりませんでしたが、他にいろいろと問題が出て来て、限定修理の恐ろしさという感じです。ハーフミラーの交換を終えて電源のリード線を基板に半田付けしようとしましたが、芯線が腐食していて半田が乗りません。もしやと思い、電池室のリード線を点検すると・・あ~、これは電解液漏れを起こしています。電池蓋を開けてみると・・あ~ぁ、画像ではそれほどに見えませんが、電解液が漏れて電池室内で結晶になっています。この状態でもメータの針は振れていたのです。ハーフミラー交換の前に、電池の管理はオーナーさんの責任です。いつもお書きしていますように、精密機械の内部で電解液が漏れた場合、どれだけの被害を与えるのかを認識していただきたいと思います。使用する電池によっても電解液の漏れは違うようです...限定修理のはずがの巻

  • カワイED14の巻

    その前に、お取引のカメラ店様からローライ35のフィルム巻上げが重いとのお話がありました。フィルムが巻き取られた状態で来ましたが、スプールに妙に窮屈(変形)に巻き取られています。フィルムはFuMoToフィルムというのですかね。昔のNEOPANSSと比較するとフィルムの幅がFuMoTo約34.95mmNEOPAN34.80mmで、フィルムの厚みはFuMoTo0.14mmNEOPAN0.12mmでした。ローライ35のスプール幅は約34.85mmと狭いためとフィルムが厚い分だけ腰があってパトローネからの引き出しが重いようです。後のローライ35Tのスプール幅は35.25mmと、少し幅を広げたように思われますが、個体差や計測誤差もありますから一概には言えません。どちらにしても、ローライ35のような超小型のカメラに装填...カワイED14の巻

  • また精工舎MXLの巻

    コニカⅢですけど、前回と同じ精工舎のMXLを搭載していますね。この頃の多くの高級機に採用されていたのでしょう。例によってシャッター不動。シャッター羽根の張り付きもありますが、応急的に改善させてもチャージがロックしない。シャッターを開けてみると・・あぁ、惨憺たる状態です。セット環係止めバネがビョ~ンと伸びています。これではロックが掛かりません。何とか修正しようとしましたが無理でした。(折れた)仮にバネを作って取り付けたところ。レバー関係も分解されていて曲がっていますので形状を修正しておきます。その左隣りのシンクロ機構も分解を受けています。本来まっすくなヒゲバネがレバーにカシメられているはずが脱落〇しています。しかもL型をしていますね。オリジナルではないのかも知れません。ピアノ線で代用半田付けをしておきます。...また精工舎MXLの巻

  • オリンパス・WIDE-Sの巻

    私のところにはあまり来ませんが、根強い人気があるオリンパスWIDE-Sです。時代を考慮するときれいな外観ですが、当初は気が付かなかったファインダーの前面ガラスが割れています。さてどうするか・・ガラス部を分解してみると、割れた部分は粉々になっていて接着などは無理ですね。修復する方法は、割れているファインダー窓部分のみt=1mmのフロートガラスで作り直す方法と、全体を新規に作り直して中央のすりガラス部分はサンドブラスト加工をしておくかですが検討の結果、工数の掛からない部分交換としました。再接着をしたところ。全く違和感はありません。この個体はft機で北米からの里帰り機の可能性がありますが、そのせいか発売が昭和32年(1957年)にしてはファインダーのミラーは劣化が少ないと思いました。清掃をしておきます。また、距...オリンパス・WIDE-Sの巻

  • PEN-FT(B)の通常メンテナンスの巻

    暑さもひと段落のようですので今のうちに作業を進めておきます。カメラ店様に並ぶPEN-FT#3121XXをやっておきます。良い頃の個体ですが、結構使い込まれているようで、外観の汚れ(彫刻文字が黄色)が目立ちます。点検では巻上げが1回で完了しない症状があります。また、ハーフミラーの劣化。トップカバーを外してみます。過去に修理歴は無いようです。やはり使い込まれた個体で、チャージギヤの軸(画像右側)が摩耗をしています。殆どの個体に摩耗はありますが、今回は中程度の摩耗なので調整としておきます。これ以上に摩耗が進んだ場合は軸のみのカシメ交換は出来ませんので、地板ごと交換することになります。この摩耗ですが、使い込まれた個体だけに発生するというわけではなく、それほど使い込まれていない個体にも発生することが有ります。潤滑の...PEN-FT(B)の通常メンテナンスの巻

  • 僕100円のPEN-S2.8の巻

    PEN-S2.8#2295XXと前期型ですけど、何と100円で購入されたとのことです。100円かぁ、がっかりですね。全体的に手油がしみ込んだ「ヌメッ」とした手触りの個体ですが、一応シャッターは切れますしレンズもきれい。このアンバランスがヒントでした。製造は1962年5月と思われる前期型で、スプロケットはアルミ黒アルマイトにスプールがグレーの頃。では、洗浄のために分解をしていきますが、あれっ?リングナットに回り止めの半月ネジがありますね。これは後期の生産に使われたシャッターにしかないのです。トップカバーを外してみます。あぁ、やっぱりね。シャッターユニットのハウジングが黒アルマイト仕様です。これは最後期に使われたシャッターです。ということはシャッターユニットを換装されているということです。道理でスピードは遅い...僕100円のPEN-S2.8の巻

  • すごいの来たローライ35巻

    関東地方の梅雨はどこに行ったの?今日は真夏の暑さで、車でのスーパーヘの買い出しに初めてエアコンをつけました。エキパンからクーラーガスが抜ける持病のある車ですが、まだ辛うじて効いている感じかな。ガスは1本用意してあるので効かなくなったら入れることにします。で、作業の体力を維持するので精一杯ですので、猛暑中ブログのUPは生存確認程度とさせて頂きます。ローライ35ですけど、このカメラは電池を入れ忘れて電解液(ガス)が発生すると容積が小さいのでカメラ内部に充満してひどい腐食を起こしているカメラが多いです。しかし、普通は電池室の接点や回路の腐食による断線程度でCdsやメーター自体が壊れているのは稀です。この個体の場合、電池室以外全域とシャツターユニット内部も激しく腐食しています。ここまでは稀ですね。しかし、奇跡的に...すごいの来たローライ35巻

  • 蒸し暑くてイヤですねの巻

    今年の梅雨は初めから梅雨末期のような蒸し暑い雨が続いていて何となくカメラの作業にも集中できません。このような時は細かな作業をしていきます。ローライフレックス3.5Fですが、メーターの透明部分が接着剤のようなものを付けられて溶けています。これを修正せよとのことです。購入される方は意外にこの部分を気にされるとのことです。修正研磨をして組み立てます。PEN-Wですが、フィルムにコマ間不良があるとのことで巻上げ機構を見ていますが、特に問題の部分は見当たりません。一日中、パトローネにフィルムを巻き込んでテストをしていますが、72枚で決まったところに来ます。さて?ライカのフードが2つ来ています。変形を修正せよとのことです。そうは言いますが一度変形をしたものは真円には戻りません。どこが変形をしているのか計測してマーキン...蒸し暑くてイヤですねの巻

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